2022年6月24日 21時23分 今年の夏と冬に電力不足で停電する事態を避けるため、都と東京電力は24日、電力の逼迫(ひっぱく)が見込まれる2日前に、東電から都に需給見通しや必要な節電量について情報提供することを決めた。都は都民や都内事業者に積極的な節電を呼びかけ、停電回避を図る。 同日に結んだ協定に盛り込んだ。ほかに、一時休止中の火力発電所を東電が再開することや、都が市区町村と連携して都民や都内事業者にふだんから節電を促すことなどを申し合わせた。都によると、東電は一部の火力発電所を7月から再稼働する方針を決めており、冬の稼働についても検討するという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ツイートは 「長期の閲覧、想定されず」 逮捕歴の削除命じた最高裁
10年前に逮捕された男性が、ツイッターで自らの逮捕歴が表示されるのは人格権の侵害だとしてツイートの削除を求めた訴訟の上告審で、最高裁第二小法廷(草野耕一裁判長)は24日、削除を認める判決を言い渡した。削除を認めなかった二審判決を破棄し、ツイッター社に削除を命じた一審判決が確定した。4人の裁判官全員一致の意見。 「就活や交友関係に支障」 男性は2012年、建造物侵入容疑で逮捕され、略式起訴されて罰金を納付。逮捕を実名で報じた報道機関の記事を引用したツイートが投稿された。 記事は既に見られないが、ツイッターで男性の名前を検索するとこれらのツイートが表示され、男性は「就職活動や交友関係に支障が出た」と提訴した。 犯罪歴などのネット上のプライバシー情報の削除については、グーグルの検索結果をめぐって2017年に最高裁が基準を示した。プライバシーの保護が、情報流通基盤としての検索サイトが提供する検索結果の役割を「明らかに優越する場合」に削除できるとし、高いハードルを設けた。 グーグルより下がったハードル 今回の第二小法廷は、17年決定の基準を適用して削除を認めなかった二審・東京高裁判決を破棄。ツイッターについては、サービス内容や利用実態から「明らかな優越」までは求めず、単に「優越する場合」は削除可能と判断し、グーグルよりハードルを下げた。 その上で男性の逮捕歴について、逮捕から時間が経ち、引用された記事も既に削除されていると指摘。ツイートは140字の字数制限の中で逮捕を速報するのが目的で「長期間の閲覧は想定されていない」とも述べ、削除を認めるべきだと結論づけた。 今後への影響は ネット上に残る逮捕歴など「… この記事は有料会員記事です。残り540文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「いつもの店」襲う円安の波 「パン一つ10円値上げしたところで」
耐えるか、値上げか――。原材料の高騰に長引く物価高、そして急激な円安が、身近な食料品を扱う店に追い打ちをかけている。5月の消費者物価指数の上昇率(前年同月比)は2カ月連続で2%を超えた。年内は値上げが続くとの見方もあり、家計のやりくりにも工夫が求められそうだ。 一体、値上げはいつまで続くのか。私たちの家計にはこれから先、どんな影響が出るのでしょうか。記事の後半では第一生命経済研究所首席エコノミストの熊野英生さんが、今日から実践できる節約のコツとともに、今後の見通しを語ります。 「材料費、何もかも高い」 老舗パン店も苦悩 「この状況で10円や20円値上げしたくらいでは、全然意味がない」 東京都荒川区の老舗コッペパン店「みはるや」の店主須藤芳男さん(65)はそう漏らした。 祖父の代から続く店を継いだ。コッペパンの専門店にして三十数年、あげパンは160円、総菜パンは200~250円で販売している。だが今年3月ごろから、小麦の仕入れ値は急激に2割近く上がった。食用油も、3年前に比べて倍額近くになったという。 売値で補おうとすればパン1本あたり50~80円は値上げしなければいけないが、「そんな高いものはさすがに売れない」。値上げで客足が遠ざかるのは避けたい。消費税の導入時も含め、これまで一度も値上げをせずにやってきた。 だが限界も近い。「原材料費… この記事は有料会員記事です。残り1404文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ラーメン店経営の元アイドルをツイッターで脅迫容疑 男を書類送検
原晟也、中村英一郎2022年6月24日 22時27分 女性アイドルグループ「AKB48」の派生グループ「バイトAKB」の元メンバーで、神奈川県内でラーメン店を経営する梅沢愛優香さん(25)に対して、ツイッター上で殺害の予告をしたとして、県警は23日、30代の男を脅迫容疑で書類送検した。捜査関係者が明らかにした。容疑を認めているという。 送検容疑は昨年10月、梅沢さんのツイッターアカウントなどに、「数日以内に必ずあなたを殺(あや)めにいきます」と投稿し、梅沢さんを脅迫したというもの。梅沢さんが被害届を出していた。梅沢さんは23日、自身のツイッターで、男が書類送検されたと報告。男とは面識がなかったという。(原晟也、中村英一郎) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
譲った犬が、多頭飼育下で死亡 慰謝料は10万円 大阪高裁
浪間新太2022年6月24日 18時56分 「犬の預け先を探す」と言われて譲り渡したのに、劣悪な環境で多頭飼育して死なせた――。元の所有者がそう訴え、譲渡相手に約145万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁(本多久美子裁判長)は24日、一審・大阪地裁判決を変更し、約13万円の支払いを命じた。一審が5万円とした慰謝料を、10万円に増額した。 高裁判決によると、三重県の元所有者は2016年、京都府の動物保護ボランティアの女性から「譲渡先を探す。見つからない場合は自分で飼育する」と言われたため、犬に注射を受けさせるなど1万7760円の費用を負担した上で、雑種犬1匹を譲渡した。 女性は、引き取り手が見つかりづらい高齢や病気などを含め、多数の犬猫を多数引き取る「神様ボランティア」と称されていた。16年ごろには自宅で10匹超の犬猫を飼育する状態になっていたが、遅くとも17年ごろには、資金難などから動物病院で診察させず、自力で餌を食べない犬猫を衰弱死させるなどしていた。 一審判決は、「適切に飼育する意思や能力がなかった」とする元所有者側の訴えを認め、預け先を探すように装って犬をだまし取ったと認定。劣悪な環境下で衰弱死させたと推認できるとし、費用負担額に慰謝料5万円を加えた約6万7千円の支払いを命じた。 高裁判決は、元所有者の動物に対する愛情の深さなどを考慮し、慰謝料を10万円と算出したほか、弁護士費用のうち約1万円を賠償額に加えた。(浪間新太) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
京アニ放火、慰霊碑建立の検討委を設置 会社が遺族らと議論へ
36人が犠牲になった京都アニメーション第1スタジオ(京都市伏見区)の放火殺人事件で、京アニ側が、慰霊碑の建立を検討する委員会の設置を決めた。関係者への取材でわかった。犠牲者をどのように追悼するか、遺族にも参加してもらって議論する。 関係者によると、検討委は京アニ側の代表や遺族ら計17人で構成。慰霊碑の建立について月に1回程度、委員会を開き、議論の内容を、参加していない遺族らと共有するという。 地元町内会は2019年12月、「平穏が壊され、生活に支障が出る」として、跡地に不特定多数の人が訪れるような公園や慰霊碑、石碑などを造らないよう、京アニ側に求めていた。 京アニは昨年12月、慰霊碑… この記事は有料会員記事です。残り114文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
不発弾発見のダム、1900発の回収終え取水再開へ 沖縄
沖縄県内のダムから大量の不発弾が見つかった問題で、県は24日、停止していたこのダムからの取水を4カ月ぶりに再開すると発表した。防衛省沖縄防衛局によると、見つかった不発弾は計1901発。米国製で、第2次世界大戦時のものとみられている。 不発弾は2月、水道水にも利用される倉敷ダム(うるま市など)でドラム缶などとともに見つかった。県や沖縄防衛局が調べ、5月末までに不発弾1901発、爆薬1キロ、鉄くず約2・3トンを回収した。水質の安全が確認されたため、25日から取水を開始するという。(国吉美香) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「誰と歩んでいけば」 息子がゴールの下敷きに、賠償命令が出ても父は
「判決が校長の安全配慮義務違反を明確に認めたことは意義がある」。福岡県大川市の市立川口小学校の運動場で2017年、ゴールポストが倒れて4年生の男児(当時10)が亡くなった事故をめぐる損害賠償請求訴訟。市側に賠償を命じた判決後の記者会見で、原告である両親側の松浦恭子弁護士はこう強調した。 事故当時はサッカーの試合中だった。男児は自分のチームが得点したことを喜び、ゴールポストに垂れ下がったロープにぶら下がり、ゴールが倒れた。判決が、「男児にも一定の過失があった」とする市側の主張を否定したことについても「教育現場の安全性を確保する責任が誰にあるのかということを、きちんと踏まえた判決だ」と評価した。 続いて、男児の父親(42)が用意したコメントを、柏熊志薫弁護士が代読した。要旨は以下の通り。 「その日から、時間は止まっ… この記事は有料会員記事です。残り739文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北海道を花で彩る1カ月 恵庭などでガーデンフェスタ、25日開幕
2022年6月24日 16時00分 第39回全国都市緑化北海道フェア「ガーデンフェスタ北海道2022」が、25日から花の拠点「はなふる」(北海道恵庭市)をメイン会場に1カ月にわたって開かれる。報道向けの内覧会が23日に開かれ、「幸せの花飾り」をテーマにした公募コンテストの入選作品や、道内外自治体が出展した花壇などが披露された。 都市緑化フェアは1983年から始まり、全国持ち回りで開かれている国内最大級の花と緑の祭典。花壇のコンテストなどで市民の意識を啓発し、造園業者らが技術を競った庭園を展示する。最寄りのJR恵み野駅から会場までの沿道を、小中学生が装飾するなど、多くの市民が準備に協力。道内各地の国営公園や民間庭園など32カ所が協賛会場となり、カード配布やスタンプラリーを行う。 メイン会場には1100平方メートルに約2万5千株を植えた大花壇を設け、SNS投稿を想定した見栄えのする撮影スポット複数を用意した。7月24日までの会期中、公式テーマソング「花のふるさと」を作った半﨑美子さんのライブ、YOSAKOIソーランの演舞、札幌市の移動天文車「オリオン2世号」による天体観測会など様々なイベントが予定されている。 メイン会場は入場無料。イベント予定などは公式サイト(https://garden-festa2022.jp/)で確認できる。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「夏本番? 早くも恋しいあの氷」 コンビニ氷の製造現場に並ぶのは
兵庫県太子町の本田冷蔵太子工場で、コンビニで販売される氷の製造が最盛期を迎えている。 工場内の井戸からくみ上げた天然水を使う。零下10度の貯氷庫には、加工を待つ氷柱約550本が並んでいた。 氷柱は1本約100キロ。24~48時間かけて凍らせ、一日約840本作られる。 機械で砕き、アイスコーヒー… この記事は有料会員記事です。残り191文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル