京都・東山の南部には、皇室との深いゆかりから「御寺(みてら)」と呼ばれる泉涌寺(せんにゅうじ)と、紅葉で名高い東福寺の二つの大寺院が並び立つ。秋の京都非公開文化財特別公開では、その両寺と周囲の塔頭(たっちゅう)で、ふだんは間近に見られない貴重な仏像が多数公開される。祈りに触れる秋の仏像巡りへ、いざ。(久保智祥) 仰ぎ見る大仏は運慶父子の作 泉涌寺道の坂を上り、総門をくぐると左手にあるのが泉涌寺の塔頭、戒光寺(かいこうじ)(公開は10月12日~11月1日)だ。 本堂に入ると思わず息をのむ。身の丈約5・4メートル、台座から火焰(かえん)の光背も入れると、約10メートルもある極彩色の大仏様がそそり立っているのだ。 鎌倉時代の仏師、運慶・湛慶父子の合作という釈迦如来立像(しゃかにょらいりゅうぞう)(国重要文化財)。細長い目や波状形の流麗な衣文(えもん)、長い爪といった宋風の特徴を帯びる。特別公開では、内陣から間近に参拝できるので、大きく前に傾いた迫力ある姿勢がよくわかる。 「鎌倉時代の1228年、後堀… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ミルキー「発祥の地」に不二家なぜない? 地元愛で復活
「ママの味」としておなじみの不二家の人気商品「ミルキー」の発祥の地とも言われる静岡県沼津市に18日、1年ぶりに不二家の店舗が復活する。「ゆかりの地に、なぜないのか」。疑問を感じた地元出身の男性が、地域を盛り上げたいと開店にこぎ着けた。 ミルキーは1951年に発売され、今年で誕生から69年を迎える不二家を代表する菓子。創業者の藤井林右衛門が、沼津にあった工場で生産していた水あめと練乳を結びつけようと開発した。 何百回もの試作を重ね、丸2年かけて完成にこぎつけた商品は、練乳を50%近く使うなど、当時としては信じられいほどぜいたくな菓子だったという。 拡大するペコちゃん生誕70周年を記念に発売されたミルキー缶の復刻版。ペコちゃんの顔が今とは異なる。 ミルキーは、まず銀座店で発売され、翌年には全国販売された。新しい味、豊富な栄養、10円という廉価、3拍子そろった菓子は、あっという間に多くの親子の心をつかんで大ヒット商品となり、不二家の名を全国に浸透させた。 そのミルキーゆかりの地では、1年前に店舗が閉店して以来、不二家がなかった。隣接する三島市でも先日、長年、駅利用者に愛された三島駅構内の店舗が閉店した。 新たにオープンを決めた新店舗の店長、山田行将さん(29)は沼津市出身。高校卒業後、東京の大学に進み、サラリーマンとして働いたが、故郷の沼津を忘れられず約2年前、地元に戻った。 「ゆかりの地なのになぜ店がな… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
所沢駅の発車曲「トトロ」に ジブリが使用許可、全国初
埼玉県所沢市の西武所沢駅の発車メロディーが11月3日から、宮崎駿監督の映画「となりのトトロ」で使われた楽曲に変更される。映画の舞台は所沢市近郊の原風景が参考にされており、同市が市制施行70周年の記念日に合わせて企画。映画を制作したスタジオジブリ、西武鉄道の協力で実現した。 発車メロディーは、映画のオープニング曲「さんぽ」とエンディング曲「となりのトトロ」の冒頭部分などを、5秒程度に編曲する予定。新宿線と池袋線の1~5番ホームで、それぞれ異なる5種類のメロディーを流す。 市によると、ジブリ作品の楽曲が発車メロディーに使われるのは全国で初めてという。数年前からの提案に対し、ジブリ側が昨年7月、編曲したうえでの楽曲使用を許可。市の担当者は「緑保全の様々な取り組みを(宮崎監督らに)評価していただけたのではないか」と話している。 市は「となりのトトロ」のキャラクターをかたどったモニュメントを駅東口付近に設置することも、ジブリ側と合意。年内を目標に準備を進めている。(日高敏景) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
元官僚の山口真由×田中萌 “オンナの本音”対談(テレビ朝日系(ANN))
All Nippon NewsNetwork(ANN) ABEMAMorningのメインキャスター・田中萌アナウンサーが、ニュース番組のコメンテーターとしても活躍中の元財務官僚・山口真由さん(37)と特別対談。 山口さんは先月、著書「高学歴エリート女はダメですか」を出版し、自身の恋の失敗談や“37歳未婚”の寂しさなどを赤裸々に明かしています。高学歴の「才女」として知られる一方、「恋愛偏差値が低い」と公言する山口さん。今回の対談では「仕事」「恋愛」「結婚」について、田中アナと一緒に本音で語ってくれました。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「妻もう生きられない」夫は涙 福岡の女性殺害事件(西日本新聞)
福岡県粕屋町で昨年7月、会社員の女性=当時(38)=を殺害したとして、殺人や死体遺棄、窃盗などの罪に問われた住所不定、無職古賀哲也被告(36)の裁判員裁判で、福岡地裁は17日、「再犯が強く懸念され、終生その罪を償わせるのが相当」とし、求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。 判決理由で岡崎忠之裁判長は、被告は乱暴目的で女性を物色し、現場を通りかかった被害者を狙ったと説明。逃げようとした被害者の首を2度絞めたなどとして「執拗(しつよう)に攻撃し、残忍で危険性が高く、身勝手極まりない犯行」と非難した。 弁護側は被告が性依存症で、治療の継続で更生が可能と主張していた。岡崎裁判長は、被告が性犯罪事件での出所後約2年で今回の事件を起こしたことから常習性を認め、「治療に強制力はなく本人の意欲だけが頼り。家族などの支援が続くか疑問」と指摘した。 岡崎裁判長は「被害者に思いを致し、どうすればよいのか真剣に考えてほしい」と説諭した。 判決によると、古賀被告は昨年7月6日夜、粕屋町仲原で、殺意を持って、自転車で帰宅中だった女性の首を絞めて窒息死させ、川に投げて遺棄、財布などを持ち去った。 (木村知寛) 「妻の命はもうない。もう生きることができない」 「妻の命はもうない。もう生きることができない」。会社員の女性を殺害したとして殺人罪などに問われた古賀哲也被告の判決公判後、女性の夫(47)が記者会見し、心情を述べた。 「今日、判決が出るからね。あと少し勇気をくれ」。同日朝、事件現場に花を手向け、そう妻に話し掛けたという。事件から約1年2カ月。自身も中学生の長男も「ぽっかり心に穴があき、つらい日々を過ごしている」と振り返った。 「被告人を無期懲役に処する」。裁判長の声を聞きながら、妻の顔が浮かんだ。「被告はもう社会に出ることはないかもしれないが、生きることはできる」。事件の凶悪性と、奪われた命の重さは裁判員にも伝わったと感じている。 でも、妻の無念さを思うと、涙がこぼれた。「正直、自分の中ではまだ、被告に死刑を望んでいる」。せめて、同じような事件が二度と起きないようにと切に願う。 裁判員を務めた女性2人も判決後に記者会見した。40代の女性は「被告にはまず、自分の罪にしっかり向き合って、一生かけて償ってほしい」と求めた。30代の女性は「今まで事件を人ごととして受け止めていたが、誰もが被害者になりうると感じた。同じような事件が再び起こらないよう社会で考えることがとても大事」と述べた。 (森亮輔) Source : 国内 – Yahoo!ニュース
ジャパンライフ・元会長ら14人逮捕 2000億円超被害(テレビ朝日系(ANN))
All Nippon NewsNetwork(ANN) 磁気治療器などへの投資を募るオーナー商法で多額の資金を集めて経営破綻した「ジャパンライフ」の元会長ら14人が詐欺の疑いで逮捕されました。 ジャパンライフの元会長・山口隆祥容疑者(78)らは会社が経営破綻していた2017年ごろ、客の高齢女性らに磁気ネックレスなどへの投資を呼び掛けて現金数百万円をだまし取った疑いが持たれています。山口容疑者の長女で元社長の山口ひろみ容疑者ら当時の幹部13人も逮捕されています。ジャパンライフは高齢者を中心に金を集め、被害総額は2000億円以上に上るとみられ、警視庁は集めた金の流れなどを詳しく調べる方針です。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
ワニもヘリウムガスで声高く 日本人にイグ・ノーベル賞(共同通信)
【ニューヨーク共同】ユニークな科学研究などに贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が17日、オンラインで開かれた。ワニの発声方法を研究する中で、ヘリウムガスを使うとワニのうなり声も高くなることを発見した京都大霊長類研究所(愛知県犬山市)の西村剛准教授(45)らの国際研究チームが音響賞を受賞した。 日本人のイグ・ノーベル賞受賞は14年連続。西村准教授は共同通信に対し「マニアックな研究にも着目してもらえたのは非常にありがたいことだ」と喜びを語った。 西村准教授によると、ワニと分類上近い恐竜も同様の方法で発声していた可能性が高いという。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
兵庫県サッカー協会元幹部が差別的発言 協会も処分せず
兵庫県サッカー協会の元事務局長の男性が、在日コリアンの関係者に対し、「朝鮮、かかってこいや」などと差別的な言動をしていた。総会で事実確認したにもかかわらず、三木谷研一会長は「私的な問題」とし、協会として処分を科さなかったことがわかった。サッカー界は差別の根絶を掲げ、日本サッカー協会(東京都文京区)も「人権尊重と差別の禁止」を倫理規範で遵守(じゅんしゅ)事項としている。 複数の関係者によると、男性は事務局長だった3月上旬、三木谷会長(当時副会長)と、神戸市内の飲食店を訪れた。居合わせた男性指導者を、業務上のミスを理由に叱責(しっせき)した。指導者と一緒にいた、在日コリアンらでつくる兵庫県朝鮮サッカー協会の男性幹部が、見かねて止めようとすると、「朝鮮、かかってこいや」などと挑発したという。 朝鮮協会の幹部は翌日、県協会に差別的な発言を受けたと電話で抗議したが、取り合ってもらえなかった。6月下旬に再度、メールで正式な謝罪を求めたところ、臨時総会で事実確認が行われた。 事務局長は酔ってもめたと認めたが、謝罪を拒んだ。「拉致国家、反日国家である朝鮮が嫌いであるという個人的なこと。その場の感情にもとづいており、それ以上でも、それ以下でもない」などと述べた。県協会の規律・フェアプレー委員会に諮られるべき事案だという意見もあったが、事務局長は7月上旬に「個人的な理由」で辞任したことで、処分が下されることもなかった。 一方、三木谷会長は、自身が副会長を務めるJ1ヴィッセル神戸のスタッフを伴って、朝鮮協会の幹部と面会。私的な問題にとどめてほしいと持ちかけた。朝鮮協会の幹部や関係者に、「飲食店での発言は私的な問題で、協会が関与する問題ではない」とする趣旨の文書を送った。 朝鮮協会の幹部は「公の場である総会でも人種差別的な発言があったにもかかわらず、私的な問題として処理しようとする姿勢に疑問を感じた」と批判。朝日新聞の取材に対し、三木谷会長は「(飲食店でのやりとりは)全然聞こえなかったし、気づかなかった。(臨時総会での元事務局長の発言については)いい発言だとは思わないが、個人的な見解。彼は辞めているし、私もまだ会長ではなかった」とコメント。元事務局長は「(自分は)もう協会とは関係ない」と話した。 2014年3月には、J1浦和… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ワニにヘリウム吸わせると… 日本人にイグ・ノーベル賞
人々を笑わせ、考えさせた業績に贈られる「イグ・ノーベル賞」の発表が17日(日本時間18日)にあり、日本人を含む研究チームに「音響学賞」が贈られた。声色を変える無害なヘリウムガスをワニに吸わせ、鳴き声の変化を調べた。日本人の受賞は14年連続だ。 受賞したのは、ルンド大(スウェーデン)のステファン・レバー博士研究員や京都大霊長類研究所の西村剛准教授らのチーム。中国の固有種で絶滅が危ぶまれている爬虫(はちゅう)類、ヨウスコウワニが声を出すメカニズムについて、ヒトなどの哺乳類や鳥類と同じなのか調べた論文を2015年に英科学誌に発表した。 なぜ、実験にヘリウムガスを使ったのか。 ヘリウムは単体で吸うと酸欠のおそれがあるが、生体に無害なガスだ。酸素と混合したガスは、声が変化するバラエティーグッズとして売られている。 ヒトなどの哺乳類や鳥類は、のどから口までの「声道」という空間の中で、管楽器のように共鳴させて音を出している。ヘリウムガスで音が変化するのは、音声が普通の空気よりも早く伝わる性質があることなどからだ。 一方、ワニは太鼓の音にも似た鳴き声を出すが、詳しい発声の仕組みはよくわかっていなかった。そこで、ワニにヘリウムガスを吸わせて鳴かせた。もしワニが管楽器ではなく、打楽器のように空気を直接振動させて声を出す場合、ヘリウムガス中でも音が変わらないはずだからだ。 研究チームは動物園で飼育されているワニにヘリウムガスを吸わせた。すると鳴き声が変化し、ヒトなどと同じ発声メカニズムを持っていることがわかった。西村さんは「鳥もワニも同じ仕組みということは、(進化的に両者の間とされる)恐竜ももしかしたら同じかもしれない、という発想につながる」と話す。 受賞はレバーさんから「緊急の… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
家の不用品、売ったらいくら? 宝探しで片付け進む
「目新しい課題に作り替える」。これが今回の先延ばし克服術のポイントです。新しいことって、なんだかわくわくしますよね? それを応用すればいいのです。臨床心理士の中島美鈴さんが解説します。 飽きたときには… 人はなぜ先延ばしをしてしまうのでしょう。きっとその作業に興味がないのです。やらねばならないけれど、退屈で、うんざりするのです。毎年の大掃除も、いつのまにかたまってしまう不用品の処分も、草取りも、確定申告も。何度も繰り返してきたことは「ああ、またあれなんだ」と飽きてしまいますね。 そのくせ、「マイナポイントがもらえるらしい!」のような、新しいもの、すぐにお得な結果が得られるものについては飛びついてしまうことってありませんか? そうです。今回の先延ばし克服のポイントは「目新しい課題に作り替える」です。 これまでに述べてきたように、新奇性のあるものにひかれるがADHDの脳の特徴です。反対にルーチン、義務には反応できません。この特徴を踏まえると、いつもどおりの課題でも新しいやり方で取り組む、いつもと違う場所で取り組むなどの工夫ができそうです。 発想を変えてみる リョウさんは、子ども部屋にする予定だった部屋には、物があふれて足の踏み場もなくなってしまっていました。この部屋を片付けることに着手したのですが、どうしても作業に入る前には憂鬱(ゆううつ)で、あれこれと言い訳をして、しないことが続いていました。 リョウ「ほら、こんな天気のいい日に、部屋の片付けなんてもったいないじゃない」 こんなかんじです。 リョウさんは、もう「片付け」に飽きていたのです。 ゴミ捨ての日に3個不用品を捨てる、についても最初こそ家族で盛り上がりましたが。飽きっぽい3人は5回目のゴミ出しでその習慣をやめてしまいました。 それでもけっこう持った方ですよね。3個の不要物を3人で5回捨てたのですから、合計45個も捨てることができたのです。大進歩ですよね。 そこで今回はリョウさんに、片付けの作業自体を「新しいやり方」でやってもらうことにしました。これまでは「不要物を見つける」という作業でしたが、この発想を逆転するなんてどうでしょう? これ、売ったらいくらだろ 「売ったらお金になりそうなものを見つける」作業です。もちろん必要なものは売れませんが、不要なもので、リサイクルショップで即現金化できるものを発見できれば、金銭的な報酬が生じます。まるで宝探しのような気分で片付けが進みます。 お片付け講座に参加する、お片付けの秘訣(ひけつ)の本や動画の方法でやってみる、など、とにかく自分がこれまでやったことのない方法で行うのがよいでしょう。 リョウさんの夫は、リョウさん以上に飽きっぽい性格なので、音楽を聴きながら事務仕事をこなすそうです。「自分の好きな曲三つを選択して、その再生中に一つの仕事を終わらせる勝負」を仕掛けるそうです。仕事を、曲との競争という勝負事に変えている点が、競争心の強い性格とマッチしていたようです。 その他にも自分のデスクだけでなく、休憩室のテーブル、外回りの喫茶店の中など、あらゆるところで、場所を変えて仕事することで、自分が飽きないように工夫しているようです。 昔、私がある大学で働いていた頃、当時の私には不似合いなぐらい立派な広い研究室をいただきました。申し分ない広い空間、誰にも邪魔されない一人だけの研究室だったのに、私はどうしてもそこで集中できませんでした。その代わりにキャンパスのレストラン、学生食堂の机、図書館と、いろいろなところでパソコンを広げてみました。不思議とはかどりました。ある時には電車の中で、飛行機の中で。そんな話をしたら、同じキャンパス内の別の研究者の先生も「実は僕もそうなんだ。ひとりきりだと、ついついネットばかりしてしまって、自己嫌悪」と打ち明けてくれました。 カフェを見渡すと そうなんです。大手コーヒーチェーン店にもたくさんのノマドワーカーがあふれていますね。一人職場の人、上司のいないフリーランスの人など、誰からもマネジメントしてもらえない人たちの中には一定数、「どうしよう、自由すぎて、集中できない」という困りごとを抱えた人がいるのでしょう。 はやり物を取り入れるもよし、場所を変えるもよし、仲間をみつけるもよし、とにかくこれまでと違った目新しい課題に作り替えて、やる気を継続させてみましょう。 ◇このコラムの筆者があなたの先延ばし癖の改善を応援します。毎週土曜の朝、オンラインで実施です。詳細はこちらから。「働く人のための時間管理グループレッスン」(http://ptix.at/Ou2Bjb) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル