福島県伊達市役所の警備員によると、市内で停電と断水の情報があるという。いまのところけが人の情報はないが、市職員が登庁中で情報収集中という。 県警伊達署によると、水道破裂などの情報はあるが、いまのところ人的被害や建物被害はないという。署幹部は「官舎でもかなり揺れ、タンスなどが崩れた。今後被害が入ってくるかもしれない」と話した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東北・上越・北陸新幹線、一部区間で運行を停止
JR東日本によると、地震による停電の影響で、東北新幹線は東京―七戸十和田間、上越新幹線で大宮―上毛高原間、北陸新幹線で高崎―佐久平間で運行を停止しているという。駅間で停車している新幹線もあるという。 また、在来線は14日午前0時5分現在、常磐線、東北線、水郡線、羽越線、只見線、横須賀線、烏山線の一部区間で運転を見合わせている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
津波を経験の男性「もしかしたら」 揺れ直後に避難準備
東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県陸前高田市に住む菅野啓佑さん(79)は、自宅で約30秒間ほど揺れを感じた。「もしかしたらまた津波が来るかもしれない」と警戒。食料などが入ったバッグを持って外に出る準備をしたが、テレビのニュースで津波の心配は無いと報じられ、ほっとひと安心した。 10年前の震災で津波を経験している菅野さんは「今晩中はもう1、2回、揺れるかもしれない。警戒して過ごす」と話した。 【動画】地震発生後のJR福島駅(14日午前0時ごろ) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
森会長の後任選び、透明性がカギ でもメンバーは非公開
仕切り直しとなった東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)の後任選びが本格的に動き始めた。女性蔑視発言で辞任するにあたり、川淵三郎・元日本サッカー協会会長への「禅譲案」が密室人事と批判を浴びて白紙になったこともあり、組織委は「透明性」を旗印に、女性を中心に人選を進める。 「透明性を確保するべきだ」。12日に都内で開かれた組織委の理事と評議員らを集めた懇談会では、後任選びの手順への注文が相次いだ。 その声を受けて組織委が立ち上げたのが、候補者検討委員会だ。2014年の組織委設立時は政治主導で人選が進み、下村博文五輪相(当時)、堤義明日本オリンピック委員会(JOC)最高顧問が森氏に就任を要請した経緯があり、検討委は設置されなかった。組織委は検討委を、「密室人事」の汚名返上の切り札として考える。理事会が検討委からの推薦に基づき、新会長を選ぶことになる。 手続きを急ぐため、検討委には外部の人材は入れず、座長を務める組織委名誉会長の御手洗冨士夫キヤノン代表取締役会長兼社長CEOのほかは、組織委の理事のみで構成することになった。ただ、御手洗氏以外の委員は明かさず、会議も公開しない。大会関係者によると、室伏広治スポーツ庁長官や山下泰裕JOC会長、柔道五輪2連覇の谷本歩実、元体操選手の田中理恵の両氏らが委員になる見通しという。 DeNA南場智子氏を推す声も 12日の懇談会では、「最初か… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
事情聴取中に7階から転落死 「捜査に問題なかった」
13日午後2時ごろ、大阪市浪速区恵美須西2丁目のマンション7階から、男性が転落して死亡した。大阪府警によると、男性は大麻を所持していた疑いがあり、浪速署員が任意で事情を聴いていた。署は、男性が逃走を図り誤って転落したとみており、「捜査に問題はなかった」としている。 署によると、同日午後1時10分ごろ、この部屋で民泊を経営しているという女性から、「チェックアウト時間を過ぎても出てこない客がいる」と署に通報があった。署員が駆けつけたところ、室内に男女2人がいて、大麻や注射器が見つかった。事情を聴いていたところ、男性が制止を振り切って、ベランダを乗り越え、隣のマンションへと飛び移ろうとして転落したという。男性は病院で死亡が確認された。署は一緒にいた住所不詳、無職の女(29)を大麻取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕し、男性の身元や所持の経緯などを調べている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
居酒屋の社長「罰則導入でも…」 抗議の意味こめて営業
「法改正で罰則が導入されても、営業は続ける覚悟です」 時短などの命令を拒めば過料を科されるようになる中、複数の店舗が深夜営業をつづける居酒屋運営会社の社長は、そう話す。 新型コロナウイルスの感染拡大に対応する改正特別措置法が13日に施行されるのを前に、社長を訪ねた。 今月2日夜、緊急事態宣言がつづく福岡県。飲食店などが密集する北九州市・小倉駅前の繁華街にならぶ「大衆酒場 ホームラン食堂」は、周囲の店が閉まった後も店を開けていた。 店先の貼り紙にこう書かれている。 《飲食業界は振り回され、追い詰められ続けています》 《一律の協力金が支払われるとされてますが、売上や店舗規模に応じた金額ではないため、固定費の大きい店舗では事業、雇用の維持は困難です》 末尾には「代表取締役・棟久裕文」と社長の実名が添えられていた。 社長の棟久裕文さん(43)は、この店を含め北九州市や福岡市で居酒屋や焼き鳥屋、焼き肉店など計16店舗を経営する。 今回の緊急事態宣言と福岡県知事からの午後8時までの営業短縮要請を受けても、7店舗は従来通り深夜・未明まで店を開け続けてきた。 その理由はシンプルだった。 「1日6万円の協力金では、とても経営が成り立たない」 この会社が抱える従業員は約400人。人件費については雇用調整助成金を充てられるが、それでも家賃などの固定費だけで毎月合計4千万円近くになる。 一方、協力金は、全店分をもらったとしても月3千万円に満たない。 拡大する居酒屋など16店舗を経営する棟久裕文さん。事務所のパソコンで政府の方針や対策をチェックするのが日課だ=2021年2月3日、北九州市小倉北区、加治隼人撮影 従来、店の売り上げの9割がおおむね午後7時以降の客によるもので、閉店を早めれば売り上げはほぼ見込めなくなる。 「うちみたいな中小企業にしたら、毎月1千万円の赤字は死活問題です」 もちろん、営業を続ける店舗では、入店時の検温をはじめ、アルコール消毒や換気の徹底、席の間隔を空けるといった感染予防策に取り組んでいる。 改正法の国会の審議では、野党から「1日6万円では足らない」などの意見が出たが、政府はあいまいな答弁だった。 棟久さんが時短や休業に応じない理由はもう一つ。 応じた場合、従業員が辞めるリスクもあるということだ。 昨春の緊急事態宣言の時には休業要請に応じたが、仕事を求めて辞めていく従業員も少なくなかった。 宣言解除までの約1カ月で3千万円以上の赤字が出たうえ、通常営業の再開に向けた求人活動や人材育成にもコストがかかった。 棟久さんは協力金自体を批判しているわけではない。 ただ、「事業規模に関わらず一律6万円」という現在の制度に納得できないと繰り返した。 「散々批判が出ているのに、なぜそれを続けるのか。午後8時までという時間設定の根拠は何なのか。休業できるだけの十分な補償や説明もないまま、なぜ店が罰則を科されなければならないのか」 今回の改正法が13日に施行された後は、知事が時短営業の「命令」を出してそれを拒否した場合、最大で30万円の過料を科される可能性がある。 それでも棟久さんは、命令を受けない限り抗議の意味も込めて深夜営業を続けるつもりだ。 「改正法には『国や地方公共団体は、事業者に対する支援に必要な財政上の措置を講ずる』ことが盛り込まれていますが、一律6万円は、大きな店にとって『必要な措置』というには不適切です。行政が義務を果たしていないのに罰則なんて、法的にもおかしいんじゃないでしょうか」 拡大する「20時以降も通常営業」の看板を出す居酒屋。人通りはまばらだった==2021年2月3日午後8時5分、北九州市小倉北区、藤脇正真撮影 創業して約20年。 「いろんな人が集まって、飲み食いしながら笑顔を交わす場を提供できることに喜びとやりがいを感じてきた」 いまもほぼ毎日各店舗に足を運び、営業状況を自分の目で確かめて回っている。せめて売上額の3割程度の補償があれば、時短や休業に応じても赤字は避けられるのに、と棟久さんは言う。 事務所に出勤してパソコンに向かい、政府の方針や支援策をチェックするのが日課になった。目につくのは「罰則の中身をどうするか」の議論ばかりだった気がする。 「罰則じゃなく、支援の中身をどうするかを国や自治体は真剣に考えるべきだと思います。必要なところに必要な分だけ手当てをしてほしいんです」(加治隼人) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京で369人の感染確認 7日連続で500人下回る
東京都は13日、新型コロナウイルスの感染者が新たに369人確認されたと発表した。7日連続で500人を下回った。13日までの1週間平均の新規感染者数は388・3人で、前週比64・6%だった。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO(エクモ))を使用」とする都基準の重症者数は前日より2人増えて104人だった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
中部学院大など7団体が全国へ 東海アンサンブルコン
第47回東海アンサンブルコンテスト(東海吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)が13日、静岡市の清水文化会館マリナートで開かれた。大学、中学校、職場一般、高校の4部門に、長野、岐阜、静岡、愛知、三重の5県から計49団体が参加。新型コロナウイルス対策のため、小学生の部はなく、無観客で事前提出の音源のみの審査となった。 金賞受賞団体から、中部学院大(サクソフォン四重奏)、浜松日体中(管打楽器八重奏)、浜松市立開成中(打楽器五重奏)、岐阜ブラスオルケスター(サクソフォン四重奏)、楽楽嬉音楽隊・岐阜(金管八重奏)、浜松聖星高(金管八重奏)、光ケ丘女子高(フルート四重奏)が3月20日に宮崎市である全国大会の代表に選ばれた。また、各部門の最優秀団体に朝日新聞社賞を贈った。 13日の結果は次の通り(◎は全国大会出場。金=金管、木=木管、管=管楽、打=打楽器、サ=サクソフォン、ク=クラリネット、フ=フルート、ト=トランペット。数字は重奏の数) 【大学】 ◆金賞 ◎中部学院(サ四、岐阜)=朝日新聞社賞 【中学校】 ◆金賞 ◎浜松日体(管打八)、浜松西高中等部(金八)、長野市立東北(ク五)、長野市立柳町(サ四)、鈴鹿市立千代崎(金八、三重)、◎浜松市立開成(打五)=朝日新聞社賞、小諸市立小諸東(打五、長野) ◆銀賞 豊橋市立吉田方(打三、愛知)、川越町立川越(金八、三重)、名古屋市立植田(打六)、静岡市立清水袖師(打三)、浜松市立南陽(ク五)、大垣市立西部(木八、岐阜)、長野市立東部(サ四)、碧南市立南(フ四、愛知)、飛騨市立神岡(打七、岐阜)、春日井市立西部(木八、愛知)、四日市市立南(管打八、三重) ◆銅賞 帝京大可児(フ三、岐阜)、四日市市立内部(木八、三重)、各務原市立鵜沼(金四、岐阜) 【職場一般】 ◆金賞 ◎岐阜ブラスオルケスター(サ四)=朝日新聞社賞、◎楽楽嬉音楽隊・岐阜(金八、岐阜) ◆銀賞 Ensemble Kit’s(金八、岐阜)、Mieサックスアンサンブル(サ四、三重)、白子ウインドシンフォニカ(サ三、三重) ◆銅賞 四日市吹奏楽団(金五、三重) 【高校】 ◆金賞 浜松湖南(ク三)、松商学園(ク七、長野)、安城学園(打八、愛知)、◎浜松聖星(金八)、小諸(ト五、長野)、皇学館(木五、三重)、◎光ケ丘女子(フ四、愛知)=朝日新聞社賞、愛工大名電(木八、愛知) ◆銀賞 磐田北(サ四、静岡)、高山西(フ四、岐阜)、神戸(サ四、三重)、木曽川(フ三、愛知)、飯田(ク六、長野)、浜名(ク八、静岡)、岐阜(金八)、長野東(サ四) ◆銅賞 白子(金六、三重)、大垣商(金八、岐阜)、松阪(木八、三重)、焼津中央(打七、静岡)、各務原(サ四、岐阜) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
元とーやま校長、「生徒」への思い 3640通に返信中
お笑いトリオ「グランジ」の遠山大輔さんは、ラジオの中で開かれる「未来の鍵を握る学校」を掲げる番組「SCHOOL OF LOCK!」(以下、SOL)で「とーやま校長」として、昨年までパーソナリティーを10年間務めました。その後も、リスナーたちとの交流が続いています。「ラジオの学校」に通う「生徒」たちへの思いを改めて語ってくれました。 昨年3月に、10年間務めたSOLの校長を卒業しました。そのときに「リスナーから校長への手紙を募集して、校長が手紙を読んで思ったことを1通ずつ返信する」という企画をしたんです。結果、集まったのは3640通。返信の途中状況を「××××/3640」とツイッターに書いてるんですけど、2千通を超えたときに「なかなか異常なことやってるな」と自覚しました(笑)。去年の4月から毎日少しずつ書いて、今年の3月いっぱいに終わらせたかったんですけど、今のペースだと終わらなさそう。 毎日2時間の生放送でリスナーと電話をつないで話をしてきましたが、1日に多くても4~5人なんです。もしかしたら僕に伝えたいことがあった子たちは、僕が番組を辞めたらその手段がなくなるわけで、この企画を始めることになりました。局の人は「名前とひとことで大丈夫ですよ」と言ってくださったんですけど、「さすがにひとことで返せるような手紙じゃないよな」とその瞬間に思いました。 コロナへの不安 手紙の8割は10代の子たち。たぶん日本に新型コロナウイルスの影響が本格的に広がりだした2020年3月の上旬から中旬くらいに書かれた手紙で、3年生は「卒業式を縮小してやりました」とか「卒業式できませんでした」とか。2年生の子は「部活の大会が中止になっちゃいました」「この先どうなるかわからない」。あと、SOLを聴き始めたきっかけはほとんどの人が書いてくれました。「うるさい男2人がしゃべっていて、聴いてみると面白かった」とか、「親やきょうだいに紹介された」とか、「好きなアーティストが出てたから」とか。そしてラジオを聴く前と後で自分はこういう気持ちになれました、というのが多くて。 学校生活や友達関係の悩みや迷いを書いてくれている人もいました。でも、今返事を書いても10カ月ぐらいの時差が出ちゃっているので、僕なりに一応答えは書くんですけど、最後には「解決してたらごめんね」と一言添えてます(笑)。 年配の方からの手紙も来ていて、高確率で涙を流してます。「自分は10代ではないし手紙なんておこがましいと思ったんですけど、どうしても書きたくなった」という60代の方とか。そういう思いや葛藤がありながら送ってくれた事実がうれしい。「初めて人に手紙を送ります」という10代の子もいて。なかなかカロリー使うと思うんですよ。手紙書いて、便箋(びんせん)に1枚の子もいれば10枚の子もいて。封筒選んで、切手買って、貼って、ポストに入れるって、結構な労力じゃないですか。「校長をやってきた10年間はそういうことだったんだな」という意味を、そうした手紙たちからもらっています。校長を卒業した今も、夜9時58分くらいになると家のテレビの音量をゼロにして、いつの間にかラジオコンポの周波数を80.0メガヘルツ(キー局のTOKYO FMの周波数)に合わせている自分がいます。 10年前は怖かった 2代目校長に就任したばかりの僕は、10代と向き合うとか以前に、全国ネットでしゃべるという経験がなかった。言葉を発してはいるんですけど、気持ちや魂が乗っていないのが自分でもわかるんです。わかっていてもうまくできない。それがもうつらくて。ずっと放送後は反省会の日々でした。全国でいろんな人が聴いてるって考えたときに、「どうやったらいいんだろう」と本当に怖かった。校長なのに、学校に行くのが本当に嫌だった時期がありました。 でもそれから10年経ったいま、こうして手紙の返事を書いているのがまったく苦じゃない。番組を卒業してもこうしてリスナーとつながれていることがうれしい。ただ41歳なので、肩と首、背中を始め全身に2千通ぶんのガタがいま来ています(笑)。(構成・大野択生) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
核禁条約で討論、自民議員も「オブザーバーめざすべき」
1月に発効した核兵器禁止条約と日本の核軍縮政策をテーマに国会議員を招いた討論会が12日、オンラインで開かれた。条約の署名・批准については賛否が分かれたが、政府が慎重な第1回締約国会議へのオブザーバー参加には、広島選出の被爆2世で自民党の寺田稔衆院議員が「参加をめざすべきだ」と持論を語り、他党は参加に賛成を表明した。 日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)などでつくる「核兵器廃絶日本NGO連絡会」が主催した。自民、立憲民主、公明、共産、日本維新の会、国民民主、社民各党の核軍縮問題に携わる議員らが出席。れいわ新選組は舩後靖彦参院議員がメッセージを寄せた。 日本政府は核兵器禁止条約について「我が国のアプローチとは異なる」として不参加の立場だ。菅義偉首相は、条約が発効した1月22日の参院代表質問で、「署名する考えはない」と改めて表明。12月か来年1月の開催が見込まれる第1回締約国会議へのオブザーバー参加についても「慎重に見極める必要がある」と述べた。 寺田氏は締約国会議が被爆者の強い思いを発信する場になるなどとして、「オブザーバー参加をめざすべきだ」と主張した。これに対し、維新の足立康史衆院議員が「政府与党としてオブザーバー参加にどこまでコミットしているのか」と問うと、寺田氏は自民党内では反対意見も根強いことを念頭に「(賛成は)党内バランスでは半々かもしれないが、多数になるように努めていきたい」と述べた。 立憲の岡田克也・元外相は、北… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル