長野県などは23日、台風19号の豪雨で床上・床下浸水などの被害に遭い、住居の修繕が必要な市民を対象に飯山、須坂の両市で相談会を開いた。被害の程度を裏付ける罹災(りさい)(りさい)証明書の申請方法や修繕費を支援する国と県の制度、公営住宅への入居手続きなどの説明を被災者は真剣な表情で聞き、細かく質問する姿も見られた。(松本浩史) 飯山市では市役所4階で午前9時から、県建築士事務所協会のメンバーと県建設部の職員が6班に分かれ、相談を受け付けた。家族連れや夫婦のほか、1人で訪れた高齢者らもいた。 家屋の被害状況を撮った写真を持参する人もおり、具体的な修繕の仕方をはじめ、罹災証明書の発行時期などを確認。融資への関心も高く、国と県の被災者生活再建支援制度(最高300万円)や住宅金融支援機構の低利融資について詳細に尋ねる被災者もいた。 このほか、当面の生活費として日本赤十字社に寄せられた義援金が配分されることや災害援護資金についての説明、消毒などの衛生対策として消石灰が有効といった助言を受けていた。 自宅が床上浸水し、知人の家に身を寄せているという梨元由美子さん(55)は「公営住宅に入居できればと思って相談に来たが、避難所で暮らしている人が優先だという説明を受けた」と肩を落とした。床下浸水の被害に遭った男性(50)は「修繕にどれだけの費用が必要なのか。これから冬を迎えるのに、どうやって暮らしていけばいいのか」と困惑。自宅が住める状態にないという高齢の被災者は、入居を検討している県営住宅の場所を確認し、買い物などの利便性を心配していた。 県建築士事務所協会は県災害支援活動建築団体連絡会の一員で、連絡会は災害時に住居の相談会を開く協定を県と結んでいる。相談に当たった同協会のメンバーの一人は「浸水すれば柱、はりを乾かすだけでも相当の時間がかかり、木造住宅だと配線など見えない箇所が被害を受けている場合もある。質問には丁寧に応じたい」と話していた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
大阪・上本町の都ホテルでタクシーが柱に衝突 3人軽傷
23日午後5時ごろ、大阪市天王寺区上本町6丁目の近鉄大阪上本町駅前のシェラトン都ホテル大阪のロータリーで、大阪府八尾市の男性(75)が運転する個人タクシーが建物の柱に衝突し、男性と乗客2人の計3人が頭や足に軽傷を負った。 天王寺署によると、男性が乗客を乗せて出発した直後に、運転操作を誤った可能性があるという。現場には関西空港や大阪空港を行き来するリムジンバスなどが乗り入れ、通行人らで一時、騒然となった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
台風の片付け中に男性死亡 手押し車と壁に挟まれ 福島
台風19号後の自宅の掃除中に手押し車と壁に挟まれた福島県の男性が、20日深夜に亡くなった。 県警によると、男性は同県田村市船引町北鹿又、無職佐久間正信さん(71)。15日午後5時ごろ、自走式の手押し車に土砂を載せ、緩い下り坂を後ろに下がっていたところ、壁とぶつかり、挟まれたという。叫び声を聞いた家族の119番通報で病院に運ばれていた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
浸水対策なしの浄水場、全国578カ所 災害復旧に遅れ
河川の氾濫(はんらん)などで浸水する恐れがある場所に設置されながら、浸水対策がされていない浄水場は全国で578カ所にのぼっている。台風19号の大雨では、福島県いわき市の平(たいら)浄水場が水没し、最大で約4万5千戸が断水した。災害からの復旧を支えるインフラの備えが遅れている。 厚生労働省は、18年9月に公共施設や病院などにつながる全国の主要な浄水場3521カ所を調査。その結果、22%に当たる758カ所が浸水想定区域にあり、そのうち76%の578カ所は入り口のかさ上げや防水扉の設置などの対策がされていなかった。土砂災害警戒区域にも542カ所あるが、うち496カ所が未対策だという。厚労省は各自治体の承諾が得られていないとして、個別の施設名を公表していない。 いわき市では13日午前1時半ごろ、市内を流れる夏井川が氾濫して平浄水場の1階に水が流れ込み、電気を各設備に流す心臓部が約80センチ浸水。段階的な通水が22日に始まり、27日ごろに断水は解消する見通しだが、浸水家屋の掃除や洗濯が出来ず、市民生活に深刻な影響を与えている。 市内で最大の同浄水場は2000年、市のハザードマップで夏井川からの浸水想定区域に入ると判断された。しかし、防水扉設置などの対策は取られなかった。市水道局の加藤弘司局長は「浸水想定区域にあるとは認識していたが、現実的にこのような被害が起きるとは想定していなかった。財源も限られるなか、具体的な対策を検討できていなかった」と話す。 豪雨による川の氾濫や土砂崩れ… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北大教授拘束 安倍首相が対応求める 中国副主席と会談(産経新聞)
安倍晋三首相は23日、「即位礼正殿の儀」にあわせて来日中の中国の王岐山国家副主席と東京・元赤坂の迎賓館で会談し、来春の習近平国家主席の国賓としての来日に向けて協力していくことを確認した。首相は9月に北海道大の40代の男性教授が中国当局に拘束されたことを念頭に、邦人拘束事案への前向きな対応を強く求めた。 首相は「逃亡犯条例」改正をめぐる混乱から当局への抗議活動が続く香港情勢も取り上げ「大変憂慮している」と伝えた。6月の習氏との会談では「引き続き『一国二制度』の下、自由で開かれた香港が繁栄していくことの重要性」を指摘するにとどめていたが、今回は表現を強めた形だ。 首相は、東京電力福島第1原発事故後も続く中国による日本産食品の輸入規制についても早期解除を改めて要請した。北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決に向けても中国の理解と支持を重ねて求めた。 日中関係は昨年、首脳間の相互訪問が再開し、6月には習氏が国家主席として初来日した。政府は「完全に正常な軌道に戻った」(首相)としている。 首相は25日までに約50カ国の海外要人と会談する予定だが、大半の会談時間が10~15分程度である中、王氏とは約20分間かけて意見交換するなど中国を重視している姿勢を示した。 しかし、中国が領有権を主張する尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺では中国公船が領海侵入を繰り返している。23日も領海外側にある接続水域で中国海警局の船4隻が航行しているのを海上保安庁が確認した。首相は会談で尖閣周辺を含む東シナ海での活動の自制を重ねて求めたが、中国側に応じる気配はない。今後も中国公船の活動や不透明な邦人拘束が続けば、習氏を国賓として招くことに反対論が強まりかねない。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
正殿の儀 台湾や香港出席、正式招待せず(産経新聞)
22日の「即位礼正殿の儀」には、日本と外交関係がない台湾から、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(駐日大使)も列席した。政府は「一つの中国」の原則に立つ中国への配慮から、台湾の代表者を正式には招待しなかったが、日台の友好関係を踏まえ、謝氏を来賓として接遇した。 【写真でみる】「饗宴の儀」で提供された日本料理 政府が21日に発表した外国元首・祝賀使節団の参列者のリストに謝氏の名前はなかったが、台湾の外交部(日本の外務省に相当)は22日、謝氏が参列したと発表。日本政府も産経新聞の取材に対し、謝氏の参列を認めた。中国が反発し、祝賀ムードに好ましくない状況が生まれるのを回避するため、台湾の代表者の参列を積極的に公表しなかった可能性がある。 即位礼正殿の儀には、中国の特別行政区である香港の林鄭月娥(りんていげつが)行政長官とマカオの崔世安行政長官も参列した。外務省によると、政府はこの2人に対しても正式な招待は出していなかったという。 外務省の大鷹正人外務報道官は23日の記者会見で「即位礼正殿の儀への出席は、平成の際の前例や、他の政府主催の式典の例を踏まえながら扱いを検討した」と説明した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
大阪万博協会、公益法人に 理事に理研・高橋氏ら(産経新聞)
2025年大阪・関西万博の運営主体「日本国際博覧会協会」は23日、一般社団法人から公益社団法人に移行したと発表した。企業からの寄付が受けやすくなるメリットがあるという。東京都内で同日開いた会合では、新たに理事3人を選任。万博のロゴマークを来春に決定するまでの選考手続きも確認した。 新理事はいずれも女性で、理化学研究所客員主管研究員の高橋政代氏や華道家の池坊専好氏ら。男性だけだった理事メンバーに加わる。ロゴの選考委員会座長に、建築家の安藤忠雄氏が就任することも正式に決まった。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
スパコンしのぐ量子計算を初実証 グーグルが英科学誌に発表(共同通信)
次世代の超高速計算機と期待される量子コンピューターの試作機を使い、世界最高速のスーパーコンピューターより速く計算できる「量子超越性」を初めて実証したと、米グーグルの研究チームが23日、英科学誌ネイチャーに発表した。新材料や新薬の開発などに使える本格的な量子コンピューターの開発に向けた重要な一歩だとしている。 ただ、今回は量子コンピューターに有利で実用性に乏しい問題を選んで解かせた。現在の計算能力は産業利用には足りず、間違いも起きる。多様な問題を正確に解くスパコンと競う水準に達するのはまだ先とみられる。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
伝統芸能でおもてなし 安倍首相夫妻晩餐会(産経新聞)
天皇陛下の「即位礼正殿の儀」に参列した外国元首らを招いた安倍晋三首相夫妻主催の晩餐(ばんさん)会が23日、都内のホテルで開かれた。 【写真でみる】「饗宴の儀」で提供された日本料理 文化行事では、狂言師の野村萬斎さんと歌舞伎俳優の市川海老蔵さん、文楽人形遣いの吉田玉男さんらが五穀豊穣(ほうじょう)を祈り舞う演目「三番叟(さんばそう)」を共演。能楽師の観世清和さんと三郎太さんの親子演者による演目「石橋(しゃっきょう)」も披露された。 晩餐会ではマツタケや伊勢エビなど日本古来の食材だけではなく、洋の食材も取り入れた「和洋折衷」の料理がふるまわれた。東日本大震災の被災地の岩手県産の雑穀米や福島県産の日本酒も用意。イスラム教の教義に沿った「ハラル」対応のメニューなど、出席者が食習慣に合わせて選べるようにした。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
2度目の出所から半年で再犯 女性乱暴で山梨の男逮捕(産経新聞)
女性に乱暴したとして、山梨県警捜査1課と甲府暑は22日、住居侵入と強制性交の疑いで同県南アルプス市飯野、会社員、米山寿仁容疑者(46)を逮捕した。米山容疑者は同様の犯行でこれまで2度服役しており、2月に出所したばかりだった。 逮捕容疑は8月28日午前4時半ごろから同5時20分ごろにかけて、甲府市内のアパートの一室に侵入し、就寝中の20代女性に乱暴したとしている。 捜査関係者などによると、米山容疑者は24歳だった平成9年に複数の強盗や強姦、強制わいせつ事件で甲府暑に逮捕され、懲役10年の刑が確定。35歳で仮釈放中の20年に再び強盗強姦事件を起こして同署に逮捕された。 2度目も懲役10年の判決を受け、満期出所して南アルプス市内の会社で働いていた。同社は国の出所者就労支援事業に協力して出所者を積極的に雇用している。 社長は産経新聞の取材に対し「彼は就職を何社も断られて、うちに来た。『生まれ変わる』と言って真面目に働き、ボランティア活動も行っていた。本当に驚いている。残念だ」と話した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース