【動画】即位礼正殿の儀でお言葉を述べる天皇陛下=宮内庁提供 天皇陛下の即位を国内外に知らしめる儀式「即位の礼」が22日に執り行われました。そのハイライトと言えるのが22日の「即位礼正殿の儀」。天皇陛下自らが即位を宣言しました。1日の出来事を解説とともにタイムラインでまとめています。 祝宴「饗宴の儀」が終了 即位の礼初日となった22日夜、皇居・宮殿で催された「饗宴の儀」が終了した。各国の王族や大統領などが出席し、天皇、皇后両陛下や皇族方と懇談した。 「饗宴の儀」メニュー、プリンスホテルのシェフが担当 即位の礼初日となった22日夜には、各国の王族や大統領などを招いた祝宴「饗宴(きょうえん)の儀」が皇居・宮殿で催された。平成の時と同様、宮内庁から外注されたプリンスホテルのシェフが料理を担当。和食中心の料理がふるまわれた。 メニューは和食中心だったが、肉料理に慣れた欧米諸国の人たちにもなじみやすいような材料で仕立てたという。宗教上の観点から、イスラム教の戒律に従って調理したハラールのメニュー、菜食主義者用の献立も用意された。 祝宴は25、29、31日も続く。内閣総理大臣や各界代表者らが出席する25日には、より和食色の強い料理がふるまわれる。 〈饗宴(きょうえん)の儀の献立〉(22日) 【前菜】かすご鯛姿焼、エビ鉄扇、アワビ塩蒸、百合根、鴨錦焼、黄柚子釜、篠鮟肝(しのあんきも)、栗、きゅうり 【酢の物】 魚介酢漬、スモークサーモン、帆立て貝、ヒラメ、ワカサギ 【焼き物】 牛肉アスパラガス巻、ブロッコリー、生椎茸、小タマネギ、小トマト 【温物】茶わん蒸し、ふかひれ、マイタケ、三つ葉 【揚げ物】三色揚(カニ、キス、若鶏)、紅葉麩、クワイ、銀杏、松葉そば 【加薬飯】鯛そぼろ、タケノコ、シイタケ、かんぴょう、錦糸玉子、紅ショウガ 【吸い物】伊勢エビ葛打、松茸、つる菜 【果物】 【菓子】 フィリピンのドゥテルテ大統領が帰国 天皇陛下の「即位礼正殿の儀」に参列するため、22日から日本を訪問していたフィリピンのドゥテルテ大統領は、背骨の腰に近い部分に強い痛みを訴え、予定を切り上げて同日夜帰国することを決めた。フィリピン大統領府によると先週、マニラでバイクから転落した際のけがの痛みとみられ、日本では杖を使って歩いていたという。海外からの賓客のための22日夜の祝宴「饗宴(きょうえん)の儀」には、大統領の長女でダバオ市長のサラ・ドゥテルテ氏が出席する。 19時すぎ 祝宴「饗宴の儀」始まる 「即位礼正殿の儀」に参列するために来日した外国元首らをもてなす祝宴「饗宴(きょうえん)の儀」が22日夜、皇居・宮殿で始まった。 平成の即位の礼にも参列したブルネイのボルキア国王のほか、英国のチャールズ皇太子らが招待された。 祝宴では、天皇陛下が同日午前に即位を宣言した舞台「高御座(たかみくら)」などが公開され、舞楽が披露される。 解説 夜は国外の賓客らをもてなす祝宴「饗宴の儀」 夜には、皇居・豊明殿を主会場に、主に国外の賓客をもてなす祝宴「饗宴(きょうえん)の儀」がある。出席者には高御座や御帳台が公開され、食事や飲み物が振る舞われる。終了時間は午後11時前。祝宴は、25、29、31日と続く。 16:10 那覇市の高校生、相良倫子さん「平和を希求するおことばだった」 即位礼正殿の儀には、那覇市の高校1年生相良倫子(さがらりんこ)さん(15)も参列した。中学3年生だった昨年、沖縄慰霊の日の戦没者追悼式で、自作の「平和の詩」を朗読して注目された。 相良さんは、高校の制服姿で参列した。儀式の様子を直接見られる位置にいなかったため、モニター越しに見守ったという。「国民の幸せと世界の平和を常に願い」という天皇陛下のおことばについて、「平和を希求する心がわかる、すてきなおことばだった」と振り返った。 上皇陛下は、沖縄へ深い思いを寄せられたことで知られる。「おことばからは、上皇陛下の思いを引き継ぐ、というお気持ちが伝わってきた。沖縄だけでなく日本中の平和のために尽くしてくれると思う」と期待を込めた。また、「戦争を体験してもなお穏やかに生きている、私たちの祖母や曽祖母のような存在が沖縄にいることを知ってほしい」と話した。 15:50 中西進さん「カーッと日が照ってきまして」 「令和」の考案者とされる万葉集研究の大家、中西進さんは即位礼正殿の儀に参加した後、報道各社の取材に応じ、「(陛下のお話がある時は)カーッと日が照ってきまして、素晴らしい日本の未来を思わせるようにとてもいい雰囲気になりました」と話した。 その上で、「陛下も、総理も国民の幸せと、国家の世界的な平和をおっしゃったこと、非常に私は良かったなあと思いました。最後に総理のお話が終わるときに、令和元年10月22日とちゃんと元号も言って下さったんで、良かったと思います。いい日本になると思いますね。皆さんの力を合わせてそう致しましょう」と話した。 両陛下のご様子については「非常に謹厳な趣で、陛下はきりっと口をお結びになって、決意のほどがしのばれました。皇后様は非常に慎み深く、奥行きの深い感じにさせられました。いいスタートを切ったんじゃないでしょうか」 15:45 王貞治さん「日本の良さを感じられる式典でした」 即位礼正殿の儀に参加した王貞治さんは取材に、「日本の伝統的な衣装がすばらしかったですね。外国のみなさんも感銘を受けたのでは。平和と幸せ、ということを天皇陛下も言われていました。普段感じることができない日本の良さを感じられる式典でした」と話した。 秋篠宮家の装束姿 即位礼正殿の儀に臨んだ、秋篠宮文仁さまの装束姿。束帯は、皇太子が着用する「黄丹袍(おうにのほう)」。垂纓(すいえい)の冠、天皇陛下から譲られた豊後国行平御太刀を身につけている。 秋篠宮妃紀子さまは、深紫亀甲(ふかむらさききっこう)の地紋に、白尾長鳥丸(しろおながどりのまる)を上紋とした唐衣、紅固織物に松立湧の紋をあしらった五衣、三重襷(だすき)の紋に桐竹鳳凰(ほうおう)の描絵をあしらった裳(も)といういわゆる十二単(ひとえ)姿。 長女の眞子さまと次女の佳子さまは、紫亀甲の地紋に、白雲鶴丸(しろうんかくのまる)を上紋とした唐衣、萌葱(もえぎ)固織物に松立湧の紋をあしらった五衣、三重襷(だすき)の紋に桐竹尾長鳥の地摺(じすり)をあしらった裳(も)といういわゆる十二単(ひとえ)姿。長ばかまの色は、未婚であることを表す。 来日した主な海外要人 招待国数は約190カ国、即位関連予算は約160億円にのぼる。 13:15 […]
台風19号で被災の丸森町、さらなる浸水防止へ警戒
東日本に記録的な大雨をもたらした台風19号の上陸から10日となる22日、広範囲にわたる浸水で甚大な被害を受けた宮城県丸森町では朝から大粒の雨が降り続いた。 さらなる浸水被害を防ごうと、町は川沿いに排水ポンプ車を配備して警戒に当たった。町役場近くで決壊した新川の堤防では、この日も土囊(どのう)を並べる補強作業が進められた。 町役場前のグラウンドに設けられた災害ごみの仮置き場には、山積みになった家財道具などが降りしきる雨に打たれていた。この日も、泥をかぶった家財道具などを満載した軽トラックが、ぬかるんだグラウンドを次々と往来していた。(恵原弘太郎) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
眞子さま28歳 ご両親支え、新たなお務めも (産経新聞)
秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さまは23日、28歳の誕生日を迎えられた。代替わりに伴い、皇嗣(こうし)となられた秋篠宮さまから複数の国内行事を引き継いだほか、7月には南米2カ国を公式訪問するなど、秋篠宮ご夫妻を支えながら成年皇族としての務めを果たされている。 5月には全国都市緑化祭のため、長野県をご訪問。今月も茨城県で行われた国民体育大会の閉会式に臨席し、天皇杯、皇后杯を授与された。7月には日本人移住120周年を迎えたペルーとボリビアを公式訪問された。この1年は成年皇族としても多くの皇室行事や儀式に臨み、22日の即位礼正殿の儀では、初めて十二単(ひとえ)を着用された。 眞子さまは国際基督教大学(ICU)大学院アーツ・サイエンス研究科博士後期課程に在学されている。ICU時代の同級生、小室圭さん(28)とのご婚約内定後の一連の儀式は延期の状態が続いている。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
即位礼正殿の儀、饗宴の儀が行われた10月22日(産経新聞)
7:02 皇后さまが儀式の準備のため、皇居に向け赤坂御所をご出発 7:10 皇后さまが皇居・半蔵門ご到着 8:08 天皇陛下が儀式の準備のため、皇居に向け赤坂御所をご出発 8:18 陛下が皇居・宮殿にご到着 8:30 政令恩赦「復権令」と特別基準恩赦を掲載した官報号外が国立印刷局の掲示板に張り出される 9:03 陛下が皇居・宮中三殿にお出ましに。即位礼を行うことを神前に奉告される「即位礼当日賢所大前(かしこどころおおまえ)の儀」「即位礼当日皇霊殿神殿に奉告の儀」が執り行われる 9:43 皇后さまが陛下に続いて賢所でご拝礼 10:05 秋篠宮さまをはじめ皇族方が三殿にご拝礼。その後、安倍晋三首相ら三権の長が拝礼 10:55ごろ 「即位礼正殿の儀」の参列者が宮殿に入り始める 11:02 宮内庁が雨天の式次第で行うと発表 12:20 安倍首相夫妻が宮殿に到着 12:51 秋篠宮さまをはじめ皇族方が宮殿「松の間」へ 12:55ごろ 雨が弱まり雲間から日が差す 13:05 天皇陛下が松の間にお出ましに。即位礼正殿の儀が始まる 13:17 「高御座(たかみくら)」で陛下がお言葉を述べられる 13:21 安倍首相が寿詞(よごと)を述べる 13:24 安倍首相と参列者の万歳三唱に合わせ、陸上自衛隊の礼砲が鳴り響く 13:35 天皇、皇后両陛下が松の間をご退出。即位礼正殿の儀が終了 15:00ごろ 天皇陛下が皇居を離れ、赤坂御所にいったんお戻りになる 19:15ごろ 「饗宴(きょうえん)の儀」に参列する外国賓客たちの車が皇居・宮殿に続々到着 19:20 饗宴の儀が始まる 23:20 饗宴の儀が終了 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「饗宴の儀」初日の夜は終了 両陛下は外国元首らとご歓談(産経新聞)
天皇陛下のご即位を祝う「饗宴(きょうえん)の儀」の初日が22日深夜、終了した。今月31日まで残り3回開催され、「即位の礼」の中心儀式「即位礼正殿の儀」の参列者や配偶者らを招待。天皇、皇后両陛下と秋篠宮ご夫妻をはじめとする皇族方が臨席し、食事をともにされる。 初日のこの夜は、まず外国元首らが宮殿に招かれた。えんび服姿の陛下と、ロングドレス姿の皇后さまは「竹の間」で参列者とあいさつを交わされ、宴会場の「豊明殿」へ。シャンデリアが輝く会場には流麗な雅楽の調べが流れ、キクやアイビーなどの草花を配した華やかな宴席が設けられた。陛下は隣のブルネイのボルキア国王と、皇后さまはスウェーデンのカール16世グスタフ国王と和やかに歓談された。 宴席に先立ち、参列者らには即位礼正殿の儀で天皇陛下が即位を宣明された玉座「高御座(たかみくら)」と、皇后さまが昇られた「御帳台(みちょうだい)」を観覧する機会も設けられた。そのほか、重厚な装束で舞う伝統舞楽「太平楽(たいへいらく)」などのもてなしも用意された。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
赤ちゃんが骨折の重傷…高速で渋滞車列に大型トレーラー突っ込む 7台絡む事故で17人ケガ(東海テレビ)
22日午前、愛知県弥富市の伊勢湾岸自動車道で車7台が絡む事故があり、最初に追突された車に乗っていた0歳の女の子など2人が重傷、子ども4人を含む15人が軽傷です。 22日午前11時ごろ、愛知県弥富市鍋田町の伊勢湾岸道・下りで、渋滞の列に大型トレーラーが追突したのをきっかけに、あわせて車7台が絡む事故がありました。 このうち最初に追突された乗用車に乗っていた、みよし市の会社員の男性(29)の0歳の長女が左足の骨を折る大ケガをしたほか、3歳の長男と男性の姉(30)、それに1歳の姪が軽いケガをしました。 さらに、別の乗用車を運転していた男性(45)がろっ骨を折るなど、この事故であわせて2人が重傷、15人が軽傷を負い、現場は6時間以上にわたり通行止めになりました。 警察は、大型トレーラーを運転していた会社員の男性(45)に話を聞くなどして、事故の原因を調べています。 東海テレビ 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
安倍昭恵首相夫人の白色ひざ丈ドレス姿が話題に(日刊スポーツ)
「即位礼正殿の儀」に参列した安倍晋三首相(65)の昭恵夫人(57)の白色ひざ丈ドレス姿が、ネット上で話題になっている。ツイッターでも昭恵夫人の名前がトレンド上位に入った。 【写真】髪をおすべらかしに結い十二単姿の眞子さまと佳子さま 日本人女性参列者はロングドレス姿も一部いたものの、着物姿が多かった。その中で、昭恵夫人はひざ丈と比較的短めな丈のドレス姿で、座った際にひざが見えていたことから、注目が集まったとみられる。「座るとひざが!」「足が見えてる」と驚く声や「洋装にしてもあのスカート丈って…日本のトップの妻が皇室の儀式であれはない」との指摘も飛んだ。 内閣総理大臣決定として発表された「即位礼正殿の儀の細目について」では、女性参列者の服装について「ロングドレス、デイドレス、白襟紋付またはこれらに相当するもの」と決められている。外務省HPによると、国際儀礼における女性のデイドレスとは、「普通丈のスーツ、ワンピース、アンサンブル」などとしている。昭恵夫人のひざ丈ドレス姿について、一部では「ドレスコード違反なのでは」との指摘も上がったが、違反には当たらないとみられる。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
秋篠宮家の眞子さま、28歳に 代替わりで公務増加(共同通信)
秋篠宮家の長女眞子さまが23日、28歳の誕生日を迎えられた。天皇代替わりで公務の担い手が不足する中、皇嗣家の長女として、秋篠宮ご夫妻の活動の一部を継承。海外や地方にも積極的に足を運んだ。 一方、小室圭さんとの婚約については、宮内庁が昨年2月、「準備を行う時間的余裕がない」として、結婚関連行事の2020年までの延期を発表している。 眞子さまは5月以降、ご夫妻から引き継いだ国体総合閉会式や全国都市緑化祭などに臨んだ。7月には日本人移住120周年を記念した現地での式典出席などのため2週間にわたって、南米のペルーとボリビアを公式訪問した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
歴史の重み感じた 祝福、明るい未来に 王貞治さん、羽生善治さんらが参列 (産経新聞)
降り続いていた雨の勢いがおさまり、皇居・宮殿に日の光が差し込んだ。「即位礼正殿の儀」が行われ、天皇陛下が即位を宣明された22日、皇居前には多くの国民が詰めかけて万歳で祝福した。歴史的な瞬間に立ち会った参列者からも、お祝いの声が相次いだ。 「日本の良さを改めて感じた。外国のみなさんも感銘を受けたんじゃないか」 国民栄誉賞受賞者のプロ野球ソフトバンクホークス球団会長、王貞治さん(79)は、儀式に参列した後、こう話した。王さんは平成2年の即位礼正殿の儀にも参列したという。「こういう年齢になって余計に重みを感じた」と語った。 23年に国民栄誉賞を受けたサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の元主将、澤穂希(ほまれ)さん(41)は「とても光栄。すごく緊張感があった」と笑顔をのぞかせた。元宇宙飛行士の毛利衛さん(71)は「素晴らしい日本の文化が世界に発信できたと思う」と力を込めた。 昭和48年にノーベル物理学賞を受賞した江崎玲於奈さん(94)も2度目の出席だという。「30年前と比べると、ずいぶん明るい雰囲気だった」と述べた。 元号「令和」の考案者とみられる万葉集研究の第一人者、中西進さん(90)は「ちょうど陛下がお話しになるときに日が照ってきた。すばらしい日本の未来を思わせるような、とてもいい儀式になった」と話した。 棋士の羽生善治さん(49)は「参列できたことは大変に光栄。長きにわたる日本の歴史と伝統の重みの一端に触れるという得がたい、とても貴重な経験を今後、いかしたい」と話した。 儀式が行われている時間帯には、皇居前に詰めかけた数百人の国民らから歓声もあがった。手にしたスマートフォンで式の中継を見守る人の姿もみられ、安倍晋三首相が万歳三唱すると、「天皇陛下、万歳」の声があがり、人々は両手を挙げた。 2人の娘と訪れた東京都渋谷区の主婦、春山節子さん(35)は「(昭和天皇の崩御で)喪に服した平成の始まりと違い、明るいムードでこの日を迎えられてうれしい。日本国民で良かった」と笑顔を浮かべた。 皇居には礼砲も響き、祝福ムードに包まれた。三重県伊勢市の大学生、小野寺崇良さん(24)は「歴史の節目に立ち会えた。次代を担う世代として身が引き締まる思いがした」と話した。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
静寂の中、厳かに即位ご宣明(産経新聞)
22日に行われた「即位礼正殿の儀」。舞台となる皇居・宮殿は当日、中庭に赤や黄、紫などの「旛」とよばれるのぼりが高々と掲げられ、白い玉石が敷かれた庭上を彩った。この日はあいにくの雨。中庭に整列する予定だった古装束姿の職員らは、宮殿内の回廊などに並び、儀式を見守った。 宮殿「松の間」に安倍晋三首相ら三権の長がそろい、歴代皇太子の装束「黄丹袍(おうにのほう)」を着た秋篠宮さま、十二単(ひとえ)姿の秋篠宮妃紀子さまをはじめ皇族方が進まれると、会場は静寂に包まれた。降り続いていた雨は霧雨に変わり、中庭に穏やかな光が差し込んだ。 午後1時過ぎ、「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」姿の天皇陛下が侍従を従えて松の間へ進み、「高御座(たかみくら)」にご登壇。髪を「おすべらかし」に結い、十二単のお姿の皇后さまは隣の「御帳台(みちょうだい)」へ。この間、両陛下のお姿は帳の裏側で参列者からは見えず、「コツ、コツ」と木靴の音だけが響いた。 「カーン」という「鉦(しょう)」の音を合図に参列者が起立すると、紫の帳(とばり)が開かれ、両陛下のお姿があらわに。陛下は小田野展丈(のぶたけ)侍従長からお言葉の紙を受け取ると、厳粛な面持ちのまま、ゆっくりと口を開かれた。 陛下のご宣明の後、安倍首相が祝辞を述べ、万歳三唱。北の丸公園では礼砲が打ち上げられ、地鳴りのような音が数秒おきに、繰り返し響いた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース