JR九州は13日、台風19号を理由に切符を払い戻した客から誤って手数料を徴収した、と発表した。本来は手数料無しで払い戻すはずだったが、一部の駅では誤って通常通りの手数料をとっており、誤徴収額は最大で計7万1260円になる可能性があるという。 誤徴収したのは、11日午後3時40分~12日夜に長崎駅、佐世保駅、有田駅、鹿児島中央駅の4駅で払い戻した切符。JR九州は、11~14日を有効期間に含む乗車券などについては、台風19号の影響との申告があれば無料で払い戻すとホームページなどで告知していた。しかし、一部の駅で周知されず、九州内の切符は対象外と判断して、通常の手数料をとっていたという。 12日夕、長崎駅で払い戻した客が気付いて発覚した。JRが2日間の全駅の払い戻し記録を調べたところ、この4駅で扱った173枚で、誤った対応をした可能性があることがわかったという。申し出があれば手数料を返金するとしており、「払い戻した駅に問い合わせてほしい」と呼びかけている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
中央道・八王子JCT―大月IC、復旧まで数日以上
中日本高速道路は13日夜、通行止めとなっている中央道の八王子ジャンクション(JCT)―大月インターチェンジ(IC)間の上下線について、開通まで数日以上を要すると明らかにした。 同社によると、上り線の小仏トンネル(東京都・神奈川県)の出口付近で土砂崩れがあり、トンネルの内外に土砂が積もっているほか、相模湖バス停(神奈川県)の西側でものり面が崩落し、道路が上下線とも土砂で埋まったという。 東京都内の圏央道でも、八王子JCT―あきる野ICの外回り線が土砂崩れのため通行止めとなり、高尾山IC料金所も閉鎖している。復旧まで1~2日かかる可能性があるという。 このほか、神奈川県の西湘バイパスは上下線とも全線が通行止めとなっており、復旧のめどは立っていない。防護柵やガードレールが数十カ所で破損しているほか、西湘パーキングエリアの売店や食堂に波が打ちつけて、ガラス窓などが破損しているという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
台風19号、29人死亡14人不明 堤防決壊は21河川
【動画】浸水した宮城県丸森町や福島県いわき市、水戸市=野津賢治撮影 各地に大雨被害をもたらした台風19号で、13日午後9時までの朝日新聞の集計では、少なくとも29人が死亡、14人が行方不明となっている。国土交通省などによると、関東や東北など計21河川で堤防が決壊して浸水するなど、東日本を中心に36都道府県に被害は広がっている。 この台風の影響で、関東や東北など10県で計29人が亡くなった。宮城県で6人、福島県で5人が亡くなったほか、栃木県や神奈川県、群馬県でそれぞれ4人が死亡した。長野県では4人が行方不明になっている。河川の水が広範囲にあふれ出たことなどから、各地で計1697棟が床上浸水し、1666棟が床下浸水した。さらに被害は広がりそうだ。ほかに川崎市の沖合で12日夜、パナマ船籍の貨物船が沈没し、5人が死亡、3人が不明となっている。 気象庁によると、台風19号の12日夜までの48時間雨量は、神奈川県箱根町で1001・0ミリに達し、静岡県伊豆市で760・0ミリ、埼玉県秩父市で687・0ミリを記録。それぞれ観測史上1位を更新した。24時間雨量では、宮城県で600ミリ近く、福島県で400ミリを観測した地点もあり、東北の17地点が記録を塗り替えた。 大雨で急な増水に耐えられず、各地で堤防が決壊。国交省によると、13日午後4時現在、千曲(ちくま)川(長野市)や久慈川(茨城県常陸大宮市)など6県で、国と県が管理する21河川24カ所の堤防が決壊した。国管理の24河川、都道府県管理の118河川でも水が堤防を越えたという。 ダムの貯水量が急増して決壊するのを防ぐための緊急放流も12日夜から13日未明にかけて、長野、茨城、神奈川、栃木、福島の5県6カ所で実施された。 国交省北陸地方整備局によると、千曲川では13日午前2時15分ごろから堤防が壊れ始め、朝方にかけて決壊したとみられる。広範囲に水があふれ出し、多くの住宅が浸水した。北陸新幹線の保守点検を担うJR東日本の長野新幹線車両センターも浸水し、車両計10編成が水につかった。 宮城県丸森町では阿武隈(あぶくま)川の増水によって中心部が冠水し、町役場が孤立した。埼玉県川越市では越辺(おっぺ)川の堤防が決壊し、老人施設が孤立状態になるなど、各地で浸水被害が相次いだ。岩手や福島、山梨、静岡など15都県の計56カ所で、土石流やがけ崩れも発生した。 国交省利根川下流河川事務所によると、利根川は13日午後6時現在、茨城県稲敷市の横利根観測所で氾濫(はんらん)危険水位の4・4メートルを超えた。水位は上昇しており、同事務所は流域の自治体に警戒を呼びかけている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
決勝進出 関西のファンも歓喜(読売テレビ)
読売テレビ ラグビーワールドカップで日本代表が勝利で史上初の決勝トーナメント進出を果たし、関西のファンも歓喜に酔いしれた。 横浜国際総合競技場で行われた、スコットランド代表との一戦は先制トライを許したものの、前半25分に稲垣選手のトライで逆転。その後は日本代表が試合を有利に進め、28-21で勝利した。 この勝利で、日本ラグビー史上初めてとなる決勝トーナメント進出が決まり、大阪市内でも号外が配られた。 号外を受け取ったひとは「日本おめでとう!」「応援した甲斐がありました。感無量です本当に。優勝!」などと喜びを隠せなかった。 日本代表は1位で予選を通過し、4年前のワールドカップで勝利した南アフリカ代表と20日(日)に、ベスト4をかけて戦う。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
パナマ船籍の貨物船沈没、死者は5人に 3人が行方不明
川崎市の沖合で12日夜、台風19号に備え停泊していたパナマ船籍の貨物船が沈没した。いずれも外国籍の乗組員12人のうち、4人は救助されたが中国籍の男性機関員(49)ら5人が心肺停止の状態で見つかり、ともに死亡が確認された。残り3人が行方不明という。 第3管区海上保安本部によると、船舶は川崎市川崎区東扇島の南東約3キロの沖合で、いかりを下ろしていたパナマ船籍の貨物船「JIA(ジア) DE(デ)」(1925トン)。付近に停泊していた船から12日午後11時20分ごろ、「海面を人が泳いでいる」と東京湾海上交通センターに通報があった。 巡視艇などが捜索し、ミャンマー国籍の船長と機関員、ベトナム国籍の機関長、中国籍の2等航海士の4人を13日未明に救助。同日午前6時15分ごろ、ダイバーが海底に沈んでいる船体を発見した。貨物船はスクラップ約3千トンを積んでいたという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
首都圏などの停電、なお11万戸 千葉では5.1万戸
電力各社によると、台風19号の影響による停電は13日午後10時の時点で、首都圏を中心に約11万戸で続いている。千葉県は房総半島南部を中心に約5万1千戸、長野県は軽井沢町や長野市などで約3万8千戸が停電している。宮城、福島、岩手の各県でも約6千戸が停電している。 厚生労働省によると、13日午後5時現在で、福島県いわき市で4万5400戸、茨城県常陸大宮市で1万5千戸など14都県の12万653戸が断水となった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ノーベル文学賞発表を担当、サラ・ダニウスさん死去
ノーベル文学賞の選考団体・スウェーデン・アカデミーの元事務局長、サラ・ダニウスさんが12日、死去した。57歳だった。乳がんを患い、闘病していた。AP通信などが伝えた。 ダニウスさんは2013年にアカデミー会員となり、15年に女性として初の事務局長に就任。伝統にとらわれない選考のあり方の実現に指導力を発揮し、チェルノブイリ原発事故の被災者の証言集などで知られるベラルーシの作家スベトラーナ・アレクシエービッチさんや米国のミュージシャンのボブ・ディランさん、日系英国人作家のカズオ・イシグロさんへの文学賞授与を発表したことで知られる。 アカデミーをめぐっては17年11月、アカデミー会員を妻に持ち、文学界に強い影響力を持つ写真家の性的暴行疑惑が浮上。ダニウスさんは、この写真家に近い有力会員と対立し、昨年、事務局長を辞任、今年に入って会員も辞めた。一連のスキャンダルでアカデミーは18年の文学賞の受賞者発表を見送り、今月10日に18年と19年の受賞者を発表していた。(ロンドン=下司佳代子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
タイヤ空転し摩擦で出火か 台風で路面にわら、車全焼(共同通信)
13日午後7時55分ごろ、仙台市宮城野区田子富里の市道で、乗用車1台が全焼する火災があった。仙台東署によると、同市の会社役員の男性(75)が台風19号で冠水した路上に残った稲わらに乗り上げ立ち往生した。バックしようとアクセルを踏んでいたところ、タイヤが空転を繰り返し、摩擦熱で出火したとみられる。 男性はレッカー車を呼んだが、到着までの間、発進を試みていた。約50分で鎮火し、男性にけがはなかった。男性は「エンジンルームの下辺りから火が出た」と話しているという。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
千曲川浸水、最大4.3メートル 長野市、地理院が推計(共同通信)
国土地理院は13日、台風19号の大雨で千曲川の堤防が決壊したことによる長野市の浸水被害が、JR東日本の「長野新幹線車両センター」付近で最大深さ約4.3メートルに達したとの推計を明らかにした。航空写真や標高データなどを基に、算出した。 堤防が欠けた長野市穂保周辺で、少なくとも南北5キロの範囲に浸水が確認できるという。 地理院によると、国土交通省のヘリコプターから撮影した写真や、ツイッターに投稿された撮影場所を特定できる写真を多数組み合わせて解析した。正確な浸水範囲や水深を調べるには、地上からの測定が今後必要としている。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
ANAとJAL、台風19号で2170便欠航 2日間で35万人影響(Aviation Wire)
日本の各地に大きな被害をもたらした台風19号の影響で、空の便は全日本空輸(ANA/NH)と日本航空(JAL/JL、9201)の大手2社だけで、10月12日から13日の2日間で羽田空港や成田空港の発着便を中心に2170便が欠航し、34万8950人に影響が及んだ。 ANAでは、台風が日本に上陸した12日は国内線615便と国際線167便の計782便が欠航。約12万700人に影響が及んだ。13日は羽田と成田の発着便を中心に国内線297便と国際線84便の合わせて381便が欠航し、約6万5800人に影響が生じた。 JALでは、12日は国内線543便と国際線122便の計665便が欠航。約10万2650人に影響が出た。13日は羽田と成田の発着便を中心に国内線278便と国際線64便の合わせて342便が欠航し、約5万9800人に影響した。 12日夜は台風による強風のため、機体を空港のオープンスポットに駐機できなかったことから、羽田と成田には13日、福岡などに疎開していた機体が商業運航便やフェリーフライト(回航)で次々に戻ってきた。JALのエアバスA350-900型機の2号機(登録記号JA02XJ)と3号機(JA03XJ)も、13日午前に福岡から羽田へ戻った。12日午後9時には、羽田で風速34.6メートル、成田では18.2メートルを記録した。 また、羽田国際線ターミナルでは、ANAが設けた欠航便の利用者向けカウンターに、長い列ができていた。 14日も、札幌と伊丹、福岡から成田へ向かうJALの国内線3便が欠航するなど、影響が残る見通し。 Tadayuki YOSHIKAWA 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース