「核のごみ」めぐり、透ける筋書き 狙いは批判の分散か
【朝日新聞ポッドキャスト】 いま考えたい「核のごみ」 原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場をめぐり、北海道の2町村で11月17日、国内初の選定プロセスが始まりました。最初の報道からわずか3カ月後のことです。人口減少に悩み、交付金や経済効果に期待する2町村では何が起きているのでしょうか。 取材を続ける北海道報道センターの伊沢健司記者が解説します。朝日新聞ポッドキャストでお聞き下さい。主な内容は以下の通りです。 ・まるで「トイレなきマンション」 ・寿都町はトップダウン、神恵内村はボトムアップ ・長靴姿で署名を届けた「反対派」 ・町議会のリコールに向けた動きも 有料会員の方は音声の主な内容をテキストでも確認していただけます(音声の内容をそのまま書き起こしたものではありません) ◇ Q:最初に報じられたのはいつですか。 A:北海道新聞が8月13日付の朝刊1面トップで「核のごみ最終処分場 寿都(すっつ)町が調査応募検討」と報じました。その日、片岡春雄町長が報道各社の取材に応じ、朝日新聞を含む各社が全国ニュースとして一斉に報じました。 その後は激動の3カ月でした。… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちらSource : 社会…