歌手で声優の水樹奈々さん(39)が、香港で10月26日に行われる予定だったコンサートを中止する。30日、公式サイトで発表した。香港では「逃亡犯条例」改正案についての抗議デモが続いている。 サイトでは「香港の状況を鑑みると、予測不可能な状況が起こり得ることが懸念される」などとしたうえで、「(コンサートに参加の)お客様、出演者らの安全を第一に考えた」と中止の理由を説明。一方で「近い将来、必ず香港での公演を行いたいと考えている」とのコメントも出した。 チケットの払い戻しの方法については同サイトに詳細が掲載されている。(https://www.mizukinana.jp/news/) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
福岡に着任した米領事の「重要機密」 上着を脱ぎだし…
在福岡米国領事館(福岡市)で29日、ジョン・C・テイラー新首席領事(51)が着任の記者会見を開いた。緊迫する日韓関係、きしむ日米同盟。世界の秩序が揺らぐ中での会見で、新領事は、ある意外な「重要機密」を打ち明けた。 会見では、日米、日米韓の関係について語った。 日米同盟については「軍と軍の関係だけでなく、人と人の相互理解を深めることで同盟を強められる」と語った。日米韓関係については、北朝鮮などの共通の問題を挙げ、「関係の強化と緊密な連携が不可欠だ」と強調。9月に駐福岡韓国総領事館との共催で、起業家向けのコンテストを開く予定で、日韓の交流を支えたいという。 そんな新領事だが、会見の途中、「福岡の蒸し暑さに慣れない」と上着を脱ぎだすと、福岡ソフトバンクホークスのユニホームを着た。「小さい頃から応援している大リーグのピッツバーグパイレーツのユニホームとほぼ同じ色だ」と語ったが、しかし、しっくりこないと言い、今度は広島カープの帽子をかぶった。実は、31年前に広島市民球場で観戦して以来のファンだという。 昨年の日本シリーズではホークスに負け悔しい思いをしたという。領事館の管轄は九州と山口。福岡の記者らを前に「山口の人は私の気持ちをわかってくれます」。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
佐賀への配慮、にじんだ概算要求 国交省アセス費見送り
九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)の未着工区間について、国土交通省は、2020年度予算の概算要求に環境影響評価(アセスメント)の費用を盛り込まないと正式に発表した。整備そのものに反発する佐賀県への配慮をにじませるが、佐賀県が議論に加わるかは見通せない。年末の予算編成に向け、攻防は続く。 「これから佐賀県と議論しようというのに、佐賀県が反発する『フル規格』による整備を前提にしたアセス費用は盛り込めない」。与党のある国会議員は28日、国交省がアセス費用の概算要求を見送った背景についてこう解説した。 長崎新幹線は、佐賀県内の新鳥栖―武雄温泉が未着工区間。月末に概算要求を控えた5日、与党の検討委員会は、この区間について、長崎県やJR九州の求めるフル規格で整備するのが適当だとする方針をまとめた。月末に向け、佐賀県の合意を後回しにしたままアセス費用の要望に突き進むかに見えた。 しかし、国交省は佐賀県に配慮… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「サケ漁はアイヌの権利」 許可得ず、道職員が阻止試みる(共同通信)
北海道紋別市で30日、アイヌ民族の畠山敏さん(77)が、サケを捕ることは先住民族の権利だとして道の許可を得ず、川で儀式用のサケを捕獲しようとしたところ、道職員が止めようとする一幕があった。 昨年には道警に阻止されており、畠山さんは「許可を取らなければいけないというのは和人(アイヌ以外の日本人)の考え方だ」と反発。漁を実行する考えだったが、体調不良のため、この日は見合わせた。31日早朝にも再開し、同日開かれる先祖供養の儀式に間に合わせたい考えだ。 専門家は「漁業は先住民族の文化で、権利の一つとして保障される。許可が必要だというのはおかしい」と指摘する。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
地方再犯防止推進計画策定の手引き、法務省が作成 – 重点課題の具体例など提示(医療介護CBニュース)
法務省は、「地方再犯防止推進計画策定の手引き」を作成した。再犯の防止等の推進に関する法律に基づき都道府県や市町村が策定する地方再犯防止推進計画の策定を後押ししたい考えだ。【新井哉】 手引きには、計画に盛り込むことが考えられる主な内容とその考え方、具体的な取り組みの記載例が盛り込まれている。例えば、計画に記載する重点課題の具体例として、▽保健医療・福祉サービスの利用の促進▽就労・住居の確保▽学校等と連携した修学支援の実施▽犯罪をした者等の特性に応じた効果的な指導の実施―などを挙げている。 高齢者・障害者への支援に関しては、65歳以上の高齢者は「出所後2年以内に刑務所に再び入所する割合は、全世代の中で最も高い」、知的障害のある受刑者は「全般的に、再犯に至るまでの期間が短い」などと説明している。 また、都道府県や市町村が提供する保健医療・福祉サービスに関することが地方計画に記載されることで、「地域におけるソーシャル・インクルージョン(全ての人々を孤独や孤立、排除や摩擦から援護し、健康で文化的な生活の実現につなげるよう、社会の構成員として包み支え合う)につながる」といった考え方を示している。 薬物依存に関しては、「薬物事犯者が必要な治療・支援につながるためには、薬物事犯者を支援する関係者が、薬物依存からの回復について正しい知識を持ち、適切な相談支援を実施すること、適切な関係機関や団体を紹介することなどが重要である」と記載。保健師や精神保健福祉士による病院への同行や訪問診療の手配を行っている東京都千代田区の取り組みなどを紹介している。 CBnews 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「きぼう」完成から10年…日本の実験棟が意味するもの(ニッポン放送)
「報道部畑中デスクの独り言」(第147回) ニッポン放送報道部畑中デスクのニュースコラム。今回は、国際宇宙ステーションでの日本の実験棟「きぼう」完成から、10周年を記念して開かれた記者会見について— 「宇宙に“日本の家”ができた」 国際宇宙ステーションに建設された日本の実験棟「きぼう」。その完成からはや10年となりました。 当時、土井隆雄宇宙飛行士がきぼうを冒頭のように表現したことが思い出されます。実験棟の入口には、「きぼう」と書かれた素朴なのれんが掲げられ、最先端技術とのギャップも話題となりました。 10周年を記念するイベントや式典が予定されるなか、8月27日、JAXA=宇宙航空研究開発機構の東京事務所では、10年を振り返る記者会見が開かれました。直径4.4m、長さ11.2m、大型観光バスほどの大きさのきぼうの船内実験室。これまでにさまざまな実験が行われ、およそ1800件の査読付き論文を発表、特許を5件取得したほか、3件が現在出願中だということです。 特筆すべきは、小動物を使った実験。当初はメダカを使っていましたが、それがマウスになりました。しかも宇宙空間で人為的に、地上と同じ1Gの状態をつくり出す装置を使って、1Gと無重力状態、それぞれのマウスの様子を比べるという実験に発展しました。 もともとは細胞培養のための装置でしたが、それがマウスにも応用できた…会見した小川志保・有人宇宙技術部門・きぼう利用センター長は「よくはまった」と語ります。可変重力による実験手法は、月や火星を検証できるところまで広がったとしています。 一方で、タンパク質の結晶生成実験は、筋ジストロフィー治療薬などの開発につながると期待されていますが、現状は動物実験レベルにとどまり、臨床実験には至っていません。 小川センター長は宇宙実験で得られた成果が新しい薬剤の設計につながっているとし、「10年で動物実験に到達したことは大きな成果」と強調しますが、表情はやや曇り気味。「時代の変化で、重点化をせざるを得ない状況のなかで、利用が広まっていないところはまだあるのではないかという探索がしきれていないのが残念」とも話しました。 きぼうの完成時期については、アメリカ・スペースシャトルの事故などにも翻弄される不運もありましたが、完成後は「使い倒すしかない」と関係者が話していたことを考えると、ポテンシャルを生かし切っていないという忸怩たる思いがあるようです。さらに、新材料の開発につながることが期待されている静電浮遊炉については、動作が安定し、これからという状況です。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
バスケ女子選手を脅迫、臨時教員の男を書類送検 警視庁(産経新聞)
バスケットボール女子Wリーグ「東京羽田ヴィッキーズ」に所属する20代女性選手に対し、写真共有アプリ「インスタグラム」で「殺す」などと脅迫するメッセージを送信したとして、警視庁蒲田署は脅迫容疑で、東京都内の公立中学校の臨時教員の男(29)を書類送検したと明らかにした。「少しでも恐怖を感じてほしかった」と容疑を認めている。 同署によると、男は4月下旬からバスケットボールに関する質問などのメッセージを連続して送信していた。2人に面識はなく、女性が5月中旬に同署に相談していた。 書類送検容疑は5月1日、女性のインスタグラムに「バスケができないようにしてやる」「殺す」などと脅迫するメッセージを送信したとしている。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
妻を金づちで殴る 殺人未遂容疑で79歳男逮捕 無理心中図ったか(産経新聞)
妻を金づちで殴って殺害しようとしたとして、神奈川県警浦賀署は30日、殺人未遂の疑いで、同県横須賀市長沢の無職、榎本達夫容疑者(79)を逮捕した。「殺そうとしたが、殺すことができなかった」と容疑を認めている。 逮捕容疑は同日午前10時10分ごろ、自宅マンションのリビングで、椅子に座っていた妻の笙子さん(78)の後頭部を金づちで5、6回殴って殺害しようとしたとしている。 同署によると、夫妻は2人暮らし。榎本容疑者は「(他人に売った)土地のことで妻ともめていた。妻を殺して自分も死のうと思った」と供述しており、無理心中を図ったとみられる。殴った直後に、榎本容疑者自身が119番通報して事件が発覚。駆けつけた同署員が榎本容疑者の身柄を確保した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
マリメッコの茶室、二つの文化が調和 完成までの記録
独創的な色使いや大胆な柄で知られるフィンランドのテキスタイル・ブランド、マリメッコの布を、「わび」の茶室にどう合わせるか――。大阪市立東洋陶磁美術館(大阪・中之島)で開催中の「マリメッコ・スピリッツ」展(~10月14日)で、日本の茶室建築家が新たに設計し、マリメッコがデザイン監修した「マリメッコ茶室」が展示されている。対話を重ね、互いの美を融合させた空間だ。今年はフィンランドとの外交関係樹立100周年。 【動画】大阪市立東洋陶磁美術館で組み立てられる「マリメッコ茶室」=福野聡子撮影 初めての八角形 茶室は八角形。3畳余りと小さいが、茶の準備をする水屋を備えた本格的な草庵(そうあん)だ。原案は「フィンランド人と茶席に入るなら、円に近い形に」と言う東洋陶磁美術館・出川哲朗館長による六角形のスケッチ(図1)。これを元に、茶室建築家の飯島照仁さんが八角形の茶室を設計・考案した(図2)。 「千利休が好んだ『丸み』、やさしい形の茶室を考えました」。これまで100件ほどの茶室を作ったという飯島さんだが八角形は初めて。3畳に板畳を入れて作り出した。 内外は、マリメッコのファブリック(布)で彩られている。 外側には、不ぞろいな丸い「石」が並ぶデザインで、近くを流れる堂島川のイメージとつながる「Kivet(石)」と、水と緑の自然を表す「Hyasintti(ヒヤシンス)」。 室内の壁には、植物が生い茂る「Letto(湿原)」が使われ、おなじみの「Unikko(ウニッコ/ケシの花)」柄は水屋に。亭主が水屋から茶席に出入りする際、客にちらりと見える仕掛けだ。 あくまで「利休の空間」を どのファブリックをどのように使うか。茶室の制作過程で、美術館は飯島さんのアドバイスを受けながらマリメッコとやりとりを重ねたという。飯島さんは「千利休の『自然』を念頭に、茶の伝統とマリメッコとの融合をめざしました」。 昔ながらの草庵の内装では、壁の下部に和紙を貼って意匠を切り替える「腰張(こしば)り」が施され、天井にも変化を付ける。ファブリックを当てはめ、一つの空間に複数のマリメッコの柄を使うデザイン案(図3=初期構想)を提案したところ、マリメッコからは、一つの空間に一つの柄、白い天井という回答があった(図4)。 東洋陶磁美術館の学芸員、宮川智美さんは「部屋の壁紙としてなら、一つの空間に一つの柄は自然な発想。この回答で、私たちとマリメッコとは発想の前提が違うと気づきました。なぜ私たちが複数の柄を選んでいるのかを理解してもらう必要性を感じたのです」と話す。 このため、宮川さんら美術館側は、茶室を構成するデザインや意味についてマリメッコに改めて説明。特に強調したのは「腰張(こしば)り」の必要性だ。壁の保護などのほか、デザイン的に室内の美しさを引き立てる効果があり、無地の和紙を使うことが多い。 すると、マリメッコからは、「マリメッコの柄と日本の伝統的な(和紙の)『腰張り』を一緒に使えば、二つの文化がどのように調和するかを見せる、現代的で斬新な方法になるのではないか」という回答が寄せられた。昔ながらの草庵の意匠にならって変化をつけつつ、柄は抑えめとなった。 和紙を貼るのはOK 受け入れられなかった手法もあ… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
前回東京五輪 聖火運んだ「幻の靴」 来春復刻へ
前回1964年の東京五輪で、聖火ランナーを務めた約5千人に提供されたシューズがある。作ったのは、ゴム靴メーカーとして業界トップの地位を占めたアサヒシューズ(福岡県久留米市)。あれから55年。長らく「幻のシューズ」だったが、当時の設計図や現物のシューズが見つかり、復刻版が来春販売される。 「聖火ランナーにシューズを提供したことは、社内でも忘れ去られていました」。復刻版製造のチームリーダーを務める商品企画部長補佐の古賀稔健(としたけ)さん(58)は語る。きっかけは昨夏、前回東京五輪の聖火ランナーを取材していたテレビ局からの問い合わせだった。「御社が聖火ランナーのシューズを提供されたようですが……」 社内に当時を知る社員はほとんどおらず、チームを立ち上げて調査を始めた。だが、現物や設計図がなかった。人づてにたどりついたのが山形県米沢市の田口重之さん(73)だった。 当時高校3年でやり投げをしていた田口さんは、聖火ランナーとして山形県庁前から約1キロを走ったという。55年間、大切な思い出として箱に入れてシューズを保管していた。「とても走りやすくて、全く疲れを感じなかった」 古賀さんが寄贈をお願いしたところ、「靴の幸せを考えると、ふる里であるアサヒシューズに帰るのが一番」と田口さんは快諾。今年4月、古賀さんらが田口さん宅を訪れ、当時のシューズを受け取った。 シューズの寄贈と前後して、社内の保管庫にあった当時の靴底の設計図が見つかった。設計図は破棄されるものも多いが、数千種類の設計図の中から、形状から推測して社内の専門職が見つけ出した。 靴底には特徴があった。ゴムが使用されていたが、素材の品質からほとんどクッション性はなく、衝撃が直に足に伝わる作りだった。衝撃を抑えるのと、グリップ力を高めるため、靴底のつま先と、かかとの2カ所に同じゴムを二重に貼り付けた。全面にしなかったのは、少しでも軽くするためだと考えられる。 調べているうちに、最終聖火ランナーの陸上選手、坂井義則さんにシューズを届けたOBが存命であることが分かった。 開会式の2日前、坂井さんから… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル