鈴木優香2023年5月13日 20時53分 【動画】JR香椎線 走行中の列車の窓ガラスが破損=読者提供 JR九州は13日、香椎線の列車が走行中、窓ガラスが割れたと発表した。乗客らにけがはないという。原因を調べている。 発表によると、13日午後6時10分ごろ、香椎発宇美行きの下り普通列車(乗客約80人、2両編成)が土井(福岡市東区)―伊賀(粕屋町)間を走行中、2両目の窓ガラス全体が割れたという。列車の非常ボタンが押され、「ガラスが割れています」と乗客から通報があった。 列車は駅間で停車し、乗客を1両目に移動させてから伊賀駅へ移動。仮処置をした後、午後6時38分に運転を再開したという。 この影響で、上り普通列車1本が運休。上下計5本に最大36分の遅れが出て、約350人に影響があったという。(鈴木優香) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日本のカットに憧れて 都内で初の外国人美容師、後押しした特区制度
大型連休前の金曜日、東京・吉祥寺の美容室で、従業員と客がちょっと変わった会話を交わしていた。 「好きな日本の食べ物は?」 「おすしやすき焼きが好きなんです」 笑顔で話す新人の従業員は、日本で初めて美容師資格をいかして就労した「外国人美容師」だ。 韓国・ソウル出身の李抒珍(イソジン)さん(23)。今春、美容室チェーン「TAYA」を展開する田谷(東京都渋谷区)に入社した。「お客様が100%満足するサービスを提供したい」と話す李さんの日本語はかなり流暢(りゅうちょう)だ。 ソウルで美容室を経営する父の影響で、幼い頃から美容師を志した。店に置かれた雑誌を読み、日本人女性に流行するショートカットの可愛さに憧れた。「韓国はロングが主流。ショートが得意な美容師は少ない」。日本のスタイルを韓国に広めることを夢見た。 2018年に来日し、都内の日本語学校で2年間学んだ後、美容専門学校に入学。ただ、当時は日本で外国人が美容師資格をいかして働く道はなかった。外国人が日本で働ける職種は特定の分野に限られ、美容師は対象外。日本では長年、「資格を取れるのに働けない」状態が続いてきた。 「特定活動」で5年間の在留資格 それが変わったのは、都が国に提案していた国家戦略特区が認められ、「外国人美容師育成事業」として昨年実現したからだ。要件を満たせば、「特定活動」の在留資格が与えられ、5年間、都内の美容室での就労が許可されることになった。 新制度のことを聞き、李さんは「日本で働こう」と思い定めた。 田谷では、シャンプー、カットから接客まで計126項目の技術を5年間で習得させることをめざす。李さんは、客にシャンプーやマッサージをするために必要な社内試験に入社1カ月で合格し、今は1日あたり約15人の客に対応している。 仕事中はメモ帳を常に持ち、韓国語や日本語を織り交ぜ、習ったことをすぐに書き込む。教育係の小野知恵美さんは「仕事熱心で成長意欲が高い。店には良い影響ばかり」と話す。 同社でカットやスタイリングを一人で担う「デザイナー」になるには、2年間の経験が必要という。李さんは仕事後も店に残り、同僚たちと練習を重ねる。「日本で学べることは何でも学びたい」 今回の規制緩和は、業界団体「都美容生活衛生同業組合」(渋谷区)の求めもあって実現した。 同組合によると、狙いは「日… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
事件前後で2回着替え、聴取「想定問答」も押収 殺人容疑の中学教諭
2023年5月13日 19時21分 東京都江戸川区の住宅で住人男性を殺害した疑いで同区立中学教諭が逮捕された事件で、尾本幸祐容疑者(36)が事件前後に少なくとも2回、服を着替えていたことが捜査関係者への取材で分かった。警視庁は捜査から逃れるためとみている。 警視庁は事件当日の2月24日を中心に、尾本容疑者の勤務先の学校や、現場住宅の周辺の防犯カメラを分析している。 上下黒でフードかぶり 白手袋とマスク 捜査関係者などによると、尾本容疑者が事件当日に学校を出たのは午後1時ごろ。午後5時半ごろには、容疑者とみられる男が、学校から約170メートル離れた事件現場に向かう姿が映っていた。学校を出た際の服から変わり、上下黒っぽい服でフードをかぶり、白の手袋とマスクを付け、傘のようなものを持っていた。 事件後の同日夜、同一とみられる男が、江東区にある尾本容疑者の自宅方向に向かっており、この映像ではジーンズのようなズボンをはいていたという。 捜査関係者らによると、尾本容疑者は事件当日、午後の半日休をとっていた。申請は3日前だった。学校の出退勤記録システムでは、この日の容疑者の退勤は事件後となる「午後7時15分」と記されていたが、これは容疑者が学校の上司に頼んで記録していた。警視庁は事件時に在校していたように装ったとみる。 殺害された山岸正文さん(当時63)の住宅には血の付いたマスクが残されており、同庁が血を調べたところ、容疑者のものと矛盾しないと判明した。同庁は、血の付いたマスクなどについて聴取を受ける際の「想定問答」を押収。容疑者が作成したとみている。 同庁は容疑者が計画的に住宅に侵入し、その後に偽装工作に及んだとみている。容疑者は現在、黙秘しているという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
テロ容疑者の生い立ちは伝えない方がいいのか 事件の背景を知る意味
有料記事 真野啓太 真田香菜子2023年5月13日 20時00分 テロ事件の容疑者の生い立ちや動機は論じるべきではない――。選挙演説会場で岸田文雄首相のそばに爆発物が投げ込まれた事件のあと、責任転嫁や同情につながるという懸念から、そうした意見がネットを中心に飛び交った。事件の背景を知ることの意味を考えた。 「物語化」と英雄視への懸念 事件をめぐっては、和歌山県警が兵庫県川西市の無職、木村隆二容疑者(24)を威力業務妨害容疑で現行犯逮捕。火薬類取締法違反(無許可製造)容疑で再逮捕された木村容疑者は黙秘しているという。 事件後、ジャーナリストの佐々木俊尚さんはツイッターにこう投稿した。 「テロリストの半生の屈折をことさらに取りあげて『社会が悪いからテロリストになった』というような物語を勝手に付与してしまうと、それは容易に英雄視につながってしまいます」 なぜこのような投稿をしたのか。佐々木さんに取材すると、事件の「物語化」への懸念を語った。 昨年7月の安倍晋三元首相の銃撃事件後、山上徹也被告の母親が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に高額献金をしていたことが明らかになった。それ以来、山上被告の「被害者」の顔が強調される報道が多いと佐々木さんは感じてきた。結果、山上被告の加害者としての行為を容認しかねないような空気ができあがってしまった、と言う。山上被告の減刑を求める運動が起き、作家の島田雅彦さんがネット番組で「暗殺が成功してよかった」と発言(のちにツイッターで「軽率な発言により、大きな誤解を招いたことを反省し、今後、慎重な発言に努める」と釈明)するなど、暴力を容認するかのような言説も生まれた。 記事の後半では、犯罪学と政治思想の視点から、事件の背景を広く社会で共有することの意味を考えます。報道の規制を唱える主張は「愚民観」に基づくものだと専門家は指摘します。 佐々木さんは、昭和初期の5… この記事は有料記事です。残り1750文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
麦の表情と命の輝きを撮る「麦グラファー」 人生を変えた景色とは
麦の撮影をライフワークにする写真家がいる。麦に見いだす魅力はその生命力の強さ。6年間で撮ったのは6万枚超。その1枚が今年、世界最大級の写真コンテスト「ソニーワールドフォトグラフィーアワード」の日本部門で最優秀賞に輝いた。受賞作は18日まで、東京・銀座で展示される。 受賞作の名前は「PHOENIX(フェニックス)」。野焼き中の麦畑をドローンを使って上空から撮り、想像上の火の鳥になぞらえた。撮影したのは、佐賀市の平野はじめさん(37)。「麦」と「フォトグラファー」を合わせ、「麦グラファー」を自称する。 平野さんは同市出身。麦畑が身近な環境で育った。音楽やファッションなどの趣味は個性的で、「一人の世界を愛する性格」だという。中学卒業後、一時は高校に通ったが中退。バーテンダーやとび職など仕事を転々とした。20代はフリーのグラフィックデザイナーとしてロゴ制作などをしていたが、何が本当にしたいことなのかは、わからないままだったという。「目的がないまま人生を終えたくないな」。そんな気持ちが日を追うごとに強くなり、27歳だった2013年7月に、北米の雄大な景色に憧れてカナダ・バンクーバーに渡った。 写真の魅力に気づいたのはこのころだった。日本では見たことのない建物や風景の魅力を家族や友人に伝えたいと写真を撮り続けた。15年に帰国し、フリーのカメラマンとなったが、納得できる写真は撮れずにいた。そんなとき心を動かされたのが17年春、よく晴れた夕方のこと。自宅近くを車で走っていた際、等間隔に植えられ、風に揺れて黄金色に輝く麦畑に目を奪われた。 「地元にもこんなきれいな場… この記事は有料記事です。残り750文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
トカラ列島近海で地震、鹿児島・十島村で震度5弱 津波の心配なし
2023年5月13日 16時37分 13日午後4時10分ごろ、鹿児島県のトカラ列島近海を震源とする地震があった。気象庁によると、十島村で最大震度5弱を観測した。地震の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5・1と推定されている。津波の心配はないという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
住宅資材メーカーの工場で火災 1遺体発見、3人やけど 福井・敦賀
土井良典2023年5月13日 16時50分 13日午前6時半ごろ、福井県敦賀市永大町にある住宅資材メーカー永大産業の工場で、「爆発音が聞こえ、煙が出ている」と付近住民から119番通報があった。県警敦賀署によると工場で火災があり、30~50代の男性作業員3人がやけどを負って病院に運ばれたほか、焼け跡から1人の遺体が見つかった。 署によると、20代の男性作業員と連絡が取れておらず、遺体の身元を調べている。工場では住宅の床材を加工しており、12日午後10時ごろから作業員8人が夜勤に入り、13日午前7時の作業終了を前に掃除などをしていたという。 工場は敦賀市役所から北西約2キロにある。(土井良典) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
手押し車の母に寄り添う 被害者の山岸さん 教諭が容疑者の殺人事件
有料記事 遠藤美波 岩田恵実 長妻昭明2023年5月13日 12時30分 東京都江戸川区の住宅で住人男性を殺害したとして同区立中学教諭の男(36)が逮捕された事件で、亡くなった契約社員の山岸正文さん(当時63)は80代の母親と2人で暮らしていた。近所の人たちは母親をいたわりながら生活する姿が印象に残っているという。 山岸さんが暮らしていたのは築30年余りの3階建て住宅。土地の貸主の男性によると、山岸さんは長年両親と3人暮らしで、数年前に父親が亡くなり、母親と2人暮らしになったという。 母親は事件時に在宅していたとみられる。捜査関係者によると、高齢のため細かい状況を聞き取るのは難しいという。左手には4針縫う切り傷があり、襲われた可能性もあるが、詳しいことはわからないという。 土地貸主の男性によると、5… この記事は有料記事です。残り311文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
スーパーに車突っ込み5人重軽傷 運転の80歳男性「踏み間違えた」
2023年5月13日 12時42分 13日午前9時45分ごろ、愛知県稲沢市国府宮2丁目のスーパー「JA愛知西産直広場国府宮店」で、「車が店舗に突っ込みけが人が出ている」と119番通報があった。 県警や消防によると、普通乗用車がスーパーのガラス壁に衝突し、店の中や外にいた客と従業員計5人が病院に搬送された。そのうち、客の70代の女性が腰を強く打つ重傷で、残る4人は軽傷だという。 車は同市内の無職男性(80)が運転し、男性にけがはなかった。県警によると、男性は買い物後に帰宅しようとしたところ、店舗のガラス壁に車が突っ込んだといい、「ほかの車がいたので停止しようとしたが、ブレーキとアクセルを踏み間違えた」と話しているという。 現場は名鉄国府宮駅近く。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
吉原の風俗店従業員女性を殺害容疑、客の男を逮捕 「予約が取れず」
東京都台東区の「吉原」と呼ばれる風俗店が集まるエリアで、店舗従業員の30代女性を殺害したとして、警視庁は12日、契約社員の今井裕容疑者(32)=東京都足立区関原2丁目=を殺人容疑で逮捕し、発表した。 今井容疑者は風俗店の客の1人だった。容疑を認め、「今まで(女性の)予約が取れていたにもかかわらず、1月に予約ができないと言われた」と供述しているという。 浅草署によると、逮捕容疑は5日午前、同区千束4丁目の風俗店の個室で、女性の首などを刃物で刺し、殺害したというもの。司法解剖の結果、女性の死因は失血死だった。首や脇腹など3カ所を刺され、一部の傷は深かった。男は現場で自分の腹を刺して病院で治療を受けていたが、署は男が回復するのを待って逮捕した。 「きらびやかな人生を奪ってやろう」一方的に不満か 今井容疑者は予約が取れなく… この記事は有料記事です。残り167文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル