2023年5月12日 16時18分 12日午後2時15分ごろ、愛知県西尾市須脇町の名鉄西尾線の福地駅近くで、クレーン付きトラックが踏切内を走行中に架線を切断した。 名古屋鉄道などによると、切断の影響で、西尾線の吉良吉田駅~新安城駅間と蒲郡線の蒲郡駅~吉良吉田駅間が運転を見合わせている。けが人はいないという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
非公表の人事情報、外部の173件にメール 国交省の現役職員から
有料記事 高島曜介 笹山大志 東郷隆2023年5月12日 12時06分 国土交通省OBによる民間企業への人事介入問題に関連し、国交省は12日、一般には公表されていない省内の人事情報が、現役職員から省外のメールアドレス173件に送られていたと明らかにした。現役職員から、民間企業に天下ったOBに人事情報が送られていたとの指摘を踏まえ、国交省が確認した。 12日の衆院国交委員会で、立憲民主の城井崇議員らの質問に斉藤鉄夫国交相が答えた。斉藤氏は「いまだ公表されていない異動に関する情報が外部に共有されていたことは大変遺憾で、事務方に厳しく注意した」と語った。 一連の問題では、東証プライム上場の「空港施設」(東京都)の副社長だった国交省OBに2021~22年、国交省の現役職員から人事に関する情報がメールで3回にわたって送られていたと、同社の検証委員会が指摘していた。 国家公務員法は、再就職を目的に職員が企業側に職員の情報を提供することを禁じている。斉藤氏はメール送信を確認したとしたうえで「内示情報について職員有志が取りまとめ、関係者に慣習的に広く共有されていた」「直ちに違反に当たるものではないと考えている」などと説明した。 国交省がこの日、国会議員に示した資料によると、21年6月29日にOBに「BCC」で送られたメールは、職員の入省年次や経歴が整理された「線引き」と呼ばれる情報が添えられていた。当時のメールは残っていなかったが、今年4月に同様に現役職員から一斉送信されたメールの宛先は計1058件で、うち173件は外部のアドレスだったという。 空港施設社の国交省OBに送… この記事は有料記事です。残り367文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
住宅でコカイン製造容疑 手回し洗濯機押収 麻薬カルテル周辺者逮捕
2023年5月12日 12時27分 販売目的にコカインを作ったとして、警視庁はいずれもペルー国籍で24~71歳の男女5人を麻薬取締法違反(営利目的製造)容疑で逮捕し、12日発表した。認否を明らかにしていない。 薬物銃器対策課によると、5人は共謀して昨年10月27日、滋賀県栗東市にある集合住宅の1室でコカイン約847グラム(末端価格約2千万円)を営利目的で製造した疑いがある。国内で売るために、5人は材料調達役や製造役など役割分担していたという。 同課は、逮捕された5人のうち、会社役員の男(48)はメキシコの麻薬カルテルの周辺者とみている。この男を捜査する過程で今回の部屋が浮上したという。 部屋からはコカイン製造に使う塩酸などの薬品や粉砕器、手回し洗濯機など約200点を押収した。警視庁がコカインの製造で検挙するのは31年ぶりという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ぷよぷよまんじゅう、21年ぶり復活 笑顔を育む「連鎖」なるか
武井三聡子2023年5月12日 13時00分 連鎖が心地よいゲーム「ぷよぷよ」をかたどった饅頭(まんじゅう)が帰ってきた。広島市の和菓子会社「平安堂梅坪」が発売。今後、ネットでも販売する。 「ぷよぷよ」は広島市にあったゲーム会社が考案し、饅頭も発売したが、同社はその後経営破綻(はたん)。元社員らが21年ぶりの饅頭復活を企画した。 饅頭の表情は喜怒哀楽の4種類。関係者は「世界中の老若男女がゲームを楽しみ、饅頭で笑顔を育む『連鎖』ができればうれしい」。 「ぷよぷよ」の知的財産権は現在、ゲーム大手の「セガ」がもっている。(武井三聡子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「マイナカード申請で5万円」 市役所に誘い出し、その間に空き巣か
内海日和2023年5月12日 9時24分 【香川】高松市で4月、市職員を装う人物が「マイナンバーカードを申請すると5万円がもらえます」と電話をかけて市民を市役所に誘い出し、そのすきに空き巣に入られる被害があった。高松北署が窃盗未遂などの容疑で男2人を逮捕し、関連を調べている。市や県警は、マイナカードの申請を悪用した新手の犯罪手口の可能性があるとして、注意を呼びかけている。 市によると、4月7日、ある市民のもとに市職員を名乗る人物から電話があり、「今、マイナンバーカードを申請すると5万円がもらえます」と伝えられた。市民はそれを信じて市役所へ出向きカードを申請。帰宅したところ空き巣に入られていたという。 高松北署は10日、4月7日の日中に高松市内の88歳の男性宅に侵入して盗みをしようとしたとして、高松市木太町の会社員の男(21)と同市藤塚町2丁目の建築業の男(63)を住居侵入と窃盗未遂容疑で逮捕した。会社員の男は容疑を認め、建築業の男は「全く身に覚えはない」と否認しているという。署は、マイナカードの申請を名目に市民を市役所に誘い出した電話との関わりも捜査する方針だ。 市によると、マイナンバーカードについて市職員が市民に電話をかけるのは、カード未受領期間が長い場合や、申請書類の不備があった場合などに限られる。市民課の担当者は「カードの申請を促す電話を個別にすることは絶対にない」と話し、不審な電話があれば、最寄りの警察署に相談するように呼びかけている。(内海日和) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
スケボーしてサウナで整おう 五輪スケボー会場、にぎわい施設に変身
一昨年の東京五輪・パラリンピックで日本勢のメダルラッシュに沸いたスケートボード競技や自転車BMX競技の舞台が、サウナや飲食店を併設した複合施設に生まれ変わる。元々は大会後に解体される予定だったが、日本選手が活躍したことなどから、東京都が方針を転換。民間と再整備し、2024年10月の全面開業をめざす。ただ、開業後10年で解体する予定という。 会場は江東区の「有明アーバンスポーツパーク」。大会組織委員会が、東京ドーム2個分にあたる都有地約9万7千平方メートルを借り受け、約37億円かけて整備。東京五輪で初採用されたスケボーと自転車BMXの会場となった。大会後、BMX会場は解体され、スケボー会場が残されていた。 都は昨年、パークを二つのエリアに分け整備する計画を公表。まず、五輪で採用された競技を楽しむ「大会レガシーゾーン」に、スケボー場、3人制バスケットボールのコート、ボルダリング施設を設け、隣に、地域のにぎわい創出を目的とする「多目的ゾーン」をつくるとした。 レガシーゾーンは都が約7億… この記事は有料記事です。残り737文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
保育所の「不適切保育」914件 昨年4~12月、市町村が確認
こども家庭庁は12日、「罰を与える」「脅迫的な言葉がけ」といった「不適切な保育」について、実際に市町村が確認したケースが昨年4~12月、全国の認可保育所で914件あったと発表した。うち「虐待」と認定したケースは90件あった。国主体の実態調査は初めて。 静岡県裾野市で昨年発生した、保育士による暴行事件を受け、国として実態調査に乗り出した。 「罰を与える・乱暴な関わり」など五つの類型を不適切な保育と定義した。その結果、全国の市町村が「不適切な保育が疑われる」として事実確認をしたのは1492件あり、うち914件が認定された。 一方、自治体を通じて2万2720の認可保育所に不適切な保育の件数を尋ねたところ、計1万9603件の回答があった。ただ、0件と回答した保育所が73%、1~5件を合わせると90%。0・4%の施設の不適切な保育の回答件数が全体の約4割を占め、件数に大きなばらつきが出た。同庁は「不適切な保育の捉え方によって、回答に相当ばらつきが出ている」としている。(高橋健次郎) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「優しい先生」と逮捕の落差、生徒の心に変化の恐れ ケアの注意点は
有料記事 佐野楓 宮脇稜平 福岡龍一郎 前田健汰2023年5月12日 5時00分 東京都江戸川区の住宅で2月に住人を殺害したとして、中学校教諭尾本幸祐容疑者(36)が逮捕された事件で、勤務先の江戸川区立松江第五中学校が11日、緊急の保護者会を開いた。 保護者会はこの日午後7時から同校で開かれた。出席した保護者らによると、冒頭で校長が「ご心配をおかけしておわびします」と謝罪した。保護者からは「子どもに寄り添い、声を聞く場を設けてほしい」などの要望や、今後の学校行事についての質問があったという。 学校で説明会 「優しくて楽しい先生が」 説明会に参加した30代の女性は「子どもとの向き合い方に不安がある」と話した。中学2年の長男は逮捕前日、尾本容疑者と一緒に体育の授業を受けたという。長男は「優しくて楽しい先生だったのに」と驚いていたという。 娘が通う40代の男性は、今後について「学校に任せるしかない」と話した。 長女が特別支援学級に通う50代の男性は「娘とはまだ少ししか話していないが、状況を見極めて、心のケアをしていきたい」と心配そうに話す。下校時間に娘を迎えにきた母親(45)は「明るくて感じがいい先生だったから、娘のショックも大きいと思う。しばらくは登下校を見守りたい」と話した。 区教育委員会は事件を受け、心理士4人を追加で派遣。「不安や心配なことがあれば遠慮なく先生に」と呼びかけたところ、尾本容疑者が担当していた特別支援学級の生徒数人から申し出があったという。 ケアはどのような点に注意すればいいのか。 集中力などに影響も スクールカウンセラーの経験… この記事は有料記事です。残り377文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ここにいてもまた地震に」震度6強で壊れた家、苦しむ高齢化のまち
有料記事 大滝哲彰 朝倉義統 山田健悟2023年5月12日 5時00分 石川県能登地方を震源とする地震が起き、珠洲(すず)市で震度6強を観測してから12日で1週間。揺れはいつ終わるともしれず、過疎地の高齢者は壊れた家をどうするか苦しい決断を迫られている。 11日、珠洲市内では一般のボランティアの受け付けが始まり、家のがれきの撤去などが本格化した。県によると、珠洲市内の住宅被害は11日時点で全壊15棟、半壊13棟を含む628棟に上る。 被害が大きい正院地区の男性(79)は親戚宅に身を寄せながら、応急危険度判定で「危険」とされた自宅の片付けを妻(77)と続ける。「もうこの家はだめだ」。ねじれた柱や床の傷を見るたび、そんな思いになる。 近所の家が倒壊「次はうちか」 市内では2020年12月ご… この記事は有料記事です。残り995文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
過疎地の家屋に「減築」のすすめ 震度6強の地震、専門家の見方
石川県能登地方を最大震度6強の揺れが襲った地震から、12日で1週間。過疎地で起きた今回の地震を専門家はどう見るか。どんな備えが有効か。近畿大の安藤尚一教授(減災学)に聞いた。 今回は2階の重みを柱が支えきれず、1階部分が押しつぶされたような家屋の被害が見られた。被害が大きかった石川県珠洲市も含め、地方には、戦後の資材不足の時代に建てられた柱の細い家が少なくない。 一方で、高齢者が、後継者がいない家屋を建て替えたり、大がかりな改修を加えたりすることは期待しにくい。 手立てはある。瓦を鋼板やス… この記事は有料記事です。残り318文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル