2023年5月10日 11時42分 10日午前8時5分ごろ、東京都大田区の住宅敷地内で、「子どもが刺された」と通行人から110番通報があった。警視庁は、中学1年の男子生徒(13)を包丁で刺すなどしたとして、住所、職業不詳の山下泰範容疑者(61)を傷害容疑で現行犯逮捕した。生徒は病院に運ばれたが意識はあるという。 蒲田署によると、山下容疑者は10日午前8時5分ごろ、大田区西蒲田8丁目の住宅敷地内の屋外で、生徒の胸のあたりを包丁で刺すなどしてけがをさせた疑いがある。容疑を認めているという。 生徒は出血し、病院に運ばれたが意識はあるという。制服のような服を着ており、学校に向かう途中だった可能性があるという。 110番通報の約10分後、同署員が現場から数十メートル離れた路上で山下容疑者を見つけて逮捕した。手と服に血が付いていたという。 妻が110番通報した近所の男性(70)によると、現場は生徒が両親らと暮らす自宅という。「朝、息子が刺されたという母親の声を聞いた。生徒のおなかや足に血が付いていた」と話した。生徒の父親は警察に対し、山下容疑者と顔見知りという趣旨の説明もしていたという。 現場はJR蒲田駅の西約400メートルの住宅街で、そばに大田区立御園中学校がある。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
22歳の自衛官と少年を緊急逮捕 高齢女性狙い還付金詐欺容疑
林利香2023年5月10日 11時46分 高齢女性からキャッシュカードをだまし取ったとして、滋賀県警草津署などは9日、陸上自衛隊信太山駐屯地(大阪府和泉市)の自衛官、難波誠一容疑者(22)=同市=と住所不定無職の少年(17)を詐欺の疑いで緊急逮捕し、発表した。2人とも容疑を認めているという。 草津署によると、難波容疑者と少年は9日、同県草津市の女性(76)方に複数回電話し、市役所などの職員を名乗って「保険の還付金を受け取るためにはキャッシュカードを作り替える必要がある。訪問する銀行員に渡してほしい」などと伝え、女性宅を訪れ、キャッシュカード3枚をだまし取った疑いがある。女性のカードで現金数十万円が引き出されていたという。 草津市内では同日、同様の不審な電話が複数発生。同署員が警戒中に隣接する同県栗東市内でレンタカーに乗っていた両容疑者に職務質問。女性のカードを所持し、容疑を認めたため、同日午後1時10分ごろ緊急逮捕した。2人に面識はなかったという。 陸上自衛隊信太山駐屯地司令の三浦滋・1等陸佐は「隊員が逮捕される事態となり誠に申し訳ない。警察の捜査に全面的に協力するとともに事実関係に基づき厳正に対処したい」とコメントした。(林利香) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
石川県珠洲市で震度4 新潟県上越市などで震度3 津波の心配なし
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不審物を発見したら、すぐに通報を G7を前に豊島区と警視庁が覚書
吉沢英将2023年5月10日 8時00分 19~21日に広島である主要7カ国首脳会議(G7サミット)を前に、東京都豊島区と区内にある池袋、巣鴨、目白の3警察署などは9日、テロ対策で協力する覚書を締結した。 東京は、開催国の首都としてテロの標的となるおそれが指摘され、豊島区内には池袋駅など不特定多数の人が集まる「ソフトターゲット」が複数ある。覚書では、同駅周辺を走る電気バス「IKEBUS(イケバス)」の乗務員やごみ収集員が業務中に不審物や不審者を見つけた場合、すぐ警察に通報することが盛り込まれた。 9日には、イケバスの乗務員の通報で駆けつけた警察官や警備犬が、刃物を持った不審者を取り押さえる訓練もあった。視察した高山祐輔・警視庁警備1課長は「日常生活の中で何か違和感を覚えることがあれば、迷わずに110番通報を」と呼びかけた。(吉沢英将) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「声なき声」追悼式で気づかされた 知床事故、記者が見た1年
荒れ狂う海からの風が、轟々(ごうごう)と音を立てて首筋を吹き抜けた。車を降りて波打ち際の道路に立つと、強風で舞い上がった白波のしぶきがかかった。 それはまるで、1年前に初めてこの地を訪れた時のようだった。 4月23日に北海道斜里町のウトロ地区で取材するため、数日前から現地に入った。23日は1年前、知床半島沖で起きた観光船「KAZUⅠ(カズワン)」の沈没事故が起きた日だ。 町の天気は当日が近づくにつれて、気温が著しく下がった。雨やみぞれが時折降りそそぐ。 23日は早朝から大しけだった。ウトロ漁港へ向かうと、人の姿は見当たらなかった。この日は、ウトロ地区で追悼式が開かれることになっていた。 1年前のあの日、カズワンはこの漁港から海へと出た。そして、乗員乗客26人が帰らぬ人となった。 午後1時。追悼式が始まった。全国から集まった乗客の家族らが参列した。カズワンを運航していた「知床遊覧船」の桂田精一社長は、姿を現さなかった。 「事故に直面して私たちが思う気持ちは『悔しい』のひとつ。尊い命を失わせて悔しい。見つけられなくて、悔しい。知床で起きて悔しい。しかし、最も悔しいのは間違いなくご家族のみなさまです」 「私たちの海で、起きたこのような事故を二度と起こしてはなりません。私たちも前を向きながら、常に行動し続けていく。それが私たちの使命です」 語りかけるように、馬場隆町長(当時)が式辞を述べた。まもなく、町中にサイレンが響き渡る。出席者が黙禱(もくとう)を捧げた後、家族らによる献花が始まった。 一本、また一本と、献花台に白い花が供えられていく。会場のいたるところから、すすり泣く声が聞こえる。肩をふるわせて、うつむく家族らの背中が遠目に見えた。 「どんなに時が流れても、大切な人を失った家族の時間は止まったままだ」 事故後、乗客の家族と接してきた地元関係者が口にしていた言葉を、ふと思い起こした。 「たった一つの事故で…」 強く印象に残った場面はその… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「同居の女性が動かない」男性から通報 消防隊が死亡確認 大阪
2023年5月10日 2時30分 9日午後6時45分ごろ、大阪府泉佐野市の集合住宅のベッドの上で「同居の女性が動かない」と男性から119番通報があった。泉州南広域消防本部によると、消防隊員が駆けつけたときに女性はすでに死亡していた。府警は女性の身元の確認を進めるとともに、事件性がないか捜査している。 府警によると、女性は見た目が10代後半ぐらい。部屋着姿で着衣に乱れはなかった。通報した「交際相手」を名乗る男性は府警に対し、帰宅すると女性はベッドに仰向けで寝ている状態で呼吸をしておらず、「冷たくなっていた」と説明しているという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
4年ぶり復活の神田祭 未知のにぎわいに臨む警察署、例年と違う事情
日本三大祭りに数えられる神田祭が11日に始まる。コロナ禍を経た4年ぶりの開催で、「5類」に移行した直後とあって、大混雑が予想される。警察は雑踏事故などを警戒するが、地元の警察署は今回、例年と異なる態勢で臨まざるを得ない事情があるという。 「4年ぶりとあって地元の祭りにかける思いは強い。当日の人出やにぎわいは未知数です」。警視庁神田署の警備担当者は言う。 神田祭は2年に1度開かれる。神輿(みこし)や山車が巡る「神幸祭」や、各町の大小約200基の神輿が神田明神(東京都千代田区)を目指して街中を練り歩く「神輿宮入」がある。例年、計30万人ほどの人出があるとされる。京都の祇園祭、大阪の天神祭と並ぶ日本三大祭りの一つだ。 前回の2021年はコロナ禍で中止された。今回は19年以来4年ぶりの開催となる。メインイベントの一つの神輿宮入は13~14日の土日にかけて行われ、署は「熱気が最高潮に達する」と警戒する。 署が懸念するのは、昨年10月に150人以上が死亡したソウルの梨泰院(イテウォン)のような雑踏事故だ。署幹部は「4年前の前回の祭りをじかに経験し、ノウハウを持った署員はほぼいない。同じような事故を起こさないように、という緊張感は相当だ」と話す。 19日からは「G7」 こうした状況にもかかわらず、祭り会場の交通整理や警備にあたる署員はいつもより少ない。今月19~21日に広島で開かれる主要7カ国首脳会議(G7サミット)の警備に、警視庁も開催前から警察官を投入しており、警察署もその影響を受けるからだ。 署は今回から、ラジオ放送やネット上で期間中の交通規制情報を発信する。あらかじめ迂回(うかい)路を検討してもらうなどして、周辺の混乱を避ける狙いだ。特に警戒する神輿宮入では、参加する町会に規模縮小を呼びかけ、自前で警備員を用意することも求めている。 祭りに参加する氏子町会の中には、署の要請に応えて、大学生のボランティアや民間の警備会社にみこし周辺の警備を依頼したところもある。 町会も協力を 町会の集まりである「中神田十三ケ町連合」は、神輿宮入後に複数の神輿が靖国通り沿いで1カ所にとどまる動きを、今回は見合わせることにした。伝統的に続けてきたが、混雑防止のためだ。これまで「参加者同士のあうんの呼吸」でやってきた自主警備の計画を書面化し、町会ごとに担当区域を割り振った。 同連合に入る「内神田鎌倉町会」副会長で、千代田区観光協会の理事でもある田熊清徳さんは、40年近くにわたり神田祭の運営に関わってきた。「地域を挙げて準備し、神輿を見物する。人同士をつなげる重要なイベントだ」と言う。「4年の中断は、地域の経済やコミュニティーにとって大きな打撃だった」 コロナ禍を経ての復活に、田熊さんは「完全な形でやりたい気持ちはあるが、街の平和や繁栄を祈る神事で事故が起きては本末転倒。安全のために工夫を凝らした経験が2年先、4年先の糧となり、事故なく祭りが続けられればいい」と話した。(山口啓太) 続々復活の祭り、気をつけるポイントは? コロナ禍で中止や縮小に追い… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
本当に面白い本って何だ 名物書店員、「売れる本を売る」からの脱却
書店が各地で姿を消している。昨年には、書店ゼロの市区町村が全国の26%に上るという調査結果も出た。ジュンク堂書店で四半世紀のあいだ店長や副店長を務め、反ヘイト本フェアで知られた名物書店員の福嶋聡さんは、店の書棚からはヘイト本を外さないと公言する。そこから見える、デジタル時代の本屋そして本の役割とは。 本屋ないと本当に困る? ――全国で書店の閉店が相次ぎます。八重洲ブックセンター本店など大型書店も閉店しましたね。 「かつて、『まちの本屋』にとって、どんどん進出してくるチェーンの大型書店は『悪役』でした。日本全体でこれだけ本屋が減っていく中、もはや悪役にすらなれなくなったと言えるのかもしれません。ただ、書店がなくなって『寂しい』というのと、なくなって『困る』というのは違う。読者ももう、そんなに困っていないのではないでしょうか」 ――いえいえ、困ります。 「たしかに新聞記者さんは困るかもしれないけれども……。本屋に行く習慣が当たり前だった時代は去ったと言えます。著者や編集者も大学の先生も、アマゾンで本を買っていて、書店にはそんなに行かなくなっているのでは。一方、大型書店の相次ぐ閉店の理由として、建物の建て替えという理由がさしあたり前面に出てきていますが、実は本屋自らが招いた事態であるとも思います」 ――というと? 「一言で言えば『スマート化』です。POSデータ(販売記録)で前日までの売り上げが一目瞭然になり、売れ筋の本がよりはっきりし、1990年代ごろから本屋が金太郎アメ化していきました」 「でも、売り上げデータだけに縛られていたら、最大公約数的な本しか見えません。書店、特に多くの本を置ける大型書店は、社会の変革器であるべきです。売り上げデータだけに頼っていたら、今ある社会の欲望や格差の増幅器にしかなりえません。それはデータを使うことが悪いのではなく、使う人間の考え方の問題だと思います」 「過去のデータを追うだけでは…」 ――大型書店に行っても、児童書コーナーが参考書ばかりになるなど、置く本の幅が狭くなったと感じることがあります。 「目先の売り上げだけ考えたら、店によっては参考書とコミックばかり置いておくことになるかもしれません。思想や社会問題の本は総量としてはそんなに売れないので数字で比べると切られます。でも、そうして切っていった後に残る売れ行きの良い本は大型書店でなくても置いている。結果的に読者が大型書店に行くモチベーションを下げてしまい、自分で自分の首を絞めているのではないかと感じます」 「売れた本のデータは残っても、売っていない本のデータは残らない。そうして、店に居ついていた客や売れたはずの本を売り逃しているかもしれないですよね」 ――たしかに、それは実証で… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
少年4人の逮捕現場近くで腕時計30点押収 銀座の強盗事件に関与か
2023年5月9日 20時15分 東京・銀座の時計店で8日夕に高級腕時計が奪われた強盗事件で、グループが逃走に使った車両が乗り捨てられた現場近くで腕時計約30点が入った黒い袋が見つかったことが、捜査関係者への取材でわかった。また、車両周辺で身柄を確保され、近くのマンションに侵入した容疑で逮捕された4人は高校生を含む16~19歳の少年だったこともわかった。 警視庁は袋に入った腕時計が被害品かどうかの確認を進めるとともに、強盗事件への少年4人の関与を調べている。 捜査関係者によると、逃走に使われた車両はレンタカーで、強盗現場の時計店から約3キロ離れた東京都港区内で8日午後6時半過ぎに見つかった。そこから約60メートル離れたマンションの植え込みには腕時計約30点入りの袋が落ちていたほか、手袋や強盗グループが使ったものと似た白い仮面2個も見つかった。車両のナンバーはレンタカーには使われないものだったといい、警視庁はナンバープレートが細工されたとみている。 強盗事件は同日午後6時15分ごろに発生。仮面をかぶった3人組が時計店に押し入り、バールのようなものでショーケースを破壊し、中から商品の腕時計を強奪した。店外に止めて逃走に使った車両には、運転役とみられるメンバーも乗って待機していたとみられるという。 車両発見後に周辺で逮捕された少年4人は、警視庁の調べに、いずれも「お互いのことは知らない」と供述しているという。同庁は4人とも強盗事件に関わったとみており、知り合った経緯などを詳しく調べる方針。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
児相職員が面接中の女子児童にわいせつ行為の疑い 沖縄県警が逮捕
2023年5月9日 20時15分 児童相談所の職員として面接中だった女子児童の体を触ったなどとして、沖縄県警は9日、県子ども生活福祉部・南部福祉事務所の職員、野原一茂容疑者(32)=同県八重瀬町富盛=を強制わいせつの疑いで逮捕し、発表した。野原容疑者は昨年度まで児童相談所の児童福祉司として勤務していた。 捜査1課によると、野原容疑者は今年3月、県内の小学校の一室で女子児童と面接した際、児童の体を触るなどわいせつな行為をした疑いがある。県警は捜査に支障があるとして、認否を明らかにしていない。当時、部屋には2人しかおらず、野原容疑者はその様子をスマートフォンで動画撮影していたという。 県警は4月16日、県南部のスーパーで「男が買い物中の女子学生を撮影している」との110番通報を受け、現場近くにいた野原容疑者のスマートフォンを確認したところ、女子児童の動画が見つかったという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル