25歳のシングルマザーは、幼子を家に置いて繁華街に立ち続け、半年間で334回売春した。売春を命じたのは、女性が同居させてもらっていた少し年上の夫婦。善意で女性を受け入れたはずの夫婦が、女性を洗脳して「あやつり人形」にするまでに何があったのか。 5月10日、東京地裁での初… この記事は有料会員記事です。残り3031文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 きょうも傍聴席にいます。 事件は世相を映します。傍聴席から「今」を見つめます。2017年9月~20年11月に配信された30本を収録した単行本「ひとりぼっちが怖かった」(幻冬舎)が刊行されました。[記事一覧へ] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
建物火災で東名阪が一時通行止め 愛知・弥富
2022年6月12日 17時04分 12日午後1時40分ごろ、愛知県弥富市五之三町の建物から出火しているのを、巡回中の県警蟹江署員が発見した。海部南部消防組合によると、火災があったのは倉庫と産廃置き場とみられる。けが人は確認されていないという。 同署によると、周囲は水田地帯だが、激しく黒煙が上がって視界不良になった。このため午後2時40分に近くの東名阪自動車道の弥富インターチェンジ(IC)―長島IC間が上下線とも通行止めになったが、約1時間半後に解除された。午後4時半ごろに鎮火したという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
学校はどこまで安全の責任負う? 高校テニス大会でのけがに賠償命令
高校でのテニス大会中、後ろの校舎にぶつかって大けがをした――。当時の選手が学校側を訴えた裁判で、「安全に配慮する義務を怠った」として賠償を命じる判決が出た。コートは公的団体の規格を満たしていたとされるが、それでも安全とは言えないのか。 裁判資料や関係者への取材によると、事故は2011年7月、東京都立高校のテニスコートで開かれた「都立対抗テニス大会」で起きた。 ボール追い、校舎に激突してけが 原告の男性は当時、別の学校から参加した。ダブルスの試合中にボールを追いかけた際、勢いあまって後ろの校舎のコンクリート壁に激突。前歯2本が抜ける大けがをし、救急搬送された。コート最後方のベースラインと校舎の距離は約6・6メートルだった。 男性は20年、学校が事故を予測できたのに対策を怠ったとして、都を相手取って提訴。治療費や慰謝料など計約1889万円の賠償を求めた。 都側は、ベースラインの後ろに6・4メートルの空間を確保するよう求める「日本体育施設協会」(当時)の規格を満たしたコートだったと反論した。中高生なら壁に気づけた上、過去に事故もなかったとも主張した。 規格は満たしていたが しかし今年3月の東京地裁判決は、校舎は規格基準からわずか0・2メートル先に位置し、校舎の際にはコンクリート地面や排水溝のふたもあった点を重視。「テニス部の教員や公式大会の主催者なら、衝突は具体的に予見できた」と指摘した。そのうえで「学校にはコートの使用を避けるか、少なくとも壁に防護マットを置くべき注意義務があった」と判断し、都に約423万円の支払いを命じた。 都も、賠償額を不服とする男性も控訴している。 一見、学校側に厳しく見える判決だが、専門家はどう見るか。 専門家はこの判決をどう評価するでしょうか。部活中の事故をめぐる過去の裁判の歴史も踏まえて解説してもらいました。 安全めぐる判決に歴史 「学校管理下では、ただ規格… この記事は有料会員記事です。残り1092文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
必修で脱「暗黒時代」へ期待 高校の地理総合 足りぬ教員、争奪戦も
今春から高校で新科目「地理総合」が始まった。選択科目だった地理Aにかわり必修となったが、地理専門の教員の人手不足が課題となっており、授業の質を不安がる声もある。こうした状況を踏まえ、オンラインセミナーやWEBでの教材提供など、地理教育を専門とする人たちが教員を支援する動きも活発だ。 「地理総合」は、「持続可能な社会づくり」をめざして文化や国際協力、環境、防災などを学ぶのが特徴。電子化した地図に人口密度や標高、施設といった関連データを重ねて分析・管理する地理情報システム(GIS)も学習する。「総合」の後は「地理B」の後継の「地理探究」を選択科目で学ぶことになる。 6年前に必修化が決まった背景には、履修者減少に関係者が危機感を持ち、長年働きかけたことがある。 筑波大の井田仁康(よしやす)教授(地理教育)は「1970年代はほとんどの生徒が地理を学んだが、82年に現代社会が必修となって履修者は激減し、94年の世界史必修化で低迷が続いた」と話す。教科書の需要数では、地理はおおむね日本史や世界史の半分ほどで推移してきたという。 2007年には日本学術会議の分科会が提言を発表。冒頭に「人類が解決を迫られている重要な現代的課題は地理教育と深く関連している」と指摘し、環境、国際化、防災、GISなどの要素を盛り込み、地理総合の必修化につながる道筋をつくった。 大学入試で、地理で受験できる学部・学科が減ったことも、大きく影響した。 高校教師の後、河合塾講師と… この記事は有料会員記事です。残り1676文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
五輪より「生活優先」 招致目指す札幌でデモ 高校生もスピーチ
札幌市が招致を目指す2030年冬季五輪・パラリンピックに反対する市民らが12日、同市中心部でデモを開いた。SNSなどでの呼びかけに応じ、約100人が参加した。 デモは、「札幌五輪不招致推進デモ」と称して開かれた。参加者は「五輪いらない」「生活優先」などとコールしながら、道庁や市役所の前を通り、歓楽街ススキノのニッカウヰスキー看板前まで行進した。 ニッカウヰスキーの看板前では、8人がスピーチをした。 ホームレス支援活動をする高… この記事は有料会員記事です。残り219文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
苫小牧市長選告示 5選目指す現職に、無所属新顔挑む
松本英仁2022年6月12日 21時00分 北海道苫小牧市長選は12日、告示された。5選を目指す現職の岩倉博文氏(72)に対し、新顔で元精密機械部品メーカー社員の西村俊寛氏(61)が挑む構図となった。前回は岩倉氏の無投票当選で、今回も直前まで対立候補が現れなかった。だが、告示日前日に西村氏が名乗りを上げ、2014年以来8年ぶりの選挙戦になる。 岩倉氏は、選挙事務所前で第一声を挙げた。堀井学衆院議員(比例北海道ブロック)をはじめ自民党や推薦する公明党の道議、市議らが駆けつけた。 岩倉氏は第一声で、「2000年の衆院選挑戦以来8度目の選挙、最後の戦いになる。皆さんのお力で勝利させてほしい」と訴えた。4期16年の実績を振り返り、「市民ホールは初めて、民間活力を導入して事業着手するなど将来負担の平準化に腐心した」などと訴えた。約250人の支持者らが遊説に出かける選挙カーを見送った。 西村氏は午前、市役所前で第一声をあげた。4日に、立候補の意思を固めたという。母文子さん(91)が車いす姿で見守った。 西村氏は公約として、住みよい苫小牧とは、人々が希望を持ち挑戦できる社会▽市民が自らの意思で選択、納得できる社会▽安定した財政基盤で力のない人も安心して生活できる思いやり社会▽やる気や知識、アイデアがあり、頑張れる人が公正に評価され報われる平衡社会を実現することを列挙。カジノを含む統合型リゾート(IR)誘致反対を強調した。 投票は19日に40カ所で行われ、午後9時から市総合体育館で即日開票される。11日現在の選挙人名簿登録者数は14万3990人。(松本英仁) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
デザートも唐揚げも減って… 物価高騰で給食奮闘 増える手作りの味
小麦や食用油といった原材料費の高騰が続き、公立学校で出される給食にも影響している。新型コロナウイルス対策で「黙食」を実施する学校も多い中、せめて献立で子どもたちに喜んでもらおうと、教諭らが限られた給食費で工夫を凝らしている。 コンソメスープの香りが廊下にも漂っていた。6月3日、愛知県愛西市立市江小学校の給食の時間。献立は米粉パン、トマトベースのソースを絡めた鶏肉、コンソメスープ、メロンゼリーのフルーツポンチ、牛乳。子どもたちは自席で前を向き、黙って食べた。 同市によると、1食の価格目安は小学校260円、中学校300円。ところが春先から食材の値段が上がり始めた。タマネギの5月の入札価格は前年の約2倍、ジャガイモや食用油も約1・5倍に。揚げ物や加工品も値上がりしているという。 手作り増やして工夫 給食の質を維持しようと現場は奮闘する。例えば先月には、既製品のチキンナゲットではなく、鶏ひき肉や豆腐を使った「豆腐ナゲット」を市の学校給食センターで手作りした。ケーキやポンチといったデザートも手作り。費用を抑えやすい地場産物や旬の食材も活用している。現場の負担増との兼ね合いを考えながら、工夫を重ねる。 同市内の小中学校の献立は、市の栄養教諭ら5人が考えている。このうち小中学校計9校分の献立を担当する津原涼さん(30)は、「既製品を活用すると作業は楽だが、コストがかかる」と話す。子どもたちに十分な栄養とボリュームを提供するため、既製品ではなく手作りのおかずを取り入れているという。 同市は今年、コロナの経済支援策として4~10月の給食費を無償化した。保護者からは「無償化で助かる」という声が寄せられているという。原材料費の高騰を受け、愛西市学校給食センターの大関泰夫所長(50)は「1食分の給食費用の見直しなど、検討する時期が近づいていると感じる」と打ち明ける。 限られた中でアイデアを練る津原さん。「黙食の中で、献立は『子どもたちが楽しみにできるもの』という側面が大きくなってきている。工夫を続けたい」と話した。 唐揚げ減り、デザートない日も 食材高騰の影響を受けた給食… この記事は有料会員記事です。残り558文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
コールShionなど4団体が全国へ おかあさんコーラス東北大会
2022年6月12日 18時01分 第45回全日本おかあさんコーラス東北支部大会(全日本合唱連盟東北支部、山形県合唱連盟、朝日新聞社主催、キユーピー協賛)が12日、山形市の山形テルサで開かれた。おかあさんコーラスは新型コロナ禍で中止が続き、東北支部大会開催は3年ぶり。6県から31団体が出場し、日頃の練習の成果を競った。 審査の結果、板柳レディースコーラス(青森)とコールShion(山形)、秋田声楽研究会 カント・アムゼル、コール Tonan(岩手)の4団体が、8月27日と28日に東京都世田谷区の昭和女子大学人見記念講堂で行われる全国大会に推薦された。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
佳子さま、障害者ダンスコンサートを鑑賞 チームメンバーとも懇談
多田晃子2022年6月12日 18時25分 秋篠宮家の次女佳子さまは12日、東京都渋谷区の東京体育館を訪れ、「第20回記念東京都障害者ダンス大会ドレミファダンスコンサート」に出席した。 開会式典に出席したほか、大学生や障害者らのダンスパフォーマンスを鑑賞。手拍子をしたり、出演者に何度も手を振り返したりしながら、大きな拍手を送っていた。関係者によると、佳子さまは「コロナの時期にどこで練習をしたんですか」「どういう練習方法をとっていますか」などと質問していたという。 その後、障害者ダンスチームのメンバーと懇談。佳子さまは「今日はすてきなダンスを見せていただいてありがとうございました」「練習の成果がすごく出ていてとても楽しかったです」と笑顔で語りかけ、「生配信で皆さん、おうちから練習されているんですか」「みんなでそろえるのは大変じゃないですか」などと質問。目線の高さを合わせるようにしながら、終始笑顔で懇談していた。関係者に対し、「感動しました」とも伝えたという。(多田晃子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
詐欺に注意するのよ! 美川憲一さん、故郷で被害の防止を呼びかけ
高億翔2022年6月12日 14時00分 だまされるんじゃないわよ。相次ぐ特殊詐欺被害の拡大を防ぐため、歌手の美川憲一さん(76)が、電話でお金を要求されたら、詐欺だと思うように、と注意を呼びかけている。 長野県諏訪市生まれの美川さん。2020年から「信州安全安心サポーター」として、長野県警の特殊詐欺被害防止の啓発CMや動画、ポスターなどに出演。被害防止のため、留守番電話用の録音メッセージにも音声で「登場」してきた。その功績に対し、長野県公安委員会から9日、美川さんに感謝状が贈られた。 今年の長野県内の特殊詐欺被害額は5月末現在で、計2億3464万円と、前年から1億3千万円増えている。 美川さんは「信州の人はおっとりしているからだまされやすいのでは。とにかくだまされないように。(詐欺に)本当に気を付けてほしいわね」。不審な電話がかかってきたら、家族や知り合いに相談するよう訴えた。 幾多の人生の荒波を乗り越えてきた美川さん。「しぶといのよ、美川は」と話し、信州安全安心サポーターについても「少しでも長く続けていきたい」と意欲を見せた。8月には新曲をリリースするという。(高億翔) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル