宮崎県の河野(こうの)俊嗣知事は4日会見し、新型コロナウイルスのオミクロン株に関する「BA.5対策強化地域」の指定を受けたと発表した。期間は4日から今月31日まで。 宮崎県では、3日に過去最多となる3122人の新規感染者を確認。病床使用率も2日時点で過去最高の50・8%に達した。河野知事は「ピークアウトは見通せず、医療も小児科や救急では逼迫が起きている。対策強化地域にされ、『全国のなかで宮崎はきびしい状況にある』ということを県民に認識してほしい」と述べた。宮崎県の説明では、県は独自の警報「医療緊急警報」を発令しているため、熊本県や鹿児島県にように「強化地域宣言」は出していないという。(大畠正吾) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪のコロナ感染 3日連続2万人超 病床使用率は60.3%
大阪府は4日、府内で新たに2万2371人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。前週の同じ木曜日(7月28日)より1917人少ないが、3日連続で1日あたりの感染者数が2万人を超えた。 また、40~90代の男女計15人の死亡も新たに確認された。府内の感染者は延べ145万21人、死者は計5418人になった。 府内の病床使用率は60・3%で、軽症中等症病床に限ると67・3%だった。宿泊療養者は4904人、自宅療養者は16万3843人、入院や療養先を調整中の患者は7万5419人となっている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「コーラに白酒」「どんどん飲ませて」 酔わせた客から現金窃盗容疑
泥酔した客にATMで下ろさせた現金を盗んだとして、警視庁は、中国籍の女2人を窃盗容疑で逮捕し、3日発表した。同庁は2人は東京・赤羽で活動する違法な客引きグループのメンバーで、このグループが同様の窃盗事件を繰り返していた可能性があるとみている。1人は容疑を認め、もう1人は黙秘しているという。 保安課によると、34歳と45歳の女2人は今年1~3月、自身が勤める東京都北区赤羽南1丁目の飲食店などで酔って意識がもうろうとしている30代と50代の男性客2人を近くのコンビニに連れていき、ATMで引き出させた現金計130万円を盗んだ疑いがある。30代男性は「酒を無理やり飲まされ、その後記憶が途切れ途切れになった」と説明しているという。 容疑者の2人はJR赤羽駅前を中心に活動する客引きグループの一員で、今年6月に違法な客引きをした疑いで他の15人と一緒に逮捕された。同課がその後、逮捕された17人の携帯電話を解析したところ、酔客から現金を盗もうとしていることをうかがわせるチャットのやりとりが見つかったという。 それによると、「お客さん、寝たら意識がはっきりし過ぎる」と話すメンバーに対し、別のメンバーが「眠い時は引き出しに行ってくれると思う。意識がはっきりしているとダメ」などと応じていた。また別の2人も「コーラの缶の中に(度数が強い)白酒を入れた」「どんどん飲ませて食べさせて」などとやりとりしていたという。 警視庁によると、赤羽地区の… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
秋篠宮ご夫妻と悠仁さま、総文祭を訪問 軽音楽や合唱を鑑賞
多田晃子2022年8月4日 14時22分 秋篠宮ご夫妻と長男悠仁さま(15)は4日、東京都内で開かれた第46回全国高校総合文化祭東京大会「とうきょう総文2022」の軽音楽と合唱の各部門の会場を訪れ、鑑賞した。 ご夫妻と悠仁さまは軽音楽部門の会場で、出場バンドの紹介映像を見た後、高校生たちによるオリジナル曲の演奏や歌唱を鑑賞。拍手を送り、説明に熱心に耳を傾けていた。悠仁さまは隣に座った秋篠宮さまと話したり、説明を受けて大きくうなずいたりしていた。悠仁さまが総文祭の会場を実際に訪れるのは今年が初めて。(多田晃子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
鉄橋崩落、冠水で280世帯孤立も 2人安否不明 新潟や東北で被害
2022年8月4日 14時41分 【動画】新潟県関川村湯沢地区では、茶色い濁流が町を襲った=住民提供 大雨特別警報が出されて記録的な豪雨に襲われた新潟・山形両県や隣接する福島県では、4日午前、続々と被害が判明した。 松野博一官房長官は4日、午前9時半時点で2人が安否不明になっていると明らかにした。 国土交通省によると、4日午前6時現在、山形県の最上川の3カ所、秋田県の米代川の1カ所など7河川で氾濫(はんらん)が確認されている。 豪雨は鉄道のインフラに深刻な影響を与えた。 大雨特別警報の対象になった山形県飯豊町では、4日朝、小白川に架かるJR米坂線の鉄橋(長さ約40メートル)が崩落しているのが見つかった。分断された線路が川に垂れ下がった状態だという。同県米沢市では、市内を流れる川が増水して橋の橋脚が曲がり通行止めになった。福島県喜多方市でも、JR磐越西線の鉄橋が崩落した。 JR東日本新潟支社によると、新潟県村上市の坂町駅ではホームが冠水した。JR東日本によると、山形新幹線は3日午後1時ごろから福島―新庄駅間で運転を見合わせ、4日も始発から運休している。 道路が寸断され、集落が孤立する被害も相次いだ。 新潟県村上市では、土砂崩れに巻き込まれた住宅1戸が全壊し、住人1人が負傷した。この地域の集落につながる道路が土砂でふさがれ、約80世帯が孤立状態になった。同県関川村でも、土砂崩れや道路の冠水で280世帯が孤立した。 山形県内では国道113号が冠水して通行止めになり、小国町で多数の住宅が孤立。大江町では町内を流れる最上川が堤防を越えてあふれ、周辺の住宅が浸水した。川西町でも住宅浸水があり、救助要請を受けた消防隊がボートなどで住民を避難所へ送り届けた。 福島県北塩原村のリゾート施設「グランデコスノーリゾート」では3日夜、付近の村道が土砂崩れで通行止めとなり、宿泊者約100人や従業員約50人が孤立状態になった。同施設によると、水道や電気などは通常通りだという。村によると、土砂の撤去作業を進めているが、4日午前10時時点で復旧のめどはたっていない。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
次々に消えるブタ、壁に残った血と足跡 わなに捕まったのはあの動物
【動画】ブタを襲った?豚舎付近でクマ捕獲=遠藤和希撮影 長野県須坂市亀倉の山間部で、野生のクマが猟友会設置のわなにかかっているのが3日朝、見つかった。この場所では7月下旬、豚舎のブタが1匹ずつ計3匹、姿を消しており、「クマに襲われたのでは」と臆測が広がっていた。捕獲されたクマは成獣のツキノワグマ。このクマがブタを襲った可能性があるが、今回は保護の観点から殺さず山へかえされるという。 「クマが捕まったよ」 3日午前7時ごろ、地元猟友会の宮崎郁夫さん(80)からの一報を受け、記者は現地に向かった。 「ガン、ガン」。豚舎の隣には、わなにかかり、おりの中で暴れるクマの姿があった。中にはおびき出しに使われた大好物のハチミツも。「まさか2頭目がかかるとは。わなが無かったらまたブタがやられてたね」と宮崎さんは話す。 クマがブタを襲う? 豚舎からブタが相次いでいな… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「世界一美しいサル」動物園に仲間入り ベトナム戦争で激減の希少種
垣花昌弘2022年8月4日 11時37分 「世界一美しいサル」と言われる希少なアカアシドゥクラングール2匹が、山口県周南市徳山動物園に仲間入りした。国内での飼育は、よこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区)と徳山動物園の計11匹のみ。新しいサル舎で3日から公開されている。 オス「マニ」とメス「プク」でともに5歳。ズーラシアから7月20日に繁殖を目的に来園した。アカアシドゥクラングールはベトナムなどの熱帯雨林に生息。樹上に暮らし、木の葉や果物が主食。足が赤茶、顔が白など体の部位で毛色が異なる。ベトナム戦争で散布された枯れ葉剤で多くの生息地を失い、数が激減したとされる。 来園時の体重は、マニが6・3キロ、プクが5・3キロ。飼育員の小田原多衣子さん(42)は「だいぶ慣れて餌もよく食べてくれるようになった。繁殖には適齢期なので新しい命が誕生してご覧いただけるようになればと思います」。 新サル舎の床面積は約150平方メートル。事業費約1億円。ロープを枝のように張るなど樹上生活しやすいよう工夫している。このサル舎の完成で同園の「アジアの熱帯雨林ゾーン」の整備は完了する。(垣花昌弘) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
続く「宝」の密猟、水際対策に期待 規制対象外の大量採取に不安も
「ついに全部、盗まれてしまった……」 鹿児島県・奄美大島の森で6月末、奄美自然環境研究会の常田守会長(69)が指さした木に、植物を削り取ったとみられる跡があった。種の保存法で「国内希少野生動植物種」に指定されるランの仲間コゴメキノエランがあった場所。ここ数年で別の株も消え、周辺で最後の1株だったという。 奄美・沖縄は世界的に珍しい動植物の「宝庫」ゆえに世界自然遺産となったが、その宝が狙われ続けている。 2019年、「日本一美しいカエル」と呼ばれ、捕獲が禁止されている奄美大島の固有種アマミイシカワガエルなどを捕獲した男2人が同法違反などの疑いで逮捕された。 18年には香港の税関で、沖縄県だけに生息する希少種で、ワシントン条約で取引が規制されるリュウキュウヤマガメ60匹が見つかった。希少植物はほぼ毎年、被害の痕跡が確認されている。 各島で自然保護関係者がパトロールし、監視カメラの設置などを行うが、広い森では限界もあり、最後のとりでともいえる「水際」での監視に期待がかかる。 「捕獲禁止のアマミシカクワ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
旧奈良監獄から脱獄したみたい!? 気球でふわり、秋イベントで計画
富岡万葉2022年8月4日 12時00分 旧奈良監獄(旧奈良少年刑務所、奈良市般若寺町)が一般公開される今秋のイベントで、気球体験が目玉企画の一つに予定されている。脱獄気分を味わえるかもしれない? 旧奈良監獄は2024年に超高級ホテルに生まれ変わる。ホテル運営者の星野リゾート(長野県)が、11月にも改装工事を始める。1908(明治41)年に建てられ、重要文化財に指定された建造物は耐震工事を施され、内装がホテル仕様になる。 気球体験は年1回のイベント「奈良赤レンガフェスティバル」の企画として、初めて催される。フェスティバル実行委員会の一人、吉野泰司さん(62)は「朽ちた細部も含め、建てられた当時の姿をそのまま見られるのは今秋が最後の機会です」。 2日には、気球の試験飛行があった。 関係者に公開された気球は監獄の裏手にある運動場から飛び立った。目の前にある旧奈良監獄の収容棟が少しずつ遠ざかり、上空約20メートルの高さでストップ。「まさに大脱獄ですね」。参加者から声が上がった。 ただ4、5人乗りのかごのすぐ上では高度調整用のガスが燃えていて、かご内部の温度は操縦士の男性によると「80度くらい」。日光とガスの熱気で汗だくになり、華麗な脱出劇とはならなかったようだ。無風だと上空30メートルほどまで浮上でき、放射状に並ぶ建物の全景が見渡せるという。 フェスティバルは9、10月の週末を中心に約1カ月間、開かれる。元刑務官によるガイドやプロカメラマンが指導する撮影会、受刑者が作った製品の展示即売などが予定されている。 申し込み方法は公式ホームページ(http://former-nara-prison.com/)に順次公開される。(富岡万葉) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
山形の大雨特別警報を警報に切り替え 新潟の解除はめど立たず
2022年8月4日 8時42分 山形、新潟両県の計10市町村に出している大雨特別警報について、気象庁は4日午前6時33分、山形県の7市町で大雨警報に切り替えた。大雨のピークは越えたとしている。 一方、新潟県内ではいまだ猛烈な雨が降っており、同県の3市村への特別警報を解除するめどは立っていないという。4日朝までは大雨となる見通し。 気象庁と国土交通省は山形県内での大雨警報への切り替えにあたり、同日に会見を開いた。上流で氾濫(はんらん)が発生するなど水位が上昇している最上川について、中下流では時間をかけて増水するとして「1日程度は警戒を続けてほしい」と呼びかけた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル