「助けてください」。台風19号に見舞われた12日夜。栃木県足利市の男性が自宅の玄関を開けると、見知らぬ男女らが飛び込んできた。外を見ると、一面に田んぼが広がっているはずが、急流が音をたてていた。 午後9時ごろ、同市寺岡町の会社員酒田秀夫さん(62)と妻英子さん(60)が自宅で台風19号のニュースを見ていると、突然呼び鈴がなった。玄関の扉を開けると、ずぶぬれの男女3人が立っていた。 「助けてください。車が動けなくなって」。30~40代ぐらいの夫婦と60代ぐらいの母親で、避難の途中だったという。 外に出ると、自宅前の道路はひざ下ほどの水位で水が勢いよく流れ、車が立ち往生していた。3人を室内に招き入れ、タオルを渡しコーヒーを出した。 また呼び鈴がなった。 今度は2歳ぐらいの幼児を連れ… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
仕事や生活への不安が高まる避難所 「心のケア」は?
台風19号支援通信 避難所ではプライバシー確保が難しかったり、仕事や生活への不安が高まったり、メンタル的にも落ち込みやすい。自分でできる「心のケア法」について、メンタルヘルスに詳しい渡部卓・帝京平成大学現代ライフ学部教授に聞いた。 まず、「その日あったこと、気持ちなどを書き出す」こと。手帳があればいいし、なければスマホなどに入力するのでもいいそうだ。「気持ちを吐き出すだけで意味がある。書き出すだけで、少し落ち着き、冷静になれる効果はある」と渡部さん。自分自身を客観視でき、気持ちが少し楽になるのだという。 また「腹式呼吸」をするのもいい。目を閉じて、鼻からゆっくり吸って、閉じた口の隙間からゆっくり吐いていく。吐くときに「身体の中の疲れ、モヤモヤ、イライラが少しずつ外に出ていく」とイメージするといい。 手軽にできる方法としては、スマホや携帯の待ち受け画面を、リラックスできる風景などに変えるのも手だという。「例えば森林の写真を待ち受けにするだけで、気晴らしになると思う」と助言する。(佐藤陽) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【動画】天気回復も土砂災害に警戒 関東は夕方以降再び雨の所も(15日7時更新)(ウェザーマップ)
きょう(火)は、日中は天気が回復する所が多くなりますが、東日本や東北では、引き続き土砂災害や川の増水や氾濫に警戒してください。関東ではきのう(月)のような寒さは少し緩むでしょう。 きょう(火)の午前中は寒気の影響で、日本海側で雲が広がりやすく雨の降る所がありますが、日中は天気が回復に向かい、晴れ間の戻る所もあるでしょう。ただ、新潟県は午後も雨の降りやすい状態が続きそうです。全国的には、日中は晴れる所が多いでしょう。 関東の雨も朝のうちにやんで、日中は日の差す時間もありますが、夕方以降は再び雨の降る所があるでしょう。東日本や東北では、これまでの大雨で土砂災害の危険度の高い状態が続いている所や、氾濫している川があります。雨が降っていない所でも、川の上流で降った雨で増水することがあります。 雨がやんでも、少しの雨でも、山の斜面や川など危険な場所には近づかないようにして、土砂災害や川の増水や氾濫への警戒を続けてください。 日中の気温は、太平洋側ではきのう(月)より高い所が多く、東京は22℃の予想です。東京では、きのうの日中は17℃くらいの時間もありました。きのうのような寒さは少し緩みますが、それでも少しひんやりと感じられそうです。 北陸や山陰では20℃に届かない所が多いでしょう。札幌は12℃と、11月上旬並みの予想です。日本海側では北よりの風が冷たく感じられそうです。 あす(水)から木曜日にかけては晴れる所が多くなりますが、金曜日から土曜日にかけては再び雨の範囲が広がり、雨脚の強まる所もありそうです。今週は一気に秋が深まり、朝晩はいっそうひんやりとしてきます。体調を崩さないように気をつけてください。(気象予報士・及川藍) 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「統一感」「女らしさ」…ヒール靴規定は誰のため? CA経験者に聞いた (47NEWS)
足のむくみ、多数のタコ、外反母趾、腰痛…ヒール靴を履くことで深刻な被害を受ける女性は多いのに、着用がルール化されているのはなぜ? 共同通信が企業にヒール靴の規定についてアンケートすると、「お客さまに不快感を与えないため」「制服との調和を図るため」などの答えが返ってきた。 履きたい人は履いていい。でも、強制ではなく、選択の自由を認めてほしい。そう訴える「#KuToo」キャンペーンが広がっている。背景にあるのは、健康被害を負ってまで「女性のマナー」としてヒール着用が求められることへの疑問や怒りだ。統一感ある身なりで知られる職業、航空会社の客室乗務員(CA)に尋ねると、化粧や髪形まで細かなルールで縛られるケースも。息苦しさを感じている実態も見えてきた。 ▽「避難訓練はスニーカー」の矛盾 「足の裏のタコの数がすごい。休日は足が疲れきって、外出できないことがある」 国内の航空会社のCAになって13年目の石井茜さん(32)=仮名=はため息をついた。機内では3~5センチの黒パンプス着用が定められ、自分で用意する。飲食サービス用のカートを動かしたり、客の手荷物を収納棚に収めたりと動き回るためパンプスは「消耗品」。3カ月に一足ははきつぶしている。勤務は長い時で9時間半に及び、足はむくんでぱんぱんに。揺れる機内で踏ん張るとよろけることもある。「怖い」のが本音だ。 CAは本来、保安要員のはずだが、いざという時にパンプスで十分に動けるとは思えない。ちなみに、避難訓練時はスニーカーでさせられている。脱出用滑り台を破らないためだ。「なんか矛盾していますよね」と苦笑いをした。 小さいころから憧れてきたこの職業は「思った以上の肉体労働」だ。足の悩みも尽きない。これまでは「こんなものかな」と規定を疑問に感じたことはなかったが、今は違う。 「確かに人の前に立つ仕事だから、会社が求めるCAのイメージは大事にしたい。でも、体調が良くない時ぐらいはヒールが低い靴を履いても良いとか、選べる自由も重要だと思う」 規定は靴以外にも及ぶ。石井さんによると、爪の長さは2ミリまで。別の50代CA伊藤陽子さん=仮名=が勤務する国内航空会社では、アレルギーがない限り白髪は染め、化粧も口紅を赤くしっかり塗るなどの規定がある。体重が増えて制服のサイズを上げることを上司に申し出にくい雰囲気があり、「出産後にダイエットをがんばって体型を戻した」と話す同僚もいた。それもこれも「男性目線での『美しさ』が求められているから」だと感じている。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
フロイトの有名な定説「夢は本能的な欲望の表れ」とは?(ニッポン放送)
夢は、眠っているときも脳が働いていることによって見るものです。睡眠には、体は休んでいても脳は起きている浅い眠りと、体も脳も休んでいる深い眠りの2つがあります。 浅い眠りのことを『レム睡眠』、深い眠りのことを『ノンレム睡眠』と言います。夢のほとんどは『レム睡眠』のときに見ると言われています。 夢について最初に科学的に解明しようとしたのが、オーストリアの精神科医で心理学者のジークムント・フロイトです。 フロイトは1900年に『夢は本能的な欲望の表れ』という説を発表しています。そして、夢には『願望がそのままの形で現れる場合』と、『潜在的な願望が形を変えて現れる場合』があるとしています。『潜在的な願望』とは、夢を見ている本人にもわからないような“抑圧された無意識的な願望”のことです。 フロイトの心理学でよく取り上げられる代表的な夢に、『猛獣に追われて逃げ回っている夢』というものがあります。このような夢を見たときは、目が覚めた瞬間に「あ~夢でよかった!」と、誰もがホッとすると思います。 フロイトは、こうした夢は“幼児期に親から受けた圧力が潜在的な不安となって現れるもの”と分析しています。また、『音』などの外からの刺激も夢に影響を与えるとしています。 夢の途中で何か鳴り出して、「せっかくイイところなのに!」と思ったら、目覚まし時計やスマートフォンのアラーム音だった…という経験、ひょっとしたらあるのではないでしょうか? スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい ニッポン放送ほか全国ネットFM93AM1242ニッポン放送 月~金 朝7:37から(「飯田浩司のOK! Cozy up!」内)ネット局の放送時間は各放送局のホームページでお確かめください。 ニッポン放送 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
ゲノム編集食品を新聞社説はどう書いた 懸念か、イノベーションか、それとも…(J-CASTニュース)
遺伝子改変技術を使って品種改良した「ゲノム編集食品」の販売や流通に関する届け出制度が2019年10月から始まった。ただ、厚生労働省への届け出は任意で、消費者庁は表示義務も課さなかった。体の大きなマダイや血圧を下げる成分を増やしたトマトなどの開発が進められており、年内にも食品として販売可能になる見通しだが、一部消費者の懸念も根強い。 遺伝子改変技術と言っても、幅が広い。食品については、大きく分けて、外部の遺伝子を加える「遺伝子組み換え食品」と、元々持っている遺伝子の一部を切断したり取り除いたりするなどの方法で製造されるゲノム編集食品に大別される。 ■ネット調査では4割以上が「食べたくない」 どんなものができているのか。たとえば普通のトウモロコシに、害虫に強い遺伝子を新たに組み込むと、普通のトウモロコシが、害虫に強いトウモロコシになるが、これは遺伝子組み換えに当たる。 これに対しゲノム編集食品は、例えば、1.2倍くらいの肉厚のタイがあり、普通のタイから筋肉の発達を抑える遺伝子を切断するもの。牛でも同様の技術研修がされている。肉量の多いフグは、食欲抑制の遺伝子を壊す。血圧を下げる「GABA」という物質の生成を抑える遺伝子を壊し、GABAを多く含むトマトの開発も進んでいる。 とはいえ、このゲノム編集食品への消費者の心配は根強い。東京大学研究者チームによる1万人以上の消費者のインターネット調査(2018年)で4割以上がゲノム編集食品を「食べたくない」と回答し、「食べたい」は1割にとどまった。 これに対する国の対応が議論になっている。 厚労省は従来から遺伝子組み換え食品について、安全性の審査を義務付けてきたが、ゲノム編集食品については3月に安全審査は必要ないと判断し、10月からの「解禁」への道を開いた。自然界でも放射線などの影響で遺伝子の一部が壊れ、新たな種が生まれる突然変異は起こり、これとゲノム編集食品は、理屈上、同じだという理由だ。事業者にどこをゲノム編集したかなどの情報を届け出るよう求めるものの、義務化はしない。10月からはどちらに該当するかについて、事前相談も受けている。 次ページは:従来の品種改良と「区別」難しく 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
富士の米軍基地で見つけた「幻のピザチェーン店」負担6204億円「前線」につながる軍人たちの静かな日常(withnews)
日本全国に5万4千人いる在日米軍の将兵たちはどんな毎日を送っているのだろう? 米海兵隊キャンプ富士(静岡県御殿場市)と米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)を8月下旬に訪れると、そこには「サポート(支援)」や「ロジスティックス(後方支援)」に取り組む軍人たちの日常があった。(名古屋報道センター・前川浩之) 【画像】ここでしか食べられない!?基地内で見た「アンソニーズ・ピザ」の看板 あちこちに鉄棒が…… 取材は、在名古屋米国領事館が主催した日本人記者向けプレスツアーとして行われた。 キャンプ富士では、基地トップの司令官マイケル・ライリー大佐(47)が取材班を迎えてくれた。筋肉がついた、いかにも海兵隊員というがっちり体形だ。 基地の広さは東京ドーム26個分にあたる309エーカー(約125万平方メートル)。その基地内のあちこちに鉄棒がある。なんでまた、鉄棒……。ライリー大佐に尋ねると、「海兵隊の基地に鉄棒がないなら、何かおかしいということになる」と笑われた。海兵隊員たるもの、暇があれば懸垂せよ、ということらしい。 在日米軍によると、日本には約1万8千人の米海兵隊員がいるが、このうちキャンプ富士には軍人として135人がいるだけだ。さらに米民間人従業員が15人。彼ら150人の仕事は、沖縄にいる米海兵隊の部隊を受け入れ、隣にある演習場での訓練をコーディネートすること。いわゆるサポート部隊にあたる。 基地内のバラック(兵舎)には2100人が寝泊まりでき、6週間~3カ月ほどの訓練に訪れる隊員らの面倒も見る。基地では米国人と同規模の日本人従業員150人も働く。消防隊は全員日本人で、食堂や施設管理なども日本人が担っているといい、ライリー大佐は「日本人スタッフがいないと、基地が回らない」と話す。 キャンプ富士は第2次世界大戦後、米軍が接収した旧日本軍の施設跡地に造られた。県道を挟んで陸上自衛隊滝ケ原駐屯地と向かい合っており、隣に広がる陸自の本州最大の演習場「東富士演習場」を日米で共同利用している。ライリー大佐は「この規模で米軍が恒常的に使える訓練施設はここぐらいで、北東アジアでも珍しい。日本で最高の訓練施設だ」と語る。 記者が訪れた8月28日は、沖縄の米海兵隊員が、キャンプ富士配備の水陸両用車(AAV)を使って口径50ミリ機関銃の実弾射撃訓練などをしていた。AAVはこのまま水に浮いて進むことができる海兵隊らしい装備で、上陸作戦に使える。こうした車両をいつでも使えるように整備しておくのもキャンプ富士の仕事だという。 次ページは:米ショッピングモールの雰囲気 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
台風の被災地へ テック・フォース派遣、緊急支援物資(CBCテレビ)
台風19号の被災地へ災害対策派遣隊を送るなどこの地方からも支援が始まっています。 国土交通省中部地方整備局は台風19号で被災した関東と東北地方の被災地に「テック・フォース」と呼ばれる緊急災害対策派遣隊を派遣しました。 排水ポンプ車25台、照明設備車両10台がそれぞれの現場で排水作業を支援する他、隊員が被災状況を調査します。 一方、愛知県豊田市や岐阜市など、この地方の4つの市が協力し、長野市の災害対策本部に緊急支援物資を送りました。 きのうは豊田市の防災ステーションで防水シートや土のう袋などがトラックに積み込まれ、現地に向けて出発しました。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
台風避け長野へ「疎開」した記者 想定外の避難と油断
【動画】台風19号で氾濫した長野県の千曲川流域=14日、堀英二撮影 大型台風が東京を直撃するというので、ちょうど連休だし「疎開」でもしようかと軽い気持ちで帰省した先の長野県で、想定外の避難を経験することになった。 けたたましいアラームの音にたたき起こされたのは13日午前6時50分すぎ。慌てて手に取ったスマートフォンの画面には、実家の地名が名指しされ、「大至急避難を」と書いてある。上田市の真ん中を東から西へ流れる千曲(ちくま)川で「上田橋付近の堤防が崩れ始めている」という。市街地へ行く際にいつも渡っている、実家のすぐ近くにある橋だ。 私は目を疑った。どうして今さら? 前日の12日、確かに県内には大雨特別警報が出ていた。ふだんの台風と同じくらいかちょっと強めの風だなと感じていた午後7時ごろ、千曲川の水位が上がって避難指示が出たのを知った。電話してきた近所の人がいうには、周辺の避難所はすでにいっぱいらしい。川までは直線で約400メートル。ハザードマップによれば、上田城の対岸にある我が家は最大で3~5メートルの浸水に襲われる危険がある。 いまから移動するのは危険だと判断し、実家の2階で嵐が過ぎるのを待とうと決めた。昼のあいだに買い置きしていた水やお茶、停電に備えて多めに作ったおかずやごはん、インスタント食品、長靴、着替え。当座に必要そうなものをすべて2階に上げ、パソコンを開いた。 国土交通省が市内で観測してい… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
千曲川氾濫の浸水地域、救助完了 孤立の病院などから
台風19号による豪雨のため千曲(ちくま)川の氾濫などで長野市内で浸水した地域について、長野県の対策本部は14日夜、救助活動を完了した、と発表した。 対策本部によると、千曲川の堤防が決壊して浸水した穂保(ほやす)地区付近の地域では、救助要請があったうち少なくとも38人と、孤立した病院や介護施設に200人以上が取り残されていたが、県警や消防、自衛隊が14日朝からヘリコプターや車両を使って救助した。 ただ、同地域で男性1人が心肺停止の状態で見つかり、ヘリコプターで救助されたあと、病院に搬送されたが死亡が確認された。70~80代とみられる。長野市消防によると、男性は妻とともに、県警が同日午前9時15分ごろに発見。妻は意識があり、命に別条はないという。 県警と消防、自衛隊はこの日、長野市内でほかに浸水した篠ノ井地区、松代地区も含め全4518世帯を訪問。住民から聞きとりをしたり、救助要請の情報などとつきあわせたりした結果、現時点では「行方不明者はいない」とみている。だが、住宅の中へは入っていないため、15日以降は民生委員や区長らの協力を得て安否確認は続ける。 阿部守一知事はこの日の対策会議で、「残念ながら、1名の死亡が確認され大変残念だが、この3日間で(県内全体で)1132名を救出いただけた。未曽有の大災害のなかで大変ありがたい」と述べた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル