兵庫県丹波市の林時彦市長(66)は12日、市民1人に2万円ずつの商品券を配るための一般会計補正予算案を市議会に提出した。林市長は昨年11月の市長選で、新型コロナ対策として全市民に5万円を給付すると公約に掲げて初当選したが、2カ月で変えた。 林市長は変更について、コロナ禍が長引くなかで財政の維持が必要なためなどとし、市議会では「公約に対する責任の重さは十分理解しているが、冷静かつ柔軟に対応することが市民の幸福につながると判断した」と釈明。市議からは「コロナ対策でなく選挙対策と言われかねない話」などの批判が出た。 市長「公約違反のそしり出るだろうが…」 市は人口約6万3千人。1人5… 【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
震災「1・17のつどい」、竹灯籠文字「がんばろう」に
阪神・淡路大震災の犠牲者を悼み、神戸市中央区の東遊園地で17日に開かれる「1・17のつどい」で、竹灯籠(どうろう)などを並べて描く言葉が「がんばろう」に決まった。公募に寄せられた候補から、実行委員会が話し合って決め、12日発表した。 震災直後から「がんばろう神戸」が復興への合言葉になったことにちなんだ。実行委は「新型コロナウイルスの不安を抱える中で、震災を経験した神戸が一歩踏み出す原動力になった合言葉をよみがえらせる」としている。 竹灯籠は各地のボランティアから寄せられているが年々減っている。今年は不足分を補うため、メッセージなどを書いた「紙灯籠」も募り、すでに約7千枚が集まった。藤本真一・実行委員長は「新型コロナで東遊園地に来られない人の思いも届けられる。一番のコロナ対策」と話す。 地震が起きた17日午前5時46分に会場に人が密集するのを避けるため、紙灯籠の一部は12時間前の16日午後5時46分から点灯を始め、翌朝までともし続ける。17日は会場で検温を実施する。藤本委員長は「(開催は)難しい判断だったが、一度やめると元に戻すのは難しい。小さくても火をともし続けることが、語りつぐことにつながる」と話した。(後藤遼太) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪府で新たに374人が新型コロナ感染 10人が死亡
大阪府は12日、府内で新たに374人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。1日あたりの感染者が300人台となるのは、394人だった5日以来、7日ぶり。また、新たに10人の死亡が確認された。府内の感染者は延べ3万5372人、死者は計690人となった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
栃木知事、緊急事態対象への追加を要請 感染者急増受け
栃木県の福田富一知事は12日、西村康稔経済再生相と電話会談し、特別措置法に基づく緊急事態宣言の対象区域に栃木県も加えるよう要請した。福田知事が会談後に明らかにした。西村氏は今後の感染状況を注視し、国の専門家会議での検討などを経て回答する考えを示したという。 栃木県は10日時点で、直近1週間の人口10万人あたり新規感染者数が東京都、神奈川県に次いで多い。 福田知事は記者団に、宣言を出すことで県民の外出自粛への意識が強まり、同県の感染状況が全国に周知される効果があると期待を示した。一方、緊急事態宣言期間における知事の役割が明確でないと指摘し、「我々も試行錯誤。知事として何ができるかわからない」と不満を述べた。 栃木県は茨城、群馬両県にも国への要請に同調を求めていた。福田知事は「感染状況の大きな差があり、足並みがそろわなかった」と語った。(池田拓哉) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
横浜刑務所でクラスター 受刑者ら35人感染、面会を中止
法務省は12日、横浜刑務所(横浜市)で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生し、これまでに受刑者28人と職員7人の計35人の感染が確認された、と発表した。感染者や濃厚接触者を個室に移し、刑務作業や面会を全面的に中止。職員約290人と受刑者約890人を対象に検査を順次進めているという。 同省管轄の刑事施設でのクラスターは、最終的に9人の感染が判明した月形刑務所(北海道月形町)に続き2例目。 法務省によると、感染が確認された受刑者28人のうち27人は、刑務所内の同じ工場でプラスチック製品を組み立てる刑務作業に従事していた。5日以降、一部の受刑者に感染が判明したため、この工場の全約60人を対象にPCR検査をしていた。同省は、先月中旬から感染が相次いでいた職員から広がった可能性もあるとみている。重症者はいないという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「スマホみると私の悪口ばかり」 森会長が新年あいさつ
今夏に1年延期となった東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの大会組織委員会の森喜朗会長は12日、新年の職員向けのあいさつで「春が来ないことはない。最大の難関を突破するように頑張りましょう」と呼びかけた。新型コロナウイルスの感染拡大で約200日後に迫る大会開催を危ぶむ声も高まる中「ここで私が考え込んだり、たじろいだり、もし心の中に多少の迷いがあったら、全てに影響してくる。あくまで進めていかないとならん。淡々と予定通り、進めていくという以外にお答えする方法はない」と述べた。 森会長は年頭あいさつで「家内がスマホをみると、私の悪口ばかりだったそうだ。菅さん(菅義偉首相)以上だった。長い人生で初めて。森内閣(2000年~01年)でもこんなにひどくなかった」と話した。 今年7月に84歳を迎える森会長は「山あり谷ありだった。これが最後の仕事。オリンピックが終わるまでは皆さんと最後まで戦いたい。天命に尽くす思いで最後まで頑張り抜きたい」と語った。11日にあったラグビー大学選手権で母校の早大を破って初優勝した天理大を引き合いに出し「頑張って、頑張って、頑張ると、天理大学も早稲田大学をやっつけることができた。しかも堂々たる試合、早稲田も立派に戦ったと思うが、長い間の執念、戦いの勝利を生み出したスポーツのすがすがしさを改めて感じた」と締めくくった。 世論調査、「来夏に開催」は30% 「中止」・再延期」は… 朝日新聞社の昨年12月の世論調査では「来夏に開催するのがよい」とする声が30%だったのに対し、「中止」が32%、「再延期」が33%だった。1月7日には緊急事態宣言が発令され、大会への懐疑論がインターネットなどで高まっている。森会長に続いてあいさつした武藤敏郎事務総長は、報道各社の世論調査で中止や再延期の声が高まっていることについて「ある意味、自然なことだ」と語った。11日には、国際オリンピック委員会(IOC)のクリストフ・デュビ五輪統括部長と電話で話したことも紹介。2月中旬に予定されている組織委とIOCとの事務折衝で、大会の開催可否を判断することはないことを確認したという。 武藤事務総長は「いま我々は『コロナで大会がどうなるのか』というような問いを発することではなくて『このような状況でどうすれば大会を開催することができるのか』を考えるのが使命だと思う」と述べた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京都心で初雪観測、平年より9日遅く 気象庁
気象庁は12日、東京都心で初雪を観測したと発表した。東京管区気象台の職員が同日午前11時50分ごろ、みぞれが降ったのを目視で確認した。平年より9日、昨季より8日遅かった。太平洋側を通過する「南岸低気圧」や寒気の流れ込みの影響で12日は各地で降雪が予想されていた。関東や東海では12日夕まで雪や雨が断続的に降る見込み。東京都内では23区は雪が積もるおそれはないという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ネット婚活、不安だったけど 「夜勤後はマック」と正直に
昨年12月、日曜日の午後。JR南船橋駅前の雑踏に「彼」はいた。 1カ月近く、ビデオ通話で話してはいたが、会うのは初めて。一緒に映画を見て、夕食も食べた。初対面とは思えないほど会話が弾んだ。 県内在住の看護師の女性(32)と男性(27)を引き合わせたのがインターネットを使った婚活サービスだ。 女性が登録したのは昨年10月。7年間交際した男性と別れた直後だった。 料理を作っても一緒に食べる人がいない。趣味の対戦ゲームにつきあってくれる人がいない。コロナ禍で自宅と職場を往復するだけの日々のなかで、結婚への思いが強まっていた。 しかし、同僚や周囲は女性ばか… 【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
マグロ好きに愛された名物店、コロナで幕 後継者を募集
2020年の年の瀬。 甲府駅近くにある一軒の名物店が店をたたんだ。 「まぐろ家(や)じん」 コロナ禍で先が見えないことが大きかった。店主の神宮寺義仁さん(71)は、つぶやく。 「困っている人はもっといるはず。政治は、そこに目を向けてほしい」 頭からしっぽまで、マグロをまるごと食べてもらいたい――。マグロ好きの山梨をアピールしようと、夫婦で1992年、市内に店を開いた。 10年ほどして駅南口から数分の路地に移転した。 2008年、仲間と一緒に商店街組合をつくり、その通りの名前を「ちょうちん横丁」に変えた。 マグロ料理だけで30品以上。メニューは豊富だ。仕入れた素材を余すことなく使う鍋も人気だった。 多い時は1日20万円以上を売り上げ、マグロ好きの客でにぎわった。 しかし、感染の拡大で様相は一変した。 昨年4、5月は休業。6月から再開にこぎつけたが、持続化給付金も夏には底をつき、厳しい状態が続いた。 店内には手作りの飛沫(ひまつ)防止シートを備え、助成金で扇風機や空気清浄器も購入した。感染症対策に気を配り、山梨県のグリーン・ゾーン認証も取得した。 けれど常連以外、ついに客足は戻らなかった。 ■30周年までやりた… 【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪市で今季初の積雪観測 近畿地方の広い範囲でも雪
近畿地方では12日未明から都市部を含めた広い範囲で雪が降り、大阪市内で今季初めて積雪を観測した。大阪市内では午前中に雨に変わったが、大阪管区気象台によると、午前9時時点で奈良市で4センチ、兵庫県豊岡市で14センチ、京都府京丹後市で18センチの積雪を記録。13日にかけて近畿北部では引き続き、雪や雨が降る所もある。 富山県内では大雪に伴う倒木の影響で、山間部の一部集落で孤立状態が続く。午前10時半時点で孤立しているのは氷見市で2地区15世帯33人、小矢部市で1地区3世帯4人。両市によると、けが人は出ていないという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル