東北地方で13日夜に起きた地震で東北新幹線の那須塩原―盛岡間が14、15の両日、終日運休となったことを受け、日本航空は14日、青森―羽田間の臨時便を運航すると発表した。 同社によると、14日夕方に青森―羽田間で1往復を臨時で運航する。14日は、大阪(伊丹)発仙台行き、仙台発新千歳行き、大阪(伊丹)発花巻行き、花巻発大阪(伊丹)行きの計4便について、座席数76席の航空機から95席の航空機に変更。15日は、東京―三沢間の1往復について、座席数の95席の航空機から165席の航空機に変える。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
患者風吹かせて生き抜こう がん患う緩和ケア医の心意気
それぞれの最終楽章・足し算命(5) 海南病院緩和ケア医 大橋洋平さん まず断っておきます。私は元々かなりわがままで、自己中心的な性格です。それを分かっていただいた上で、がん患者として声を大にして伝えたいことがあります。「患者はもっとわがままになっていい」。私はこれを「患者風」と名付け、「どんどん患者風を吹かせよう」と言い続けています。 この言葉は、新聞記者のインタビューの中から生まれました。私が言い出したのか、記者さんが名付けたのか、記憶は定かではありませんが、家族への、私のわがままな言動を説明しているときに、「先輩風を吹かせて」からの連想で「患者風」という言葉が出てきたように思います。 がんになると、さまざまなことが出来なくなったり、難しくなったりして、家族に頼むことが増えてきます。「迷惑をかけているよな」と思い、いちいち「してもらって悪いね」と口にする。なるべく迷惑をかけずに、言いたいことも言わず、したいこともせずにおとなしく暮らしていく。これが多くのがん患者の姿でしょう。 世の中では、がんになり、終末… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
おかんのカレー残したい コロナ閉店、諦めなかった息子
神戸で半世紀にわたって、女性が1人で切り盛りしてきた小さな食堂が、コロナ禍のあおりでのれんを下ろした。おかんの店を残したい――。そう願った一人息子は、店の定番の手作りカレーをレトルトにして売り出そうと奔走。販売サイトを立ち上げ、「第2の開店」を果たした。 「キッチン プチット」は財部紀久子(たからべきくこ)さん(80)が1969年12月、神戸・旧居留地にあった「神戸朝日会館」の地下飲食街に開いた。カウンター席に17人が座ると、歩く隙間がないくらいの店だった。 当時の客層は、ハイカラな雰囲気が漂う旧居留地で働く金融マンや港湾関係者たち。「せわしなくお昼ごはんを食べる姿がまさに『モーレツ社員』だった」と振り返る。 その後、自動改札やATM(現金自動出入機)など自動化が進むと、客たちから「ゆとり」を感じるようになった。73年には席を五つ減らして居心地を良くした。お酒も出す夜間営業を始めると、仕事終わりの会社員が顔を見せるようになった。 人気メニューも、健康志向が進み、肉料理から魚や野菜の料理がよく注文されるように。でも、ずっと人気だったのがカレー。たまねぎやジャガイモ、牛すじがごろごろ。隠し味にチョコを入れる「おかんカレー」だ。 店は89年に神戸のメインストリート・フラワーロードの東沿いに移ったが、98年に再び旧居留地に戻った。その間の阪神・淡路大震災にもめげず、紀久子さんは店を続けてきた。 でもコロナ禍は違った。 中国で感染が確認されると、昨… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
福岡・大川市で住宅など2棟が全焼 3人と連絡とれず
14日午前0時半ごろ、福岡県大川市向島、中島泰之さん(88)方付近から出火し、木造2階建ての住宅が全焼。南側に隣接する木造2階建ての住宅兼電器店も全焼した。 筑後署によると、中島さん方は4人暮らしで、中島さん含む3人と連絡がとれていないという。このほか中島さんの弟とみられる男性が病院に搬送された。出火当時、中島さんらは就寝中だったという。 南側の住宅兼電器店の住人にけがはなかったという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
災害用伝言ダイヤル「171」の運用開始 NTT
福島県と宮城県で最大で震度6強を観測した地震を受けて、NTT東日本とNTT西日本は、被災地の家族や知人らの安否を確認できる「災害用伝言ダイヤル(171)」と「災害用伝言板(web171)」の運用を開始した。 「171」は全国の加入電話や携帯電話などから伝言の録音や再生ができる。web171はインターネットに接続できるスマートフォンやパソコンなどでサイトにアクセスし、安否情報を入力できる。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東北・秋田新幹線、始発から運転見合わせ
JR東日本は14日朝、13日夜に福島県沖で発生した地震の影響で、東北新幹線の那須塩原―盛岡間と秋田新幹線の東京―秋田間、山形新幹線の東京―新庄間で運転を見合わせると発表した。東北新幹線と秋田新幹線については、運転再開の見通しが立っていない。 東北新幹線の東京―那須塩原間、盛岡―新函館北斗間はともに上下線で本数を減らして運転する。 上越・北陸新幹線は平常通り運転する。 【動画】地震発生後のJR福島駅(14日午前0時ごろ) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
福島、宮城、茨城で43人けが 郡山で67歳女性が骨折
福島県沖で13日夜に起きた最大震度6強の地震で、14日午前3時までに福島、宮城、茨城の3県では、落下物や転倒などで少なくとも計43人がけがをした。 福島県によると、郡山市では67歳の女性が足の付け根の骨を折る重傷、ほか南相馬市や伊達市などで29人が打撲や切り傷などの軽傷を負った。消防庁によると宮城県でも11人、茨城県でも2人が軽傷を負った。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
宮城県塩釜市で住宅火災 「地震でものが落ちて燃えた」
13日午後11時20分ごろ、宮城県塩釜市松陽台2丁目の県営住宅から出火し、5階の一室が燃えた。当時、居室には夫婦がいたが、避難してけがはなかったという。県警塩釜署によると、「地震でものが落ちて燃えた」と話しているという。延焼などもなく、詳しい出火原因を調べている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「人的被害、今のところ大きな報告ない」 菅義偉首相
東北地方で震度6強の地震が観測されたことを受け、菅義偉首相は14日午前2時ごろ、首相官邸で記者団の取材に応じた。人の被害について「確認中だが、今のところ大きな(被害の)報告はない」と述べた。 このほか、首相は「津波の心配はない。原子力関係でも異常の報告はない。すべて正常だ」と強調。「人命第一に今後もしっかり対応していきたい」と述べ、14日午前9時から関係閣僚による会議を開く方針を示した。住民に対しては、「深夜なのでとにかく出歩かないで、余震に備えて頂きたい」と呼びかけた。 【動画】地震発生後の福島市内(14日午前1時すぎ) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【タイムライン速報】「10年前の震災が頭をよぎった」
13日午後11時8分ごろ、福島県沖を震源とする地震があり、最大震度6強を観測しました。気象庁によると若干の海面変動の可能性はあるが、津波の被害の心配はないとしています。震度6強を観測したのは、宮城県蔵王町、福島県の国見町、相馬市、新地町。被害状況や政府・自治体の動きなどを、時系列のタイムラインでお伝えします。 01:58 菅首相「今のところ大きな被害報告ない」 東北地方で震度6強の地震が観測されたことを受け、菅義偉首相は14日午前2時ごろ、首相官邸で記者団の取材に応じた。人の被害について「確認中だが、今のところ大きな(被害の)報告はない」と述べた。 このほか、首相は「津波の心配はない。原子力関係でも異常の報告はない。すべて正常だ」と強調。「人命第一に今後もしっかり対応していきたい」と述べ、14日午前9時から関係閣僚による会議を開く方針を示した。住民に対しては、「深夜なのでとにかく出歩かないで、余震に備えて頂きたい」と呼びかけた。 01:50 「地震でものが落ちて燃えた」宮城・塩釜で火災 13日午後11時20分ごろ、宮城県塩釜市松陽台2丁目の県営住宅から出火し、5階の一室が燃えた。当時、居室には夫婦がいたが、避難してけがはなかったという。県警塩釜署によると、「地震でものが落ちて燃えた」と話しているという。延焼などもなく、詳しい出火原因を調べている。 01:30 南相馬市、体育館の避難所に80人 福島県相馬市は13日深夜、「スポーツアリーナそうま」の第1体育館、第2体育館を避難所として開設した。市によると、14日午前1時現在、約80人が避難している。市内では大きな倒壊や被害は確認されていない。新型コロナウイルスの感染症対策をとっている。 00:40 福島でけがの通報が複数 福島県の伊達地方消防組合消防本部によると地震後、けがによる救急の通報が伊達市で4件、桑折町で2件あった。このうち桑折町では85歳の男性がたんすの下敷きになったが、軽傷だという。 拡大する地震の揺れで上層階から落下したとみられる室外機=14日午前0時19分、福島市、小手川太朗撮影 00:40 福島県広野町役場で水漏れが発生 福島県広野町役場によると、14日午前0時40分現在、役場内で水漏れが発生し、復旧作業中という。原因は確認中。 00:20 福島第一原発「異常なし」 政府関係者 福島県の東京電力福島第一原発について政府関係者は14日、原子力規制庁からの報告として、「異常が無いことを確認した」と明らかにした。 00:15 福島の「Jヴィレッジ」、建物に複数のひび 震度6弱を記録した福島県楢葉町。県警双葉署と双葉地方広域市町村圏組合消防本部の楢葉分署によると、14日午前0時現在で被害の報告は入っていない。 町内にある複合施設「Jヴィレッジ」によると、建物に複数のひびができたが、人的被害の報告はないという。 00:20 「震災後にできた免震構造だが、横揺れすごかった」 震度6強を観測した福島県新地町の渡辺病院で当直警備をしていた森浩明さん(60)は、仮眠中に揺れに襲われた。「震災後にできた免震構造の建物だが、横揺れがすごかった」 エレベーターが停止し、5階まで歩いて見回ったところ、テレビが倒れたり、蛍光灯が落ちたりしていたが、けが人や建物の被害は確認されていないという。10年前の東日本大震災では相馬市の自宅が全壊した。「もうみんな安心していたが、まさかこんなに大きな地震がくるとは」 拡大する地震の揺れで外壁が崩落したビル=2021年2月14日午前0時4分、福島県郡山市虎丸町、田中基之撮影 商品が散乱「レジも吹っ飛んだ」 福島県沖を震源とする最大震度6強の地震の影響で、福島県国見町の道の駅「国見あつかしの郷」では店内に商品が散乱し、足の踏み場もない状態だという。男性従業員は「レジも吹っ飛んでいるような感じ。施設内のコンビニでは、割れた酒のびんで従業員が切り傷を負った」と話した。 常磐道で土砂崩れが発生 福島県警高速隊によると、常磐道の相馬インターと新地インターの間で土砂崩れが発生。上下線で車が滞留しているという。土砂に車が巻きこまれていないか、人的被害が出ていないかを確認中という。 00:15 福島県桑折町の職員「被害情報は入っていない」 震度6弱を記録した福島県桑折町の町総務課職員は電話取材に「ものすごく揺れました」と話した。「いま被害状況の情報を集めているが、建物や人的被害は入ってきていない」という。 拡大する余震が続く中、棚から落ちた商品を片付けるコンビニエンスストアの店員=2021年2月13日午後11時39分、福島県南相馬市原町区、佐々木達也撮影 00:10 福島・双葉消防「人的被害の確認はなし」 双葉地方広域市町村圏組合消防本部(福島県楢葉町)によると、14日午前0時10分現在、管内で人的被害は確認されていない。落石や電線の断線、水漏れは複数箇所で確認されている。道路の寸断は確認されていないという。 拡大する地震の揺れで、朝日新聞福島総局内で落ちた時計。ガラスが割れて発生時刻のまま止まっている=福島市舟場町、力丸祥子撮影 00:01 加藤官房長官が臨時会見 加藤勝信官房長官が14日午前0時すぎから、首相官邸で臨時の記者会見を開いた。 00:00 東北と関東の92万戸で停電 東北地方と関東地方の計約92万6千戸で停電が起きている。東北電力の停電情報サイトによれば、14日午前0時現在、岩手県で約2万1200戸、宮城県で約7200戸、福島県で約6万2300戸、新潟県で約300戸が停電。東京電力パワーグリッドによると、関東地方の1都6県と山梨、静岡両県で14日午前0時現在、計83万5460戸で停電が起きている。 拡大する地震の影響による停電で消えた国道123号の信号機=2021年2月13日午後11時53分、宇都宮市、津布楽洋一撮影 女川原発で異常は確認されておらず […]