36人が死亡した京都アニメーションの放火殺人事件で、京都市消防局は23日、避難行動の分析結果を公表した。総務省消防庁による火災シミュレーションでは、出火から1分後には2、3階に煙と高温の燃焼ガスが充満して避難が困難になり、2分後には煙と燃焼ガスが建物全体に充満して避難できない状態になったとの検証結果も明らかにした。 消防庁のシミュレーションなどによると、ガソリンがまかれて放火された直後、一気に激しく燃える「爆燃現象」が発生。火元付近のらせん階段は出火から10秒後には火炎と煙に包まれ、避難経路として使えなくなった。30秒後には、2階から3階の屋内階段にも煙が充満。目の前も見えないほどの黒煙により、3階から2階へ下りるのが難しくなったとした。 1分後には、煙とともに100~300度の燃焼ガスが2、3階のフロア全体に行き渡り、建物内にとどまることが困難な状態に。1分半後には2階のベランダや窓から飛び降りたり、はしごを下りたりして避難する人も現れた。屋上へ突き出た塔屋部分に煙が充満したのも1分半後で、3階から屋上へ続く階段では最多の20人が亡くなった。約2分後には建物全体が燃焼ガスで高温にさらされ、「避難不可」になったとしている。 市消防局は、建物内にいたほぼ… 【1/15まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日本人でない遺骨収容で報告書「厚労省、問題意識低い」
シベリアやフィリピンで収容した戦没者遺骨のうち607人分が日本人ではない可能性がある問題で、厚生労働省の調査チームは23日、報告書を公表した。専門家が繰り返し日本人ではない可能性を指摘していたのに放置し、公表しなかった理由を「組織としての問題意識が低く、感度が鈍い」と指摘。省内の情報共有や連携の不十分さも影響したと結論づけた。 厚労省は7月に報道で問題が発覚した後、外部の弁護士ら5人による調査チームを設置。調査チームは厚労省職員ら延べ37人への聞き取りや、身元特定のためのDNA鑑定人会議の議事録の精査などを行った。 シベリア抑留者の遺骨として1999~2014年に埋葬地9カ所から持ち帰ったが、日本人ではない可能性があるのは計597人分。報告書によると、05年5月~09年12月に専門家から指摘があったが、厚労省の担当者は具体的ではないとして対応しなかった。「遺族が高齢化する前に遺骨を早く収集すべしというのが最大の課題」と認識していたことも影響した。 12年10月の鑑定人会議では、ハバロフスク地方で収容された約130の遺骨について、座長から「ほとんど日本人ではない印象を受けた」と報告があった。しかし担当部署は、旧ソ連から提供された抑留者名簿などに基づく収容の妥当性を理由に、さらなる鑑定や遺骨の返還、公表を検討しなかった。報告書は「重要な問題と認識して対応を検討すべきだった」と断じた。 17年末以降、担当部署は遺骨… 【1/15まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
岐阜の中学生転落死、いじめ自殺と認定 第三者委報告書
岐阜市で7月、中学3年の男子生徒(当時14)がマンションから転落死した問題で、市教育委員会が設置した第三者委員会は23日、男子生徒はいじめが主要因となって自殺したと認定し、再発防止策を盛り込んだ報告書を市教委に提出した。教員間の情報共有や連携ができておらず、保護者との連携も不十分だったと指摘。いじめに対応する方針が実態に即しているか、学校と市教委が点検するよう求めた。 第三者委の橋本治委員長は23日に会見し、亡くなった男子生徒が受けたいじめ行為や、学校側の対応の問題点を説明した。 男子生徒は中学1年のころからクラスや部活、クラブ活動の場でいじめを受けており、今年5月中旬から激しさを増したという。 男子生徒は亡くなる前日の7月2日、校内のトイレの和式便器の前で土下座でおじぎをさせられ、頭が便器に突っ込むような姿勢になった。その後に教室で「トイレに頭を突っ込んだ」と言いふらされ、「もう一回トイレに行く?」と脅されたりしたという。 報告書によると、担任教師は5~6月、男子生徒がいじめを受けていることを同級生2人から伝えられていたにもかかわらず、学年主任や管理職に明確な形で報告しなかった。第三者委は「教職員は他の業務に優先し、すぐに情報を学校のいじめ対策組織に報告し、学校の組織的な対応につなげなくてはならない」と指摘。さらに男子生徒の保護者と、いじめがあることを担任に伝えた同級生の保護者に連絡し、家庭と連携して生徒を見守るべきだったとした。 第三者委が認定したいじめ行為は「蹴る、殴る、首を絞める」「現金を要求する」「給食で好きな物を取り上げたり、嫌いな物を押しつけたりする」など34件にのぼるが、ほとんどが生徒が目撃した情報で、教員の目撃情報は皆無だったという。報告書は「中学生のいじめは大人には『見えにくいものである』ことを再認識し、対応にあたらなければならない」「見えにくい『いじめ』に対し、鋭敏な感性を養うためには、教員が『多忙』であっては実現しにくい」と指摘した。 この問題を巡っては、岐阜県警が男子生徒の同級生3人を強要などの疑いで、年明けにも書類送検する方針だ。 ■大河内清輝さんの命日、重… 【1/15まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
別れ話のもつれからか…19歳妻が知人2人と22歳夫に暴行 車に押し込み足刺して連れ回す 夫重傷(東海テレビ)
別れ話のもつれから知人2人と共に夫に暴行し、車で連れ回したなどとして19歳の妻ら男女3人が逮捕されました。 逮捕されたのは、岐阜県可児市の19歳の少女と、知人で無職の新井興二容疑者(21)ら男女合わせて3人です。 少女は新井容疑者などと22日午前11時半過ぎ、夫(22)の顔を殴ったり、刃物のようなもので太ももを切りつけたりするなどの暴行を加えたうえ、海津市内などを車で連れ回すなどした疑いです。 警察によりますと、少女らは海津市内に夫を呼び出すと、車から降りてきた夫の顔を数回殴り、夫を車に押し込んで発進。 さらに車内でも刃物のようなもので太ももを刺し、およそ20分後に養老町で夫を降ろすとそのまま走り去ったということです。 夫はアゴの骨を折るなど重傷です。 少女は現在、夫と別居中で、新井容疑者(21)ら2人は夫とは面識がなかったということです。 警察は3人の認否を明らかにしていませんが、夫婦の別れ話のもつれから事件に発展したとみて、経緯を詳しく調べています。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
センター試験継続と入試の抜本的検討を 大学教授ら(日刊スポーツ)
20年度(21年1月)開始予定の大学入学共通テストをめぐり、民間検定試験や記述式問題の導入中止を求めてきた大学教授や予備校講師らの代表者が23日、文科省で会見し、センター試験の継続などを訴えた。 会見したのは、入試改革を考える会代表の大内裕和中京大教授や英語、国語、数学などの専門家7人。この日、文科省に対し、入試改革の抜本的再検討やセンター試験の継続を求める要望を提出。「民間試験や記述式が見送りになっても、根本的には何も解決していない」(予備校講師・吉田弘幸氏)「専門家をまじえて根本から検討してほしい」(大内氏)などと求めた。 個別の問題点として、共通テストのプレテストの内容などを例に挙げて説明。国語の紅野謙介日大教授が「プレテストではマークシートの問題も質が劣化している」、数学の予備校講師・大澤裕一氏が「数学以外の能力を問うような方向になっている」、英語の阿部公彦東大教授が「リーディング100点、リスニング100点となっているが、リスニングは差をつけにくく、望ましくない配点」などと言及していった。 また中村高康東大教授は「今回は民間試験、記述式の2本柱のほか、3本目に問題内容、4本目に主体性評価が立っていたと思うが、それらを乗せている土台がしっかりしておらず、教育のロジックに乗ってなかったのではないか。期限をきって短期的議論で収まるような話ではない」。苅谷剛彦オックスフォード大教授は「そもそも入試とは何か、というところから、考え直さなければならないのではないか」などと指摘していた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
国民投票法改正案の早期成立目指す 自民と維新の幹部が会食(産経新聞)
自民党の二階俊博幹事長と日本維新の会の片山虎之助共同代表らが23日夜、東京都内の日本料理店で会食した。関係者によると、憲法改正の手続きを定めた国民投票法改正案の早期成立を目指す方向を確認した。関西国際空港の増便なども話題に上がったという。 改正案は先の臨時国会で自民党が採決を求めたが、立憲民主党などと折り合わずに見送られ、5国会続けて先送りとなった。維新は臨時国会で「国民投票法が仕上がらなければ解散を打ってでも国民に信を問う必要がある」(遠藤敬国対委員長)と訴えていた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
80代夫婦が横断歩道ではねられ大けが 軽トラック運転の男(84)を過失運転致傷容疑で現行犯逮捕 愛知・岡崎市(中京テレビNEWS)
23日、愛知県岡崎市で、横断歩道を渡っていた80代夫婦が、84歳の男が運転する軽トラックにはねられ、ろっ骨を折るなど大けがをしました。 警察によりますと、23日午前9時半すぎ、岡崎市岩津町の市道で、押しボタン付の信号がある横断歩道を、市内に住む80代夫婦が渡っていたところ、軽トラックにはねられました。 夫婦は転倒し、夫(88)がろっ骨と足の骨を折り、妻(89)がろっ骨と骨盤を折る大けがをしました。 警察は、軽トラックを運転していた岡崎市の自営業・市川庄治容疑者(84)を過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕しました。 調べに対し、市川容疑者は容疑を認めているということです。警察が当時の状況を詳しく調べています。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
安倍晋三首相と中国の習近平国家主席による首脳会談の要旨(産経新聞)
安倍晋三首相と中国の習近平国家主席による会談の要旨は次の通り。 【日中関係】 首相 来春の国賓訪日を極めて重視している。日中新時代にふさわしい関係を築き上げていくために協力して準備を進めたい。地域の平和、安定、繁栄に共に大きな責任を有する両国が責任をしっかり果たしていく決意を明確に内外に示したい。 習氏 私と首相が緊密な意思疎通を保ち、中日関係を新しい段階に押し上げていきたい。小異を残して一致点を求め、積極的に協力することが、新時代の中日関係を発展させる共通戦略の手引きになる。 【尖閣諸島】 首相 東シナ海の安定なくして真の日中関係の改善なしの考えに基づき、対応を強く要請。 両首脳 東シナ海を友好の海とすべく、海洋安全保障分野の取り組みを進めていく方針を確認。 【北朝鮮問題】 両首脳 朝鮮半島の非核化に向け国連安全保障理事会決議の履行が重要との認識で一致。 習氏 中国とロシアが提案した対北朝鮮制裁緩和に関する国連安保理決議案への支持を要請。 【香港、ウイグル】 首相 香港情勢を憂慮。自制した対応と事態の早期収拾を求める。新疆ウイグル自治区の人権状況をめぐり透明性をもった説明を働きかけ。 習氏 中国の内政問題だとの認識を表明。 【邦人拘束】 首相 拘束されている日本人の早期帰国を要請。(北京 原川貴郎) Source : 国内 – Yahoo!ニュース
その場しのぎの教員採用、景気動向にも左右か 小学校で倍率低下 (産経新聞)
競争率が過去最低となった令和元年度の小学校教員採用試験。教員の志望動向は景気によっても左右されるが、今回とくに目立ったのは、一部の自治体によるその場しのぎの採用だ。文科省では、退職者数などに応じて1年ごとに採用者数を増減させるのではなく、「中長期的な視点で採用方針を立ててほしい」と求めている。 文科省などによると、景気が好調な年は大学新卒者が民間企業に流れる傾向が強い。小学校教員の競争率が今回と同じ2・8倍だった平成3年度はバブル期。逆に過去最高の12・5倍を記録した12年度はリーマンショック後の「就職超氷河期」だった。 ただ、景気とは別に自治体によって競争率のばらつきが大きいのも事実。文科省の分析では、今回6・1倍で自治体トップだった兵庫県は、過去10年間の採用者数が毎年300~500人台でほぼ変わらないが、1・2倍で最も低かった新潟県は過去3年で採用者数が倍増。1・3倍の福岡県も10年前に比べ5倍以上に増やすなど増減が激しく、計画性の有無が競争率の変動に結びつく傾向が顕著にみられた。 ここ数年、第2次ベビーブームなどで大量採用された教員が定年退職する時期が続いており、採用者数を増やさなければならない事情もある。 新潟県教育庁の担当者は「1・2倍の低い競争率を重く受け止めている。優秀な人材を確保するため、志願者数を増やすことが重要な課題」。福岡県教育庁の担当者は「初任者研修を手厚くし、教員の質を維持したい」と話している。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
関西ラグビー発祥地の京都・下鴨神社にボール型賽銭箱(産経新聞)
関西ラグビー発祥の地とされる下鴨神社(京都市左京区)境内の「糺(ただす)の森」にある「雑太社(さわたしゃ)」に23日、ラグビーボール形の賽銭(さいせん)箱が奉納された。 糺の森は、明治末期に旧制三高(現・京都大)の学生が慶応義塾の学生からラグビーを習った場所として知られ、関西ラグビー発祥に由来する「第一蹴の地」の石碑が設けられている。 ラグビーボール形の賽銭箱は、クスノキをくりぬいて作られ、大きさはボールと土台部分を合わせて高さ約1メートル、幅約80センチ、奥行き約50センチ。縫い目部分なども忠実に再現した。 考案した元ラグビー日本代表の坂田好弘さん(77)は「関西ラグビー発祥の地にシンボルを設ける夢が実現してうれしい」と話した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース