社会

山中伸弥さん「人はモンスター」 令和、運命決まる時代

 平成の30年間で、生命科学は飛躍的に進歩した。一方で原発事故にも直面し、科学技術の使い方を誤れば大きな打撃になることも痛感した。人類が手にした大きな力をどのように使えば幸せな未来につながるのか。私たちはその選択をすべき「分水嶺(ぶんすいれい)」に立っているのではないか。日本の科学技術研究を牽引(けんいん)する山中伸弥さんに聞いた。  ――元号を決める懇談会のメンバーを務め、新元号を「伝統を大切にしつつ、新しい時代をつくることに通じる」と表現しました。  「昭和を含め何度か使われている『和』に、初めてで響きも今までにない『令』という組み合わせから、そう思いました。これは研究にも通じます。伝統というか、知識の成果、蓄積がないと研究は始まりません。加えて、常識、通説、通念に疑問を持ち、違うのではないかという試みを続けることが大切です」  ――平成の30年間、生命科学は大きく進歩しました。  「平成の少し前から、米国を中心に遺伝子工学が発達したことが非常に大きかったと思います。平成に入ってゲノム(全遺伝情報)解析技術が予想をはるかに上回る速度で進み、後押ししました。一方で、昭和の終わりぐらいは、がんが10年、20年で完全に克服できるとも予想されていましたが、まだ日本の死因の1位です。科学の進展は予想しにくいものです」  ――何が技術発達の原動力になったのでしょうか。 「シニアが若者の機会を奪いかねない」。後半では、山中さんが日本の科学技術や研究環境の課題についてさらに語ります。  「米国を中心にバイオ関連のベ… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

5キロ先まで台車押し下見か 目撃情報相次ぐ、京アニ放火事件(共同通信)

 京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオで34人が死亡した放火殺人事件で、青葉真司容疑者(41)が火災前日の17日、京都府宇治市のホームセンターでガソリン携行缶などを購入した後、荷物を載せた台車を押して北上し、直線で4~5キロ先の本社や第1スタジオまで歩いたとみられることが23日、捜査関係者への取材で分かった。 実際には宇治川を渡る際などに遠回りを余儀なくされ、到着までに数時間かかる中、スタジオや本社など襲撃先を入念に探した可能性がある。一帯では目撃情報が相次いでおり、京都府警は事前に下見していたとみて足取りの解明を進める。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

【動画】大気不安定 天気の急変に注意 東日本は非常に激しい雨も(23日7時更新)(ウェザーマップ)

 きょう(火)は、西日本から東日本を中心に大気の状態が非常に不安定になります。あちらこちらで雷雨になり、激しい雨の降る所があるでしょう。特に関東や東海など、局地的に非常に激しい雨の降る所がありそうです。天気の急変に注意してください。きょうは二十四節気の「大暑」で、暑さが厳しくなる頃ですが、熱中症にも注意が必要です。 きょう(火)は、日本付近に流れ込む暖かく湿った空気や上空の寒気の影響で広い範囲で大気の状態が不安定になります。九州から東北南部にかけては雷雲が発達しやすく、午前中から雨雲のわいているところがありますが、午後はあちらこちらで雨雲が発達して、急にザっと強い雨の降る所があるでしょう。特に、関東甲信や東海など東日本では、局地的には1時間に50ミリの非常に激しい雨の降る所があるでしょう。黒い雲が近づく、急に冷たい風が吹く、雷の音が聞こえるなどは、天気急変のサインです。西日本や東海などでは晴れ間があっても、空模様の変化にお気をつけください。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に警戒するとともに、落雷や、竜巻などの突風、ひょうにも注意が必要です。特に、西日本や東海などここ数日の大雨で地盤の緩んでいる所もあるため、土砂災害に厳重な警戒をしてください。 日中の気温は、東海や北陸から西の各地で30℃以上の真夏日になる所が多いでしょう。名古屋は34℃くらいまで上がり、猛暑日に迫る暑さとなりそうです。きのう(月)は、少し涼しい風が吹いた関東も、28℃前後で蒸し暑いでしょう。 きょうは二十四節気の「大暑(たいしょ)」で、暑さも厳しくなる頃です。これからが一年でいちばん暑い時季ですが、西日本や東日本は梅雨明けが近く、あす以降は関東でも真夏日が続き、一気に夏本番の暑さとなりそうです。熱中症にも注意してください。(気象予報士・及川藍) 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

富山で1時間に60mm超の非常に激しい雨 今日は各地で急な激しい雨に注意(ウェザーニュース)

 今日23日(火)は南から流れ込む湿った空気や上空の寒気の影響で、大気の状態が不安定。 千葉県や山口県周辺、近畿の山沿い、北陸、東北、北海道など、各地で朝から局地的に強い雨が降っているところがあります。 富山県では62mm/hの非常に激しい雨に  局地的に発達した雨雲のが通過した富山県の宇奈月では、6時20分までの1時間に62mmの非常に激しい雨を観測。 この雨雲は、北東方向に移動しているので、このあとは新潟県で激しい雨のおそれがあります。 今日は東北~九州で急な雷雨に注意  今日は東北から九州にかけては、一日中大気の状態が不安定な状態が続き、急に雨雲が発生・発達して強い雨が降るおそれがあります。落雷や突風、ひょうにも注意が必要です。 雨が降っている時間は短くても激しい雨になると、道路冠水などが発生したり、視界が悪くなるおそれがあるので、車の運転などは気を付けてください。ウェザーニュース 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

(ひと)キム・スヒョンさん 生き方指南エッセーが日韓でベストセラーになった作家(朝日新聞デジタル)

7/23(火) 7:30配信 有料  軽やかな筆致ですぱっと言い切り、悩める若者の背中を押す。 韓国で70万部を超すエッセー「私は私のままで生きることにした」。日本語版も半年足らずで18万部を発行する勢いだ。韓国の男性グループBTS(防弾少年団)のメンバーの愛読書としてSNSで広まったことも背景にある。 大学卒業後、大企業に就職できなかった自分が「みすぼらしく」思えて落ち込んだ。読みあさった社会心理学の専門書に心を救われたことが筆をとるきっかけだ。 人と比べず、自分を愛することの大切さをイラストを交えて説く。主な読者は20~30代。激しい競争にさらされながらも、高成長の恩恵を受けた親の世代ほどは報われない感があるという。…… 本文:584文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。 朝日新聞社 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

自民、失った単独過半数 公明、「歯止め役」再び? 連立20年(朝日新聞デジタル)

 自民は、平成最後の参院選だった2016年に取り戻した参院での単独過半数を、令和最初の国政選となった今回、再び失った。今年は自民、公明が連立を組んで20年。自民の単独過半数喪失は、自公双方にとって重い意味を持つ。 連立のきっかけは98年参院選での橋本龍太郎首相が率いた自民の惨敗だ。政権運営に苦しむ自民は過半数を取り戻すため公明に頼った。公明にとって政策を実現できる与党の立場は大きかった。国政選挙で自民候補に「比例は公明」と連呼させ、比例票の積み増しもすることができた。 この20年余り、公明は自民の行き過ぎを戒める「ブレーキ役」を自任してきた。…… 本文:590文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。 朝日新聞社 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

(社説)五輪まで1年―理解得る努力をもっと(朝日新聞デジタル)

 東京五輪の開会式まで、あすでちょうど1年となる。 各競技会場では先月末からテスト大会が本格化している。IT化が進んで利便性が高まる一方、思わぬミスが大きな混乱を招くもろさをはらむ。課題を洗い出して本番に臨みたい。 まずは酷暑への備えだ。 ことしの東京は梅雨寒が続いたが、近年の気象状況を考えれば幾重もの対策が必要だ。屋外競技を中心に、観客やボランティアをはじめとする関係者への情報伝達、日かげの確保、飲料の提供、救護体制などを点検してもらいたい。外国から来る選手や観光客への目配りも、むろん忘れてはならない。…… 本文:1,022文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。 朝日新聞社 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

吉本の長時間会見「傷口を広げた」 危機管理の専門家

 吉本興業の一連の対応は、企業の危機管理の専門家の目にはどのようにうつったのか。エイレックスの江良俊郎社長に聞いた。  問題発覚後の初動に大きな問題があった。本人が金銭授受を否定しているというだけで、状況証拠としては可能性はあったのに、それでよしとしてしまった。その後も会見を開く機会はあったが、事実関係が確定できないとして、後手に回った。本来は発覚した段階で、第三者による徹底的な調査に速やかにゆだねればよかった。そして調査結果を報告書にまとめ、責任を明確にしたうえで、処分と再発防止策を公表する、これが基本だ。当初からこうした方針で対応していれば、ここまで騒ぎが大きくなることはなかった。  会見でも何を伝えたかったのか。社長自身、何が問題だったかの認識が明確でなかったのではないか。処分の撤回理由についてのきちんとした説明はなく、場当たり的にうつったのではないか。長時間の会見だったが、かえって企業イメージを損ない、傷口を広げてしまった印象だ。(聞き手・立松真文) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

東海道新幹線、東京―新大阪で一時運転見合わせ 大雨で

 JR東海によると、東海道新幹線は静岡県内の大雨の影響で22日夜、東京駅と新大阪駅の間で運転を見合わせていたが、午後11時14分、全線で運転を再開した。気象庁によると、静岡県磐田市、湖西市、浜松市南部や愛知県豊橋市東部で午後10時前後の1時間に110ミリの記録的短時間大雨情報が出た。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

吉本社長、芸人マネジメントの失敗 具体性乏しい打開策

 「芸人との信頼関係を揺るがせた」。吉本興業の岡本昭彦社長は22日の会見で自身の至らなさを謝罪した。振り込め詐欺グループの宴会に参加して金銭を受け取り、契約解消した宮迫博之さんが田村亮さんと20日に開いた会見で、謝罪会見を開かせてもらえなかったなどと訴えた声が頭を下げさせた。会見のなかで岡本社長は唐突に宮迫さんの契約解消を取り消す意向も表明したが、再生への道はまだまだ険しい。  明治時代の末に大阪で創業し、お笑いを看板に成長してきた吉本興業。小さな寄席の経営に始まった歴史があり、ダウンタウンの松本人志さんがあえて言わずとも「芸人ファースト」でなければ本来成り立たないはずの会社だ。しかし、最も重要な芸人は一筋縄ではいかない存在。おっちょこちょいで時には裏切られることもある――紆余(うよ)曲折はありながらも、そんな芸人たちの活躍の場を広げつつ、心をつかんできたのが吉本の強みだった。  今回の問題で、はじめの非は明… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル