土地の境界を確定させる市町村の調査業務について、会計検査院が調べたところ、市町村の業務の遅れが16県148市町村で判明した。境界の確定は、土地取引の円滑化や、災害で境界が不明になった際の備えになる。検査院は国土交通省に、業務の期限を設けるなどの改善を要求した。この業務には国の交付金が出ており、検査院は計43億3399万円が有効に使われていないと指摘した。 調査業務は、市町村が所有者とのやり取りや測量などを通じて行う。市町村は結果を元に地図を作り、都道府県に認証を請求。認証されると、確定した土地の境界が法務局と共有され、登記として一般でも見られるようになる。国交省は都道府県への通達で、市町村に速やかに地図を提出させるよう指示している。 検査院は、2014~18年度に地図が作製され、今年3月時点で認証請求されていないものの中から、16県151市町村の実態を調べたところ、16県148市町村で請求できる状態で事務処理が滞っていた。 一方、土地の所有者間の対立で境界を定められず、請求していない例も目立った。境界を「未定」として処理できるが、市町村に徹底されていなかった。(北沢拓也) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
舞台俳優 水俣病告発の原点 50年前の日記見つかる
水俣病患者の辛苦と命の尊厳を表現する一人芝居で全国を行脚した、舞台俳優の故・砂田明さん(1928~93)の50年前の日記が見つかった。集会や舞台で朗読した詩「起(た)ちなはれ」の原点がつづられていた。 砂田さんは京都生まれ。10代で上京して新劇界に入り、劇団・地球座を設立。水俣病患者の生の尊厳を描いた作家の故・石牟礼道子さんの「苦海浄土(くがいじょうど)」(69年)に衝撃を受けて患者の支援に身を投じ、苦海浄土をもとに創作した一人芝居「天の魚(いを)」で水俣病を世に問うた。 日記は、妻のエミ子さん(93)と支援者が5月、熊本県水俣市の自宅裏の小屋で写真などを整理していて見つけた。舞台衣装などとともに、気づかないまま長年眠っていた。 70(昭和45)年6月10日の欄。日記は1カ月余の空白の後、突如再開する。 入梅宣言 実に三十五日ぶり。日記の上のこの空白は、充実の日々だった。 ――水俣病との出会い。 “起ちなはれ” もし、ヒトが、今でも 万物の霊長と言うのやったら こんなむごたらしい 毒だらけの世の中 ひっくり返さなあきまへん。 なにが文明や(略) もし、あんたが、ヒトやったら 起ちなはれ 戦いなはれ 公害戦争や。水俣戦争やでエ。戦争のきらいなわしらのやる戦争や 人間最後の戦争や。正念場や 詩は6月13日の欄まで連続してつづられ、末尾にこう書いた。 (ほとんど二十年ぶりにかいた詩である) 14日には、詩の途中に挿入する一節を記した。 首はすわらん目は見えん 耳はきこえん口きけん 味は分からん手でもてん足であるけん そんな、そんなややこを産ませておいて 日記再開までの空白の1カ月は、苦海浄土を手にとり、衝撃を受けた日々とみられる。日記とともに今回、石牟礼さんへの手紙の下書き(5月12日)も見つかっており、そこから当時の興奮が伝わってくる。 比喩でなく魂をわしづかみにされた 何者かに抗(あらが)いがたく招かれて、己が運命との出会いにむかって進んでゆくような気持 いち早く「起(た)った」のは砂田さん自身だった。日記には「6/14 水俣裁判提訴一周年 ベ平連のデモに合流して代々木公園より日比谷まで、集会とデモ」と記している。 水俣病の公式確認から14年と… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
畑のアルバイトはアプリで募集「1日農業」に来るのは…
9月上旬、北海道帯広市で32ヘクタールの畑作を営む喜多賢二さん(42)のキャベツ畑は、収穫作業のまっただ中だった。 ベルトコンベヤーで次々と上がってくるキャベツの外側の葉をはがし、選別してコンテナに積み込む。手早く作業をしている5人のうち2人が、スマホアプリで応募してきた「1日単位」のアルバイトだ。 拡大する「1日農業バイト daywork」を利用して、農家の指導を受けながらキャベツ畑で働く人たち=2020年9月9日午後0時40分、北海道帯広市 「バイト代はスノーボードに」 人手不足に悩む農家と、農作業アルバイトをしたい人を1日単位で結びつけたのが、スマートフォンのアプリ「1日農業バイト daywork(デイワーク)」だ。北海道内の農協(JA)では、このアプリの導入が急速に広がっている。 1日単位なので副業として利用… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
森の中に真っ白なお面とメッセージが…六甲高山植物園にあるアート作品が「怖すぎる」と話題に(ABEMA TIMES)
六甲高山植物園に飾ってあるオブジェが「怖すぎる」とネット上で話題となっている。これはdemoso(@demoso_)さんという方の投稿で「昼間でもビビったのにこれ夜見たらチビるやろな…」とコメント、4枚の写真を投稿した。 【映像】怖すぎる!神戸・六甲山に不思議なオブジェ そこには、緑豊かな植物園が写されているが、そのなかに一際目立つ白いお面のような不気味なオブジェが。さらにそのお面の横には、「お~い。そこのひと。とまって。もどって。」「いきなさい。たたかいなさい。あたまをあげて。さあ。いまにもかがやきだすそのてを。あちらへ。」など、不思議なメッセージが全部平仮名でかかれている。この投稿に「これはチビるね…」「何?イベント?怖っ!」などの声が寄せられ、4万件を超える「いいね」がついた。 これは今年で11回目の開催となる『六甲ミーツ・アート芸術散歩』のアート作品のひとつ。六甲山の自然を感じながらピクニック気分で現代アート作品を楽しむアートイベントで、今回の作品は美術作家の谷澤紗和子さんと小説家・藤野可織さんとのコラボ作品「木霊(こだま)」だという。 谷澤さんは「今回のこの作品を作る上で、六甲高山植物園の印象的な2つの木にお面をつけて何かを語ってもらおう、人ならざるものの語りというのをそれぞれが思考して完成しました!こんなに怖いと呟かれるとは思いませんでしたが、たくさんの方に知ってもらえるきっかけになれば嬉しいです」とコメントしている。 この『六甲ミーツ・アート芸術散歩』は11月23日(月・祝)まで開催。10時から17時まで(※17時以降鑑賞できる作品もある)、さまざまなアート作品を鑑賞することができる。(ABEMA/「ABEMAヒルズ」より) Source : 国内 – Yahoo!ニュース
岸防衛相、就任後初の沖縄訪問 「中国の活動は拡大、活発化」(産経新聞)
岸信夫防衛相は21日、就任後初めて沖縄県を訪問し、那覇市の陸海空の自衛隊基地を視察した。岸氏は陸海空の自衛官を前に「北朝鮮は平成28年以来、70発を超える弾道ミサイルを発射し、中国は日本周辺での活動を拡大、活発化させている。日本の平和と安全は自らの双肩にかかっていることを自覚し、日々の任務に精励してほしい」と訓示した。 岸氏は同県浦添市への移設が決まっている那覇市の米軍那覇港湾施設(那覇軍港)も視察し、城間幹子那覇市長から現状について説明を受けた。 22日には沖縄県の玉城デニー知事らと会談し、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画について理解を求める考えだ。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
日本への上陸、1万人超を拒否 19年、虚偽申請が8割(共同通信)
出入国在留管理庁は21日、不法入国の疑いがあるなどと判断し、2019年に日本への上陸を拒否した外国人が1万647人に上ったと発表した。7年連続の増加で、18年と比べ1468人(16.0%)増えた。 拒否理由は、不法就労目的なのに観光や親族訪問と偽って申請するなど、入国目的に疑いがあるとされた人が8890人で83.5%を占めた。 国・地域別では、中国が3765人と最多。タイ1398人、トルコ925人が続いた。空港別では、成田が5487人と半数を超え、関西2022人、羽田1344人、中部964人、福岡262人の順だった。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
東大の大西名誉教授ら意見聴取 自民・学術会議PT(産経新聞)
自民党は21日、日本学術会議の在り方を検証するプロジェクトチーム(座長・塩谷立元文部科学相)の会合を党本部で開き、東大の大西隆名誉教授ら会長経験者3人から組織形態をめぐり意見を聞いた。PTは海外の「アカデミー」との比較や経済界からの指摘も踏まえ、12月までに党提言をまとめる。 会合では議員側から学術会議の会員が特別職の国家公務員であることを疑問視する声や、より幅広い専門分野の学者で構成すべきとの意見が挙がった。学長経験者側も「(会員が)公務員である必要は感じたことはない」と語ったという。 会合後、塩谷氏は記者団に「学術会議は残念ながら社会や政策と連動していない。連動させて課題解決に向けてお互いに協力していきたい」と述べた。大西氏は「学者が独立して提言を発する機関があることが国の信頼を得るために重要だ」と強調した。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
日欧共同仮想コーチングシステムを採択 – 総務省が発表、スマートエイジング目指す(医療介護CBニュース)
総務省は20日、2020年度「戦略的情報通信研究開発推進事業(国際標準獲得型)日EU共同研究」研究開発課題の公募について、「スマートエイジングを目指す日欧共同仮想コーチングシステム(e-VITA)」を採択したと発表した。【新井哉】 総務省によると、19年11月19日から20年6月18日まで研究開発課題の公募(テーマ:eHealth)を行ったところ、30件の提案があった。外部評価委員による評価を実施し、東北大の瀧靖之氏が研究代表者となっている仮想コーチングシステムを採択した。eHealth分野の研究開発は、20年度から新たに開始するもので、研究開発期間は3カ年。当初の公募期間は19年11月19日から20年4月22日までとなっていたが、新型コロナウイルス感染症の世界的な大流行を受け、これを延長していた。 総務省が公表した「研究開発概要」では、情報通信技術を活用して、人々の健康リスクを早期発見し、個々人に適したアドバイスを行う仮想コーチングについて、「アクティブ・ヘルシー・エイジング(活力ある健康的な高齢化)」のために極めて重要であると説明。「しかしながら、従来のシステムは、カスタマイズが難しかったり、処理能力が限られていたり、規格化され過ぎていたりすることなどによって、必ずしも個々人に適したものとは言い難い」としている。 そこで、ビッグデータ解析やエモーショナルコンピューティングなどの最新技術を用いて、個別化されたプロファイリングと個々人に応じてアドバイスを行うシステムを開発し、高齢者の受容性を検証する。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
ガス点検で下見か 強盗未遂容疑の男逮捕(産経新聞)
住宅に侵入し、住人を縛るなどして金品を強奪しようとしたとして、神奈川県警捜査1課は21日、強盗未遂などの疑いで、東京都新宿区北新宿の職業不詳、田中理希容疑者(25)を逮捕した。容疑を否認している。 逮捕容疑は氏名不詳者と共謀のうえ、9月17日午後0時55分ごろ、川崎市幸区に住む50代の不動産業の男性宅に侵入し、男性の80代の母親を粘着テープで縛るなどしたうえ、「カネを出せ」と脅して、金品を奪い取ろうとしたとしている。 同課によると、犯行時、男性宅には男性と母親、親族2人の4人がおり、男性らが抵抗したため、田中容疑者らは何も取らずに逃走した。8月28日には、男性宅にガスの点検を装った別の2人組の男が現れ、おかしいと感じた男性が入室を断る出来事があったといい、同課は関連を含めて捜査を進める方針。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
クルーズ船302日ぶり再開 社長「対策は最高レベル」
郵船クルーズ 坂本深社長 11月2日、大型客船の飛鳥Ⅱによる船旅の提供を302日ぶりに再開します。横浜港を出て、清水港(静岡県)に寄り、横浜港に戻る3泊4日のクルーズです。1991年10月28日に初代の飛鳥が就航してから30周年が視野に入る中、本当に感慨深いです。 飛鳥Ⅱは、昨年12月26日から今年1月5日にグアム・サイパンへのクルーズを終えた後、シンガポールで改装・改造工事に入りました。2月中に終えて日本に戻り、3月中に国内クルーズを何回かした後、世界一周クルーズに出る予定でした。 その最中にダイヤモンド・プリンセス号で新型コロナウイルスの集団感染が起きたのです。さらに海外籍の大型クルーズ船が、複数の国で寄港を断られる事態も起きました。 2月24日に役員らを集め、クルーズの一時休止を決めました。翌日には、3月出発の国内クルーズと、4月2日に横浜港を出発する世界一周クルーズの中止を発表しました。船内や各国の寄港地で感染が広がり、港で受け入れてもらえなければ大変なことになると考えたのです。 11月からの再開にあたり、考えられる最高レベルの安全対策をとりました。 まずは感染者を乗船させない防御策です。乗船前、乗員はPCR検査を2回以上受けます。お客様には、PCR検査や体調などに関する質問票の提出、検温に協力いただきます。 それでも、お客様の場合、検体を採取してから乗船するまでの約1週間に感染する恐れがあります。そこで大事になるのが、船内での感染拡大の防止です。 乗客定員は872人ですが、まずは400人くらいから始めます。船内には食堂の入り口など、お客様がよく通る約20カ所に非接触型の体温の検温器を置きます。こまめに検温していただくことで、体調の異変の早期発見につなげます。 乗員は、お客様との接し方によって三つのステータスに分けました。お客様と接するクルー、そうしたクルーを指揮するクルー、そして、お客様とは基本的に接しない船の運航要員です。ステータスごとに居住エリアを分け、当面は1人1室にします。 「正直、利益は…」 さらに感染が疑われる人が出た… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル