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Le guide sur la culture, la langue et l'histoire du Japon.

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mardi octobre 22, 2019

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社会

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安倍首相、即位礼正殿の儀での寿詞全文「敬愛の念、新たに」(産経新聞)

22 octobre 2019
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 安倍晋三首相は22日、「即位礼正殿(せいでん)の儀」で「寿詞(よごと)」を述べた。全文は次の通り。  謹んで申し上げます。  天皇陛下におかれましては、本日ここにめでたく「即位礼正殿の儀」を挙行され、即位を内外に宣明されました。一同こぞって心からお慶(よろこ)び申し上げます。  ただいま、天皇陛下から、上皇陛下の歩みに深く思いを致され、国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添いながら、日本国憲法にのっとり、象徴としての責務を果たされるとのお考えと、わが国が一層発展し、国際社会の友好と平和、人類の福祉と繁栄に寄与することを願われるお気持ちを伺い、深く感銘を受けるとともに、敬愛の念を今一度新たにいたしました。  私たち国民一同は、天皇陛下を日本国および日本国民統合の象徴と仰ぎ、心を新たに、平和で、希望に満ちあふれ、誇りある日本の輝かしい未来、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ時代を創り上げていくため、最善の努力を尽くしてまいります。  ここに、令和の代(よ)の平安と天皇陛下の弥栄(いやさか)をお祈り申し上げ、お祝いの言葉といたします。  令和元年十月二十二日  内閣総理大臣 安倍晋三 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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新時代の到来を祝う虹の架け橋 都心にかかる(tenki.jp)

22 octobre 2019
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昨夜から雨が降り続いていた関東地方に虹のアーチがかかりました。 22日 新時代の到来を祝う虹のアーチ きょう22日、雨が降り続いていた関東地方は、午後から急速に天気が回復し、雲の切れ間から薄日が差して、午後1時頃、お台場から東京スカイツリーのある北西の方角には虹のアーチがかかっているのが確認できました。即位礼正殿の儀のきょう10月22日。新時代の到来を祝う虹の架け橋となりました。 日本気象協会 本社 日直主任 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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【速報解説中】天皇陛下、純白の束帯姿で賢所へ

22 octobre 2019
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 天皇陛下の即位を国内外に知らしめる儀式「即位の礼」が22日に執り行われます。そのハイライトと言えるのが22日の「即位礼正殿の儀」。天皇陛下自らが即位を宣言します。1日の出来事を解説とともにタイムラインでお伝えします。 解説 「賢所」への報告、「即位礼正殿の儀」よりも格式高い装いで  即位礼を行うことを、皇祖神とされる天照大神をまつる賢所への報告。  天皇陛下は「帛御袍」と呼ばれる束帯姿。皇后さまは五衣の上に唐衣と裳を重ねた十二単姿。いずれも純白色で清浄さを示すとされ、午後に行われる即位礼正殿の儀のお二人の装いよりも格式が高いとされる。皇后さまの髪形は、左右の側頭部のびんを大きく膨らませた「大垂髪」と呼ばれるものになる。 09:00 「即位礼当日賢所大前の儀」が始まる  天皇陛下が「即位礼正殿の儀」など一連の儀式に臨むことを皇居・賢所に報告する「即位礼当日賢所大前の儀」が22日午前9時、始まった。  天皇陛下は「帛御袍」と呼ばれる純白の束帯姿。皇祖とされる天照大神をまつる賢所の回廊を進んだ。神話に起源を持ち、皇位と共に伝わる由緒物とされる剣と璽(まが玉)を持った侍従も従った。  皇后雅子さまも白色の十二単を身にまとい、殿上で拝礼する。  秋篠宮ご夫妻ら皇族方のほか、安倍晋三首相らも参列した。 09:00 皇族方が賢所へ 皇族方やう安倍晋三首相ら三権の長が皇居・賢所へ 08:20 天皇陛下も皇居へ  天皇陛下も午前8時20分ごろ、皇居・正門から中に入った。宮内庁によると、天皇陛下は朝早く起床し、朝食をとったという。剣璽が載せられた車に乗車し、落ち着いた様子でお住まいのある赤坂御用地を出発。車には侍従長が同乗。別の車で宮内庁長官、侍従らが続いた。 07:02 雅子さまが皇居へ  皇后雅子さまが午前7時過ぎに皇居へ。装束の着用など準備に時間がかかるためで、お一人で先に訪れた。朝早く起床し、朝食をとった後、支度した。午前7時2分に赤坂御所を車で出発。凜としたたたずまいで、天皇陛下が見送った。車には女官長が同乗した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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【写真まとめ】「即位の礼」、純白の伝統装束の両陛下

22 octobre 2019
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 天皇陛下の即位を国内外に知らしめる儀式「即位の礼」が22日、始まりました。天皇陛下、皇后雅子さまは朝早くから皇居に入り、準備を進めました。儀式の様子などを写真で紹介します。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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ヌートリア一家、播磨の池に 土手に巣穴、決壊懸念

22 octobre 2019
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 兵庫県播磨町の狐狸(こり)ケ池に、大型ネズミのヌートリアの一家がすみ着いている。つぶらな眼(まなこ)に、どことなくとぼけた表情。外見は愛らしいが、生態系を壊す特定外来生物で、土手などに巣穴を開けて川や池の決壊を招く恐れもある。生息数が増えているのだろうか。  今月11日、同町の大中遺跡公園(大中1丁目)南側の池を夫婦が見つめていた。視線の先に水生植物をむさぼるように食べるヌートリアが5匹。池には絶滅の恐れがあるオニバスやガガブタも生育しており、在来の水生植物に悪影響を及ぼす恐れもある。  町役場の担当者に尋ねると、「農業被害だけでなく、池の土手に掘る巣穴が決壊につながる恐れもある。駆除が必要」と話す。4月には同じ池に7匹いたという情報も寄せられた。町は池に檻(おり)を仕掛け、一昨年は5匹を捕獲したが、昨年はゼロ、今年は1匹。成果は思うように上がっていないという。  その翌日に上陸した台風19号… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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「転べ」「流産しろ」元アイドルを襲ったネットの誹謗中傷 弁護士「匿名性は守られない」と警告(AbemaTIMES)

22 octobre 2019
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「『転べ』『流産しろ』だけにとどまらず、妊婦に対してはもちろん、人として言ってはいけないようなコメントが毎日届くようになり悩まされた」 【映像】ネット中傷「匿名性は守られない」  言われなきネットの誹謗中傷に苦悩した日々を明かしたのは、元AKB48で実業家でもあるタレントの川崎希(32)さん。彼女によると、妊娠を発表した約3年前からひどくなり、「転べ」という書き込みを目にしてからは、外出の際に「押されてはいけない」と周りに人がいない場所を歩くほどの警戒ぶり。さらに新居の住所がネット掲示板に載せられるなど、ネットに書き込まれた誹謗中傷の件数は数万件にもおよんだという。  収まる気配をみせないネットへの誹謗中傷を受け、川崎さんは今月4日、自身のブログで「発信者情報開示請求」を行ったことを報告。心無い人たちの心無い行為に対して、毅然と争っていく姿勢を見せた。発信者情報とは、書き込みをしたとされるPCやスマホを契約している人の名前や住所、メールアドレスなどの個人が特定される情報のこと。それらを開示する請求とは、具体的に何を指すのだろうか。  ネット情報の発信者情報開示請求を行ったことを受け、無数の殺害予告を受けたというネット訴訟に詳しい唐澤貴洋弁護士は「発信者情報開示請求の方法は2段階に分かれている」と話し、具体的に次のような説明を行う。 「1番目はネット掲示板やSNSの管理者に対して、悪い情報に紐づいているIPアドレスや投稿日時を開示してくださいという問い合わせ。開示を受けられた場合、次の段階として、IPアドレスを管理しているインターネット事業者に対して発信者情報開示請求訴訟を行う。そこで勝訴することができれば、IPアドレス契約者情報を手に入れることができる。最終的に悪いことをすると、匿名性は守られない」  情報開示後に書き込みをした個人が判明した場合、民事訴訟で損害賠償を請求するか、刑事告訴に踏み切るか2つのパターンが考えられる。仮に民事訴訟に発展した場合、名誉棄損での損害賠償請求だと慰謝料は数万円~100万円。刑事に関しては名誉棄損罪で3年以下の懲役、または50万円以下の罰金が予想されると唐澤弁護士は話す。先に述べた妊婦に対する「転べ」や「流産しろ」といった人格を否定している発言(書き込み)については、民事で責任を問うていくことになるという。 次ページは:■リツイートは名誉棄損の「連帯保証人」 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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北海道 紅葉狩り日和に(tenki.jp)

22 octobre 2019
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今日(22日)の道内は、広く晴れて、紅葉狩りなど行楽にもよい日和となりそうです。週末は広く曇りや雨となるため、冬に向けた準備など、日差しを有効に使うと良いでしょう。 北海道 紅葉の見ごろ続々 道内 各地で紅葉が見ごろ 札幌中心部から車で1時間ほどの定山渓や新千歳空港から車で40分ほどの支笏湖周辺では紅葉の見ごろを迎えています。tenki.jpでは、最新の紅葉見ごろ情報を更新しています。本日(22日)は、祝日でお休みの方も多いと思いますが、お出かけの参考にご利用下さい。 今日の道内 行楽日和に 今日(22日)の道内は、昨日(21日)のようにスッキリと晴れる所は少ないですが、日本海側やオホーツク海側を中心に日差しがあり、平年より3度前後高めの気温となるでしょう。最高気温は17度くらいで、日中は日差しのもとでは過ごしやすく感じられます。上着を着たまましばらく歩くと、汗ばんでしまうくらいの陽気となるでしょう。紅葉の散策中は上着を脱ぎたくなることもありますが、日陰に入ると空気はひんやりとするため、気温差によって体調を崩さないよう注意して下さい。 週末は曇りや雨に 今週の土曜日(26日)は午後から雨の所が多くなり、日曜日(27日)も広く雲に覆われるでしょう。しばらくは道内では峠や山間部でも、雪となることはなさそうですが、日差しのもと冬に向けた準備を進めるのは、今日がおすすめです。衣替えを済ませていない方は、夏服をしまう前に洗濯するなど、今日の日差しを有効に使うと良さそうです。 日本気象協会 北海道支社 森 和也 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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「長時間労働の撲滅につながる」 平均130h残業、未発症でも慰謝料のレア判決(弁護士ドットコム)

22 octobre 2019
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病気になっていなくても、長時間労働だったことを理由に慰謝料が認められたとして、長崎地裁大村支部(宮川広臣裁判長)で下された労働事件の判決(9月26日付け)が注目されている。 【最長月160H。残業時間の推移】 この訴訟は、長崎県内の製麺会社で働いていた男性社員が未払い残業代などを求めていたもの。裁判所は、長期間にわたって月100時間を超えるといった長時間残業が続いていたことから、会社に安全配慮義務違反があるなどとして、30万円の慰謝料を認定した。 同様の事例としては、月80時間超の残業が続いたことで30万円の慰謝料を認めた「無州事件(東京地裁平成28年5月30日判決)」がある。しかし、具体的な疾患がないのに慰謝料が認められるのは、まだ珍しいケースだという。 事件を担当した中川拓弁護士は、「裁判例が増えていけば、長時間労働の撲滅につながるのではないか」と期待を口にする。 会社側が控訴したため、今後は高裁で争われる。確定すれば、労働者側にとっては大きな武器になるかもしれない。 ●過労死ライン超が2年間続く 判決によると、男性の就業時間は9時~17時まで(うち休憩80分)。1日の所定労働時間は6時間40分だったが、実際には長時間残業が常態化していた。 月の残業時間(法定時間外労働:1日8時間、1週40時間を超える部分)は2015年6月~2017年6月までの25回のうち、すべてで「過労死ライン」の80時間を上回っており、100時間を切ったのも2回だけしかなかった。 最長は約160時間、最短は約95時間。中央値と平均値はともに約130時間だった。 ●2年間の長時間残業を「人格的利益の侵害」と認定 男性側の慰謝料請求に対し、会社側は主として(1)過労死をするような過酷な稼働状況にはなかった、(2)健康状態などについて必要な配慮は尽くしていた、(3)長時間労働のみで不法行為は構成されないーーと反論していた。 裁判所の判断は、男性が長時間残業しているのに会社が改善指導などをしなかったのは「安全配慮義務違反」に当たるというものだ。 しかし、そのことで男性に損害はあったといえるのか。男性は体調不良で病院にかかったものの、医師からは業務との関係は不明と診断されていた。 この点について裁判所は、仕事が原因で体調を崩したというには医学的根拠が欠けているとしつつ、次のように判示している。 「結果的に原告が具体的な疾患を発症するに至らなかったとしても、被告は、安全配慮義務を怠り、2年余にわたり、原告を心身の不調を来す危険があるような長時間労働に従事させたのであるから、原告の人格的利益を侵害したものといえる」 そのうえで、精神的苦痛の慰謝料として、30万円と弁護士費用3万円を認めた。 ●残業規制で「過労死ライン」が慰謝料の目安に? 2019年4月から、「単月100時間、複数月平均80時間」という残業の上限規制が大企業で始まっている。2020年4月からは中小企業も対象になる。 中川弁護士は、「裁判所も残業規制を意識していると感じました。法律がなかった時代の出来事でもアウトになったのだから、今後は規制を超えた違法な残業が長期間続くと、慰謝料が認められるという傾向が強まるのでは」と分析している。 ●付加金も認められる この裁判では、未払い残業代の支払いも求めている。 判決によると、会社側もタイムカードの記載にはほとんど異論がなかったようだ。しかし、(a)男性が意図的にタイムカードの打刻時間を引き延ばしていた、(b)男性の作業が遅かった、(c)作業が終わっても最後まで残っていたーーなどと主張していた。 また、会社側は、男性に支給されていた「職務手当」は、朝夕に発生する計1時間半の残業の1カ月分に相当する「固定残業代」だとしていた。 しかし、いずれの主張も退けられた。会社には冒頭で紹介した慰謝料30万円のほか、未払い残業代として約290万円(遅延損害金を含む)、悪質性などに応じて認められる「付加金」として約160万円の支払いが命じられた。 なお、判決によると、男性が会社をやめたのは2017年6月。決意のきっかけは、電通1年目の高橋まつりさん(当時24歳)の過労死だった。2016年10月の公表以来、多くのメディアで過労死についての特集が組まれ、自身の労働環境に不安を持ったのだという。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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台風の被災地に雨、被害拡大懸念 東京・三宅島で1時間89ミリ(共同通信)

22 octobre 2019
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 台風19号で甚大な被害に遭った東日本や東北の被災地は22日、朝から雨となった。夜にかけ降り続く見込みで、気象庁は土砂災害や低地の浸水、河川の増水・氾濫に警戒を呼び掛けた。河川堤防が損傷した地域では、普段なら災害が起きない雨量でも洪水のリスクが高まる恐れがあり、被害の拡大が懸念される。  気象庁によると、台風20号から変わった温帯低気圧や前線の影響で大気の状態が不安定となった。22日午前に東京・三宅島で1時間に89.5ミリの猛烈な雨を観測、千葉県勝浦市は41.5ミリの激しい雨が降った。23日午前6時までの24時間予想雨量は多い地域で関東甲信、伊豆諸島100ミリ、東北80ミリ。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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「捕まえるだけが仕事じゃない」薬物依存者に寄り添う元刑事の揺るぎない信念(弁護士ドットコム)

22 octobre 2019
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捕まえるだけが刑事の仕事ではないーー。 そんな思いを胸に、薬物依存に苦しむ人たちに寄り添う元刑事がいる。今年9月まで、警視庁の「組織犯罪対策第五課」に所属していた蜂谷嘉治(はちや・よしはる)さん(62)だ。 違法薬物の使用・所持は「犯罪」となる。しかし、蜂谷さんは「刑事は取り締まるだけでよいのか。そうではない」と考え、現役時代から薬物使用者たちと向き合ってきた。 彼は刑事として、どのように薬物使用者と向き合ってきたのだろうか。(編集部・吉田緑) ●母の暴力、売春…薬物依存に悩む女性との出会い 10月10日、都内で開かれた勉強会(株式会社ヒューマン・コメディ主催)で、蜂谷さんは覚せい剤をやめられなくなったハナさん(仮名・20代女性)のエピソードを聞かせてくれた。 ハナさんは2016年1月、ラブホテルで一緒にいた男性とともに、覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕された。 当初、ハナさんは黙秘を続け、何ひとつ語らなかった。ところが、ある日、取調室で蜂谷さんが披露した落語にプッと笑った。 蜂谷さんは、毎日落語を披露し続けた。取り調べが終わりに近づくころ、ハナさんは自分のことを少しずつ話すようになった。 <売春をしている母から受けた暴力、万引き常習者の祖母の自殺> ハナさんは母、祖母、曾祖母(そうそぼ)と暮らしていた。祖母は万引き常習者で、母は売春をしていた。母からは殴られたり、蹴られたりするなどの暴力を振るわれていた。そのたびに、曾祖母がハナさんに覆い被さり、「やめて」「殴らないで」と守ってくれた。 小学3年生のとき、曾祖母が亡くなった。その後、祖母が万引きをしている姿を同級生に見られた。「万引き犯」「おまえのおばあちゃんは泥棒」。そう言われるようになったハナさんは学校に行けなくなった。 ある日、祖母はビルの11階にハナさんを連れていった。「どこに行くの?」と聞くハナさんに、祖母は「天国だよ」と答えた。 「私がいなくなったら、ハナはあの母親と2人になってしまう。一緒に天国に行こう」という祖母の言葉に怖くなったハナさんは、その場から逃げた。祖母はその後、ビルから飛び降りて自殺した。 <母に教わった売春、覚せい剤との出会い> 14歳になっても学校に行くことができなかったハナさんに、母は「学校なんて行かなくたっていいんだよ。女はカラダで稼げ」と言い放った。 そして、母はハナさんに1枚の紙を渡した。 母が紙に書いた住所に行くと、そこは売春をする場所だった。 ハナさんは売春で生計を立てるようになった。そして、出会った男性に覚せい剤を打たれ、覚せい剤をやめられなくなった。 ●ハナさんと共に歩んだ「回復」への道 裁判では、ハナさんに執行猶予付きの判決がくだされた。 ハナさんは、裁判が終わった後も蜂谷さんのもとを訪れた。母と暮らし、自傷行為がやめられないというハナさんが自立できるよう、蜂谷さんは動き出した。 身分証明書を作ったり、携帯電話の契約をしたりするなど、ハナさんは蜂谷さんと共に、自立への道を歩み始めた。そして、自分でみつけた福祉施設の仕事を始めた。 ところが、仕事先でハナさんは、毎日の夜勤を強いられたり、月給7万5千円の低賃金で働かされたりしていた。このことを知った蜂谷さんは、施設の働かせ方を問題視。ハナさんに仕事を辞めた方がいいと助言した。 ハナさんが「仕事を辞めたい」と施設長に伝えると、「おまえみたいなのが雇ってもらえるだけありがたく思え」と言われた。 蜂谷さんは、何があってもハナさんに寄り添い続けた。面接にも同行した。たとえ上手くいかなくとも、諦めなかった。 「介護がしたい。施設で暮らしているおじいちゃん・おばあちゃんを曾祖母だと思って、恩返ししたい」と語ったハナさん。その思いにこたえるべく、駆け回った。 蜂谷さんの後押しもあり、ハナさんはある福祉施設に採用された。現在、ハナさんは働きながら、介護福祉士の資格取得を目指しているという。 ●「自分も一緒になって参加する」 これまで、蜂谷さんが寄り添ってきたのは、ハナさんに限らない。 警視庁は、2007年10月から2009年3月まで、「薬物再乱用防止モデル事業」として、薬物事犯で検挙され、執行猶予判決を受けることが見込まれる男性(保護観察に付された人は除く)に対し、執行猶予の判決が確定した後に、薬物依存回復プログラムを受講させるという取り組みをおこなった。 蜂谷さんが当時勤務していた愛宕(あたご)警察署からは10人の当事者が参加した。しかし、ほかの警察署からは1人も参加者がいなかったという。 「行けと言われて行く人はいないでしょう。彼らを迎えに行ったり、待ち合わせたりするなどして、刑事自分も一緒になって参加することです」。 モデル事業が終了した年の8月、蜂谷さんは愛宕警察署による「第1回 NO DRUG愛宕」を開始。名称を「NO DRUGS(ノードラッグス)」に変更し、薬物依存に悩む当事者やその家族と語り合うグループミーティングを10年続けてきた。参加者の前で落語(「落語で伝える薬物問題」)も披露した。 「もっとできたという思いがあります。でも、組織の中では限界がありました」。 ●今は「元」刑事、今後は幅広い支援活動を まわりからは「刑事の仕事は捕まえること。回復支援や就労支援は仕事ではない」と言われたこともあったという。そんな時、支えとなったのが「捕まえるだけが刑事の仕事じゃない」。同じく刑事として、暴力団対策に奮闘した蜂谷さんの父が口にしていた言葉だ。 父の言葉はいつの間にか蜂谷さんの信念ともなり、「再犯を防ぐためには、手を貸していかなければならない」との思いを胸に刑事人生を送ってきた。 「人は好き好んで犯罪をするわけではありません。いろいろなひずみがあり、犯罪に手を染めてしまう。みんな根が悪いわけではなく、それぞれ優しい気持ちも持っています。 執行猶予判決が出たら終わりなのではなく、その後の関わり方が大切だと思います。 どこにその人の『優しさ』や『人間らしさ』があるかを見出してあげて、それを育ててあげられる環境に送ってあげること。それが、刑事の仕事なのではないでしょうか」 今は「元」刑事。だからこそ、できることがある。今後はNPOを立ち上げ、「薬物依存に苦しんでいる人や犯罪をした人たちの支援をおこなっていきたい」と意気込んだ。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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