「どこか遠くにいくのだろうか」。1941年11月18日、大分・佐伯湾を出港した日本海軍の空母「蒼龍(そうりゅう)」。艦載機の搭乗員だった吉岡政光さん(102)=東京都足立区=はそんな思いを巡らせていた。 集結した空母・赤城(あかぎ)や飛龍(ひりゅう)なども出港した。ただ、いつもは事前に伝えられる行き先がわからない。 甲板に出る通路に、ずらりと並んだ重油入りのドラム缶。凍結を防ぐためか、甲板のパイプ類には石綿が巻き付けられていた。一方で、半ズボンを積み込んだという話も聞いた。 寒いところへ向かうのか、暑い南方か。三重の伊勢湾近くにさしかかると、号令が響いた。皇室の祖神とされる天照大神(あまてらすおおみかみ)をまつる伊勢神宮の方向に、敬礼しろという号令だった。 「総員、敬… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「核のごみ」調査の自治体を包囲? 拒否条例の動き続々
国の「核のごみ(原発から出る高レベル放射性廃棄物)」の最終処分場をめぐり、文献調査が始まった北海道寿都町に隣接する3町村すべてで「核抜き条例」の制定をめざす動きが相次いでいる。7日は黒松内町議会に議員が条例案を提出。島牧村、蘭越町でも提出の動きがある。寿都町でも反対派が制定をめざし、調査を牽制(けんせい)する動きが広がる。 「核抜き条例」とは、自治体への核のごみの持ち込みを拒否する条例。7日開会の黒松内町議会の定例会に提案された条例案は、核のごみや研究施設を受け入れないことを町に義務づける内容だ。10日の委員会で審議され、早ければ11日の本会議で採決される。 条例案を出した共産党の岩沢史朗町議は「3町村が足並みをそろえて条例制定となれば、寿都町に対して明確な意思表示となる」と述べた。岩沢町議によると、寿都町が文献調査への応募手続きを終えた後の11月以降、蘭越、島牧の町村議と核抜き条例の制定に向けて情報交換したという。 道も核のごみを「受け入れ難い… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
週間天気 週末以降は真冬並みの寒気が南下 冬支度は今週中に(ウェザーニュース)
■この先1週間の天気のポイント■ ・関東は雲が優勢な空続く ・週末以降、冬の嵐と真冬の寒さ ・ふたご座流星群が見頃に 関東は雲が優勢な空続く 東京など関東は週末にかけて、晴れる日もあるものの、低い雲の広がりやすい日が多くなる予想です。 洗濯の外干しなどは計画的に行ってください。 日差しが届くとこの時期としては暖かくなりますが、逆に日が陰ると寒さを感じるため、服装で上手に調節してください。 週末以降、冬の嵐と真冬の寒さ 週末は北日本付近を低気圧が通過し、週明けになると冬型の気圧配置になります。低気圧の通過後は今シーズンこれまでで一番の強い寒気が日本に流れ込む見込みです。 14日(月)には平地で雪を降らせる目安の上空1500m付近で-6℃以下の寒気は九州や山陰まで広がり、15日(火)になると日本列島のほぼ全域を覆う予想となっています。 北海道を中心とする北日本は吹雪に見舞われるおそれがあり、雪の範囲が北陸から山陰、九州にかけて広がる可能性があります。 また、関東などは冬晴れとなるものの寒さが厳しく、朝は0℃前後まで冷え込み、晴れても最高気温が10℃に届かない予想です。 雪や寒さへの備えは、今週のうちに済ませてください。 ふたご座流星群が見頃に 13日(日)から14日(月)にかけて、ふたご座流星群の出現ピークとなります。今年は活動の極大が14日(月)10時頃とされていますので、日本では13日(日)夜が観測のチャンスです。 ふたご座流星群は毎年安定して多数の流星が見えることで知られる流星群で、今年は月明かりの影響を受けないため観測には好条件です。 ウェザーニュース Source : 国内 – Yahoo!ニュース
太平洋側は晴れて日差しが暖かい 昼間は薄手のコートで 北海道では積雪増加 路面凍結に注意(ウェザーマップ)
8日(火)は、日本海側ではすっきりしない天気が続き、関東から西の太平洋側では晴れる所が多く、ランチタイムは薄手のコートでも楽しめそうだ。 一方、北海道日本海側では積雪が増加している。路面状況の悪化に注意が必要となる。 冬型の天気分布に 8日(火)は、日本付近は冬型の気圧配置が続く予想だ。このため、北日本日本海側ではしぐれ模様の天気となり雪や雨が降る見込み。 北海道空知地方の岩見沢市や上川地方の幌加内町では、この時季として積雪深が平年を上回っている。ふぶきや路面の凍結に注意が必要だ。北陸は昼前にかけて落雷に気を付けたい。 関東や東海、近畿から九州にかけての太平洋側では晴れて空気の乾燥した状態が続く見込み。暖房を使う室内では空気が乾きやすくなり、火の取り扱いに気を付けたい。 また、沖縄では、沖縄の南海上に発生する前線の影響で、落雷や突風を伴い荒れた天気となるおそれがある。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水警戒が必要だ。 気温差が大きい 関東から西では日差しのぬくもり 晴れる関東から西の地域では、11月中旬から下旬並みの気温が続く見込み。ランチタイムは薄手のコートでも楽しめそうだ。 夕方以降は気温が低くなるため、帰りの時間帯との気温差に注意したい。 8日の予想最高気温(前日差) 札幌 2℃(-4℃)平年並み 仙台 10℃(-2℃)平年並み 東京 16℃(±0℃)11月中旬並み 名古屋 15℃(-2℃)11月下旬並み 大阪 15℃(-1℃)11月下旬並み 福岡 12℃(-3℃)12月中旬並み 那覇 23℃(-1℃)平年並み (気象予報士・崎濱綾子) Source : 国内 – Yahoo!ニュース
今日8日(火)の天気 太平洋側は晴れて暖か 北海道は積雪増加に注意(ウェザーニュース)
■ 今日の天気のポイント ■ ・関東以西の太平洋側は日差し暖か ・日本海側は雪や雨 強まるところも ・沖縄は日差し届かず 今日8日(火)は北日本を中心に冬型の気圧配置となります。日本海側は雪や雨が降りやすく、北海道は積雪の増加に注意が必要です。 東京など関東から西の太平洋側は晴れるところが多くなります。昼間は15℃前後まで気温が上がって日向では暖かく感じそうです。 関東以西の太平洋側は日差し暖か 西高東低の冬型の気圧配置となるため、太平洋側は晴れて日差しの届くところが多くなります。時々雲が広がっても、大きく天気が崩れることはありません。 昼間は15℃前後まで気温が上がって、この時期としては過ごしやすい陽気です。 日本海側は雪や雨 強まるところも 上空に強い寒気が流れ込む北海道は、日本海側を中心に断続的に雪が降ります。内陸部では積雪が100cm近くになっているところもあり、更なる増加に注意が必要です。 東北の日本海側から北陸にかけても雨が降りやすく、発達した雨雲が通過して、雷を伴った強い雨の降ることがあります。 沖縄は日差し届かず 12月に入りほとんど晴れていない沖縄は、今日も雲に覆われ、先島諸島を中心に雨が降りやすくなります。 東よりの風が引き続き強く吹くため、雨が降ると横殴りになる見込みです。 ウェザーニュース Source : 国内 – Yahoo!ニュース
捨てるのはもったいない! 大根の皮は食物繊維の宝庫(ウェザーニュース)
大根がおいしい季節になりました。 大根の旬は11月から2月と言われています。この時期、おでんやふろふき大根が食卓にのぼることも増えてきます。大根をおいしく調理するには、下ごしらえの際に皮を厚くむくとよいそうですが、むいた皮にも栄養があるのです。上手な皮の料理法を管理栄養士の柴田聡美先生に伺いました。 第6の栄養素と注目される食物繊維 「大根の皮には、食物繊維が豊富に含まれているので、捨ててしまうのはもったいないのです。食物繊維は消化吸収されないことから、価値の無いものと考えられていた時代もありましたが、現代ではさまざまな研究でその有用性が認められています。 厚生労働省はHPで、『整腸作用など身体の中で有用な働きをすることが注目され、第6の栄養素といわれることもある』と言っているほどです」(柴田先生) では具体的にどのような健康効果があるのでしょうか? 「食物繊維は水に溶けない不溶性と水に溶ける水溶性に大別できますが、いずれも便通を整えて便秘を防いだり、脂質・糖・ナトリウムなどを吸着して身体の外に排出する働きがあるため、肥満や脂質異常症(高脂血症)・糖尿病・高血圧など生活習慣病の予防・改善にも効果が期待できるといわれています」(柴田先生) 皮はきんぴらや乾物でおいしく 栄養豊富とはいえ、皮をむかずに大根を調理すると、料理法によっては皮の繊維質が食感をそこなっておいしいとはいえません。効果的な調理法はあるのでしょうか。 「大根の皮は固いので、その食感を活かす調理をすることがおいしくいただくポイントです。それには千切りにして油で炒めるきんぴらなどがおすすめです。量が多い場合は、天日で乾燥させて自家製の切干大根にして保存し、水で戻して甘辛く炒め煮にしてもおいしいです」(柴田先生) これからおでんや鍋などに大活躍の大根。むいた皮もたくさん出てきます。皮にあった調理法で食物繊維を捨てることなくおいしく摂りましょう。 ウェザーニュース Source : 国内 – Yahoo!ニュース
所持品持ち去り、失踪を偽装か 豊島区の女性遺棄事件
東京都豊島区の会社員富塚沙織さん(35)が9月から行方不明になり、栃木県那須町の山林で遺体で見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された保育士の佐藤喜人容疑者(29)=同区目白5丁目=が、富塚さんの家から所持品やキャリーケースを持ち去っていたことが捜査関係者への取材でわかった。佐藤容疑者は「捨てた」と供述しており、警視庁は、富塚さんが自ら失踪したように見せかけようとしたとみている。 富塚さんの安否がわからなくなったのは9月24日。捜査関係者によると、自宅マンション周辺の防犯カメラの映像などから、佐藤容疑者が同日夜に富塚さん宅に侵入し、翌25日に富塚さんの遺体を車で栃木県那須町に運んだ疑いがあることがわかった。 佐藤容疑者とみられる人物が富塚さんのキャリーケースを引く姿も映っていた。警視庁は、財布などの所持品を入れて持ち去ったとみて調べている。 一方、警視庁は今月7日、富塚… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ネット配信でテレビは「拡張する」 民放局が寄せる期待
若者を中心にテレビ離れが進む中、放送局が番組のインターネット同時配信に活路を見いだそうとしている。今春に本格開始したNHKに続き、日本テレビも10月から試行を始めた。視聴環境が激変し、テレビの在り方が過渡期を迎えている。 「もし一人暮らしを始めたら、多分テレビは買わないでパソコンとスマホだけになる。テレビがなくてもユーチューブなど面白いものはいくらでもある」 NHKが10月30日、大学生25人の意見を聞くために開いたオンラインの会合。現在は実家暮らしで親がNHK受信料を支払っているという学生が語った。 若者のテレビ離れは顕著だ。総務省の2019年度の調査によると、テレビをリアルタイム視聴していない人の割合は10代で38・4%、20代で34・1%。50代の7・2%、60代の6・4%と比べて圧倒的に多い。 量販店「ドン・キホーテ」では昨年から、ネット動画や映画を見るためのチューナーレステレビを販売している。親会社「パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス」によると、「若い世代を中心にテレビの用途は多様化しているので需要がある」(広報)という。昨年、国内のテレビ広告費はインターネット広告費に初めて抜かれた。 「いずれはローカル局も」 危機感募らせる地方 危機感を持つ民放は、放送と同時にネットでも番組が見られる同時配信に注目している。テレビを見る機会が少ない若者などの番組への接触機会を増やし、視聴者の地上波回帰を期待する。放送より広告単価が安く採算がとれないため、各局は当初、事業化に及び腰だったが、NHKが今春から「NHKプラス」を開始したことを受け、潮目は変わりつつある。 日テレと系列の読売テレビ、中… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
園児に慕われた保育士、逮捕に周囲は驚き 女性遺棄容疑
東京都豊島区の会社員富塚沙織さん(35)が9月から行方不明になり、栃木県那須町で遺体で見つかった事件。死体遺棄容疑で逮捕された佐藤喜人容疑者(29)は保育士で、周囲からは優しく、真面目な人物とみられていた。凶悪事件とのギャップに、上司や親族からは驚きの声があがった。 佐藤容疑者は昨年7月から、豊島区の認可保育園で勤務していた。複数のクラスでそれぞれの担任を支援する立場で、多くの園児や保護者と接していた。園によると、遅刻や無断欠勤はなかった。園児からも慕われていたという。警視庁から今月5日に任意で事情聴取を受けたが、前日も普段通りに出勤し、変わった様子はなかったという。 園長は7日、報道陣の取材に「ごくごく普通の青年で、驚いている。被害者の方がお気の毒です」。園に子どもを預けている母親は「優しい印象でいつもにこにこしていた」と話した。 佐藤容疑者は園に勤務する前の約4年半、埼玉県の特別養護老人ホームで介護職員として働いていた。新任職員を紹介する部内誌では、「子供から高齢者まで楽しく生活が送れるように支援ができたら」と福祉の道を志した理由を語っていた。また、「利用者からさりげない気遣いの言葉を頂き、人と関わる大切さを学び成長の糧にしている」などと仕事への思いもつづっていた。 佐藤容疑者の自宅アパートの別の部屋に住む30代の女性も、静かで真面目な男性だと感じていた。約1年半前に母親と転居してきた際は、律義に2人であいさつに来てくれた。普段も「おはようございます」などと声をかけると、会釈を返してくれた。「逮捕されたと聞いてびっくりしました」 一方、定期的に交流していた親族は、佐藤容疑者について「口数が少なく、おとなしい性格」と証言する。警視庁に逮捕される直前も家を訪ねてきたが、普段と変わった様子はなかったという。この親族は「ショックですし、被害者に対して申し訳ない気持ちでいっぱいです」と肩を落とした。(岩田恵実、滝口信之) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「最後の手段」の自衛隊 頼らざるを得ない医療の逼迫
新型コロナウイルスの感染拡大地域で、医療現場の人手不足が深刻になり、政府は北海道旭川市と大阪府に、自衛隊所属の看護師を派遣する方向だ。各地の自衛隊病院でコロナ患者を受け入れている実態もあり、「無尽蔵には対応できない」との声も上がる。 「医療機関でクラスターの発生が相次ぎ、市中感染も広がっている。このままでは医療体制が崩壊する恐れがあり、自衛隊から看護師を派遣してもらうよう、道に対し要請した」。7日午後に記者会見した北海道旭川市の西川将人市長は要請の理由をそう述べた。 旭川市に近く自衛隊から1チーム5人の看護師ら医療スタッフが2チーム・計10人入る方向で調整している。西川市長は「自衛隊派遣は最後の手段と考えていた。派遣要請したことを非常に重く受け止めている」とも語った。 旭川市では11月以降に感染者が急増していたが、危機に陥ったのは、多くの病床を抱える市内の病院でのクラスター発生が大きく影響している。 11月6日、重篤な高齢者が多く入院する吉田病院(263床)でクラスターが発生し、同病院で入院患者や職員に一気に感染が広がった。旭川では五つの基幹病院がコロナ患者を受け入れてきたが、11月下旬には基幹病院の一つ、旭川厚生病院(499床)でもクラスターが発生。さらに障害者施設などでも発生し、現在、クラスターは市内で計8カ所に上る。 旭川厚生病院の感染者は計237人で、国内の医療機関のクラスターでは過去最大規模となった。吉田病院でも計187人が感染した。これまでに旭川で亡くなったコロナ患者41人はすべてこの2病院の入院患者だ。ベッド数も多い旭川厚生病院がクラスターとなり、新たな入院や外来患者を受け入れられなくなったことで、市内の医療体制は一気に逼迫(ひっぱく)した。 11月上旬以降、国立感染症研究所の専門家や、厚生労働省の災害派遣医療チーム(DMAT)、日本医師会の災害医療チーム(JMAT)が応援に入り、病院の支援を続けてきたが、感染急増で体制に限界が来つつあった。 旭川市の病院、自衛隊派遣めぐり市を批判 市保健所によると、クラスターが発生した吉田病院には、今なお転院できない感染患者が40人規模でいる。介助が必要な重篤な高齢者が多く、1人の看護師が、本来は2人の患者を受け持たないと病院が回らないところ、1・5人程度しか担当できず、慢性的に人手が不足している。 関係者によると、今月5日夜の… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル