2023年9月16日 21時40分 朝日新聞の記者や編集者たちが現場で感じたことやニュースの背景を語る音声番組「朝日新聞ポッドキャスト」(朝ポキ)の制作チームと、リスナーが交流するイベント「PODCAST MEETING 2023」が16日、東京本社読者ホールであった。約100人が参加し、トークコーナーや少人数での交流会、朝ポキに関するクイズなどを楽しんだ。 16日のイベントでは、出演している記者たちが普段の番組づくりで心がけていることや番組制作の裏側、新聞業界の未来などについても語った。 また、リスナーが出演者を囲み、質問をしたり、番組の感想を伝えたりした。さいたま市の会社員、金子篤史さん(31)は「出演者の本音を聞くことができ、直接話すことができてよかった」と話した。 「朝ポキ」は、2020年8月に番組配信をスタート。これまでに約3千本を配信し、再生回数は6千万回を超えた。社会がめまぐるしく変化し複雑化するなか、「知らなかったできごとや誰かと出会い、つながる」ことに重点を置いた番組づくりに取り組んでいる。リスナーとの対話を意識し、対面やオンラインイベント、X(旧ツイッター)での生配信のほか、メルマガ配信などを続けている。リアルイベントは昨年9月に続き2度目。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
赤、オレンジ、ピンク…「とさか」80万本が描く鮮やかなストライプ
相場郁朗2023年9月16日 22時00分 なだらかな広い斜面で風に揺れる赤、オレンジ、ピンクの花々――。 埼玉県の滑川町と熊谷市にまたがる国営武蔵丘陵森林公園で「羽毛ゲイトウ」が見頃を迎えている。残暑の中、家族連れや犬を連れた人たちが散策し、写真撮影などを楽しんでいた。 ニワトリのとさかに似たケイトウ(鶏頭)の一種で、長い花穂が特徴。規模は昨年の約2倍で、8千平方メートルに約80万本が植えられている。10月上旬まで、色彩豊かなストライプ柄の花畑が楽しめるという。(相場郁朗) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
最高齢パンダ・タンタン、28歳の誕生日 1日の3分の2はスヤスヤ
黒田早織2023年9月16日 19時30分 神戸市立王子動物園(同市灘区)のジャイアントパンダ「タンタン(旦旦)」が16日、28歳の誕生日を迎えた。心臓疾患のため一般観覧は中止されているが、この日は報道陣に姿を公開。終始のんびりと寝そべっていた。 報道陣に公開された約1時間、タンタンはずっとベッドで寝ていた。時折ごろんと寝返りを打ち、大きなあくびをしたり手足をもぞもぞ動かしたり。飼育員によると「熟睡してます」。 園によると、パンダは21歳以上で高齢とされ、タンタンはいま、人間の80歳くらい。日本にいるパンダで最高齢だ。21年春に心臓疾患が判明し、強心薬などの投薬を続けてきた。現在も中国・四川省の中国ジャイアントパンダ保護研究センターから獣医師が来日し、治療にあたっている。 病状は落ち着いているが、1日の3分の2は寝て過ごしているという。飼育員は「病気がありながら28歳の誕生日を迎えられてうれしい。全て『タンタン・ファースト』で、治療もタンタンが受けたい時にしている」と話す。 体調を考慮し、誕生日当日のイベントは実施しなかった。代わりにユーチューブの園公式チャンネル(https://www.youtube.com/channel/UCxu1e7bmLYqOzSB_FuO-DVg)で、12日に中国在大阪総領事館からお祝いのケーキを贈られた様子が公開されている。 市は2000年にタンタンを中国から借り受け、昨年末、治療のため返還期限の1年延長(今年12月末まで)が決まった。今後について、園は「体調を見てその都度判断する」という。(黒田早織) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
品川駅西口エリアに複合ビル3棟 JR東日本と京急が再開発計画
細沢礼輝2023年9月16日 20時00分 JR東日本と京急電鉄は、品川駅西口エリア(東京都港区)で進める再開発計画の概要を公表した。現在、高架構造となっている京急品川駅の線路とホームを地上に降ろし、高さ約150メートルの複合ビルなど3棟を建設。2030~36年度の完成を見込んでいる。 対象地域は、八ツ山橋付近からJR品川駅北側に至る約3万3500平方メートル。このうち、京急品川駅がある「南街区」には、オフィスやホテルが入る地上28階建てビルと、地上9階建てビルが建設される。JR東日本が事業主体となる「北街区」には、地上28階建てビルが建設される。 同エリアに隣り合うJR高輪ゲートウェイ駅前の再開発では、1872年の鉄道開業時の遺構である高輪築堤が出土した。両社は「丁寧に文化財調査を行い、出土状況に応じて有識者らに意見を求め、必要ならば計画を見直す」としている。 品川駅付近はリニア中央新幹線の始発駅となるほか、東京メトロ南北線が延伸を予定。西口駅前では、京急とトヨタ自動車が超高層複合ビルの建設を進めている。(細沢礼輝) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
高さ100メートルの観音様がピンク色に 1カ月限定の癒やしの光景
仙台市泉区の丘の上にそびえる高さ100メートルの「仙台大観音」の顔が塗り直され、全身の前半分がピンク色に染まった。建立から32年で初めての本格的な修復工事で、1カ月間の期間限定の姿だ。 元々の立ち姿は真っ白。ピンク色はひび割れを補修した後の中塗りで、日差しの照り返しで塗り残しが見えにくくならないための工夫という。10月中旬には2度白く上塗りし、11月中旬の修復完成を目指している。 高さ100メートルの修復はどうやって行うのか。記事後半ではドローン映像がご覧いただけます。 今春から、巨大倉庫などの修… この記事は有料記事です。残り310文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
開店前のSHIBUYA109で配電盤焼ける、漏電か 終日休業
2023年9月16日 16時04分 16日午前9時20分ごろ、東京都渋谷区道玄坂のファッションビル「SHIBUYA109渋谷店」で、「煙が充満している」と119番通報があった。警視庁によると、地下3階にある配電盤が焼け、約1時間半後に消し止められた。けが人はいないという。漏電した可能性があり、渋谷署が詳しい原因を調べている。 火災発生時は開店前だった。同店は「館内の安全確認および設備機器点検のため」として終日休業した。17日以降の営業については未定で、決まり次第、同店のホームページで公表するという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
交通安全も「気合だ」 一日署長の浜口京子さんが呼びかけ
宮脇稜平2023年9月16日 16時40分 秋の全国交通安全運動(21~30日)を前に、警視庁昭島署と福生署は16日、JR拝島駅(東京都昭島市)で交通安全を訴えるイベントを開いた。レスリング元日本代表の浜口京子さんが一日署長を務め、「交通安全の気合注入をさせていただく」と呼びかけると、集まった駅利用者とともに「気合だ!」と10回叫び、会場を沸かせた。 イベントには親子連れらが集まり、昭島署の福島稔署長が「これから日が短くなり、事故の発生が予想される」と注意喚起した。浜口さんも、父のアニマル浜口さんから、交通事故に気を付けるように言われて育ったエピソードを披露するなどした。(宮脇稜平) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
架線切れ、青梅線運転見合わせ 乗客650人、隣の駅まで徒歩で移動
2023年9月16日 16時47分 16日午後1時ごろ、JR青梅線立川(東京都立川市)―西立川(同)間で、東京発青梅行きの特別快速列車が運転を見合わせた。架線が切れたためという。JR東日本によると、この列車に乗っていた約650人が西立川駅まで約500メートルを徒歩で移動した。同社は「体調不良を訴えている人は把握していない」としている。 青梅線とつながる中央線は、国分寺―高尾駅間の上下線で運転を見合わせ、午後3時35分ごろ運転を再開した。架線の復旧作業のため、青梅線の立川―青梅間、五日市線の拝島―武蔵五日市間は上下線ともに午後3時半から運転を見合わせている。運転再開は午後6時ごろを見込んでいるという。同社は架線が切れた原因を調べている。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
サザエさんは先進的な猫飼いだった? 戦後の動物病院事情とは
サザエさんのオリジナル漫画をもとに、掲載当時の世相を振り返る朝日新聞土曜版beの連載「サザエさんをさがして」。今回は1953(昭和28)年4月掲載の漫画を題材に、動物病院について掘り下げました。戦後の動物病院のあり方を調べてみると、猫の飼い主としてサザエさんが先進的な存在だったことがわかってきました。 「犬猫病院」はどのくらい身近だった? 「犬猫病院はどこでしょうか」。猫を抱きかかえたサザエが、通りすがりの人に尋ねている。終戦からまだ10年も経っていない時点でのサザエのそんな様子に、獣医療に携わる関係者からは驚きの声があがった。 動物医療センターPecoの獣医師で、東京大学名誉教授の佐々木伸雄さんは言う。「当時、動物病院はそこまで身近な存在ではなかったはず。狂犬病予防のため獣医師にかかる必要があった犬ならまだしも、サザエさんが猫のために日常的に動物病院を利用していたのだとしたら、そうとう先進的です」。佐々木さんは48年生まれ。漫画掲載の少し前、磯野家が居を構えていたとされる東京都世田谷区内に越してきたという。「子どもの頃、小動物を対象とした動物病院を見かけた記憶はほとんどありません」と振り返る。 戦前、獣医師の仕事と言えば軍馬を中心とした馬の育成や診療が多くを占めた。昭和10年代に獣医学教育を行う機関が拡充されたのも、軍馬を診るために獣医師が必要だったからだ。馬はその輸送力によって兵站(へいたん)を支えていて、戦地へと動員された獣医師も少なくなかった。 ところが戦後、馬の診療ニー… この記事は有料記事です。残り1470文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
飼い主の「もしも」に備える手帳 岐阜のイラストレーターが考案
飼い主の“もしも”に備え、ペットの孤立を防ぐ「もしもヘルプ手帳」が人気を集めている。岐阜市のイラストレーター・オキエイコ=本名・荻野朱加=さん(35)が考案した。特徴や性格、かかりつけ医、投薬履歴などを「母子手帳」のように書き込み、安心して引き継げる機能を備えている。 ――家で大切な家族(ペット)が待っています。私に何かあったら、この手帳を開いてください――。 A6判、48ページの手帳の表紙にはこう書かれている。 ネコを飼っている一人暮らしの友人から「もし私に何かあったら、この子はどうなってしまうのだろう」と相談を受けたのがきっかけだった。家族で暮らすオキさんもネコ2匹を飼っている。「もし自分が先に死んでしまったらという切実な悩みを解決したかった」と振り返る。 オキさんは加納高校美術科を卒業後、企業でウェブデザイナーとして勤務。結婚、出産を経てイラストレーターとして独立し、子育てをテーマにした書籍を出版している。 ネコの「母子手帳」があってもいい ヒントになったのは、2人の子どものために書き込んでいた母子手帳。「ネコも我が子同然。ネコにだって母子手帳があってもいいのでは」。SNSを通してネコの飼い主にアンケートを繰り返し、書き込む項目を練り上げた。 家での過ごし方、寝床などの様子、体調が悪いときの症状、身だしなみの頻度、「人慣れ度」……。「たくさんの声からつくられたからこそ、満足度の高い一冊になった。かゆいところに手が届く、そんな手帳になった」と胸を張る。 昨年7月、「ねこヘルプ手帳」を発刊すると想像以上の反響があった。「イヌ用もつくってほしい」という声を受けてシリーズ化。「いぬヘルプ手帳」と、「どうぶつヘルプ手帳」を相次いで販売した。 今年2月、岐阜県動物愛護センターに手帳150冊を寄付。ネコやイヌを引き取る飼い主に無料で配布されている。 売り上げの一部は動物愛護に 手帳は1冊990円(税込み)。昨年は3280冊が売れ、1冊につき50円を公益財団法人「日本動物愛護協会」に寄付した。イヌやネコの殺処分を減らす運動に役立てられている。 利用者のリクエストに応え、ページが追加できるバインダー式の「ねこヘルプ手帳」を新たに作った。8月からクラウドファンディングで先行販売している。価格は5千円(税込み)。オキさんは「手帳が役立つ日ができれば来てほしくないが、手帳を持つことで不安が少しでも軽減されることを願いたい」と話す。 手帳の購入は、オキさんが経営する「nancoco(ナンココ)」の販売サイト(https://helmo.shop)から。(松永佳伸) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル