大野宏2023年6月2日 15時06分 環太平洋大(IPU、岡山市東区)とサッカー元日本代表FW岡崎慎司選手(37)が、包括連携協定を結んだ。今後、相互の専門性をいかして高度なスポーツ科学人材を育成し、海外への進出を後押しする。 岡崎選手は兵庫・滝川二高から2005年にJ1清水に入り、11年からはドイツのシュツットガルトとマインツでプレー。15年に移籍したレスター(英)でクラブ初のプレミアリーグ制覇に貢献した。19年からはスペインのクラブ、昨季はベルギー1部のシントトロイデンに所属した。日本代表では119試合で50得点、ワールドカップに3度出場している。 一方でサッカーを通して日本や海外で学んだことを伝え、世界で通用する人材を育てたいとして、14年にドイツでアマチュアクラブ「FCバサラマインツ」を創設。FCバサラマインツが今春、IPUの学校法人が運営する通信制高校の三宮校(兵庫)と連携してサッカーコースを新設した縁が、IPUと岡崎選手の連携協定につながった。 5月31日に岡山市東区のIPUで調印式に臨んだ岡崎選手は「欧州に行って自分の可能性や価値が高まった経験をどう伝えていくかずっと考えてきた」とあいさつ。「欧州のトップクラブでもあるかどうかの施設や機器を、どうやっていかしていくか。現場のリアルを知っている自分が力になり、大学で成長して欧州へ行く新しい道をつくりたい」と話した。 IPUの大橋節子学長は「次の世代を世界へ送り出したいという思いは私たちと共通し、心強い」と語った。 岡崎選手の来季の去就は未定だが、欧州で現役を続ける意志は強く、学生に直接関われる期間は短い。兵庫県で運営するアマチュアクラブのコーチらを通じて、同選手の持つノウハウを伝えていくという。(大野宏) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東海道新幹線、浜松ー三河安城間など運転見合わせ 雨量計が規制値に
2023年6月2日 15時38分 東海道新幹線は2日午後2時25分ごろ、豊橋―三河安城間の雨量計が規制値に達したため、浜松―三河安城間などで上下とも運転を見合わせている。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
海岸で乳児の遺体焼き遺棄した疑い、20代男女を逮捕 静岡県警
2023年6月2日 12時30分 静岡県沼津市の海岸で体の一部が焼かれた生後まもない乳児の遺体が見つかった事件で、県警沼津署は2日までに、20代の男女2人を死体損壊と死体遺棄の疑いで逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。 逮捕されたのはいずれも住所不定、無職の女(24)と男(20)。同署によると、2人は5月27日、同市の千本浜海岸で女の子の乳児の遺体を焼き、放置した疑いがある。周辺で男女の目撃情報があったことから捜査を進め、市内の宿泊施設にいるのを発見したという。署は2人が乳児の親である可能性があるとみて、事件の経緯などを調べている。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
和歌山県北部で線状降水帯による非常に激しい雨 気象台警戒呼びかけ
2023年6月2日 12時35分 和歌山地方気象台は2日、和歌山県北部で線状降水帯による非常に激しい雨が降り続いていると発表した。「命に危険が及ぶ土砂災害や洪水による災害発生の危険度が急激に高まっている」と警戒を呼びかけている。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「糸7本+10粒」ひと目でわかる? 「納豆のまち・水戸」ロゴ決定
富永鈴香2023年6月2日 12時47分 【茨城】水戸市は、特産の納豆の魅力を広く発信するため、「納豆のまち・水戸」ロゴマークを決めた。 市によると、今年2~3月に案を募ったところ、34の都道府県から、498点の応募があった。納豆事業者や商工会議所などで構成する選定委員会の審査を経て、このほど最優秀賞1点が選ばれた。 制作したのは、水戸市の鈴木吉昭さん(61)。「一目で全てが伝わることを第一に考えデザインした。7本の糸と10粒の納豆で遊び心も加えた」とコメントしている。 市は条例で、7月10日を語呂合わせで「納豆の日」と定めている。ロゴマークは、納豆の販売促進をするキャンペーンや、納豆を紹介したパンフレットなど、納豆のPR事業で使用するという。 2022年の総務省の家計調査では、1世帯あたりの納豆購入額が5961円の全国4位と、21年の3位から順位を下げた。16年を最後に遠ざかっている首位の奪還を官民挙げてめざしており、消費拡大にもつなげたい考えだ。 市観光課の担当者は「多数の応募をいただき、納豆への注目の高さを改めて感じた。多くの人の目に触れてもらい、水戸のイメージアップを図りたい」と話した。(富永鈴香) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
台風で特急87本運休 関西の一部区間で終日運転取りやめへ JR西
2023年6月2日 8時59分 JR西日本近畿統括本部は2日、台風2号の接近に伴い、特急列車の「サンダーバード」「しらさぎ」「スーパーはくと」「くろしお」など計87本を運休すると発表した。京阪神エリア、和歌山エリアの一部区間でおおむね昼ごろから運転本数を減らし、最終電車の時間を繰り上げる。 また、和歌山線の高田―橋本間と加古川線の西脇市―谷川間で朝から終日運転を見合わせた。 北陸線、奈良線、関西線、大和路線、学研都市線、和歌山線、加古川線、姫新線、きのくに線の一部区間と、万葉まほろば線の全線でも昼ごろや夕方から、終日運転を取りやめる。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「当事者の存在可視化」 名古屋レインボープライド、10年のわだち
「名古屋レインボープライド」が、6月3日に名古屋市中心部のオアシス21で開かれる。2012年から始まった「虹色どまんなかパレード」が前身で、性的指向や性自認、人種や障害の有無に関わらず、誰もが生きやすい社会を目指す運動だ。この10年で自治体の後援や企業の協賛も広がっている。 「いつかではない。今、世の中が変わらないといけない」。レインボープライドの共同代表を務める樹梨杏(じゅりあん)さん(37)はそう話す。 初恋は中学2年生のとき、相手は同級生の女の子。自分の気持ちを周囲に打ち明けられず、「認めたくなかった」と振り返る。大学進学後、その女性と再会して交際を始め、自分たちがレズビアンだと気づいたという。 社会人になってからは戸籍上が女性で、男性として生きる人を好きになった。今は好きになる人の性別を問わないパンセクシュアルを自認する。 10年ほど前からはレズビアンを中心としたアイドルグループで活動を始めた。数年後、親にカミングアウトした。すぐには受け入れてもらえず、一時は関係が疎遠になった。 メディアの取材を受け始めると、当時高校生の弟がいじめられた。「LGBTQは伝染すると言われていたみたい。活動をやめようと思った」 それでも当事者やその家族といったファンの支えがあった。当事者の小学生の子は、「お姉さんたちを見ると元気が出ます」とファンレターをくれた。解散までの10年間、アイドルの活動を続けた。 今は会社員として働きながら、LGBTQの理解を深めてもらう出張授業を小中高校でしている。ある小学校で自身の経験を話すと、児童が「昔は気持ち悪いと言われたかもしれないけど、今はそんな時代じゃないんだよ」と、頭をなでてくれた。 「子どもたちは、当事者の存在を当たり前だと思っている。ちょっとずつ変わってきているのかな」 5月30日には、名古屋地裁で同性婚を認めないことは憲法違反とする国内2例目の判決が出た。傍聴席で判決を聞き、涙があふれた。「結婚式をやるなら絶対に家族に見てもらいたい」。その夢に一歩近づいた気がした。弟からは「生きてるうちに夢が叶うといいね」と連絡が来た。 一方、首相秘書官による差別発言があり、SNSには差別投稿が相次ぐ。樹梨杏さんは「レインボープライドを通して当事者の存在を可視化したい。沿道にいるかもしれない当事者に、ここに味方がいるよと伝えたい」。 レインボープライド事務局長の後藤彩仁(あやひと)さん(33)は、自らを男性でも女性でもないと考えるXジェンダーの当事者だ。 中学1年生で女の子を好きになったときは、周囲に同じ立場の当事者はおらず、孤独だった。「性同一性障害なのか、レズビアンなのか、自分が何者なのか分からなかった」 ライフプランを考える家庭科の授業で、「結婚」の文字が重くのしかかった。同性婚が認められていない現実に、明るい将来を描けなかった。 大学に入学し、名古屋・栄の… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
女性が橋から身を… 塾講師は1年前の記憶に背を押され、声をかけた
まだ肌寒い3月3日の午後3時。神戸市須磨区の塾講師久米智子さん(65)は、通勤途中に銀行へ立ち寄ろうと、いつもより30分早く家を出た。 10分ほど歩くと、交通量の多い片側2車線の市道の上にかかる北落合橋が見えてくる。見慣れた景色だが、この日は違った。 橋の左側の欄干に、人がよじ登っていた。 「何をしているんだろう」 疑問に思って近づくと、ブラウス姿の女性だった。家からそのまま出てきたような、季節外れの薄着。欄干から上半身を乗り出していた。 命が無くなってしまうかもし… この記事は有料記事です。残り691文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「これのどこが異次元?」少子化対策、扶養控除の見直し案に失望の声
岸田政権が掲げる「異次元の少子化対策」の原案では、児童手当の支給対象に高校生世代(16~18歳)を含める一方、「扶養控除」の見直しも検討されている。子育て支援の拡充を訴える東京都内の団体が1日に開いた集会では、世帯によっては負担増となることへの不安の声が上がった。 「子どもには生活費がかからないと思われているのか、と失望してしまう」 1歳の子どもを持つ都内の母親(35)は、国会内で開かれた集会で訴えた。 控除見直しで負担増、どの世帯から? 政府の原案では、高校生がい… この記事は有料記事です。残り658文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
歌舞伎町で国内最大規模の違法カジノ運営容疑 不動産会社役員ら逮捕
有料記事 山口啓太 福冨旅史2023年6月2日 5時00分 東京・歌舞伎町のビルで国内最大規模の違法ネットカジノ店を運営したとして、警視庁などは5月31日、不動産会社役員ら男4人を常習賭博の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。カジノ店の運営側の摘発は珍しいという。 同庁は、容疑者らが経営する不動産会社は、関東中心にカジノ店を複数展開するグループ「SPEED(スピード)」の拠点とみる。店の売り上げの管理や機材の調達などを担い、運営ノウハウを蓄積していたという。 捜査関係者によると、逮捕されたのは東京都新宿区の不動産会社「ネオジオリアルエステート」代表の葛西悠介(43)、役員の潟山孝之(57)の両容疑者ら4人。4人は遅くとも今年1月まで5年前後にわたり、歌舞伎町でネットカジノ店「SEXY」を運営し、客に賭博をさせるなどした疑いがある。 警視庁は1月に店を摘発し、従業員らを同容疑で逮捕。警視庁は、店が約17年間にわたり営業し、2017年以降に少なくとも数億円の利益を出したとみている。(山口啓太、福冨旅史) 店内に踏み込んだ捜査員、「別の勢力」と勘違い 摘発の裏側 東京・歌舞伎町の違法ネットカジノ店「SEXY」はなぜ、長期間営業が続けられたのか。店側は摘発への備えを持っていた。今回の摘発は、長期間の内偵捜査に、偶然も重なって実現した。 違法賭博の捜査に詳しい警視… この記事は有料記事です。残り426文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル