「#わきまえない女」。東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)の女性蔑視発言をめぐり、ツイッターではこのハッシュタグをつけた投稿が広がっている。閣僚や自民党幹部などの一部から森氏を擁護する発言も出るなか、「わきまえない女」たちの声に共感が広がり、森氏の処遇の検討などを求める署名は14万筆を超えるなど、発言から1週間が過ぎても批判は止まらない。 「#わきまえない女」のハッシュタグが最初に登場したのは、蔑視発言があった3日夜。森氏が「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります」に続けて「組織委員会に女性は7人くらいおりますが、みなさん、わきまえておられて」と言ったことにちなんだものだ。 ニュース配信ネットメディア「Choose Life Project」(CLP)は6日夜、このハッシュタグをタイトルにした番組「Don’t Be Silent #わきまえない女たち」を配信。エッセイストの小島慶子さんや時事ユーチューバーのたかまつななさんらジェンダーについて発信してきた女性25人が出演し、約2時間半にわたって語り合った。 声上げる女性「自分にもわきまえ癖ある」「考えた人天才」 なぜこれほど共感が広がったの… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
期限切れパン「冷凍だから大丈夫」 琵琶湖ホテルが謝罪
大津市の琵琶湖ホテルを運営する京阪ホテルズ&リゾーツは10日、ホテル直営のレストラン「ザ・ガーデン」で、最大で34日間、「消費期限」を過ぎていたパンを提供していたと発表した。会見した琵琶湖ホテルの前田義和・総支配人は、「心からおわびします」と謝罪した。 消費期限は、食品表示法に基づき、劣化しやすい食品について年月日を表示。その日付を過ぎると食べないほうがいいとされる。 消費期限を過ぎていたのは、朝食と夕食用に昨年11月14~20日と今年1月3日~2月5日に提供された「ミニシュガーデニッシュ」計1千個と、昨年12月30日~1月31日に提供された「丸ロール」計20個。いずれも冷凍保存していたものといい、このうちミニシュガーデニッシュは、1月2日に消費期限が切れたものを、最大で34日後に提供していたと明らかにした。 同社は経緯について、冷凍パンと常温のパンが同時に納入された際、従業員が誤って常温のパンも冷凍庫に入れてしまったと説明。提供する際、消費期限切れに気付いた従業員がレストランの副料理長に確認したが、「冷凍しているので問題ない」と判断して提供を続けたとしている。 朝日新聞はこの問題について、… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「アルペン」会長を逮捕 強制わいせつ致傷などの疑い
愛知県警は10日、強制わいせつ致傷と窃盗、暴行の疑いで、名古屋市東区白壁4丁目、会社役員水野泰三容疑者(72)を逮捕し、発表した。水野容疑者はスポーツ用品大手「アルペン」(名古屋市)の創業者で会長。 中署によると、水野容疑者は昨年11月29日午後0時15分から午後1時ごろ、同市中区の宿泊施設の客室内で、女性(42)の首を背後から両腕で絞めて振り回し、床に押し倒して馬乗りになり両腕をねじり上げるなどの暴行と、体を触るなどのわいせつな行為をした疑いがある。女性から現金10万円と運転免許証を盗んだ疑いもある。女性はむち打ち症やぎっくり腰など全治3週間のけがを負ったという。水野容疑者は「女と口論になり、もみ合いになったが、暴力は振るっていないしわいせつなこともしていないし、金も盗んでいない」と供述しているという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
家賃に応じて1日1~3万円上乗せ 大阪市、時短協力金
大阪市の松井一郎市長は10日、新型コロナウイルス対策として飲食店に要請している営業時間短縮が緩和され、国が1日6万円としている協力金が減額となった場合、家賃の額に応じて市独自の支援を始める方針を明らかにした。市が把握している範囲では、家賃に応じて支援する仕組みは全国初だという。 家賃が月60万円を超える店が対象。家賃が月60万円以上の店は1日1万円、80万円以上で2万円、100万円以上で3万円の3段階とすることを検討している。最大で月90万円を支給する。 緊急事態宣言の対象地域での協力金は国が8割、地方自治体が2割を負担し、事業規模にかかわらず一律で1日6万円を支払っている。宣言が解除され、「まん延防止等重点措置」となった場合、国は協力金を引き下げることを検討している。市独自の支援はこれに上乗せする形とする。 松井市長は10日、記者団に「… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
銚子電鉄の駅で2400円盗まれる 「非常に悲しい」
千葉県銚子市の銚子電鉄・犬吠(いぬぼう)駅構内で10日朝、事務室のドアが壊され、室内の売上金の一部が盗まれる被害が確認されたことがわかった。県警銚子署は、建造物侵入と窃盗の疑いで捜査している。 銚子電鉄や署によると、9日午後5時~10日午前8時ごろ、同駅の事務室のドアが壊され、机の引き出しから売上金の一部の現金約2400円などが盗まれた疑いがある。10日午前8時過ぎ、清掃係員がドアが壊されているのに気づいたといい、その後、机の引き出しが開けられていたこともわかった。同駅は現在平日は無人で、事務室は施錠されていた。 銚子電鉄は「経営状態が厳しい中、怒りや憤りを通り越して非常に悲しい」とコメントした。銚子電鉄では昨年10月にも本銚子駅待合室にあった掛け時計が盗まれる被害が発生している。(多田晃子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
両陛下、東日本大震災の被災者らとオンライン交流へ
天皇、皇后両陛下が今月から3月にかけて、東日本大震災の被災地の岩手県、宮城県、福島県をオンラインでつなぎ、被災者らと交流することがわかった。震災から10年を機に、復興状況などを画面を通じて見聞きする。 両陛下は2011年の震災以降、被災3県を3巡し、被災者らと交流を重ねた。新型コロナウイルス感染症の拡大の影響で、当面は現地訪問ができないなか、お二人の希望を受けてオンラインでの交流となる。 両陛下によるオンラインを使った被災者らとの交流は今年1月に初めて実施された。お住まいの赤坂御所(東京都港区)と昨年7月に記録的豪雨に見舞われた熊本県の4市町村をオンラインで結び、両陛下が被災者らと対面し、一人ひとりをねぎらった。感染症の拡大を防止するため、被災者らは人数が絞られ、それぞれの自治体の庁舎に集い、実施された。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
外国人学生数の調査要望 筑波大、学長選考批判の教授ら
大学運営の自由度を高める特例が適用される「指定国立大学」の公募に際し、筑波大学(茨城県つくば市)が文部科学省に出した外国人学生の数と実態に食い違いがあるとして、筑波大の教員らが10日、萩生田光一文科相あてに調査を求める要望書を出した。大学側はこの件に「コメントはない」としている。 文科省は昨年10月、筑波大と東京医科歯科大を新たに指定国立大に選んだ。10日に記者会見した筑波大の教員によると、公募書類には外国人学生の数として3千人台の数字を記載しているのに対し、日本学生支援機構に報告している人数は2千人台だという。 筑波大の竹谷悦子教授は会見でこの差について「大学を訪問してきた短期の滞在者を含めているのだろう。そうした学生まで含めてアピールするのは、水増しではないか」と話した。 留学生を増やす計画を掲げている筑波大は、英国の教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)」の世界大学ランキングにも、外国人学生数として3千人台の数字を出しており、THEは筑波大に数字の乖離(かいり)について説明を求めている。 竹谷教授ら教員有志は、現職の永田恭介氏が選ばれた昨年10月の学長選考に異議を唱えてきた。学長の通算任期の上限が撤廃され、教員の考えを問う投票も無くなったためで「不正な選考を認めず、責任追及を続ける」と訴えている。 筑波大広報室は教員有志でつくる団体について「誰が運営しているか分からない会」と言及し、「そのような会に対し大学としてのコメントはない」と答えた。(土屋亮) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「森会長は辞任を」 同じ派閥だった山本一太知事が批判
東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視発言について、群馬県の山本一太知事は10日、「思いきって辞任された方がいろんな意味でいい」と述べ、会長の辞任を求めた。この日更新した自身のブログで同様の内容を書いたことを受け、午後に県庁で記者団の取材に応じた。 山本氏は4期24年務めた参院議員時代、自民党で森氏と同じ派閥に一時期所属していた。その当時も党人事や発言をめぐり、森氏を公然と批判したことがある。 山本氏は「(森氏には)しかられ、相当意地悪もされたが、恨みに思う気持ちはない」と前置きした上で、「偉い方々のメンツを立てるとか、実績がどうという次元の話ではない。謝罪して物事が済むものではない。相当厳しい目で見られている」と指摘した。 さらに「最も深刻なのは日本のイメージを極めて悪化させたことだ。日本の国益を大きく損ねていることも間違いない」などと批判した。 今後、欧米で森氏の発言に関する報道が過熱した場合には「東京五輪をボイコットするみたいな動きにつながる危険性がある」とし、「最悪のシナリオになる前にこの問題を決着させた方がいい思う」と述べた。 山本氏は自身のブログ(htt… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
沖縄で米軍機が再び低空飛行訓練 県が抗議したばかり
沖縄県本島最北端の景勝地「辺戸(へど)岬」(国頭村)で4日、米軍機の低空飛行訓練を住民が確認した。県内では昨年末以降、慶良間諸島(渡嘉敷村、座間味村)でも同様の訓練が相次ぎ、県が抗議したばかり。県議会は10日、臨時の米軍基地関係特別委員会を開き、低空飛行訓練の即時中止などを求める抗議決議案をまとめた。本会議に提案し、可決される見込み。 辺戸岬周辺は国立公園に指定され、訓練区域にはなっていない。訓練を確認したのは、国頭村に住む嘉陽(かよう)宗幸さん(67)。クジラの観察で訪れていた4日午前11時過ぎと午後1時25分ごろの2回、大型の米軍機が騒音と共に東側から海岸線をなぞるように岬に接近し、南方へ向かったという。 周辺の浜辺で海洋生物の観察を続けて20年ほどになるという嘉陽さんは、以前にも米軍機らしき低空飛行を見たことがあるが、いずれも沖合だった。嘉陽さんは「ここまで接近したのは初めて見た。岩にぶつかるかと思うくらいの低さだった」と話す。 米軍側に問い合わせた県や沖縄防衛局によると、米軍はパイロットの技術維持のために訓練したことを認め、日米両政府の合意に基づいて全ての飛行を行っていると説明。高度や飛行経路などの詳細は、運用の安全に関わるため公開できないと回答したという。 県は1月に慶良間諸島での低空飛行に抗議したばかり。特別委の照屋守之委員長は「抗議したばかりなのに、またかというのが県民の思い。安心安全を守るために強く抗議していく」と述べた。(国吉美香) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
中3と小6に市が旅行券 コロナで修学旅行など変更受け
中学3年生は5年後に「二十歳の修学旅行」を、小学6年生は「家族で卒業旅行」をしてほしい――。岐阜県本巣市は、市内の中学3年生と小学6年生計725人にそれぞれ2万円の旅行券を贈る。新型コロナウイルスの感染拡大が、修学旅行の日程にも影響を及ぼしただけに、市からのプレゼントに子どもたちはそれぞれの思いを語った。 市教育委員会によると、中学校は例年、2泊3日の修学旅行で東京や東北方面に、小学校は1泊2日の卒業旅行で関西に出かけてきたが、今年度は日帰りに変更した。 8日、本巣市役所で贈呈式があり、8小学校と4中学校の代表が出席した。3月までに各校に配る。 中学生たちは、クラス単位で5年後の計画を練り、自然との共存やアイヌ文化、SDGs(持続可能な開発目標)、平和と沖縄の歴史、第1次産業などをテーマに北海道や沖縄、横浜・鎌倉などに行く案が出ていることなどを紹介した。 糸貫中3年の青木陽夏さんは「5年後、私たちはそれぞれ違う道を進んでいます。笑顔で再会できるように絆を大切にしたい」と夢を語った。 根尾中の林実花さんは「どんな状況、どんな場所に置かれていても、どう楽しむかは自分次第。5年後、楽しんで行ってきます」と語った。 今年度は休校や部活動の大会中止などもあった。真正中3年の瀬川莉胡さんは、「つらいことが多かった中、(旅行のプレゼントは)前向きに未来を考えるきっかけになった」、本巣中3年の菖蒲谷波季さんは「5年後、成長した自分の姿を仲間に見せられるように努力したい」と話した。 旅行券の使用期限はないという。(高木文子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル