多田晃子2023年3月21日 15時45分 宮内庁は21日、尿管結石と診断され、東京・広尾の日本赤十字社医療センターに再入院していた常陸宮さま(87)が、2度目の手術を受け、無事終了したと発表した。術後の経過は順調で、体調に変わりはないという。手術はレーザーで尿管結石を砕き、1時間程度で終了した。常陸宮さまは2日にも手術を受けていた。(多田晃子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
タクシー運転手を再逮捕、「全面的に私が悪い」 大阪の4人死傷事故
2023年3月21日 16時21分 大阪市でタクシーが歩行者らをはねて1人が死亡、3人が負傷した事故で、大阪府警は21日、大阪府門真市島頭4丁目のタクシー運転手、斉藤敏夫容疑者(74)を男女3人を死傷させたとする自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で再逮捕し、発表した。「全面的に私が悪い」と供述しているという。 生野署によると、再逮捕容疑は20日午後1時10分ごろ、大阪市生野区田島3丁目の市道大阪環状線(今里筋)の交差点で、歩いていた同区舎利寺2丁目の原井恵子さん(67)と同府柏原市の女性(73)、自転車の男性(65)をタクシーではねて死傷させ、逃げたというもの。原井さんは頭などを強く打って死亡し、もう1人の女性は意識不明の重体という。3人はいずれも横断歩道を渡っていたとみられる。 署によると、タクシーは3人をはねた後、約800メートル南の大阪市東住吉区今林1丁目の交差点で信号待ちをしていた原付きバイクの男性(81)に後ろからぶつかったという。その後、歩道の植栽に突っ込んで停車し、駆けつけた警察官が現行犯逮捕していた。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
情報Ⅰで「自治体間の格差」「生徒の負担」 高校の悲鳴、なお
2025年の大学入学共通テストから、科目「情報Ⅰ」が導入される。高校の担当教員からは「教員の採用が増えるなど、教育環境の充実につながる」との期待が寄せられる。一方、教える体制の地域格差の大きさや、受験する生徒の負担の重さを懸念する声は依然として少なくない。東北大の調査でも、各地の高校から「体制が整っていない」など多岐にわたる問題点が寄せられていた。 「教育環境充実のてこに」 「情報Ⅰが入試に出れば、教育環境が充実する『てこ』になる」と歓迎するのは都立高校の情報科教員だ。情報科は03年度から必修化されたが、教える体制の整備が進んでいない。別の都立高校の教員も「各地の教育委員会も専門の教員をさらに採用するだろうし、教材も充実するはずだ」と期待する。 だが、問題視されているのは指導体制だ。文部科学省によると、昨年5月1日現在の担当教員計4756人のうち、情報の正規免許を持たず別の教科の免許を持つ「免許外教科担任」が560人、正規免許を持つ教員を採用できないときに期限付きで発行される「臨時免許状」を持つ教員は236人。合わせて796人と全体の17%が情報の正規免許のない教員だった。 地域格差も大きい。情報の正規免許のない教員が76人と全国最多なのは長野県だ=グラフ。76人は全員が免許外教科担任だ。 ■問題集買って解く先生… この記事は有料記事です。残り1074文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
温度管理誤ったコロナワクチン、1110人に接種 岡山県の医療機関
岡山県笠岡市は20日、市内の医療機関で温度管理を誤った新型コロナウイルスのワクチンを、2021年10月から今月までの間、市民計1110人に接種したと発表した。市外の人にも接種した可能性があり、現在確認を進めている。健康被害の報告はないという。 市によると、ワクチンは市役所の超低温冷凍庫で保管後、冷蔵(2~8度)で医療機関に配送する。同じ温度での保管が必要だが、この医療機関では届いた後も冷凍保管していた。16日に市が今後の接種について伝えるためにこの施設を訪れた際、職員から冷凍保管している旨の発言があり、発覚したという。市が製造元に問い合わせたところ、「詳しい調査が必要だが、物理的安定性は許容範囲」との見解が寄せられたという。(小沢邦男) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「役員ばかり負担」「なぜ強制?」 自治会に募る不公平感と不透明感
2月中旬。町内会長を務める京都市内の50代男性は、次年度の会長と役員の引き受け手を探すため、引き受けてくれそうな家庭を個別にお願いして回った。 だが、すんなりとはいかなかった。 「役員をやるくらいなら、町内会をやめます」 「もう2回も会長をやったから」 最終的に何とか決まったが、「僕もやめますわ、と言いたくなった。役員決めが一番大変」とぼやく。 数年前から毎年度、何らかの役員をやってきた。前年度は体育委員で、今年度は初めて会長を引き受けた。来年度は再び体育委員をする。小学校区内運動会や町内会対抗グラウンドゴルフ大会など行事が多く、会長と並んで敬遠される。同じ人が何度も役員を引き受ける状態が続いており、負担が偏っていると感じる。 市の広報誌の配布は月2回。町内会非加入世帯にも配るよう市から依頼されている。寄付集めも年に何回かあり、そのたびに会合に出て説明を聞き、回覧で希望者を把握し、組長が集金して会長が預かる。 「役員になった人だけプライベートな時間が削られ、不公平感がある。共働きなので、両立も負担です」 やめられるものならやめたいと思ったことも。だが、「近所づきあいがないと、お年寄りの独居もわからず、いざというときに助けてあげられない」と踏みとどまっている。 一部の人たちに役員などの業務が集中することで増す不公平感。一方、活動のあり方に不透明さを感じ、遠ざかる人たちもいる。 関東地方の60代女性は、会… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
遺産を動物に贈ります 円山動物園と北洋銀行、手続き円滑化へ協定
日浦統2023年3月21日 12時40分 【北海道】自分の死後、残っているお金は世の中のために使ってほしい――。遺言書で遺産を公益法人などに寄付する「遺贈寄付」が注目されていることから円山動物園(札幌市)は20日、寄付の手続きを円滑化するための協定を北洋銀行と結んだ。 同園への遺贈寄付の申し出は年数件あるが、手続きが煩雑で対応に苦慮していた。「終活」への関心の高まりから今後増加が見込まれるため、協定に踏み切った。市民から同園に寄付の申し出があった場合、北洋銀を相談先として紹介。同行は寄付者の意向に沿って信託銀行などを紹介する。 昨年6月、市は「生物多様性の保全」と「動物福祉」を活動目的に掲げる動物園条例を全国に先がけて制定し、寄付金を積み立てる「動物園応援基金」も設置した。遺贈寄付は同基金に積み立てて、野生動物の保全活動や獣舎の改修の費用に活用する仕組み。 円山動物園の神賢寿園長は「活動にはお金がかかる。収入の過半を寄付金が占める海外の動物園を参考にしていきたい」。北洋銀の安田光春頭取は「SDGs(持続可能な開発目標)の観点からもお客様の遺贈寄付のニーズは今後、増えるだろう」と話す。(日浦統) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
原発事故賠償費の送電線使用料への上乗せ、適法か? 22日に判決
家庭向け電気代の3割ほどを占める託送料金(送電線使用料)には、東京電力福島第一原発事故の賠償費用が2020年度から上乗せされている。これを違法として、福岡市の新電力事業者が国に認可の取り消しを求めた訴訟が22日、福岡地裁で判決を迎える。賠償額が膨らむなか、経済産業省が異論を押し切る形で導入した仕組みを司法がどう判断するかが注目される。 消費者団体など反発 「原発みなに恩恵」と経産省 託送料金は、すべての電力小売事業者が送配電網の使用料として送配電会社に払わなければならない。そこに、原発事故の被災者への賠償費用を上乗せして回収できるよう、経産省は17年に電気料金制度の省令を改正。20年に料金変更を認可した。 国がこの仕組みの導入方針を決めたのは16年12月。標準家庭で月18円程度を上乗せし、40年ほどかけて約2・4兆円分を回収する。 賠償費用は国が立て替える形になっており、それまでは東電と原発を持つ大手電力から回収していたが、賠償額は年々膨らみ、国はこの時点で見込み額を従来より約2・5兆円多い約7・9兆円に引き上げた。想定より増えた分を電気利用者全体に負担させる形だった。 消費者団体などは「とんでもない」と反発したが、経産省は「過去にはみんなが原発の恩恵を受けてきた」などとして導入を進めた。 新電力「原発とは無縁」、「国の決め方おかしい」と提訴 原告の「グリーンコープでんき」(福岡市)は、原発に頼らない電気を届けるため、原発事故後に設立された新電力事業者。各地に太陽光発電所を開設し、16年から電力小売事業も始めた。 その母体のグリーンコープは… この記事は有料記事です。残り786文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
駆け抜けたコロナ禍の3年間 卒業生が振り返る中学校生活と涙のわけ
壇上の指揮者を見つめ、校歌を斉唱する生徒たち。時折、目元を拭う生徒も。20日、東京都世田谷区立東深沢中で卒業式が開かれた。今年の卒業生たちは、全国一斉休校の影響で入学式が6月になるなど、コロナ禍の影響を強く受けてきた。3年間の思い出を振り返ってもらった。 式の終了後、暖かな日差しのもとで、胸にコサージュを着けた卒業生たちが校門前で写真撮影をしていた。 バスケットボール部だった藤山麗菜さんは、初戦敗退で終わってしまった、昨年5月の最後の大会のことを思い出して言った。「楽しいことも苦しいこともあった部活も、これで最後なんだって。めちゃくちゃに泣きました」 長引くコロナ禍で満足に練習や対外試合ができない日々が続いた。なかなかモチベーションを保てない部員も出てきて、部員同士で気持ちがすれ違うこともあった。「けんかして、ぎくしゃくしたまま迎えてしまった」という大会は、決して満足のいく結果ではなかった。「もっとやれたんじゃないかという気持ちや、これで最後なんだという寂しさ、チームメートへの気持ちがあふれてきて、涙が止まりませんでした」 恩師を囲んで談笑する生徒たちの中に、一回り大きな背中を見つけて声をかけた。 身長175センチ、体重78… この記事は有料記事です。残り820文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「スポーツで戦おう」ウクライナ・パラ選手訴える 札幌に招待
ロシアの侵攻を受けているウクライナのパラ・ノルディックスキー選手たちが、日本障害者スキー連盟の招待で来日し、札幌市で開催中のアジアカップに出場している。昨年の北京パラリンピック金メダリストで世界的第一人者のグリゴリー・ボウチンスキー選手(34)がインタビューに応じ、侵攻から1年が過ぎた母国のスポーツを取り巻く状況を語った。 アジア杯は18日、白旗山競技場で始まった。男子5キロクラシカルでウクライナ主将のボウチンスキー選手が、先にゴールしていた佐藤圭一選手(43)のもとに駆け寄った。両手を合わせ、日本語で「ありがとう」と声をかけた。 ボウチンスキー選手と佐藤選手は世界を転戦してきた仲間だ。 佐藤選手が2015、16年、バイアスロンの強いウクライナを訪れた。佐藤選手は「言葉も通じないのだけど、ボウチンスキー選手は滑り方や練習方法などを図解で説明してくれた」と振り返る。 昨年2月24日、ロシアがウクライナに侵攻した。ウクライナの選手たちは、尊い日常を奪われた。 佐藤選手は、現地のボウチンスキー選手とテレビ電話で話すことがあった。 「シェルター(避難所)から『暇だから』とかかってきたこともある。そういう現実を知っているから、戦争はテレビの向こうのことではない。自分も年を取ってきたけれど、まだまだ頑張らないといけないと思わされる」 日本障害者スキー連盟(椎名茂会長)が募金を呼びかけ、ウクライナ選手の渡航費を集めた。冬季パラ競技の強豪国のウクライナは本来、アジア杯の出場国ではない。コロナ禍で延期されていた大会が開催されたことを受け、親善大会と位置づけてウクライナの選手たちを特別招待した。 国際大会への出場は戦禍に苦… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「絶対に忘れない」 被災地のふるさとで働き始めた若者の3.11
「一緒に生きていたら、どうなっていたんだろう。もっと強く逃げろって言っていれば」 東日本大震災から12年経った11日、岩手県大槌町で暮らす高木桜子さん(25)は、猛威をふるった海や生まれ変わった街を見つめ、そう語った。 あの日、高木さんは町立中学校の1年生だった。地震発生後、高台に避難する道中ですれ違い、「さっこ(高木さんのあだ名)、今日部活あるかな」と聞いてきた級友を失い、沿岸部にあった自宅は跡形もなく流された。 高木さんは中高時代、吹奏楽部でサックスを担当。チャリティーコンサートなどで他県の生徒たちと交流したり、大槌町を訪れた人たちに被災の体験や町の歴史、魅力を伝えたりするなかで、自身も成長したという。「卒業したら帰ってこよう」と心に決め、東京の大学に進学。被災地出身であることに対して心ない言葉をかけられたこともあったが、心の中にはいつも大槌町があった。 震災から10年が経った20… この記事は有料記事です。残り574文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル