上山崎雅泰2023年8月21日 16時00分 音楽イベントの主催者から暴力団対策名目で現金を脅し取ろうとしたとして、岡山県警は21日、同県倉敷市議の塩津学容疑者(52)=岡山市南区箕島=を恐喝未遂の疑いで逮捕し、発表した。「金銭を要求したのは事実だが、正当な契約で、脅し取ろうとしたわけではない」と容疑を否認しているという。 組織犯罪対策1課によると、塩津容疑者は2019年9月に県内で予定されていた音楽イベントについて、主催する倉敷市内の会社役員の男性(37)から会場周辺の暴力団対策の報酬名目で金を脅し取ろうとし、同年6月10日に「暴力団ともわしが話しているからイベントができるんじゃ。暴力団対策費もあるから小遣いくれえよ」などと脅し、現金300万円を要求した疑いがある。 さらに、塩津容疑者は同年7月23日にも「主催する会場で音楽フェスがこれまでないのは、反社会勢力の元親分の家が近くにあるから」「親分に話したところ『お前がするんじゃったらええぞ』と言われた」などと脅した疑いがあるという。同市の後援は自身の働きかけによるものであるとし、取り下げられれば今後イベントが開催できなくなるかのようにも脅した疑いがもたれている。 男性はいずれの要求にも応じず、倉敷署に相談し、県警が捜査していた。 塩津容疑者は2005年の倉敷市議選で初当選し、5期目。現在、市議会で会派には所属していない。(上山崎雅泰) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
パトカーに追跡されたバイク2台が乗用車と衝突 少年3人が重軽傷
2023年8月21日 17時07分 20日午前3時20分ごろ、神戸市東灘区深江本町2丁目の国道43号交差点で、パトカーに追跡されていた2人乗りのバイク2台が乗用車と出合い頭に衝突した。兵庫県警によると、バイクに乗っていた10代の少年1人が顔面骨折の重傷、1人が軽傷、もう1人も病院に搬送されたが命に別条はないという。1人は現場から逃げた。乗用車の男性にけがはなかった。 東灘署によると、交通取り締まり中の県警のパトカーが神戸市中央区付近で、信号を無視して走るバイク6台を発見。停止を求めたが逃走したため追跡していたところ、うち2台が約9キロ離れた交差点に赤信号を無視して進入し、乗用車と衝突したという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「空襲から逃げるな火を消せ」の時代 戦争にあらがった議員の生涯
【栃木】2時間半の空爆で10万人の命が奪われた東京大空襲の翌日だった。1945年3月11日の帝国議会。貴族院議員の大河内輝耕(きこう、1878~1955)が政府の責任をただした。 「疎開をずっと前から主張していた。疎開する者は非国民と言い出し、ぐずぐずしているから、こういう始末になった」。同14日の秘密会議でも追及した。 「次は東京が全部やられるかもしれぬ。人を助けるか、物を助けるか。火は消さなくてもいいから逃げろと言っていただきたい」 空襲は怖くない。逃げるな火を消せ――。政府は国民の命よりも戦争遂行を優先した。住民同士を監視させ、避難を許さなかった。さらに日米開戦2週間前に防空法を改正し、罰則を伴う法的義務を課していた。 この防空法制は2008年提訴の大阪空襲訴訟で問題にされた。犠牲者を増やしたのは国に責任があるとする主張を裏付けるため、原告側は大河内質問の議事録を証拠提出した。当時の資料を調べた弁護団の大前治弁護士(52)は言う。 「他の議員は一致団結して天皇を守り戦い抜こうなどと美辞麗句しか口にしなかったのに、大河内は戦争政策の極めて重要な部分を根本から否定した。多くがおかしいと感じながら隠していた思いを正々堂々とぶつけた稀有(けう)な発言だった」 群馬県人名大事典によると、大河内は最後の高崎藩主の長男として生まれた。大蔵参事官などを経て24年に貴族院議員になった。予算に詳しく、調査を尽くして鋭く切り込む質問で歴代政府の政策をただした。 空襲責任の追及だけではない。37年3月、政界腐敗に言及した陸相に「軍部の内部も反省の必要がある」と迫った。43年2月、「翼賛選挙」問題では首相の東条英機と激しくやり合った。東条内閣は議会を操るため、軍部などが選考した推薦候補者に臨時軍事費を流用して支援し、非推薦候補には激しい選挙干渉や妨害を加えた。 大河内家の歴史をたどった「大河内一族」などによると、大河内は各地で非推薦候補が圧迫を受けた例を示し、1890年代の選挙干渉以上だと追及した。東条は日米開戦以来の戦果を挙げ、「ちっぽけな問題」「選挙権は制限していない」と言い放った。 大河内は「選挙が小問題とは何事か。(戦時の)重大な時局を背負って立つべき衆議院議員の選挙が小問題とは考えられない」と反論。「推薦候補は当局の意思のまま動いている」と批判した。貴族院会派の「研究会」は「軍政に近い政情下、質疑は驚異であった」との見解を示した。 敗戦後の46年10月5日、憲法改正案審議で大河内は賛成の論陣を張った。大正デモクラシー運動の先頭に立った憲法学の権威・佐々木惣一が天皇主権存続の立場から反対した後だった。 「この憲法には平和主義と民主主義が明白に現れている。もし、20年か30年も前にあれば、今日の惨禍は避けることができた」 子爵の大河内にとって「自己否定」を意味する華族制度廃止も認めた。そして、基本的人権が侵すことのできない永久の権利と宣言する97条については、「錦上(きんじょう)花を添えた」と賛辞をおくっている。 2012年の自民党憲法改正草案で丸ごと削除された97条は、憲法が保障する基本的人権について「人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果」とうたう。 大前さんは語る。 「踏みにじられ、傷つき、もがき苦しみながら闘った人たちの存在や思いは今に脈々と流れている。それを忘れてはならないと、大河内に気づかされた」(中村尚徳) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
遊んでいた最中に 車整備工場敷地で4歳児が車にはねられ死亡 茨城
柳沼広幸 原田悠自2023年8月21日 11時47分 20日午後5時50分ごろ、茨城県つくば市上横場の自動車整備工場兼住宅の敷地内で、この家に住む男児(4)が、乗用車にはねられた。同市内の病院に運ばれたが、頭を強く打っており、1時間半後に死亡が確認された。 県警つくば署によると、当時、男児は自宅の庭先できょうだいら複数人で遊んでいたとみられる。父親の知り合いで、整備の手伝いに来ていた同市の男性運転手(41)が乗用車を移動させた際、前にいた男児をはねてしまったという。 署が詳しい事故原因を調べている。(柳沼広幸、原田悠自) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
DJ SODAさん「フェスで性被害」、主催者が男女3人を刑事告発
甲斐江里子 田添聖史2023年8月21日 12時45分 大阪での音楽フェスティバルで観客に胸を触られたとして、韓国の女性アーティストがSNSで被害を訴え、フェスの主催者が21日、容疑者不詳のまま不同意わいせつと暴行の容疑で大阪府警に刑事告発した。捜査関係者によると、府警は告発状を受理したという。 X(旧ツイッター)アカウントで被害を訴えたのは、韓国で活動する「DJ SODA」さん。今月11~13日に大阪府泉南市で開かれた「MUSIC CIRCUS’23」の最終日に出演した。 告発状によると、告発されたのは観客として訪れていた男性2人と女性1人。ステージを降りて観客席の柵に近づいたDJ SODAさんに対し、男女はそれぞれ胸を触るなどし、別の男性は右腕をつかむなどしたとされる。 DJ SODAさんは14日、写真とともに「私が公演の最後の部分でいつものようにファンの方々に近づいた時、数人が突然私の胸を触ってくるというセクハラを受けました」「あまりに大きな衝撃を受けて未(いま)だに怖くて手が震えています」「DJをしてから10年経ちますが公演中にこんなことをされたことは人生で初めてです」などと投稿した。 主催したイベント運営会社「TryHard Japan」(大阪市中央区)は「犯人を特定し、法的措置を取る」との声明を発表していた。 DJ SODAさんの投稿後、露出度の高い服装のせいではないかなどという反応がSNSなどであり、DJ SODAさんは「私がどんな服を着たとしても、私に対してのセクハラと性的暴行は正当化できない」と投稿した。同社とDJ SODAさん側は共同声明で「誹謗(ひぼう)中傷や差別的発言がSNS上などに散見され、場合によっては厳重な法的対応をする」としている。(甲斐江里子、田添聖史) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
声を上げない音楽業界、DJは行動する 坂本龍一さんに背中を押され
今年2月、「音楽業界には社会や政治に声を上げる人が少なく、危機感を抱いた」という投稿が、朝日新聞の「声」欄に掲載された。書いたのは、国内外でDJとして活躍する沖野修也さん(56)=大津市。なぜ、そうなのか。インタビューでは、3月に亡くなった坂本龍一さんとのかかわりも語ってくれた。(聞き手・武部真明) 平和だからこそ踊って楽しめる DJ 沖野 修也 (滋賀県 55) 僕はDJという仕事をしています。左右のレコードを交互にかけて人を踊らせる音楽家です。音楽業界には社会や政治に声を上げる人が少なく、危機感を抱き投書しました。 僕には、中国にも韓国にも台湾にもロシアにも友達がいます。それぞれの街や、ネットで知り合った彼らが、自分たちの街に呼んでくれて、僕はそこでDJをします。 仮に戦争が始まれば、戦場に駆り出されるのはその国の市民ですよね。何が起こるか分からない今、日本で動員が始まるとしたら、僕が友達やファンと殺し合うことになります。それっておかしくないですか? 誰かの命令でお互いの命を奪い合わなければいけないなんて。権力者たちは安全な場所で指示を出すだけでしょう。彼らや、もうけたい人は無傷……。 僕は、戦争を外交で回避出来ない無能な政治家と、武器を売ってもうける商人を軽蔑します。国家間の緊張を高める軍備費増強や敵基地の攻撃に反対です。もちろん、戦争そのものにも。安心して音楽を楽しめたり、踊ったり出来るのは平和があってこそ。DJとして、一人の人間として、心から平和を希望します。 (2023年2月5日付) クラブやイベントで「見ました」 ――なぜ新聞に投書を。 友人から相談を受けました。世の中がどんどん悪くなっている。会社の人や友人と意見交換したいけれど、気味悪がられたり、避けられたりして、全然響かない、と。ぼくは「投書してみたら」とアドバイスしました。 やってみたらと言ったとき、「そういえば、自分は投書したことないな」と。DJは、ちゃらちゃらしているみたいなイメージがあるから、DJの立場で投書して採用されたらインパクトがあるのではないか、と思ったのがきっかけです。 ――反応はいかがでしたか。 すごかったですね。クラブやイベントに行くと、必ずひとりには「投書見ました」と声をかけられました。 ――SNSとは違いますか。 広がりが全然違います。フェイスブックは基本、対象は友だち。ツイッター(現X)もファンやフォロワーが拡散してくれても限界がある。ぼくの投稿の閲覧数は最大で50万ぐらい。朝日新聞は公称400万部でしたっけ? SNSは賛同されて当たり前。全然違う考えを持っている人の世界が別にあるかもしれません。新聞というアナログのメディアは、いろいろな考えの人たちに開かれている。その違いが大きいと思います。 ――どんな反応がありましたか。 ほぼほぼ好評で、批判は2件だけ。1件は「薄い」と。字数が限られているから、そう言われても気にしませんが、もう一つは興味深い批判でした。「政府の安全保障政策に守られているから踊っていられるんですよ。もっと勉強してください」とおしかりを受けました。 「もっと勉強します」と返信して、納得しかけたのですが、その直後、国会で「集団的自衛権や敵基地攻撃能力を使った場合、日本が武力攻撃を受けるのではないか」との質問に、政府が反撃される可能性を認める答弁をしたことを知りました。いまの政府のやり方はやはり危険やなと思いました。 「原発」や「戦争」に凍る空気 ――「音楽業界には社会や政治に声を上げる人が少ない」というのはなぜでしょうか。 業界の人たちとの会話で、「原発」や「戦争」などをキーワードとしてステルスに(こっそりと)入れると、一瞬にして空気が凍ります。大手レコード会社と契約している、クライアントに代理店や大手企業がいると、アーティストは自粛しがちです。触れなくても音楽表現には影響がないと思っているから。 でも、ぼくがやっているユニットのひとつ「Kyoto Jazz Massive」のボーカリストは、人権問題や社会活動に日常的に取り組んでいる英国人です。歌詞にはメッセージ性が込められている。ぼくにしたら、「音楽と平和」は一体化しているので、タブーとして口をつぐんでしまうと、自分の表現に影響すると思います。 実は、坂本龍一さんから思わぬ返信が来たんですよ。5年ぐらい前、坂本さんの誕生日にフェイスブックのメッセンジャーで「ますますご発展を」と送ったら、「音楽的に?」と返事が来ました。坂本さんに市民運動をリードしてほしくて、「社会的にも坂本さんの影響が大きくなってほしいなという気持ちがあります」と追記しました。 これに坂本さんから「社会的… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「戦争は夢を奪う」投稿から7年 19歳は自国を知り他国と交流した
7年前、朝日新聞の「声」欄に「戦争と平和」のテーマで投稿した立命館大2回生の阿部瑞希さん(19)=滋賀県栗東市。戦争は「夢を奪う」「何の利益もない」と書いた。ただ、世界各地では戦争やテロが続き、終わりが見えない。自分たちができる行動とは何か。いま考えていることを尋ねた。(聞き手・武部真明) 夢を見られる世界でありたい 中学生 阿部 瑞希 (滋賀県 12) 人には夢を見る力がある。「お姫様みたいに、かわいくなりたい」「もっと勉強して学校の先生になりたい」……夢は世界中にあふれている。私にも絵本作家になりたいという夢がある。 そんな夢を奪うものがある。それは戦争だ。今、世界で内戦やテロが起こっている。それらに巻き込まれた人々は、毎日、恐怖におびえ、いつ命を狙われるかという不安の中にいて、いつの間にか夢は失われてしまうのだ。こうして、私たちが普通の日常を過ごしている間にも、戦争によって夢は失われている。 戦争は何の利益も無い。人々に恐怖や不安をもたらし、夢を奪っていくのだ。平和な世界とは、人々が安心して、自由に夢を見ることのできる世界だと思う。そんな世界をつくるには、戦争をしたらどんなことが待っているのか考え、正確な判断をすることが大切だ。 (2016年8月13日付) 身内が戦争体験、ひとごとでない ――中学1年のときに投稿してみようと思ったきっかけは。 もともと学校の課題でした。当時は立命館守山中学校です。夏に「平和と戦争」というテーマで、新聞に投稿してみようと。中学2年のときに長崎へ平和学習に行く準備として、「平和と戦争」というテーマで新聞の記事を読んだり、ディスカッションしたりする取り組みが1年から始まっていました。 小学生のころから新聞を読むのが好きで、テロや内戦のニュースを新聞で読んでいたから、戦争や平和について考えたり、家族で話したりする機会はありました。父や母から、祖父母や曽祖父が経験した戦争の話を聞いたこともあったので、そうしたことから考えたのかなと思います。 ――印象に残っている話はありますか。 小学生だったときに父から聞いた話です。戦地で曽祖父の部隊が相手を殺(あや)め、穴を掘って遺体を埋めたときに、僧侶だった曽祖父が読経を始めたら、その場にいた全員が涙したそうです。敵同士だけれど、殺し合いたくない。お互いに死を悼まずにはいられないという話でした。戦争はニュースなどで知ってはいても、実際に身内が経験していたと聞き、ひとごとではないと思いました。 ――新聞への投書はSNSとは違いますか。 SNSはたくさんの人に広げられると言っても、インターネットという広い海のなかで、見つけてもらえるかどうか。見つけてもらえなかったら、心にも届きません。新聞は紙という形で残るじゃないですか。だれかが保管してくれるかもしれないし、後々にもたくさんの人に届くというのは、新聞や本なのではないでしょうか。 戦争は「人災」、止められる ――戦争は「夢を奪う」と投稿に書いています。そう考えたのはどうして。 小学1年生のときに東日本大… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
2人軽傷負った長良川の観覧船座礁 運航側「急な強風と豪雨発生」
荻野好弘2023年8月21日 9時55分 岐阜市の長良川で19日午後9時ごろ、長良川鵜飼(うかい)の観覧船「篝火丸(かがりびまる)」が下流に流されて座礁した。突風と豪雨によって操船が困難になり、乗っていた40代の男女2人が打撲などの軽傷を負った。岐阜北署が事故の原因を詳しく調べている。 鵜飼観覧船を運航する岐阜市は20日夕に記者会見し、状況を説明した。 それによると、同市の長良橋の上流付近に出ていた篝火丸(乗客17人、船長ら乗員2人)を含む3隻が航路を外れ、橋より下流に流された。2隻は左右の停船できる場所に着岸したが、篝火丸は1キロほど流され続け、浅瀬に乗り上げた。 市鵜飼観覧船事務所の山田哲司所長は「船長は20年ほど操船するベテランで、浅瀬に座礁させて船を止めたと話している」と説明した。 けがをした男女は台湾から来た夫婦だという。下流に流された3隻とは別に2隻が警備船に救助され、船員がさおが折れた際に手の指を負傷したという。 当時、計30隻の観覧船が運航し、617人の乗客がいた。長良川の水位は運航中止の基準を下回り、暴風警報も出ていなかったという。鵜飼開始から30分ほどたった午後8時ごろ、急な強風と豪雨が発生し、一部の船が流された。 市は20日の観覧船の運航を取りやめ、田川智史・ぎふ魅力づくり推進部長をトップとする事故調査委員会を設置。船長や船員から当時の状況を聞き取り、21日は安全対策の研修をするという。 21日も観覧船は運休。22日の再開を目指す。田川部長は「多くの方にご心配と迷惑をおかけした」と会見で陳謝した。(荻野好弘) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
佳子さま、手話スピーチコンテスト出席へ 21~27日の皇室予定
天皇、皇后両陛下や皇族方の予定を毎週更新します。皇室の方々は様々な行事や式典、宮中祭祀(さいし)などに出席しています。紙面では掲載しきれない公務も紹介します。 宮内庁は8月21~27日の予定を発表しました。秋篠宮家の次女佳子さまは27日、東京都千代田区の有楽町朝日ホールで開かれる「第40回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」に出席します。 予定や表記は宮内庁の発表などを元に紹介しています。前の週の金曜日までに発表されたもので、予定は変更されることがあります。 … この記事は有料記事です。残り374文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「刑事人生で最悪の性犯罪」 23年前のルーシーさん事件、再び注目
有料記事 増山祐史 遠藤美波2023年8月21日 7時00分 元英国航空客室乗務員のルーシー・ブラックマンさんが2000年夏に失踪し、その後に遺体で見つかった事件が、23年後の今夏、ドキュメンタリー配信を機に再び注目を集めている。ルーシー事件とは何だったのか。事件に深く関わった元捜査員と英国人ジャーナリストに思いを聞いた。 「刑事人生の中でも最悪の性犯罪だった」 警視庁OBの山代悟さん(77)はルーシー事件をそう振り返る。当時、殺人など強行犯罪を扱う捜査1課の係長。「山代班」を率いた。 糸口は1枚の捜査資料だった 00年7月にルーシーさんが行方不明になってまもなく、山代班は捜査本部に加わった。生存の可能性は低いとみられ、捜査は難航したが、「全ての刑事が、必ず見つけ出して家族のもとに帰すという一心だった」と言う。 解決の糸口は、ある夜、山代班の2人の目にとまった1枚の捜査資料だった。交番の警察官がその日の事件などを署長に報告する「注意報告書」。男性客からドライブに誘われ、別荘で薬を飲まされてわいせつ行為をされた外国人ホステスがいるという内容で、店のオーナーから聞き取ったものだった。 山代班はこの女性の証言などから、被害現場となっていた神奈川県逗子市のマンションを割り出した。携帯電話の発信履歴の解析なども進めた。山代さんは「一つ一つの点が次々とつながっていった」と振り返る。 押収したビデオテープに映っていたのは こうした捜査で、不動産管理… この記事は有料記事です。残り1553文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル