民事裁判で訴えられているという虚偽の内容をはがきに印刷したとして、愛知県警などは、東京都豊島区池袋4丁目の無職村上純一容疑者(35)ら男4人を有印私文書偽造や同幇助(ほうじょ)の疑いで逮捕し、6日発表した。県警は、架空請求詐欺に使うはがきとみている。印刷拠点の摘発は全国で初めてという。 捜査2課によると、村上容疑者ら3人は4日、東京都豊島区内の事務所で、うその民事訴訟を通達する文書や、実在しない「訴訟通知センター」という名前を郵便はがきに印刷した疑いがある。別の1人は7~9月、村上容疑者らにはがきを提供し、手助けした疑いがある。同課は認否を明らかにしていない。 県警が同日、事務所を家宅捜索したところ、コピーなどの複合機17台や、詐欺に使うとみられるはがき約10万枚が見つかった。他の関係先では宛名も印刷されたはがきが大量に発見された。 ■「印刷所」は氷山… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「最高傑作」のロビーをタワーに再現 ホテルオークラ
ホテルオークラ東京は6日、東京都港区のホテル「The(ジ) Okura(オークラ) Tokyo(トーキョー)」の内覧会を開いた。老朽化で2015年8月に営業終了した旧本館を建て替え、17階建てのヘリテージウイングと41階建てのプレステージタワーの2棟を12日に開業する。 「日本モダニズム建築の最高傑作」とされ、建て替え決定後に国内外から存続の署名が寄せられた旧本館のメインロビーは、タワーのロビーに再現。オークラを象徴するつり下げ式の照明「オークラ・ランターン」や、満開の花に見立てた「梅の花のテーブルと椅子」を配置した。タワーの8~25階はオフィスが入る。客室数は508室。 旧本館は1962年に開業。建築家の故・谷口吉郎氏が設計委員長を務め、日本の伝統的な美術や文化を生かす意匠を取り入れた。今回の建て替えは、長男で建築家の吉生氏がロビーなどを担当した。大成建設が統括して設計チームがつくられ、旧本館の学術的な調査を実施。3次元レーザースキャナーを使って正確なデータを取得したという。(田中美保) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
生後3カ月の娘殺害の罪、市職員の母親を起訴 新潟地検
生後3カ月の長女を自宅で殺害したとして、新潟地検は6日、新潟県長岡市の同市職員伊藤法子容疑者(31)を殺人罪で起訴し、発表した。伊藤容疑者は逮捕後の調べに対し、育児の悩みがあったと供述していたという。 起訴状によると、伊藤容疑者は6月12日、自宅の吹き抜けになっている2階部分から、両手で抱えていた長女を下部の階段に3回繰り返し落とし、殺害したとされる。長女の死因は脳挫滅などによる外傷性ショックだった。 長岡市によると、伊藤容疑者は当時、育児休業中だったが、夜の授乳による不眠などの悩みを訴えていたという。地検は8月30日までの約2カ月間、伊藤容疑者を鑑定留置し、刑事責任能力があると判断した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ホテルオークラ “伝統と革新”で新たな姿に(TOKYO MX)
東京・虎ノ門で長年愛された「ホテルオークラ東京」が生まれ変わります。オープンを前に内覧会が開かれ、全貌が明らかになりました。 4年にわたる工事を終えて完成した「ジ・オークラ・トウキョウ」は41階建てと17階建ての2つの建物から成り、豪華な結婚式場や東京都内を一望できるバーラウンジを備えています。 前身となるホテルオークラは1962年に開業し、世界中から要人や賓客が訪れ、昭和から平成までの数々の歴史的な場面の舞台となってきました。そして、和の様式と欧米のモダニズム建築を融合させた“オークラの美意識”を引き継ぐ、新たなホテルへと生まれ変わりました。 新たなホテルでは伝統を引き継ぐだけでなく、時代のニーズに合わせた設備も充実させました。東京の街並みを一望しながら結婚式が挙げられるチャペルやフィットネスジム、25メートルプールも完備されました。 高級路線を狙う客室は、最も価格が低い部屋でも、一般的な高級ホテルの1.5倍以上の広さとなる50平方メートル以上で、1泊7万円です。また、リビングや会議室など4つの部屋が入るロイヤルスイートは1泊70万円です。 伝統を残しつつ、最新の設備と機能を兼ね備えて新しく生まれ変わったホテルは、9月12日にグランドオープンです。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
目黒・女児虐待死裁判 母親が証言「私と夫が結愛を追い込んだ」(TOKYO MX)
東京・目黒区に住んでいた5歳の女の子を虐待し死亡させた罪に問われた母親の裁判員裁判で、母親は「私と夫が娘を追い込んだとしか思えない」などと当時の状況を説明しました。 船戸優里被告(27)は長女の結愛ちゃん(当時5)に十分な食事を与えなかったり、夫の雄大被告(34)の暴行で極度に衰弱した結愛ちゃんを病院に連れて行かず、2018年3月に死亡させたとして、保護責任者遺棄致死の罪に問われています。9月6日の公判では、前日に引き続き、被告本人への質問が行われました。検察官から「結愛ちゃんの体にあった複数のあざや傷を見て、夫の暴力だと思わなかったのか」と問われると、優里被告は「私は母親なので、知らなかったでは済まされないと今は思う」と述べました。 被告人質問では、結愛ちゃんが「おねがい ゆるして」などと書いたノートやメモについても話が及びました。検察官が「結愛ちゃんがこんな手紙を書かないといけないほど追い込んでいたという自覚はあったか」と尋ねると、優里被告は「私と雄大が結愛を追い込んでいたとしか思えない」と証言しました。また、証人尋問で優里被告の父親が法廷に立ち、「被告が苦しんでいるのを気付かなかったのは私たちも同罪だと思う」と、後悔の気持ちを話しました。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
待機児童、過去最少1・6万人 「ゼロ」へ課題山積(産経新聞)
認可保育所や認定こども園などの入所を希望しても入れない待機児童は、今年4月1日時点で前年より3123人減少し、1万6772人だったことが6日、厚生労働省の集計で分かった。集計の定義が複数回見直されているため単純比較できないが、平成6年の調査開始以降最少となった。 10月からは幼児教育・保育の無償化が始まり、保育ニーズが一層高まる可能性があるが、厚労省は「待機児童への影響は限定的」とみている。ただ、保育士の確保など課題も山積し、国が掲げる令和2年度末までに「待機児童ゼロ」の目標達成は不透明な状況だ。 待機児童の総計は2年連続で大幅減となったが、都市部に集中する傾向は変わらず、首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)と近畿圏(大阪、兵庫、京都)、政令市などで約6割を占めた。都道府県別で最も多いのは東京の3690人で、次いで沖縄1702人、兵庫1569人、福岡1232人。青森、富山など6県はゼロだった。 市区町村別では、東京都世田谷区の470人が最多。兵庫県明石市412人、さいたま市393人、岡山市353人と続いた。全1741市区町村のうち、約7割の1299市区町村がゼロだった一方、222市区町村は前年より増加した。 特定の施設だけを希望しているなどの理由で、集計から除外された「潜在的な待機児童」は、前年より6028人増の7万3927人だった。 ■想定上回る申し込みで待機児童増 保育士確保なお課題 待機児童の解消に向け、各地で保育施設の整備が進んでいるものの、222市区町村では前年より待機児童数が増えた。宅地開発などで人口増が見込まれる中、保育需要の把握に苦慮する実態が浮かぶ。不足する保育士確保をめぐる自治体間競争も加熱している。 福岡市と北九州市に挟まれた立地の福岡県福津市。近年、駅周辺の開発で住宅建設が相次ぎ、子育て世帯の流入が増えている。今春の認可保育所など保育施設への利用申し込みは1555人に上り、市の想定を49人上回った。この結果、待機児童は前年より87人増え、124人となった。 市の担当者は「保育需要を正確につかみきれていない」と困惑。6月に定員120人の認可保育所を開設し、来年も新たに保育施設4カ所で計約270人分をカバーする見込みだ。 さいたま市も想定を509人上回る2万4751人の申し込みがあり、待機児童は前年比78人増の393人と全国で3番目に多くなった。浦和駅周辺などでマンション建設が進み、共働きの子育て世帯の入居が目立つ。だが、「保育所を整備したくても、場所が確保できない」(担当者)。 慢性的な保育士不足も深刻だ。埼玉労働局によると、同市南部地域の7月の保育士の有効求人倍率は5・57倍。同市は常勤保育士の給料に年約19万円上乗せするなどの対策を打ち出し、東北の専門学校などにも担当者を派遣して、保育士の採用拡大を目指す。 353人の待機児童が出た岡山市は今春、認可保育施設61カ所で定員通りの受け入れができなかった。「受け皿を増やしてはいるが、保育士の数が足りていない」(担当者)と悩みは深い。市内で就職する保育士らに対し今年度、奨学金返還を一部補助する制度を始めることにしている。 自治体の間では「ある程度の好条件を提示していかなければ、保育士採用に結びつかない」(関係者)との危機感も根強い。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「カープ坊や」が30変化 名産品でかっ飛ばせ!
広島市はお好み焼き、酒どころの東広島市は酒だる――。広島カープのマスコット「カープ坊や」がバットを各地の名産品に持ち替え、スタンプになった。 昨夏の西日本豪雨で客足が遠のいた観光客を呼び戻そうと、広島県がスタンプラリーを企画した。その名も「HIROSHIMA RED PASSPORT」。広島、山口両県の計30市町ごとにデザインされたカープ坊やのスタンプを集めると、応援グッズなどが当たる。12月25日まで。 スタンプが設置されるのは、広島県の全23市町と、山口県の岩国市▽柳井市▽周防大島町▽和木町▽上関町▽田布施町▽平生町。対象となる道の駅や観光施設で税別500円以上の買い物や施設利用をすると、各市町のスタンプを押してもらえる。集めたスタンプの数に応じて、カープの応援グッズやレプリカユニホームなどが抽選で当たる。 各市町のカープ坊やは、バットの代わりに各地の名産品を持っている。広島県では、広島市がお好み焼き。東広島市は日本酒のたる。呉市は公式ゆるキャラの「呉氏」。高校駅伝の強豪・世羅高校がある世羅町のカープ坊やはユニホーム姿で、戦国武将・毛利元就の居城があった安芸高田市では元就が説いたとされる「三矢(みつや)の訓(おしえ)」をモチーフに、武将の格好で三本の矢を持つ。山口県岩国市では名産のレンコンを持ち、観光名所の錦帯橋も描かれている。 広島県によると、昨年度に県内を観光した人の数は前年度比6・9%減の6504万人で、7年ぶりに減少に転じた。そのうち県内在住の人は3550万人で、前年度より9・4%減った。昨年7月の西日本豪雨の影響で営業を休んだ観光施設が相次いだことなどが要因とみられるという。県の担当者は「カープ人気にあやかって、県内や近県の人にも周遊してもらい、観光客数の復活につなげたい」としている。 問い合わせは事務局(082・222・2276)へ。(松島研人) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
冷たい焼き芋、甘さ増 半信半疑の客「密、塗ってる?」
冬じゃないのに? しかも冷たいの? そんな驚きを鮮やかに裏切る「スイーツ」がいま、福岡市で人気を集めている。 「冷やすことで甘さが増すんですよ」。そう言うのは、福岡市中央区の焼き芋専門店「蜜家」の店主、米谷直希さん(42)。寒いときに熱々のものをフーフーしながら食べるのが定番だが、この店では「冷やし焼き芋」もある。 糖度の高い茨城産のサツマイモ「紅天使」を使い、低温でじっくり焼いてから、冷蔵庫で数日寝かす。北九州市の青果市場で10年余り働いた経験を生かし、産地や品種にこだわった。 蜜がしみ出し、ねっとりとした甘みが特徴で「塗っているんですか」と言われることもある。「芯まで甘くてお菓子みたい」と何度も通う常連さんも多い。オープン3年目のいまや主力商品に躍り出た。 とはいえ、半信半疑の客もいる。「焼き芋が冷めただけでは」という冷ややかな反応もけむに巻き、店内の冷蔵庫で注文を待っている。100グラム160円(税込み)。(谷辺晃子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
事故前、京急社員がトラック手助け 非常ボタンも押す
横浜市神奈川区の京急本線神奈川新町駅近くの踏切で快特列車とトラックが衝突した事故で、京急電鉄は6日、同社の男性運転士(44)と男性車掌(24)の社員2人が、事故前に踏切近くで立ち往生していたトラックの運転を補助していたことを明らかにした。 京急によると、2人は乗務交代後の休憩中で、5日午前11時半過ぎ、買い物に出るためたまたま現場近くを通りかかったという。 2人の説明では、トラックは線路と並行する道路から、踏切と反対方向に左折しようとして何度も切り返していた。2人は運転手に後方確認を頼まれたため、しばらく手伝ったが道幅が狭くうまくいかなかった。その後、運転手から「左折をあきらめる」と告げられたため、補助をやめて近くで見ていた。 トラックはその後、逆の踏切方向に右折を始めた。しばらく切り返しをした後、遮断機の降り始めた踏切内に入ったため、運転士が非常ボタンを押したという。だが、午前11時43分ごろにトラックは列車と衝突。事故後、2人はすぐに近くの事務所に戻って上司に状況を説明したという。(贄川俊) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
中学教師から15歳で性被害、女性が控訴「子どもが受けた性暴力の特殊性に理解を」(弁護士ドットコム)
中学3年生だった15歳の時、在校していた札幌市立中学の男性教師から性被害を受けたとして、フォトグラファーの石田郁子さん(41歳)が教師と札幌市を相手取り、損害賠償を求めた裁判。20年間を経過すると賠償請求の権利が消滅してしまう「除斥期間」を過ぎていると判断、訴えを認めなかった東京地裁判決を不服とし、石田さんは9月6日、東京高裁に控訴した。 これまでの訴状などによると、石田さんは1993年3月、中学卒業式の前日に教師から呼び出され、キスされるなどわいせつな行為をされたという。わいせつな行為はエスカレート、19歳になるまで繰り返され、石田さんは2016年2月にPTSDを発症したと訴えていた。石田さん側はPTSDと診断された3年前を起算点としたが、東京地裁判決は認めなかった。 控訴にあたり、東京・霞が関の司法記者クラブで会見した石田さんは、「15歳で信頼する教師から性的な行為をされた場合、それが性暴力だとはわからないです」と、子どもが受ける性暴力の特殊性をあらためて訴えた。 ●「性暴力に気づかなかった被害者に非があるかのような印象の判決」 会見で石田さんは、控訴の理由を次のように語った。 「判決で裁判官は、教師に何をされたのか、年齢的にもPTSDを発症した30代までわからなかったとは認められないと判断しました。しかし、15歳から受け続けた性的な行為が、教師から恋愛だったと言われれば、性暴力だとはわかりません。大人だって、性暴力を受けたら思考停止して、すぐには動けないです。判決は、被害者に非があるかのような印象を受けました。裁判所にそういう判断をされたのは非常に不服に思います」 子ども時代の性暴力については、幼少期に親族の男性から性的虐待を受け、後にPTSDやうつ病を発症したと女性が訴えていた訴訟で、2006年に発症したうつ病については請求権を認めた札幌高裁判決を支持した最高裁の判例がある(2015年5月)。 代理人の河邉優子弁護士は、「札幌高裁の判決を引用したが、本件とは事案が違うということで、除斥期間について考慮をしてもらえなかった。一審の判決は、内容の審議まではいっていません」説明、控訴審ではさらに医師や専門家の協力を得て、PTSD発症時を損害が発生した時点として立証していきたいと話した。 また、同じく代理人の小竹広子弁護士は、性的虐待を受けた児童が、成人後55歳になるまで加害者を提訴できる法案が今年1月に可決されたアメリカ・ニューヨーク週の事例を紹介。「報道では、平均52歳になるまで、子ども時代に受けた性被害を開示しない傾向があるというアメリカの統計結果もあります。他にも、海外には同様の立法事実がありますが、日本では法制度が進んでいないということがあると思います」と地裁判決の背景を指摘した。 ●「同じように教師に性被害を受けた」という声、広がる支援の輪 今回の裁判で、石田さんは地裁での提訴時より実名を公表、被害を訴えてきた。石田さんの裁判が報道されると、ニュースサイトなどのコメントには「私も同じように教師から性被害を受けた」と告白する人が多かった。 石田さんは「コメントを見て、ショックでもありました。学校の先生が何をしているんだろうと思います」と厳しく批判。「被害者が泣き寝入りしたり、被害者自身が訴えて解決するのではなく、国や自治体が解決してほしい」と性暴力を受けた児童に対する救済の必要性を指摘した。 会見では、石田さんの裁判を傍聴してきた人たちが集まって結成した支援団体「札幌市中学教諭性暴力事件の被害者を支える会」( https://schoolmetooo.wixsite.com/website )のメンバーも列席した。呼びかけ人の1人である古橋さんは、次のように語り、裁判への支援や寄付を訴えた。 「支える会としては、裁判の費用を集める活動をした上で、ゆくゆくは札幌市教育委員会にこの事件について調査を求めていくことを考えています。子ども達を安心して学校に通えるようになるためには、この被害実態を直視してほしいです」 Source : 国内 – Yahoo!ニュース