2022年8月24日 16時52分 女性のスカート内をスマートフォンで繰り返し盗撮したとして、大阪府警は24日、枚方(ひらかた)署地域課の巡査長、西口卓弥容疑者(36)を府迷惑防止条例違反(盗撮)の疑いで書類送検し、発表した。「短いスカート姿の女性の下着に興味があった」と認めているという。府警は減給6カ月(10分の1)の懲戒処分とし、西口容疑者は同日付で辞職した。 監察室によると、西口容疑者は7月14日夜、大阪市都島区の京橋駅近くのエスカレーター上で、女性のスカートの下からスマホで太ももなどを動画撮影した疑いがある。女性に気づかれて逃走したが、約300メートル離れた路上で現行犯逮捕されていた。当時、新型コロナウイルスの濃厚接触者として自宅待機中だった。 また7月7日にも同駅近くの階段で女性のスカート内を撮影していた疑いがある。西口容疑者は「6月下旬から4~5回盗撮した」と供述しているという。 西口容疑者は現行犯逮捕直後、容疑を否認していた。「性犯罪を認めることが恥ずかしく、認めれば人生が終わると思い怖かった」と話しているという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
福岡県に記録的短時間大雨情報 久留米市で1時間に120ミリ
2022年8月24日 22時34分 九州北部地方は24日夜、暖かく湿った空気が低気圧へ流れ込んだ影響で大雨となった。福岡県の久留米市や八女市で1時間に120ミリの猛烈な雨が降ったほか、うきは市でも1時間に110ミリが降り、気象庁は福岡県に「記録的短時間大雨情報」を出して警戒を呼びかけた。 気象庁によると、佐賀県鳥栖市や熊本県山鹿市、福岡県朝倉市でも1時間に80ミリを超す大雨が降った。 久留米市の巨瀬川では午後10時20分ごろ、中央橋水位観測所で避難指示を発令する目安となる「氾濫危険水位」に到達した。 福岡県は災害警戒本部を設置した。各地で冠水や停電が起き、JR香椎線や西鉄甘木線などが一時運休した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「この聖水飲むといいですよ」→「用心するように」 福岡県福津市長
2022年8月24日 17時00分 福岡県福津市の原崎智仁市長は23日の定例記者会見で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体が関わるイベント「ピースロード」の関係者から2019年に2度表敬訪問を受けたことを明らかにした。教団とのつながりを感じ、その後の接触はないという。 原崎市長や市によると、表敬訪問は2019年7月23日と9月25日の2回で、市長室で応対したという。17年の初当選後、「面会はどんどん受けるように」と指示していた時期だったという。市議による紹介ではなかった。 原崎市長によると、日韓の友好や日韓の平和をうたい自転車で全国キャラバンをする団体との説明を受け、サイクリング姿の若者数人とスーツ姿の男性1人が来庁。その場で写真撮影に応じた。活動を記した冊子を受け取り、内容から教団と関わりがあると感じたといい、後日、写真使用の許可とメッセージを依頼されたが断ったと話した。 以前市議だった時に、活動報告書を読んだ市民から「応援しています」と声がかかり、出向いた先で「この本を読むといいですよ」「この聖水を飲むといいですよ」と言われ、教団とのつながりを感じた経験があり、「用心するようになった」という。市長選でも教団の支援は一切受けていないという。 旧統一教会問題 2022年7月8日に起きた安倍晋三元首相銃撃事件をきっかけに、旧統一教会の問題に注目が集まっています。特集ページはこちら。[記事一覧へ] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
芸大・美大生は女性7割、でも教授は逆転 表現の場のジェンダー格差
文化芸術界の主要な賞の審査員と受賞者は男性が多数を占め、教育機関においては学生は女性が多く、教授は男性が多い――。表現に携わる有志らで作る団体が24日、各分野におけるジェンダーバランスの調査結果を発表した。 調べたのは、表現者や研究者ら16人で作る「表現の現場調査団」。これまで文化芸術界のハラスメントについて調べ、その一因にジェンダーバランスの不均衡があると分析。実態を可視化して解消につなげようと、美術、演劇、映画、文芸、音楽、デザイン、建築、写真、漫画の9分野の主要な賞や、表現を学ぶ教育機関など、権力勾配がある場所のジェンダーバランスなどを調べた。 審査員の77%、大賞受賞者の66%が男性 賞(2011年~20年)の調査では、9分野全体でみると、審査員の77・1%、大賞受賞者の65・8%を男性が占めた。調査団は「男性が審査し、男性が評価されやすい構造がある」としている。 文芸のうち「評論」は6賞の審査員の94%を男性が占めた。映画では、学生や新人、低予算作品に比べ、商業映画を対象にした賞ほど女性の割合が少ない傾向があった。美術では「個展開催」「美術館の購入作品」も調査、いずれも男性が8割以上だった。演劇では21年の各協会役員や芸術監督の73%が男性だった。 一方、小説や漫画など個人と… この記事は有料記事です。残り1045文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Think Gender 男女格差が先進7カ国で最下位の日本。生きにくさを感じているのは、女性だけではありません。だれもが「ありのままの自分」で生きられる社会をめざして。ジェンダーについて、一緒に考えませんか。[記事一覧へ] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
事故直前、左右に振れ走行 前方注視せずに運転か 名古屋のバス事故
名古屋市北区の名古屋高速で大型バスが炎上するなどし、9人が死傷した事故で、バスが事故直前に左右に振れる不安定な走行を繰り返していたことが捜査関係者への取材でわかった。後続車のドライブレコーダーに映像が記録されていた。愛知県警はバスの男性運転手(55)が脇見や居眠りなどで前方を注視せずに運転していた可能性もあるとみて調べる。 捜査関係者によると、名古屋市中心部から県営名古屋空港(同県豊山町)に向かっていたバス(乗員乗客8人)の不安定な走行は、現場となった豊山南インターチェンジ(IC)の数百メートル手前の地点から起きていた。具体的には、追い越し車線を走行中、左側の走行車線との境界を示す白線に近づくたびに中央に戻る動きを繰り返していた。 その後、バスは本線から分かれて一般道と合流する取り付け道路に進入。そのまま直進したが、再び何らかの原因で左に寄り始め、本線との分離帯に置かれたクッションドラムに衝突し、横転した。 県警幹部は「車体の振れ幅は… この記事は有料記事です。残り176文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「天狗党の乱」の背景には? 幕末から昭和につながる水戸学の爪あと
「尊攘(そんじょう)」。旧水戸藩校「弘道館」(水戸市)に、9代藩主徳川斉昭の命を受けて、能書家の藩医が書いた書がある。差し込む光の具合も手伝ってか、強烈な印象を放って見える。 NHKの大河ドラマ「徳川慶喜」(1998年放映)の撮影でセットとして掛けられ、定着。ただ、弘道館のイメージが尊皇攘夷(じょうい)に偏るとして取り外しを求める意見もあるという。 弘道館などの世界遺産登録をめざす水戸市教育委員会によると、弘道館は江戸時代における藩校の集大成で、規模も全国最大。総合大学のような幅広な教育がされていたそうだ。 担当者は「水戸学というと尊王(尊皇)と攘夷が前面に出てしまう。我々は誤解のないよう『水戸の学問』と言う」。 少し前、慶応大教授の片山杜秀(58)が書いた「尊皇攘夷 水戸学の四百年」が話題になった。天皇を立て外国を打ち払う。日本を新時代に導いた思想の功罪を考えさせられる本だ。 話は、水戸の漁師が常陸沖で英国捕鯨船と物々交換をする様子から始まる。異国の品々が水戸の市中に出回り、摘発されたのは1823年。さらに、翌年には英国捕鯨船の船員12人が領内に上陸する騒動が起きた。 尋問に出向いた水戸学者の会沢正志斎(せいしさい)は25年、国防論「新論」を脱稿。四半世紀後、吉田松陰が教えを請いに水戸に訪ねてくるなど、志士の必読書になった。その時代を考察した片山の著書は「水戸」を通し、近代への胎動が描かれ興味深い。 「未完のファシズム」など、片山は現代における右翼研究の第一人者だ。水戸学に踏み込んだ理由を聞くと、「天皇を中心とした明治国家の制度設計に影響を与えた思想抜きでは、右翼思想家の大川周明や北一輝の辺だけを論じても、近現代をうまく語れないと思った」と話す。 そうして、掘り下げていった… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「やってられねえよ」自分より若い上司に暴言 パワハラで巡査を処分
2022年8月24日 17時15分 北海道警は24日、自分より若い上司に暴言を繰り返したとして、札幌方面の警察署に勤務する40代の男性巡査の行為をパワーハラスメントと認定。減給100分の10(3カ月)の懲戒処分とした。 道警監察官室の発表によると、巡査は4月下旬から6月1日の間、同じ係の20代の巡査部長と30代の警部補に対し、「実力が階級と似合わない」「やってられねえよ」などと暴言を繰り返したという。道警は巡査が上司2人よりも勤務年数や業務経験で優位な立場にあったと判断し、パワハラと認定した。 久馬昌司・監察官室長は「指導を徹底し再発防止に努めます」との談話を出した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
仙台育英が越えた「白河の関」、その歴史は 令和の時代に突然脚光
第104回全国高校野球選手権大会で、仙台育英(宮城)が優勝し、深紅の大優勝旗が初めて東北にもたらされました。その偉業は「白河の関を越えた」と言われますが、令和の時代に注目される「白河の関」とは、何なのでしょうか。その歴史は奈良時代にさかのぼります。(2018年6月に朝日新聞紙面に掲載した記事「東北細見 白河関跡」を一部修正して再掲します) 東北地方という呼称は戊辰戦争の当時、新政府によって用いられるようになったのが始まり――。東北学院大の岩本由輝名誉教授は、そう指摘する。それより前、今の東北6県は陸奥(みちのく)と出羽、あるいは両地域を合わせて奥羽と呼ばれていた。 平安時代、陸奥の名所の数々が歌に詠まれた。都から遠く離れた異境の地は貴人たちの想像力をかき立て、憧れを誘ったらしい。中でも、陸奥との関門である白河関は、歌枕として多くの歌に登場する。 陸奥とは「白河関の向こう側… この記事は有料記事です。残り859文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
15歳少女への買春容疑で医師を逮捕 兵庫県警
2022年8月24日 13時43分 中学生の少女(15)に現金を渡してみだらな行為をしたとして、兵庫県警は、医師の財田(たからだ)一也容疑者(59)=神戸市北区山田町原野=を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童買春)容疑で逮捕、送検し、24日に発表した。財田容疑者は「そのような事実はまったくない」と容疑を否認しているという。 加古川署によると、逮捕容疑は昨年12月28日、兵庫県明石市内のホテルで、少女が18歳未満と知りながら、現金7万円を渡して買春したというもの。署は、容疑者と少女とはSNSで知り合ったとみている。 財田容疑者は県内の個人病院で神経内科医として働いているという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
岸田首相の熊本後援会長 旧統一教会との関連指摘に「認識なかった」
崇城(そうじょう)大学(熊本市)の中山峰男学長は24日、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)とのつながりが指摘された「日韓トンネル」構想の熊本県での推進団体のトップを務めていたと週刊文春で報道されたことを受け、大学で記者会見を開いた。中山学長は岸田文雄首相の熊本県の後援会長も務めているが、「旧統一教会との関連は全く認識がなかった」と述べた。 この団体は、2011年に発足した「日韓トンネル推進熊本県民会議」。中山学長は発足時に、元熊本市議から議長就任の依頼を受けたという。週刊文春の記事を読んで、団体の事務局に連絡したうえで23日に議長の辞任届を出し、退任したとしている。 週刊文春の取材を受けるまで、日韓トンネルと旧統一教会の関係はないと認識していたとして、「統一教会は大変問題のある団体。大変立腹している」と語った。 岸田首相の後援会「熊本岸田会」は20年に発足。当初から会長に就任し、21年の総裁選で党員票の積み上げに努めたという。熊本の党員・党友票は岸田氏がトップの6109票を獲得していた。 日韓トンネルの関係者には協… この記事は有料記事です。残り350文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル