19日午後8時ごろ、兵庫県尼崎市塚口本町1丁目の阪急塚口駅で、「電車内でスプレーをまいた者がいた」と同駅の駅員から110番通報があった。 県警尼崎北署によると、電車内で催涙スプレーのようなものがまかれ、乗客の女性5人がのどの痛みを訴えているが、いずれも症状は軽いという。 署は、スプレーを持っていた30代の男の身柄を確保し、傷害容疑で事情を聴いている。 車内で乗客同士のトラブルがあった、との目撃情報があるという。 電車は大阪梅田発神戸三宮行きの通勤急行。 阪急塚口駅前で待ち合わせをしていた男性会社員は「突然警察官が停止線を張り出し、防護服のような重装備をした救急隊もいて、何か事件が起きたのだと思った」と驚いた様子だった。(森直由、真常法彦、宮島昌英) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
病院出入り口の風除室にクマが居座り、確保 秋田県由利本荘市
秋田県由利本荘市の本荘第一病院で19日夜、正面出入り口の風除室内にクマ1頭が迷い込んだ。クマは午後9時前に県と市が捕獲した。けが人はいない。 県警によると、同日午後6時半ごろ、付近でクマの目撃情報があり、警戒していた警察官が風除室内にクマがいるのを見つけた。県警は周辺を立ち入り規制してクマを風除室内に閉じ込め、県と市が捕獲した。 現場は市中心部の住宅街で、JR羽後本荘駅の北西約800メートル。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
米軍機オスプレイ、使用届なく徳之島空港に着陸 着陸2分前に通知
米軍の輸送機オスプレイ1機が19日午後、徳之島空港(鹿児島県天城町)に事前の使用届なく着陸した。県によると、米軍オスプレイの同空港への飛来は2021年4月以来。けが人や民間機への影響は出ていない。 県港湾空港課によると、機体は午後2時25分ごろ着陸。2分前に同空港管理事務所に通知があった。午後6時現在、駐機したまま。九州防衛局によると、米海兵隊の普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属のMV22で、危険の未然防止のための「予防着陸」という。 米軍と自衛隊は31日にかけて、九州・沖縄などで離島防衛を想定した日米合同の大規模訓練を実施中で、オスプレイも使用している。陸上自衛隊によると今回の予防着陸との関連は不明で、九州防衛局は「原因など詳細は調査中」としている。 県内では9月にオスプレイが奄美空港へ相次いで予防着陸するなどし、同じ時期に沖縄県や大分県の空港にも飛来した。(加治隼人) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
クマに襲われ女性死亡か 一緒の男性も負傷 岩手県八幡平市の山林
19日午後2時ごろ、岩手県八幡平市作平の山林で「男女2人がクマに襲われた」と、男性から知らせを受けた人から119番通報があった。県警が現場周辺を捜索したところ、女性の遺体を確認した。クマに襲われた女性の可能性があり、調べを進めている。 岩手署によると、男性は秋田県鹿角市の70代とみられ、車を近くに置いて女性と一緒にキノコ採りのために入山。山中で女性がクマに襲われ、男性は助けようとして逆に襲われ、頭などを負傷した。男性は1人で下山し救急搬送されたが、命に別条はないという。 その後、同署などが現場周辺を捜索し、同日午後5時過ぎに女性の遺体を発見。同署は身元を調べるとともに、クマに襲われたのか死因を調べる方針。(小幡淳一) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「日本政府は核禁条約に参加を」 被団協がアピール文を採択
被爆者の全国組織「日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)」は19日、東京都内で全国都道府県代表者会議を開いた。日本政府に対し、核兵器禁止条約の署名・批准や、米・ニューヨークで来月に始まる第2回締約国会議へのオブザーバー(傍聴)参加を求めるアピール文を採択した。 会議では、出席者から「高齢化とともに動ける被爆者が限られてきており、地方の被爆者協会の解散は目の前に迫っている」などとする報告もあった。20日には、被爆者の援護施策の実現や証言活動への支援の充実などを国に要請する。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
シカの食害対策の柵、3分の1破損 国の補助受け設置 検査院調べ
シカの食害から森林を保護するため、森林組合などが国の補助を受けて設置した防護柵を会計検査院が調べたところ、約3分の1が破損していたことがわかった。維持管理が行き届かず、森林に被害が出ていたという。 森林・林業白書によると2021年度の野生鳥獣による森林被害は約4900ヘクタールで、シカによるものが7割を占める。検査院は、北海道や山梨県など19道県の森林組合など143事業者が17~21年度に設置した防護柵(総延長669万メートル、国費約49億円)のうち、623カ所(総延長39万メートル、国費約3億8千万円)の柵を調べた。その結果、約3分の1にあたる213カ所(国費約1億2千万円)が破損し、うち209カ所は点検が長期間行われていないなど維持管理が不十分だったという。 山口県美祢市は、21年度に607メートル(国費約40万円)の防護柵を設置したが、検査院が23年2月に検査したところ、傾いた柵からシカが入り、スギが食害などで枯れていた。検査院は林野庁に対して「防護柵の維持管理の重要性を周知し、適切な維持管理の助言をすべきだ」としている。 林野庁は「検査院の指摘を踏まえて、都道府県に周知していく」としている。(座小田英史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
道路の穴を無断補修、国交省にも報告せず 外環道工事のNEXCO側
東京外郭環状道路(外環道)の工事を担う東日本高速道路(NEXCO東日本)が、東京都調布市の野川サイクリング道路に開いた穴を道路管理者である狛江市に無断で補修していた問題で、NEXCO東日本とNEXCO中日本、国土交通省へのヒアリングが18日、永田町で開かれた。共産党の国会議員が主催し、住民も参加した。 NEXCO側によると、巡回中の警備員が8~10月、野川の堤防上にある道路で計6カ所の穴を見つけて補修。いずれも直径5~10センチで、外環道トンネル工事の近くだったが、そうしたことを10月10日まで国交省に報告していなかったという。また、8月1日に見つかった穴を補修したものの、9月12日に同じ箇所で穴を確認していた。 国交省の担当者は「必要な手続きを怠ったことを注意し、連絡体制を見直すように指示した」と発言。NEXCO側の担当者は「狛江市に連絡すべきだったが怠ってしまった」とした上で、今回の事例以外では「過去に管理者に連絡せずに応急復旧工事をしたことはない」と述べた。 専門家「隠蔽体質以外の何物でもない」 ヒアリングに参加した住民か… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日産ゴーン元会長の報酬隠し、元役員が全面無罪を主張 控訴審始まる
日産自動車元会長カルロス・ゴーン被告(69)が8年間で計約91億円の役員報酬を開示しなかったとされる事件で、金融商品取引法違反罪の共犯に問われた元代表取締役グレッグ・ケリー被告(67)の控訴審の第1回公判が19日、東京高裁であった。一審・東京地裁判決は7年分について共謀を認めず無罪とし、1年分だけの共謀で有罪にしており、ケリー元役員側は全面無罪を、検察側は全面有罪を求めた。 ケリー元役員は昨年3月の地裁判決後に米国に戻っており、出廷しなかった。ゴーン元会長は海外に逃亡したままだ。 地裁判決は、ゴーン元会長の2010~17年度の報酬は計約170億円だったが、有価証券報告書(有報)には各年度に支払った計約79億円だけを開示し、残りの計約91億円は退任後に払う「未払い報酬」として管理して記載しなかったと認定した。元会長と、検察と司法取引して捜査協力の見返りに不起訴になった大沼敏明・元秘書室長については、全8年間の虚偽記載罪を認める一方、ケリー元役員は17年度分のみの共謀を認定し、懲役6カ月執行猶予3年の有罪と判断した。 大沼氏はケリー元役員への報告などを証言したが、地裁は、検察官への「迎合」や他者を陥れる「巻き込み」といった司法取引の危険性を指摘。客観証拠などの裏付けがある17年度分以外の証言の信用性を否定した。 証言の信用性めぐり、改めて応酬 この日に始まった控訴審で検… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
離乳食本で16万部の異例ヒット 「頑張れなくて当然」が共感呼んだ
生後5カ月から1歳半ごろまでの赤ちゃんの食事、離乳食。そのレシピ本が、異例の大ヒットとなっている。年間77万人しか子どもが生まれない時代に、発行1年半で16万部を突破。第2弾の発売も決まった。 レシピ本は、2022年4月に出版された「うたまるごはんのかんたんフリージング離乳食・幼児食」(Gakken)。 著者は「うたまるごはん」さん(32)で、19年に女の子を出産するまでは看護師として働いていた。料理は「好きでもないし、すごく苦手というわけでもない」という程度だった。 1児の母となり、離乳食をできるだけ手作りしていたが、娘が1歳に近づいた頃から「全然食べてくれなくなった」という。 私のご飯がまずいせいで… 今となっては「結局、食べるも食べないも、その日の娘の気分次第だったんでしょうね」と笑って振り返ることができる。だが、当時は必死だった。 「私のご飯がまずいせいで… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
福岡の寛容な風土も影響? 飲酒運転減らぬ理由、断酒会で聞いてみた
福岡県内で今年、飲酒運転の検挙が増えている。県警によると、9月末までの検挙数は1113件(前年同期比109件増)、飲酒死亡事故も4件(同3件増)だ。アルコール依存症の人たちが集まる「断酒会」の場で、飲酒運転がなぜなくならないのかを聞いた。(鈴木優香) 福岡県粕屋町のコミュニティセンター。午後7時、断酒会に約20人が集まった。 「初めて来ました~」と明るい声が響く。「酒への後悔を語る場」という記者の事前のイメージとは正反対だ。東福岡断酒友の会の中村密幸会長は、「依存症自体が犯罪ではない。参加者は前に向かう人ばかり」と話した。同会は来年発足45周年を迎え、県内でも歴史の長い会の一つという。 「私たちは酒に対して無力であり、自分ひとりの力だけではどうにもならなかったことを認めます」。こんな六つの断酒の誓いを読み上げ、会合が始まった。 運転しながら飲んでいたことも 「いけないとわかっているが…」 この日のテーマは、記者がお願いした①なぜ飲酒運転をするのか②なぜなくならないのか③減らすにはどうすればいいか。一人ひとりがそれぞれの飲酒運転体験を率直に語り始めた。 1人の女性が「運転しながら… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル