【動画】お台場の顔もあとわずか「パレットタウン大観覧車」で特別イルミネーション=諫山卓弥撮影 東京・お台場で長年親しまれてきた「パレットタウン大観覧車」が8月31日の営業終了に向け、特別なイルミネーションを点灯させている。 日没から営業終了までの間、約15分間のイルミネーションが繰り返し点灯する。後半部分に、順次営業を終えつつあるパレットタウンの各施設をテーマにした特別映像が映し出される。 ライブハウス「Zepp Tokyo」は「音符」、トヨタのショールーム「メガウェブ」は「車」、商業施設の「ヴィーナスフォート」は「噴水」で表現され、観覧車の映像もある。 通りかかった人たちは足を止め、スマホで撮影する人もいた。 最終日に向けて混雑が予想されるほか、ゴンドラ内が高温になった場合は一部のゴンドラを除き乗れなくなることもあるため、大観覧車の広報担当は、ホームページやツイッターで運行状況を確認するよう呼びかけている。(諫山卓弥) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
2カ月で帰国→夏には→見通し立たず、戦況振り回され ひらがな覚え
有料記事 畑宗太郎 渡辺洋介2022年8月25日 9時00分 たちつてとなにぬねの、たちつてとなにぬねの……。 東京都新宿区にある都営住宅の一室。 クリャチコ・マーヤさん(45)が区の日本語教室でもらったプリントに、鉛筆で黙々とひらがなを練習していた。日本語の絵本も見て勉強する。 「全部覚えるには、すごく時間がかかりました」 ウクライナ中部ドニプロ近郊の街から3月中旬、次女(7)と長男(4)と逃れてきた。長女(22)が日本人の夫と結婚して東京で暮らしていた。日本政府がウクライナからの避難者向けに発給した短期滞在ビザを利用した。 避難生活がこんなに長引くとは思ってもいなかった。 ■次男はイライラ 義母は兄の… この記事は有料記事です。残り1245文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北海道へのひとり旅、駅弁の箸袋に意外な文字 66年後に到着した先
列車は北へ北へと進み、ある村の駅で止まった。ホームに降り立つと、駅弁を買い、再び列車に乗り込んだ――。高校生のひとり旅だった。 国鉄・JRに乗った距離が36万キロを超え、「旅の達人」として講演もしてきた広島市の原田浩さん(83)にとって、特に忘れられない旅がある。その旅路は、いまも続いている。 1956年3月、広島駅を出た列車は東へ。東京まで17時間かかった。そこから青森まで。青函連絡船で北海道へ渡り、函館、小樽、札幌、旭川。さらに北へと向かう途中、音威子府駅で列車は止まった。 まだ見ぬ土地にひかれた原田さんは、中学生を卒業したばかりの時からひとり旅を始めた。3度目の北海道への旅で、最北端の稚内をめざしていた。 音威子府駅で買った弁当を車中で広げ、食べ終えた。弁当がらを捨てようと思った時、ふと箸袋にこう書いてあるのが目に入った。 「広島市衛生試験所検定済 信義納」 食品の容器の販売・製造を手がける広島市の会社、信義商会(現・シンギ)がつくっていた箸袋だった。約1400キロ離れた北の地で見た「広島」の文字。「なんでこんなところに」。好奇心がわき上がり、音威子府の名が原田さんの脳裏に刻まれた。 その駅弁を売っていたのは「常盤軒」という地元の店だった。 北の大地で思いがけず目にした「広島」の文字。音威子府とのつながりを深めた原田さんは、あることを思い立ちます。「旅の達人」のもう一つの顔とは――。 列車が音威子府駅に到着する… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
女性と3歳娘が自宅マンションで死亡、体に切り傷 夫は行方不明 堺
2022年8月24日 15時19分 24日午前9時ごろ、堺市東区日置荘西町7丁のマンション2階の一室で、この部屋に住む荒牧愛美さん(29)と娘のリリィさん(3)が倒れているのが見つかった。大阪府警によると、2人の上半身には複数の刺し傷があり、死亡が確認された。 府警は殺人事件とみて捜査。連絡が取れていない荒牧さんのブラジル国籍の夫(33)が何らかの事情を知っているとみて、行方を調べている。 黒山署によると荒牧さんは3人暮らし。2人は同じ洋室で倒れていたという。 24日午前1時15分ごろ、荒牧さんの父親から、「娘夫婦と22日の夕方から連絡がとれない」と110番通報があった。署員が荒牧さんの自宅に向かったが、中から応答がなく、施錠されていた。同8時25分ごろに署員が再び訪問。駆けつけた消防隊員らがガラスを割って入り、2人の遺体を発見したという。 署によると、夫の勤務先に22日朝、「事故に遭った。2週間くらい休む」と連絡があったという。荒牧さんの祖母という女性は取材に「おとなしい、優しい子でした」と話した。現場は南海電鉄高野線の萩原天神駅から西に約1キロで、田んぼや住宅が並ぶ一角。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
森元首相と会食、AOKI側「条件クリア」 五輪スポンサー選定巡り
東京五輪・パラリンピックをめぐる汚職事件で、大会組織委員会の元理事・高橋治之容疑者(78)=受託収賄容疑で逮捕=が2017年7月、スポンサー就任を望む紳士服大手「AOKIホールディングス」前会長らと組織委会長だった森喜朗元首相(85)の会食の場を設けていたことが、関係者への取材でわかった。AOKI側はやり取りを録音しており、森氏は「ラグビーワールドカップが終わる(19年)秋ごろまでには決まっていると思う」などと発言したという。 AOKI側は森氏の発言につ… この記事は有料記事です。残り1494文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
世界一優しい、サトル君のラーメン 心拍のない子を産んで見えた景色
2022年3月31日。 神奈川県在住の漫画家・緑丘まこさんにとって、忘れられない日だ。 30代後半で妊娠し、もうすぐ13週という日で、アルバイト後に下腹部に違和感があった。 駅のトイレで確認すると、うっすら出血していた。 初めてのことだったが、ネットで調べるとそんなに珍しくないと書いてある。 痛みがなかったので大丈夫かと思いつつ、かかりつけの産婦人科に電話して状況を説明した。 「念のためこれから病院に来られますか?」 胸騒ぎを抑えながら病院へ向かい、診察を受けた。 エコーでおなかの赤ちゃんを診てもらったが、心拍が確認できず「稽留(けいりゅう)流産」と告げられた。 12週より前に心拍が止まっていたようで、染色体異常による流産の可能性が高いという。 医師からは「だから、どうか自分を責めないで」と言葉をかけられた。 そして、赤ちゃんを取り出す方法についても提案があった。 ある程度大きく成長しているため、母体へのリスクを考えると自然と出てくるのを待つより手術の方がいいだろう、と。 その場では決心できず、考える時間をもらって帰宅した。 ◇ 3日後の夜、強烈な腹痛が繰り返し襲ってきた。 出血の量が増え、痛みもどんどん強くなっていく。 自然排出を経験した人のブログには「生理痛の何十倍」と書かれていたが、その通りだった。 日付が変わって午前3時過ぎ、仕事で疲れて眠っていた年下の夫に声をかけた。 「赤ちゃん、もうすぐ出てくるかもしれない」 痛みの中、ほんの一瞬だけ「… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
路上に落ちた「黄金のペットボトル」フタを開けた…捨てる側の言い分
【岩手】7月下旬の早朝。盛岡市長田町の路上に黄色い液体が入ったペットボトルが2本落ちていた。不自然に泡立っている。最寄りの公衆トイレまで慎重に運び、使い捨て手袋を装着してキャップを開ける。「オエッ」。ひどい悪臭に襲われた。息を止め、便器に流す。2本とも尿だった。しばらく強烈な臭いが辺りから消えなかった。「黄金のペットボトル」「ションペット」などというらしい。 盛岡市北山の国道4号。ここでもペットボトルが時々、捨てられている。決まって同じ銘柄のお茶のボトル。放尿する時に楽なのか、わずかにへこみがあるのが特徴だ。多い時は週2回。気温が高い今の時期は、臭いはさらにひどくなり、破裂する心配もある。 こうした尿入りのペットボトルは全国各地で捨てられている。トラックなどのドライバーが車内で用を足し、ポイ捨てするほか、いたずら半分で路上などに放置する不届き者もいる。 国土交通省岩手河川国道事務所によると、汚物が入ったペットボトルは、国道の清掃で月に数回は見つかるという。作業員は回収すると、中身はトイレに流し、ペットボトルは産業廃棄物として処分している。 「衛生的にも心配。嫌な仕事だが『よくあること』と割り切って作業するしかない」とあきらめた顔だ。 「ゴミ屋敷」の住民がため込むケースも 高速道路でも同様の被害があ… この記事は有料記事です。残り934文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「正体隠す伝道、規制を」 旧統一教会問題、長年関わる弁護士が講演
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の元信者らの救済に30年以上携わってきた全国霊感商法対策弁護士連絡会代表世話人の郷路征記弁護士(札幌弁護士会)のオンライン講演会が開かれた。霊感商法や高額な献金といった教団の布教活動の違法性を指摘し、規制の必要性を訴えた。 自由法曹団北海道支部などが23日夜に開催し、全国から弁護士や大学職員ら約450人が参加した。 郷路弁護士によると、教団による布教活動は組織的で、金銭的に余裕があって信心深い人を狙い定め、不幸の原因が家系にあるなどとして、家系を学ぶセミナーに勧誘するという。郷路弁護士は「教団の勧誘であることを隠し、本人の知らぬ間に信仰心を植え付ける点に法的な問題がある」と述べた。 安倍晋三元首相の銃撃事件で現行犯逮捕され、殺人容疑で送検された山上徹也容疑者の母親は入信していた。郷路弁護士は「山上容疑者の母親は信教の自由を侵害されていた。正体を隠した伝道活動が禁じられていれば、悲劇は起こらなかった」と指摘。個人が信教を自主的に選択する自由意思を守るため、宗教団体の正体を隠した布教活動を規制する必要性を訴えた。 郷路弁護士は元信者らが教団に対し損害賠償を求めた訴訟で原告代理人を務めてきた。2012年には札幌地裁で、教団の布教活動の違法性が認められ、教団に対し元信者ら56人へ計約2億7800万円を支払うよう命じる判決を勝ち取った。 判決は「統一教会では多額の… この記事は有料記事です。残り254文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 旧統一教会問題 2022年7月8日に起きた安倍晋三元首相銃撃事件をきっかけに、旧統一教会の問題に注目が集まっています。特集ページはこちら。[記事一覧へ] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
秋葉原ホコ天で「花火、バーベキューする」 犯行予告はバズり目的か
東京・秋葉原などでの虚偽の犯行予告をしたとして逮捕された愛知県の男(23)が、動機について「秋葉原で迷惑行為をしてバズり(話題になり)たかった」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かった。2008年に発生した秋葉原無差別殺傷事件で死刑囚の刑が執行されたニュースを見て思いついたとも説明しているという。 男はツイッターで「警察の無力さの報復のために8月14日新宿か秋葉原でどーなるか覚えておけ」などと投稿し、秋葉原の事件を想起させて歩行者天国の一時中止の手続きを取らせたなどとして、13日に偽計業務妨害容疑で警視庁に逮捕された。 捜査関係者によると、男は調べに対し、実際に8月14日に上京する予定があったとし、「コスプレ衣装を着て歩行者天国の路上で花火やバーベキューをするつもりだった」などと説明。「死刑執行のニュースを見て思いついた。迷惑行為をすれば警察が来たり、一般の人に動画を撮られたりしてネット上でバズるのではないかと思った」など話したという。 その上で「ツイッターにしか… この記事は有料記事です。残り129文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「私を消すのは誰?」 追い詰められた女性はあの少女に問いかけた
何でもそつなくこなすことを自負してきた女性が良心に反する仕事を求められたら。こんな一人芝居「市長公室の木村さんが」が大阪で上演されている。反響が大きく、10月には追加公演が決まった。 主人公の「木村さん」は、市長の秘書役の部署に女性として初めて配属された。どんな仕事も笑顔で受け入れる「わきまえる女」と自負していた。 ある日、海外の姉妹都市に旧日本軍の慰安婦をモチーフにした少女像が設置された。市長は抗議の手紙を送ると決め、主人公に翻訳を命じる。 主人公は主語があいまいな文面に戸惑う。正確に訳したいと市長に真意を尋ねるが、「ケチをつけた」とし、「これだから女は」と言われる。追い詰められ、「わきまえる女」としての自分が揺らいでいく、というストーリーだ。 二つの出来事をモチーフに 劇作家で精神科医のくるみざわしんさん(55)が脚本・演出を手がけた。昨夏の初演から好評で、今春から隔月の定期公演に。4、6月の回は満席になった。 「市長公室の木村さんが」は、一人芝居「あの少女の隣に」と対になる作品として、大阪で上演されてきました。執筆のきっかけとなったのは、3年前のできごとでした。 脚本自体は完全なフィクションだが、二つの出来事を踏まえている。 一つは、くるみざわさんが暮… この記事は有料記事です。残り922文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル