人気漫才コンビ「ミルクボーイ」が詐欺の手口を伝える特殊詐欺被害防止ポスター1千枚を、府警天王寺署がつくった。 ポスターは、ボケの駒場孝さんが「おかんが言うには、電話出たら『お金の話』されたって…」「還付金もらえるって…」などと語り、内海崇さんが「それ、『特殊詐欺』やないかい!」と突っ込む内容。 特殊詐欺は減少傾向にあるが、今年1~6月の府内の被害額は約11億5千万円に上る。14日に同署でポスターが披露された際、内海さんは「これを機に被害が1件でもなくなってほしい」と話した。 2人は、府警がユーチューブで配信する交通安全漫才の動画にも出演しており、「交通安全意識の高揚や犯罪被害の防止対策の推進に貢献した」として、池田清次署長から感謝状が贈られた。(鈴木智之) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
異なる重症者の定義 重症化因子が特定できていない背景も? 最前線医師に聞く医療の現状と課題(ABEMA TIMES)
21日、「最近では中高年層への感染の拡大が見られるということ、そして重症者も徐々に増加傾向を示している」との懸念を示した西村経済再生担当大臣。今や新型コロナウイルスの新規感染者の数以上に、重症者数が関心を集めている。 【映像】コロナ対応最前線の医師に聞く医療の現状と課題 しかし、ここに来て問題になっているのがその基準だ。東京都は人工呼吸器または人工肺「ECMO」を使っている患者を重症者の基準としている一方、国はその他にICU(集中治療室)で治療を受けている人も重症者として報告するよう、各自治体に通知していた。小池都知事は「専門家の皆様のやり取りの中にはICUの入院が必ずしも重症とは限らないというご意見があった」と説明。実際、東京都の19日時点の重症者32人を国の基準に当てはめると41人に増える。 なぜ、国と都で基準が違うのか。感染症対策分科会の尾身茂会長は「各都道府県での対策により現実的な方法を使いたいという気持ちはあり、それは尊重。ただ、国に対する提出というのはスタンダード(国の基準)の方が良いと思う」との見解を示した。 そもそも、重症患者はどのような症状を発症しているのか。体内で何が起きているのか。21日の『ABEMA Prime』は、新型コロナ医療の最前線にいるかわぐち心臓呼吸器病院 呼吸器内科長の大山慶介医師に聞いた。 ■異なる定義 重症化因子が特定できていない背景も? 埼玉県の20日までの病床使用率は、病床数967床に対して入院者数312人(使用率32.3%)、重症病床102床に対して重症者数10人(使用率9.8%)となっている。 重症患者の治療だけでなく県内の感染者を症状などで振り分けるコーディネーションもしている大山氏は、埼玉県の状況について「重症ベッドは県内いろいろな病院で担当して、協力しながらやっている。大学病院以外でも重症ベッドを診られる病院はあるので、現時点では困っていない状況だ」と説明する。 新型コロナウイルスの症状は、軽症(発熱、息切れ、味覚障害など)、中等症(肺炎症状あり、酸素投与など)、重症(人工呼吸器管理・ECMO使用など)に分類される。 埼玉県における症状の判断について大山氏は、「中等症は基本的に酸素投与をされた方。重症は都と国の差があったという話もあるが、基本的には人工呼吸器管理を開始した方としている。埼玉県ではICUに入った方も重症という判断。詳しい定義については再度検討中だ」と説明。 その上で、都が国と異なる基準で重症者をカウントしていることについては、「それぞれどういった定義で、どういった数で推移しているのかがわかればいいと思う。日本全体で基準がどう定まるのかは何とも言えないが、やはり統一された基準で統計された方が治療はしやすいと思う」との見方を示した。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
【動画】23日の天気 – 東北~西日本 天気急変に注意 台風8号 沖縄・奄美は暴風や大雨に警戒(23日7時更新)(ウェザーマップ)
ウェザーマップ 23日(日)は関東では朝から雨、晴れ間の出る東北~九州でも午後はあちらこちらで雨が降りそうです。激しい雨や落雷、突風にご注意ください。また、沖縄本島には台風8号が近づく見込みです。 23日(日)の朝は関東の沿岸部で雨の強まっている所があります。関東ではこのあとも、断続的に雨が強まる見込みです。その他の東北~九州にかけては、日中晴れ間が出るものの、午後はあちらこちらで雨雲が発達しそうです。雨は狭い範囲で一気に激しく降りますので、道路の冠水や川の増水などに十分お気をつけ下さい。また、落雷や突風を伴うおそれもあります。急に空が暗くなったり、雷の音が聞こえたらすぐに頑丈な建物に避難するようお願いします。 日中の最高気温は西日本では35℃以上の所があり、大阪は36℃の予想です。一方、朝から雲や雨雲が広がる関東は大体30℃くらいと極端な暑さは落ち着くでしょう。ただ、各地とも湿気が多く蒸し暑いので、熱中症対策は引き続き心がけた方がよさそうです。 きのう発生した台風8号は、今夜からあす朝にかけて沖縄本島に最も近づく見込みです。沖縄本島や奄美では、暴風や大雨などに警戒してください。台風の動きが遅いため、影響は週明け火曜日ごろまで長く続きそうです。その後、台風は26日(水)から27日(木)にかけて九州に近づくおそれもあるため、最新の情報を確認するようにして下さい。(気象予報士・岡田沙也加) Source : 国内 – Yahoo!ニュース
関東 23日も急な激しい雨や雷雨に注意 きのうより広範囲で雨雲発達(tenki.jp)
きょう23日も大気の状態が不安定。今朝、千葉県内で局地的に雨雲が発達。午後は関東のあちらこちらで雨や雷雨に。激しく降るおそれも。 道路が冠水するほど激しく降る所も きょうは、本州の南にある低気圧がゆっくりと東へ進み、関東沖に近づいてきます。この低気圧周辺の湿った空気が続々と流れ込むため、きのうよりもさらに広範囲で雨雲が発達しそうです。 今朝、すでに千葉県でザーザー降りの雨となっている所があり、午後は関東のあちらこちらで雨や雷雨となるでしょう。道路が冠水するほどの、激しい雨が降るおそれもあります。 外出の際は、急にヒンヤリした風が吹く、ゴロゴロッという音が聴こえてくるといった、カミナリ雲接近のサインに気を配ってください。また、気象レーダーの雨雲の様子をチェックするのも良さそうです。 猛暑日の所はなさそう それでも 万全の熱中症対策を 日差しが少ない分、気温の上昇は少し抑えられるでしょう。これまでのように、猛暑日になる所はなさそうです。 それでも、最高気温は各地30度前後の予想。湿気も多く、熱中症の危険性が高い状況です。きょうも、こまめな水分補給を心がけ、適切にエアコンや扇風機を使うようにしてください。ただ、落雷によって停電が発生する可能性もありますので、保冷剤や凍らせたペットボトルなどを準備しておくと安心です。 日本気象協会 本社 戸田 よしか Source : 国内 – Yahoo!ニュース
台風8号 沖縄本島も次第に雨風が強まり荒天に警戒を(ウェザーニュース)
8月23日(日)6時、台風8号(バービー)は沖縄・久米島の西の海上を北上しています。今後も発達を続けながら沖縄本島に接近するため警戒が必要です。 八重山地方は強風域に入っており、瞬間的には20m/sを超える強い風が観測されています。 ▼台風8号 8月23日(日)6時 擾乱種類 台風(TS) 存在地域 久米島の西 約300km 強さ階級 // 移動 ゆっくり 北北東 中心気圧 990 hPa 最大風速 30 m/s (中心付近) 最大瞬間風速 40 m/s 海面水温が高く台風は発達 沖縄は荒天に警戒 台風周辺は海面水温が30℃前後と高くなっています。暖かな海水の熱をエネルギーとして台風8号はさらに発達し、今夜には「強い」勢力になり、25日(火)には「非常に強い」勢力へと発達する予想です。 沖縄近海をゆっくりと進むため、沖縄本島も次第に雨や風が強まり、24日(月)にかけて荒天となるおそれがあります。 瞬間的に35m/sに達するような暴風や、総雨量が300mmに達するような大雨が予想されますので、早めに警戒をしてください。 太平洋高気圧の勢力でコースが決まる 週明けの進路は太平洋高気圧の勢力などによって変わるため、現時点では断言するのが難しい状況です。 世界各国の気象機関のシミュレーション結果を見ても、位置の予測にかなり幅があることがわかります。 沖縄本島付近から先は東シナ海を北上する予想をしているものが比較的多いものの、九州に近い所を通過する予測もあり、その可能性も否定はできません。最新の情報を確認するようにしてください。 台風の名前 台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。 台風8号の名前「バービー(Bavi)」はベトナムが提案した名称で、ベトナム北部の山脈の名前からとられています。 ウェザーニュース Source : 国内 – Yahoo!ニュース
国会議員の違法喫煙、ネットで批判拡散(北海道新聞)
橋下氏ツイートきっかけ 国会議員が今年4月の改正健康増進法の全面施行以降も法で禁じられた議員会館の事務所(自室)での喫煙を続けている問題が波紋を広げている。橋下徹元大阪市長らがツイッターで「議員特権」と怒りの声を上げたのを機に、インターネット上で批判が拡散し、内外から調査を求める声が上がる。しかし、与野党幹部らは静観の構えで、国会の自浄作用が問われそうだ。 「これ(報道)が事実なら、議員て何のためにいるんだろ?」。橋下氏は14日、問題を取り上げた同日の北海道新聞の記事を読んでツイッターで反応。「おまえらは特権階級か! 役所が禁煙ならまず議員こそが禁煙だろ!」と指摘した。 現職議員も改善を求め、自民党の三原じゅん子女性局長は14日のツイッターで「どうしてこういう事するかな。喝!」と問題視。自民党たばこ議連の副会長で愛煙家の石破茂元幹事長も19日のテレビ番組で「それやっちゃったら終わり。国会議員に対する、ただでさえあんまり高いとはいえない信用が、ますます低くなっちゃう」と語った。 記事を転載したサイトには約8千件のコメントが寄せられた。「法律をつくる側が自ら破るのは言語道断」「調査して、実名をさらすべきだ」などと厳しい意見が大半だ。 動かぬ与野党幹部 ただ、与野党の幹部の反応は鈍い。自民党の森山裕国対委員長は20日、記者団に「決められたルールを議員はしっかり守ることに尽きる」と述べるにとどめた。立憲民主党の安住淳国対委員長は同日、記者団の質問に「それ(議員会館の自室での喫煙)は禁止されているのか」と聞き直した上で「ルールに沿った対応を会派の中で徹底したい」と話した。 国会の一部である議員会館は各階に国の基準を満たした「喫煙専用室」が設けられているが、そこまで足を運ばず、法で禁じられた自室での喫煙をする議員が与野党ともに存在する。違法な喫煙は保健所の指導や命令の対象で、従わなければ30万円以下の過料が科される。 改正健康増進法で都道府県庁や役所などの行政機関は敷地内が全面禁煙となったが、喫煙する議員らの圧力で、国会や地方議会は「議決機関」として例外的に屋内禁煙としつつも喫煙専用室を設置できるなど区別された。超党派の「国際基準のタバコ対策を推進する議員連盟」の松沢成文幹事長は「例外をつくったことが最大の間違いだ」と指摘している。(竹中達哉) Source : 国内 – Yahoo!ニュース
北海道はストーブの出番? 最低気温5度下回る(tenki.jp)
今朝の北海道は道北の内陸を中心に冷え込みが強まりました。上川地方の上川では、午前6時までの最低気温が4.9度まで下がり、今月初めて5度を下回る地点が現れました。思わずストーブの電源に手が伸びそうな冷え込みとなっています。 上川では12年ぶり 今朝の北海道は穏やかに晴れた所が多く、放射冷却の影響で冷え込みが強まりました。特に道北の上川地方を中心に気温が下がり、午前6時までの最低気温は、最も低くなった上川で4.9度と、5度を下回る地点もありました。 8月の道内で5度未満の最低気温が観測されるのは、2018年の8月18日以来のこと。その前にも2015年、2013年に観測があり、数年に1度は冷え込みの強い8月が現れます。 しかし、上川で8月に5度を下回るのは珍しく、1978年の統計開始から今回を入れても4回目。12年ぶりの8月での5度未満となりました。 朝はストーブ 昼は半袖? 朝は強い冷え込みで、ストーブを付けた人もいたかもしれませんが、日中は気温がぐんぐん上がります。朝4.9度まで下がった上川町でも、日中の予想最高気温は25度と、夏日になる見込みです。ストーブを切るどころか、半袖で十分な陽気となります。朝と日中の気温差がかなり大きくなるため、体調管理には注意が必要です。 日本気象協会 北海道支社 岡本 肇 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「秋元議員の世話に」 逮捕の支援者供述 証人買収事件
カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職に絡む証人買収事件で、衆院議員の秋元司容疑者(48)の共犯とされる支援者の淡路明人容疑者(54)が買収工作の依頼を受け入れた理由について「経営する会社が行政処分を受けるなどした際、秋元議員に世話になった」と供述していることが関係者への取材で分かった。東京地検特捜部はこうした経緯が、淡路容疑者の犯行動機になったとみている。 秋元議員は中国企業「500ドットコム」元顧問らから賄賂を受け取った収賄罪で起訴され、保釈中の20日、元顧問にうその証言をする報酬として現金の提供を持ちかけたとする組織犯罪処罰法違反(証人等買収)容疑で逮捕された。共犯とされる淡路容疑者は容疑をおおむね認め、「秋元議員から依頼、指示された」と供述している。 淡路容疑者は昨年8月まで、札幌市のIT関連企業「48(よつば)ホールディングス」の代表取締役だった。同社は2017年10月、不確実なのに値上がりをうたった暗号資産「クローバーコイン」と称する電子データを販売したとして、消費者庁から特定商取引法違反(不実告知など)で3カ月の一部取引停止命令を受けた。 関係者によると、淡路容疑者は処分を受けた際、周囲に「役所関係のことは秋元議員に相談した」と話し、特捜部の調べに対しても「秋元議員に世話になった」と供述しているという。秋元議員は処分当時、国土交通省と内閣府の副大臣だった。 働きかけはあったのか?消費者庁に聞くと… 消費者庁取引対策課は取材に対… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
容疑者の多くからDNA採取 DBに130万件と判明
犯罪にかかわった疑いがあるとして警察が逮捕など検挙した容疑者から得たDNA型のデータベースの登録件数が、年間十数万件のペースで増え続け、2019年末時点で約130万件にのぼることがわかった。日本の人口のほぼ100人に1人にあたる数だ。検挙した容疑者の多くからDNAを得ている計算で、対象の罪種は重要犯罪に限らず軽微なものも含まれている。 朝日新聞による警察庁への情報公開請求や関係者への取材で明らかになった。 警察は逮捕や取り調べをした容疑者から主に本人の同意を得てDNAを採取し、現場に犯人が残したとみられる遺留物からも採っている。それらを鑑定し、判明したDNA型を警察庁のデータベースに登録。それぞれのデータベースへの照会で年間5千~6千件が一致し、容疑者の割り出しや余罪の解明につながっている。 データベースの登録件数は19年12月末現在、容疑者DNA型が129万6765件、遺留DNA型が3万4374件。遺留DNA型が16年の約4万2千件をピークに減少傾向にあるのに対し、容疑者DNA型は一貫して増え続けている。 19年11月末現在の開示資料によると、容疑者DNA型の罪種別内訳では、「殺人」「強盗」「強制性交等」などの重要犯罪は全体の4・8%。一方で、「窃盗」が約42万件、特別法犯の「その他」が約21万件、刑法犯の「その他」が約19万件にのぼり、双方の「その他」を合わせると全体の3分の1近くを占める。 「その他」の具体的罪種について警察庁や捜査関係者に取材したところ、刑法犯では詐欺、占有離脱物横領、脅迫、遺失物横領など、特別法犯では道路交通法違反、銃刀法違反、出入国管理法違反や軽犯罪法違反、風俗営業法違反などが含まれるという。 拡大する容疑者DNA型記録の罪種別の登録件数 警察による検挙人員は刑法犯と特別法犯を合わせて年間約25万人。容疑者DNA型の新たな登録件数は年間15万件前後で推移しており、検挙した容疑者の多くからDNAを採取していることになる。警察庁は「軽い犯罪から重大な犯罪につながるケースがある。むやみに採取しているわけではなく、余罪捜査の必要性などを判断しながら行っており、(数は)個別に判断した結果だ」と説明する。 容疑者DNA型について欧米では法律を定めて罪種を絞るなどしている国が多いが、日本では国家公安委員会規則や警察庁の通達などで運用され、罪種の限定はない。 データベースの運用は04年12月に遺留DNA型で、05年9月に容疑者DNA型で始まった。当時、警察庁ではDNA型鑑定について法制化も検討されたが、現行法の枠内でデータベースの拡充を進めていくことにした経緯がある。 また、データベースからの抹消は、警察庁の規定で「死亡した時」と「保管する必要がなくなった時」に行うとされている。実際に抹消するかどうかは個別に判断しているといい、容疑者が不起訴処分や無罪判決を受けても抹消されるわけではない。 一方、警察は殺人事件などで現場周辺の住民ら「捜査協力者」からもDNAを採取することがある。遺留物との照合などが目的で、警察庁は容疑者でないと分かれば協力者のDNA型をデータベースに登録することはないと説明。容疑者や捜査協力者から採取し、鑑定で余りが出た資料は廃棄しているという。 DNA型鑑定とは 【動画】警察におけるDNA型鑑定の流れ=米澤章憲・小林省太制作 人の細胞の核のなかにあるDNA(デオキシリボ核酸)は4種類の塩基と呼ばれる物質が含まれ、同じ並び方が繰り返される回数を「型」として個人識別ができる。その精度は最新の検査法で565京(けい)人に1人。DNAのうち身体的特徴や病気などにかかわる遺伝子が含まれるのは全体の約2%とされ、警察はそれ以外の部分を鑑定に使うとしている。 ■<視点>根本的な議論のな… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
現場近くの住民からもDNA 「拒否して疑われるの嫌」
八百屋、酒屋、精肉店など昔ながらの店が並ぶ東京都中野区の商店街。 この近くのマンションで2015年8月、住人の劇団員の女性(当時25)が殺されているのが見つかった。首を圧迫されるなどした窒息死だった。 警視庁の捜査で、被害者の手の爪の間から微量の皮膚片が見つかった。襲われた被害者が抵抗した際、犯人の皮膚をかくなどして爪に残ったものとみられる。 警視庁はこの皮膚片から抽出したDNAを鑑定し、DNA型を検出。このデータは警察庁の「遺留DNA型データベース」に登録されたとみられる。 事件は発生から約7カ月後、急展開をみせた。 周辺からいなくなった人物を捜査する過程で、被害者宅の近くから事件直後に転居していた男が浮上。16年2月、捜査員が福島県にいる男を訪ね、DNAを任意で採取した。鑑定の結果、DNA型が皮膚片などと一致。3月、男は逮捕された。DNA型が決め手の一つとなった。 この事件の捜査で警視庁は商店街や周辺の地域を回り、住民らからDNAの提供を受けた。その数は被害者の知人らを含め約1千人にのぼり、遺留物と照合したとみられる。データベースには登録されていない。 科学の進歩とともに、DNAを使った捜査は警察にとって事件の解決に向けた有力な手法となっている。容疑者から得たDNA型データベースの登録件数は今や130万件。国民100人に1人の割合だ。「究極の個人情報」とされるDNAやその型の鑑定結果を、警察はどのように扱い、どう運用しているのか。3回にわたり、DNA捜査の実態を追う。 ある店の男性(51)も店先で… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル