台風19号の被害を受けて、衛藤晟一消費者相は15日の閣議後会見で、家屋の修理工事など災害に便乗した悪質商法に注意するよう促した。9月の台風15号に関しては、今月6日までに460件以上の相談が寄せられているという。 消費者庁によると、台風15号関連では、「火災保険で住宅を修理できると業者から電話がかかってきた」などの相談があったという。同庁は、修理をする際はまず契約している保険会社や代理店に確認し、不審に思うことがあれば、最寄りの消費生活相談窓口につながる「消費者ホットライン」(188〈いやや〉)に電話するよう呼びかけている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
政府、台風19号被害を「激甚災害」指定へ 範囲は未定
安倍晋三首相は15日午前、首相官邸で開いた台風19号の非常災害対策本部会議で「被災自治体が財政上安心して全力で応急対応、復旧にあたれるよう、必要があれば補正予算も含めて、しっかりと財政措置を講じる」と述べた。2019年度予算で用意している5千億円の予備費を使うが、不足する場合に補正予算の編成を検討する考えを示した。 また、政府は台風19号の大雨被害を激甚災害に指定する方針を固めた。首相は15日の参院予算委員会で「激甚災害に指定する方向で調査を進めている」と答弁。激甚災害に指定されると、自治体による復旧事業の国庫補助が引き上げられる。具体的な指定範囲は各地の被害状況をみて、今後検討を進める。 河野太郎防衛相は15日、被災地に派遣するため、非常勤の「即応予備自衛官」と「予備自衛官」の招集命令を出した。当面200人、最大1千人を招集し、被災者らを支援する考えだ。 政府は自治体の要請を待たずに国が物資を送るなどの支援を進める省庁横断の「被災者生活支援チーム」も15日までに設置した。杉田和博官房副長官をトップとし、各省庁の局長クラスで構成。被災者の生活や経済活動への影響が長期化する恐れがあることから、避難所の環境整備や食料の確保など、被災者のニーズに合わせた支援を行う。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
三鉄リアス線、レール宙づりの箇所も 復旧に1カ月超
岩手県沿岸を縦断する第三セクターの三陸鉄道(三鉄)リアス線は台風19号で、宮古―釜石間で線路への土砂流入や路盤崩壊などの被害が20カ所以上で確認された。復旧には1カ月以上かかる見通しだ。東日本大震災でも大きな被害を受け、今年3月に全線開通したばかりだった。三鉄は14日、現場の調査に入り、「復旧には相当の時間がかかりそうだ」との見通しを示している。 岩手県山田町の岩手船越―織笠駅間では、線路を支える盛り土が約20メートルにわたって山からの濁流に流され、レールと枕木だけが宙に浮いた状態になっている。 近所の漁船修理・販売業、川村敏さん(69)は「13日朝、避難所から戻ったらこうなっていた。8年前の震災時の光景を思い出す。せっかく復旧したのに……」と悔しそうに自宅周辺の泥かきをしていた。(本田雅和) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
台風広域停電、3万4千戸に減少 経産相会見で、中部から東北(共同通信)
菅原一秀経済産業相は15日の閣議後記者会見で、台風19号により最大約52万戸で発生した広域停電が同日午前7時現在で、3万4千戸程度に減少したことを明らかにした。菅原氏は会見で、復旧見通しについて「冠水がひどい所は、水が引いてから1週間程度で復旧の見通しと電力会社から報告を受けている」と述べた。 東京電力は土砂崩れなどで復旧作業が困難な地域を除き、20日までにおおむね復旧を目指す。中部電力は千曲川の氾濫地域などを除き17日までのおおむね復旧を見込む。東北電力は復旧作業が可能な地域は14日中におおむね復旧し、残り2千戸弱となった。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
青木理氏、JR武蔵小杉駅が浸水で長蛇の列「一発何か起きてしまうと…完全に都市型災害」(スポーツ報知)
15日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・前8時)では、台風19号による猛烈な雨の影響で、東京の多摩川や長野県の千曲川など各地の河川で氾濫・増水が発生し、甚大な被害をもたらしたことを報じた。 神奈川県川崎市の人気住宅地の武蔵小杉の一部タワーマンションでは、地下の機械室が浸水し停電が続いている。JR武蔵小杉駅では新南口が浸水し、臨時の改札機を設置し対応したが台数が少なく長蛇の列となった。 コメンテーターでジャーナリストの青木理氏(53)は「急激に人工が増えてきたので、幼稚園だったりインフラが追いついてないという報道がある中で、一発何か起きてしまうとこうなっちゃうっていう」ともろさを指摘。 続けて「堤防が決壊したとか水があふれたとは違う、完全に都市型災害。これも災害の一つだととらえたら、都市型の災害というのは全然違う理由、原因で違う現象が起きるという事ですよね」と分析した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
日本「奇跡」越え悲願 ジョセフ流強化結実 ラグビーW杯8強(西日本新聞)
悲願をかなえた。南アフリカを破り世界を驚かせた「ブライトンの奇跡」から4年。アジア初開催となったラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で日本代表が13日、スコットランドを破って決勝トーナメントに進出した。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)はたくましく成長した桜の勇士を満面の笑みで見つめた。 【写真】サニックス時代のジョセフH 2016年秋。元ニュージーランド代表(通称オールブラックス)の新指揮官は失望からスタートした。歴史的3勝を挙げた15年W杯で活躍した選手は、くしの歯が欠けるように代表から引退。招集しても「燃え尽き症候群」で応じない選手もいた。一方で残ったW杯経験組は成功体験に引きずられていた。 前指揮官のエディー・ジョーンズHC(現イングランド監督)は猛練習だけでなく言動や服装など規律も厳しくチェックする管理型。「言われたことをひたすら実行した」。リーチ・マイケル主将が振り返るように「ロボット」に徹したことで負の歴史を塗り替える成果につながった。 自主性を重んじる「オールブラックス」を経験したジョセフHCはさらなる飛躍に変革の必要性を感じたが、選手には「エディー流」に誇りと自負があり、両者に深い溝が生まれた。ジョセフHCは世界最高峰リーグのスーパーラグビー(SR)の「ハイランダーズ」を優勝に導いた経験があるとはいえ、W杯の指揮は未経験。世界的名将の前指揮官と比べ、選手が値踏みする空気もあった。 その両者を橋渡ししたのが、ジョセフHCが信頼する参謀2人だ。20年来の盟友、日本ラグビー協会の藤井雄一郎強化委員長が潤滑油として選手の不満や誤解を解いた。ハイランダーズ時代からコンビを組むトニー・ブラウン攻撃コーチは戦術眼に優れ、多彩で柔軟な策を提示。結果を出すことで求心力を高めた。 昨年9月の代表候補合宿。ミーティングに時間を割いた。ジョセフHCは「ラグビー王国」の考えを押しつけるのではなく、日本人の気質も踏まえ、選手の声に耳を傾ける姿勢を示した。日本代表の特徴は多国籍。ニュージーランドのオタゴ大で心理学を学んだ経験も生かし、甲冑(かっちゅう)を日本チームの象徴として宿舎に用意するなど結束を生む仕掛けも増やした。 「エディーさんの時とは違う考えと手法で強化し、全く違うチームになった」とジョセフHC。SRの日本チーム「サンウルブズ」の経験や柔軟な戦術、豊富な練習量、選手主体の決断力…。躍進の要因は数多い。一つ一つが「エディーの呪縛」を解き放ち、真の「ワンチーム」になれたからこそ、重かった歴史の扉は開いた。 (大窪正一) 西日本新聞社 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「秋掃除」の3大メリット(ウェザーニュース)
台風が去り、被害の軽かった地域では今週は外回りの掃除をされる方が多いと思いますが、せっかくなら大掃除もこの時期にいかがでしょう。 大掃除といえば年末を思い浮かべますが、暑すぎず、寒すぎず、適度に湿度のあるこの季節は、大掃除にとってベストな時期といえます。 そんな「秋掃除」のメリット挙げてみます。 1、汚れが落ちやすい 暖かいこの時期は、寒い冬に比べてキッチンなどの油汚れが緩んで落としやすくなっています。つけ置き洗いの時間を短縮できたり、ゴシゴシこすらずに楽に落とせたりと、メリットがたくさんあります。 コンロ周りや換気扇など、油汚れで大掃除が大変になりがちな箇所は、汚れが落ちやすい秋のうちに掃除をしておくと、寒い年末に苦労せずに済むのでオススメです。 2、水が冷たくない・寒くない 冬の掃除だと、水が冷たいのが辛かったりしますよね。何度も雑巾を絞るうちに手の感覚がなくなってきたり、手荒れが酷くなってしまったり…。その点、まだ暖かい秋なら水の冷たさも辛くないので、水拭きも楽にできます。 冬には寒くてつらい外構やベランダなどの掃除も、この時期なら凍えることなくできるので、本格的に寒くなってくる前に終わらせてしまいましょう。 3、洗濯物が乾きやすい まだまだ暖かいので、大きなものを洗濯しても乾きやすいというのも、この時期のメリット。ブランケット、ラグ、ソファカバー、カーテンなど、かさばるものの洗濯にぴったりな季節です。 冬になるとなかなか乾きにくくなるので、大物の洗濯やお手入れをこの時期に済ませると良さそうです。 今年の秋はゆっくり深まる 気象庁の1ヶ月予報によると、11月上旬にかけても全国的に気温は平年よりも高くなりそうです。秋掃除のチャンスはまだ続きそうです。 ただし、なかなか秋晴れの日は長く続きません。週間天気予報をチェックして、曇りや晴れの日に掃除を行うようにしましょう。 ウェザーニュース 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
津田大介氏「プラスで終われた」 トリエンナーレ閉幕
国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」は14日夜、名残を惜しむ人があふれるなか閉幕した。 芸術祭は、愛知芸術文化センター(名古屋市東区)など名古屋市内3カ所と、豊田市美術館・豊田市駅周辺が会場だったが、午後5時、最も早く閉館した名古屋市美術館では、津田大介芸術監督が学芸員やボランティア二十数人と、来場者を見送った。 最後に閉館した四間道・円頓寺会場では、芸術祭実行委員会会長の大村秀章・愛知県知事や津田氏を、集まった人たちが胴上げ。芸術祭終了時刻の午後8時になる瞬間をカウントダウンし、津田氏が「無事に終えられました」と言うと、拍手が起こった。津田氏は「一度マイナスになったが、プラスマイナスゼロをめざし、プラスで終われた」とホッとした表情で話した。 大村知事は「課題、難題が次か… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ずぶぬれの避難者、次々に「助けて」 浮島のような家へ
「助けてください」。台風19号に見舞われた12日夜。栃木県足利市の男性が自宅の玄関を開けると、見知らぬ男女らが飛び込んできた。外を見ると、一面に田んぼが広がっているはずが、急流が音をたてていた。 午後9時ごろ、同市寺岡町の会社員酒田秀夫さん(62)と妻英子さん(60)が自宅で台風19号のニュースを見ていると、突然呼び鈴がなった。玄関の扉を開けると、ずぶぬれの男女3人が立っていた。 「助けてください。車が動けなくなって」。30~40代ぐらいの夫婦と60代ぐらいの母親で、避難の途中だったという。 外に出ると、自宅前の道路はひざ下ほどの水位で水が勢いよく流れ、車が立ち往生していた。3人を室内に招き入れ、タオルを渡しコーヒーを出した。 また呼び鈴がなった。 今度は2歳ぐらいの幼児を連れ… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
仕事や生活への不安が高まる避難所 「心のケア」は?
台風19号支援通信 避難所ではプライバシー確保が難しかったり、仕事や生活への不安が高まったり、メンタル的にも落ち込みやすい。自分でできる「心のケア法」について、メンタルヘルスに詳しい渡部卓・帝京平成大学現代ライフ学部教授に聞いた。 まず、「その日あったこと、気持ちなどを書き出す」こと。手帳があればいいし、なければスマホなどに入力するのでもいいそうだ。「気持ちを吐き出すだけで意味がある。書き出すだけで、少し落ち着き、冷静になれる効果はある」と渡部さん。自分自身を客観視でき、気持ちが少し楽になるのだという。 また「腹式呼吸」をするのもいい。目を閉じて、鼻からゆっくり吸って、閉じた口の隙間からゆっくり吐いていく。吐くときに「身体の中の疲れ、モヤモヤ、イライラが少しずつ外に出ていく」とイメージするといい。 手軽にできる方法としては、スマホや携帯の待ち受け画面を、リラックスできる風景などに変えるのも手だという。「例えば森林の写真を待ち受けにするだけで、気晴らしになると思う」と助言する。(佐藤陽) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル