高嶋将之2022年10月11日 14時28分 駐車場を転貸するとの架空の事業をかたり、地主への支払金の名目で現金約1300万円を払わせて詐取したとして、警視庁は、甲府市の清掃業の男(46)を詐欺容疑で逮捕し、11日発表した。男は調べに対し、容疑を認めているという。 玉川署によると、男は2018年1月~19年1月ごろ、大阪府内の40代女性に「建築業者が建物を建てる時に職人が車を止める駐車場が少ない。月決め駐車場を地主から借りて工務店に転貸する」と虚偽の投資話を持ちかけ、「一時的に地主らに支払う金が必要」とだまして十数回にわたり現金計約1300万円を詐取した疑いがある。女性とは知人を介して知り合い、「5~10%の配当がある」と説明していたという。 署は、関西圏を中心とした約20人が同様の投資話を男から持ちかけられ、17~19年に計約1億3千万円の被害に遭った可能性があるとみている。 19年2月に男が「集めた金を配当に充てる自転車操業を繰り返していたが行き詰まった」と自首していたことから、裏付けを進めていた。(高嶋将之) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
羽田空港のそばに「限界集落」 23区で一番高齢化が進む町で、いま
川向こうの羽田空港を行き交う飛行機のジェット音が響く。 この町の「中心部」は、都営団地「東糀谷六丁目アパート」。5~12階建ての全5棟からなる。 団地のある大田区東糀谷6丁目は、東京23区内で最も高齢化が進む「限界集落」だ。 限界集落とは、65歳以上の高齢者が人口の半数を超えた地域のこと。20年に実施された国勢調査では、東糀谷6丁目は64%で、約3千ある23区の町丁目の中で最高だった。 パン屋、八百屋、文房具屋。かつて10軒ほど並んでいた1階の店はいずれも閉店し、「シャッター街」になっていた。 その中で、ちょうど真ん中辺りだけ、シャッターが開いていた。 コンビニチェーンの看板の上から貼られた「水戸屋天海(あまがい)酒店」の文字。「水戸屋」と呼ばれて親しまれる団地唯一の商店だ。 店内の商品はまばら。棚にあるのはレトルトカレーや缶飲料など、常温で日持ちするものだけ。奥の冷蔵庫は、「電気代が10万円を超え、売り上げ以上の負担だから」と、1年以上前から切ったままだ。 店を訪れた高齢女性が、店番をしていた店主の天海和則さん(55)に「お米を届けてほしいのだけど」と頼んだ。 店に米は置いていない。それでも、女性に代わって買いに行き、部屋まで届けているのだという。 「常連さんは父の代からで、自分の親のような存在。助けてあげたい、という思いがある」 最寄りの京急穴守稲荷駅からは、高齢者の足で徒歩で20分ほど。周囲はめっきやスクラップなどの町工場が軒を連ねる。 鉄道のどの駅からも徒歩20分以上かかるこの地を、住民たちは「離れ小島」と呼ぶ。 食料品を扱うスーパーまで1キロほどあり、高齢の住人は、バスに乗って行くか、ヘルパーさんに買い物をお願いするしかない。 一時期、野菜や魚の移動販売が来ていたが、買い支えることができず、次第に売りに来なくなった。 隣近所で、買いに行ける人に頼んでまとめて買って来てもらうこともあるが、トラブルの原因にもなっているという。 そんな住人たちの頼みの綱が、水戸屋なのだ。 配達員の仕事と掛け持ち、それでも「頼りにしてくれるから」 閉店時間は午後2時。だが… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「命が心配」県警が児相に連絡 岡山の女児虐待死、検証報告書を提出
岡山市で5歳だった女児が鍋の中に立たされるなどの虐待を繰り返し受け、今年1月に死亡した事件で、有識者で構成する市の審議会分科会は11日、検証報告書を市へ提出した。2020年9月に女児が全裸で墓地に立たせられた際、岡山県警が「命が心配」と市の児童相談所(児相)に伝えていたことが明らかになった。報告書は、市側の対応について「重大な危険を伴う事案という評価がなされていなかった」などと指摘した。 事件では、同市の西田真愛(まお)ちゃんに暴行を繰り返して今年1月に6歳で死亡させたとして、母親の彩被告(34)と、交際相手で内装工の船橋誠二被告(39)が逮捕監禁致死と強要の罪で起訴されている。 両被告は2021年9月、真愛ちゃんを鍋の中に長時間立たせたり、指を口に押し込み嘔吐(おうと)するよう要求したりといった虐待を繰り返した末、同月25日に布団に巻いて放置。真愛ちゃんを低酸素脳症にさせ、約4カ月後に死亡させたとされる。 分科会は、真愛ちゃんの虐待… この記事は有料記事です。残り570文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
仙台市太白区で一時停電、街灯が点滅繰り返す スイッチ不具合が原因
【動画】仙台市太白区で約1500戸が停電し、街灯などが点滅を繰り返した=読者提供 10日夜、仙台市太白区の1537戸が約1時間40分ほど停電した。東北電力ネットワークは、同区4丁目の電柱上のスイッチの不具合により、入・切の動作が繰り返されたことが原因と発表した。 同社によると、停電は午後9時に発生し、午後10時40分ごろに復旧した。宮城県警によると、停電地域では、街灯や信号機も点滅を繰り返すなどの現象が生じていた。県警や消防によると、停電によるけが人の情報は入っていない。 同区に本社があるkhb東日本放送は、停電のあった10日午後9時半ごろと、同日午後9時40~50分ごろ、放送電波が送れず、テレビに放送が映らなくなるトラブルがあったとホームページで発表した。同社は停電がきっかけで生じたとみている。対象地域や詳しい原因を調べている。 東北大学文学部3年生の山下森人さんは午後9時すぎ、同区内にある学生寮の自室で課題リポートを書いていた時に蛍光灯が点滅し始め、部屋の外から「ガシャン、ガシャン」という異音がするのに気づいた。「最初は蛍光灯が切れたのかと思ったが、廊下や住宅街の電気も点滅していたので、これは大変なことと気づいた」。慌てて寮内のブレーカーを落として回ったという。 停電中、映画部の寮生から借りた充電式の照明を使って、寮生数人で食事しながら過ごした。「原因が分からなかったので、2時間弱でも長く、不安に感じた」と話した。(緑川夏生、小川尭洋) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京湾に打ち上がった季節外れの花火 10日は「目の愛護デー」
小林一茂2022年10月10日 9時40分 デジタル機器から目を離して花火を見よう――。「目の愛護デー」の10日、東京・晴海の海上で花火計225発が打ち上がり、道行く人が夜空を見て目を輝かせた。眼科医療機器の製造・販売を手がける「日本アルコン」が企画した。 同社によると、スマホやパソコンなどのデバイスやデジタルコンテンツの長時間利用で、眼精疲労や視力低下などが急増している。そんな中、遠くを見て目を休めてもらう合図として、大きな音がする花火を打ち上げることにしたという。 花火は20分ごとに上がり、目の形や大輪の花が浮かび上がった。 自宅で夕食中、花火の音で気づき、妻と見に来た港区の会社経営者の男性(52)は「東京湾で花火を見るのは久しぶりで息抜きになった。これからは遠くを見ることを意識しようかな」と話していた。(小林一茂) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
これでは忍べぬ? 忍者の住所・氏名・リストラ、古文書で赤裸々に
夜陰に紛れて敵陣に忍び込み、人知れずターゲットを暗殺する。屋根から屋根へと飛び移り、煙の中でドロンと消える。「忍者」と聞けば、そんなイメージがわいてくる。 ところが近年、そのイメージを変えるような記録が見つかった。北陸に残る古文書に、忍者の氏名や住所のほか、使っていた武器の種類や、給料の削減、リストラの様子までもが、つづられているというのだ。 これでは素性が筒抜けじゃないか。まったく忍んでいないのでは……。心の中でツッコミを入れながら、古文書のある福井県文書館を訪ねた。 県文書館の主任司書、長野栄俊(えいしゅん)さん(50)が出迎えてくれた。閲覧室のケースには、墨で書かれた冊子が並んでいた。福井藩や藩主だった松平家が残した史料群「松平文庫」の一部。主に江戸時代から明治にかけて書かれたものだ。黄ばんだ紙に書き込まれた藩政の記録や、城下の町並みの地図など、計約1万点を保管しているという。 江戸で次々にスカウト? 長野さんは、こうした古文書のあちこちに忍者に関わる記述があることに気づき、2017年秋から本格的に調べ始めた。当時上映していた映画「忍びの国」に触発され、忍者の聖地とも言われる「伊賀」(三重県)を旅行した後だったという。 たとえば、藩の組織体系をまとめた「組々之由来」には「忍之者 十人一組」との記述があり、お抱えの忍者が10人いたことが分かった。別の書物には江戸やその周辺で「機敏」な10人をリクルートしたとの記述があり、それと矛盾しない内容だった。 また、藩で働く者の名簿である「給帳」には「忍者十人 下役十人」とあり、忍者を補佐する「下役」が10人いたことも判明。忍者と下役を合わせて、忍者集団は計20人だったことが明らかになった。 人事の記録「禄高帳」には「… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「憎むより、愛情を」息子射殺された両親、30年経ても変わらぬ思い
ハロウィーンを控えた1992年10月17日(日本時間18日)、米国で仮装した日本人留学生が射殺された。愛知県立旭丘高校2年だった名古屋市の服部剛丈(よしひろ)さん(当時16)。事件から30年、銃規制の運動を続けてきた父政一(まさいち)さん(75)と母美恵子さん(74)が活動の一線から退く。「憎むより、再び悲劇が起きないように」。その願いを次の世代に託す。 30年前のあの日、日本は日曜日の昼下がりだった。政一さんが、ひとり留守番をしていると、家の電話が鳴った。「剛丈さんが射殺されました」 2カ月前、剛丈さんは米南部ルイジアナ州バトンルージュ市での留学生活を始めたばかりだった。渡航直前には大好きなラグビーの部活でレギュラーをつかみかけており、留学するかどうかを悩んだ末に選んだ新生活だった。 現地時間で17日夜。剛丈さんはハロウィーンパーティーの訪問先を間違えた。対応した男性の「フリーズ(動くな)」を「プリーズ(どうぞ)」と聞き違えて撃たれた、とされる。「本当かどうか、真相はわからない」と政一さん。このやり取りを含め事件は大きな悲しみをもって広く世界に伝えられた。 男性は「計画性のない殺人」の罪で起訴されたが、米裁判所の陪審員団が93年に出した評決は無罪。正当防衛がやむを得ない状況だったと結論付けた。一方、民事裁判では「正当防衛は認められない」と異なる判断が示され、96年に計65万3千ドル(当時約7100万円)を支払うよう男性側に命じた判決が確定した。 「ただ憎んでも息子はかえってこない。だったら、息子ならこうしたいだろうなと、私たちが想像をすることをするしかない。相手を憎んだら、こっちもいやな気持ちになる。いつまでも憎しみの連鎖が続く」。選んだ道が、銃規制の強化を米国市民に訴えることだった。 剛丈さんの遺体を引き取って… この記事は有料記事です。残り984文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ロマ佐賀の旅は永遠に 人気ゲーム「サガ」でエリア丸ごとラッピング
【動画】ロマ佐賀列車出発! ラッピング車両16種出そろう=寿柳聡撮影 佐賀県と、人気ゲーム「サガ」シリーズを手がけるスクウェア・エニックス(スクエニ)がコラボしたキャンペーン「ロマンシング佐賀」が8日、始まった。目玉は普通列車16両にそれぞれ異なるラッピングを施した「ロマンシング佐賀列車」。16両目が同日朝から運行を始め、唐津駅であった式典には、さっそく多くのロマサガファンが集まった。 「ロマンシング佐賀」はスクエニの代表作「ロマンシング サ・ガ」のサガと佐賀をかけたダジャレから2014年に始まったイベント。ほぼ毎年、趣向をこらしたキャンペーンを重ねてきた。ラッピング列車は15年にも走ったが、その際は2両のみだった。 今年は西九州新幹線(武雄温泉―長崎)の開業効果を沿線以外に広げる狙いもあって、規模を大幅に拡大。県内の長崎線(佐賀―久保田)、唐津線(久保田―西唐津)、筑肥線(山本―伊万里)を走る全車両がラッピングされた。 ラッピング期間は当座、年度… この記事は有料記事です。残り665文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
世界中のアリの数は? 研究者が推計「さらに多いかも」
世界中どこでも姿を見かける、アリ。果たして何匹いるのか。そんな問いに香港大を中心とする研究チームが挑んだ。 チームはまず、「アリ科」を意味する「Formicidae」で英語と中国語を中心にさまざまな言語で書かれた論文をデータベースで検索。検索結果から、アリの数が書かれているものや採集方法が書かれているものを選び出し、データを標準化したうえで世界の生息数を推計した。 その結果は、なんと最低でも… この記事は有料記事です。残り545文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
和牛五輪、鹿児島県と宮崎県が「日本一」 内閣総理大臣賞が決定
加治隼人2022年10月10日 13時00分 鹿児島県で開催された5年に1度の和牛の品評会「全国和牛能力共進会(全共)」で、最高位の内閣総理大臣賞を鹿児島県と宮崎県が受賞した。鹿児島県は牛の姿・形を審査する「種牛(しゅぎゅう)の部」、宮崎県は枝肉の仕上がりを評価する「肉牛の部」で、それぞれ「日本一」に輝いた。 全共は和牛オリンピックとも呼ばれ、今回は41道府県から計438頭が参加。10日、すべての審査を終えた。 種牛の部では計6部門の各首席のうち、雌牛3頭1セットで出品する第4区「繁殖雌牛群」の鹿児島県代表(拵正人さん、藤山粋さん、落合新太郎さん)が栄誉を受けた。 初出場だった藤山さんは「ずっと日本一をとると言い続けてきて、夢が実現した瞬間でした。まだ信じられません」とすがすがしい表情を見せた。 肉牛の部では計2部門の各首席のうち、第7区「脂肪の質評価群」の宮崎県代表(佐藤孝輔さん、馬場牧場、神田譲市さん)の3頭の枝肉に贈られた。同区は肉の風味や口溶けを重視した今大会の新設区。 佐藤さんは「おいしい宮崎牛と証明できた。ますますブランド確立に貢献していきたい」と語った。 会場では上位入賞を果たした牛たちのパレードがあり、観客席から大きな拍手が送られた。閉会式には岸田文雄首相も出席した。(加治隼人) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル