第25回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)の会場で9日に行われた記者会見で、環境活動家のグレタ・トゥンベリさん(16)が「今日は話しません」と冒頭に宣言する一幕があった。メディアの自身への注目を、他の地域の活動家にも向けてほしいとの思いからだという。 米国の先住民族の若者らとともに登壇したグレタさんは、「私たちは恵まれていて、何回も何回も繰り返し報じられてきている。報じられるべきは他の人々、特に南半球の発展途上国と、先住民族のコミュニティーからだ」と訴えた。そして「気候危機は未来の私たちに影響を与えるものではない。すでに数え切れないほど多くの人々に影響を与えている」と述べた。 登壇者の1人で、太平洋の島国マーシャル諸島の若者カルロン・ザクラスさんは、「島に残りたければ、適応し、高いところに住まないといけない、と言われてきている。マーシャル諸島は世界の(温室効果ガスの)排出量の0・00001%しか出していないのに」などと語った。(マドリード=松尾一郎) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
強毒ヒアリ定着の恐れ 水際対策「今が正念場」(産経新聞)
南米原産の強い毒を持つ「ヒアリ」が日本で定着する恐れが高まっている。東京都江東区の青海(あおみ)ふ頭で多くの女王アリを含む巣が発見されているためだ。女王アリが巣立つなどしていれば、拡散を食い止めるのは非常に難しくなるといい、専門家は早期の対策強化を訴えている。青海ふ頭は、東京五輪・パラリンピック会場からも近く、環境省などは埠頭周辺での調査を進めるとともに、来年3月まで殺虫剤の散布を続ける。(橋本昌宗) 青海ふ頭では今年10月、コンテナヤードで舗装の継ぎ目の土の中から巣が見つかり、50匹以上の女王アリや800匹以上の働きアリや卵までが確認された。11月29日にも同じ埠頭内のコンテナヤードで、女王アリこそいなかったものの新たに500匹以上が見つかった。 ヒアリの発見例は、国内では平成29年に兵庫県尼崎市で初めて確認され以来、15都道府県で48件あるが、多数の女王アリを含むケースはなかった。 女王アリは寿命が尽きる6~7年の間に25万個もの卵を産むなど非常に繁殖力が強い。育った女王アリが巣立ち、別の場所で新しい巣を作り、世代交代のサイクルが繰り返されると数が爆発的に増える。 ヒアリは、他の巣で育った別系統の雄アリがいなければ交配・繁殖はできないが、10月に見つかった巣からは女王アリがすでに巣立って交配・繁殖した危険性も否定できず、九州大の村上貴弘准教授(保全生態学)は「定着の危険性のフェーズが1段階上がった」とする。「これまでとは次元の異なる事態」。菅義偉官房長官も関係閣僚会議でこう訴え対策を指示した。 ただ、環境省は、繁殖が繰り返され、数世代経過して初めて「定着」と定義しており、現在のところ、その痕跡はないとみている。 定着した場合、大きな被害が予想される。ヒアリにヒトが刺されると焼けるような痛みなどが表れ、最悪のケースでは呼吸困難や意識障害になる恐れもある。また、攻撃性は家畜などにも向かい「生態系のバランスを破壊する」とも言われている。さらに、農作物をかじるなどし、米国では年間数千億円にも及ぶ経済的損失があるとされている。 ヒアリは現在、米国や中国、韓国、オーストラリアなど環太平洋諸国に急速に生息域を拡大。その中で定着を阻止したのはニュージーランドだけだ。村上准教授は「ニュージーランドは今回の青海ふ頭のように、1系統の巣しかない段階で見つけたため、駆除し、定着を阻止できた。日本は今の段階の間に、どれだけ駆除できるかにかかっている」と話した。 ■ヒアリ 南米原産の強い毒を持つアリ。赤茶色でつやがあり腹は少し暗い色をしている特徴。最も攻撃性の強い個体は、体長2・5~6・0ミリ程度の働きアリで、尻にある毒針で人や動物を刺す。国際自然保護連合が選ぶ「世界の侵略的外来種ワースト100」や環境省の特定外来生物に指定されている。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
大嘗宮木材、バイオマス発電に再利用(産経新聞)
宮内庁は9日、皇位継承に伴う重要祭祀(さいし)「大嘗祭(だいじょうさい)」の舞台となった「大嘗宮(だいじょうきゅう)」の解体後の木材について、バイオマス発電の燃料に再利用すると発表した。 大嘗宮にはカラマツやスギなど多くの木材が使われた。無乾燥の部材や、接続部にくぎ穴や溝などがあり、住宅建材には不向きなことから、燃料として再利用することが決まった。建物を囲う柴垣や砂利などは公園で活用される予定。 一方、皇居・東御苑で開催された大嘗宮の一般参観は8日に終了し、11月21日からの18日間で約78万2千人が訪れた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
元秘書関係先を家宅捜索、特捜部 自民・秋元氏「把握せず」(共同通信)
東京地検特捜部が、自民党の秋元司衆院議員(48)=東京15区=の元秘書の関係先を外為法違反容疑で家宅捜索したことが9日、関係者への取材で分かった。不透明な資金の流れがあった疑いがあるとして、特捜部は既に元秘書を任意で事情聴取しており、慎重に捜査を進めるとみられる。 秋元氏は国会内で報道陣の取材に「元秘書とはしばらく連絡を取っておらず、事態を把握していない」と話した。 元秘書は2014~18年に秋元氏の公設秘書や政策秘書を務めていた。このほか、関係者や登記簿によると、東京都内のコンサルタント会社で、17年6月まで代表取締役を務めた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
自民議員元秘書宅を捜索、特捜部 秋元氏、自らの不正否定(共同通信)
東京地検特捜部が、自民党の秋元司衆院議員(48)=東京15区=の元秘書2人の自宅を外為法違反容疑の関係先として家宅捜索したことが9日、関係者への取材で分かった。海外からの不透明な資金の流れがあった疑いがあるとして、特捜部は既に元秘書らを任意で事情聴取しており、関与の有無などを慎重に調べるとみられる。 秋元氏は報道陣の取材に「事実関係を現時点で把握できていない。(自らの不正への関与は)ない」と話した。 2人のうち1人は2014~18年、秋元氏の公設第1秘書や政策秘書を務めていた。秋元氏は「しばらく連絡を取っていない」と説明した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
フォロワー200万人のインフルエンサー集結 商品PRのイベント開催(産経新聞)
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上などで影響力のある発信者「インフルエンサー」に商品・サービスを体験してもらい、SNSへの投稿によって認知度を高めてもらうイベント「グリーメディアmeetup」が7日、東京都港区で開催された。美食住をテーマにする3つのメディア「ARINE」「moguna」「LIMIA」の合同イベントで、SNS上で合計200万人のフォロワーを持つ女性のインフルエンサー150人が集まった。 4回目となる今回は自社の商品やサービスの認知度拡大を狙う15社が参加した。会場には投稿用の写真撮影のための巨大パネル「バズボード」がいくつも設置され、参加者たちはバズボードと一緒に撮影した商品の情報をさっそくSNSへと投稿していた。 今回、バズボードについては優秀作品を表彰するイベントも行われ、竹輪の穴から顔を出せる株式会社かね貞(愛知県みよし市)のパネルと、ジーンズのポケットに入れる株式会社THE SENSES(東京都新宿区)のパネルに大賞が贈られた。 かね貞PR担当の小野世文さんは「親近感と斬新さを感じてもらえた」と話し、THESENSESウェブ担当の福田大晃さんは「ユーザーと一緒に楽しめるパネルにできあがった」と受賞の喜びを語った。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
母子生活支援施設にクリスマスプレゼント 協和がランドセル318個寄贈(産経新聞)
12/9(月) 21:03配信 ランドセルメーカーの協和(東京都千代田区)は9日、母子生活支援施設で暮らし来年4月に小学校入学予定の子供たちを対象に、ランドセル318個を寄贈した。 協和の若松秀夫社長が全国母子生活支援施設協議会(全母協)を訪れ、菅田賢治会長にランドセルを手渡した。若松社長が「(寄贈は)今回で4年目。累計1200人以上の子供にランドセルを届けられた」と話すと、全母協の菅田会長は「支援を継続していただけることが本当にありがたい。すばらしいクリスマスプレゼント」と喜んだ。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
品川区の備蓄おむつ、廃棄のはずが転売 フリマアプリで
東京都品川区が災害対策のために備蓄し、その後、廃棄処分に回した乳幼児用の紙おむつが、フリマアプリ「PayPayフリマ」で販売されていたことが9日、朝日新聞の取材でわかった。出回った経緯は把握できていないという。 区防災課によると、11月5日、台東区在住の男性から「紙おむつを購入したら、『平成26年度 品川区災害対策用品』という貼り紙が貼られた段ボールが届いた」と連絡があった。同課が調べたところ、区が業者に廃棄を依頼したはずの紙おむつが、埼玉県戸田市のリサイクル業者によってフリマアプリや通販サイトなどで販売されていた。 この男性によれば、10月下旬に同アプリで「グーン テープオムツ Mサイズ84枚入 3パックセット(2100円)」と「グーン テープオムツ Mサイズ84枚入 6パックセット(3800円)」を購入した。3日後、自宅に商品入りの段ボールが3箱届いたが、すべての箱に「平成26年度 品川区災害対策用品」という貼り紙があるのに気づいたという。 そもそも、なぜ区は紙おむつを… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
勤務中にデパ地下でカニ缶など万引きか 山形署警視逮捕
山形市内の百貨店からカニの缶詰などを盗んだとして、山形県警は9日、山形署交通官の警視岩田知之容疑者(49)=山形市上桜田1丁目=を窃盗の疑いで現行犯逮捕し、発表した。容疑を認めているという。 県警監察課によると、岩田容疑者は9日午前11時20分ごろ、山形市七日町1丁目の百貨店「大沼山形本店」の地下1階食品売り場で、カニの缶詰やナチュラルチーズなど計5点(計約1万3千円相当)を盗んだ疑いがある。 不審に思った警備員が店舗を出たところで声をかけると、岩田容疑者は逃走。同店から約20メートル北西の路上で、警備員らが取り押さえ、駆けつけた警察官が逮捕した。 岩田容疑者はこの日、午前10時から約1時間、市内で交通安全に関する講話をした後、1人で公用車で署に戻る途中だった。当時は私服のスーツ姿だったという。 県警の那須和明・首席監察官は「幹部警察官が勤務中に窃盗行為を行ったことは誠に申し訳なく、被害者と県民のみなさまにおわび申し上げる。今後、捜査を尽くすとともに再発防止に万全を期したい」と陳謝した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
海沿いにクマ出没 消波ブロックで横たわり、一夜過ごす
三重県紀北町長島の海岸で8日午後4時ごろ、成獣のツキノワグマが消波ブロックと崖の間で横たわり、動けなくなっているのを、散歩中の町民が見つけた。ほぼ丸一日たった9日午後3時ごろ、民間の専門業者がクマに麻酔銃を撃って保護に成功。その後、近くの山に戻された。 県獣害対策課や町農林水産課によると、クマの体長は129センチ。発見時はうつぶせでうずくまり、衰弱して立ち上がれない様子だった。発見した町民の家族が町に一報。連絡を受けた県警尾鷲署員や県職員らが夜通しクマの様子を見守っていたが、その間もほとんど動かず、人間に危害を加えることはなかったという。 近くに住む無職向井清隆さん(70)は「山のほうでクマの目撃情報を聞くことはあるけれど、漁師町のこんなところで見つかるなんて驚いた」と話していた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル