その「おことば」が実現していたら、先の大戦を巡る天皇の責任論や国民の意識、そして近隣諸国との関係も違うものになっていたかもしれない。そう思わせる史料が明らかになった。 終戦後の宮内庁長官だった田島道治(みちじ)が、昭和天皇とのやり取りを克明に記した文書を残していた。遺族の提供を受けたNHKがその一部を公開した。 注目されるのは、サンフランシスコ講和条約の発効を祝う1952年5月3日の式典のおことばに、戦争への反省や悔恨を盛り込むよう、昭和天皇が田島に繰り返し求めていたことだ。しかし、戦争責任の追及や天皇の退位を求める声が大きくなるのを懸念した当時の吉田茂首相は、受け入れなかった。…… 本文:1,041文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。 朝日新聞社 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
選挙に行ったら意識高い系って……大学生が教えてくれた政治の話し方 不平不満をぶつけるだけじゃない言葉(withnews)
1カ月前の7月21日に投開票された参議院選挙では、投票率が50%を切りました。2人に1人の有権者すら投票に行っていない状態で、若い世代ではもっと減ります。そんな多勢の動きと真逆にいる、1人の大学生に会いました。参院選には、もちろん投票に行ったほか、家族にも選挙の話を振り、家庭内の「政治スルー」を打ち破ったと言います。「意識高い系と呼ばれることですか? 気にしないですね」。投票を「割と楽しみ」と語り、等身大な姿で選挙を受け止めた若者から、政治と接する「きっかけ」について考えてみました。(朝日新聞記者・高野真吾) 【漫画】言っても分からない? 相手にされない悲しさ、夜廻り猫が描く無視 数少ない若者「役割を果たせた」 7月21日午後、明治学院大学3年生の深沢留衣さん(20)は、都内の自宅から徒歩10分ほどの小学校にいました。ここの体育館で、投票を済ませるためです。 「イベント感じゃないけど、(投票日が)近づくたびにワクワクしてくるようになりました。割と楽しみというか、そういう気持ちが強くなりました」 投票前の気持ちをこう表現。階段を上がり、「投票所」と書かれた看板横を通り過ぎ、体育館に向かっていきした。 5分後、笑顔で戻ってきました。 「任務を終えた、役割を果たせた気持ちですね。選挙の結果もそうですが、若い人がどれだけ投票に行ったのかも気になります」 記者は20分ほど、この投票所の入り口にいました。ポツポツと来る人は、ご年配がほとんどです。例外は、小さい子ども2人を連れた30代と見られる夫婦らしい男女など数人ほど。深沢さんのテンションとは裏腹に、若い世代の投票離れを体感する結果となりました。 パタゴニアの「選挙カフェ」に参加 深沢さんを知ったのは7月8日夜、横浜市内で開かれた「ローカル選挙カフェ」でした。アウトドア企業の「パタゴニア」が開いたイベントで、選挙や政治について参加者同士が自由に話をするものです。 横浜・関内店では約50人が参加。学生から子ども連れの男性まで、様々な人たちが数グループに分かれ、意見を述べ合いました。深沢さんはイベントが開かれたお店で働いているゼミOGに誘われて、参加したそうです。 各セッションの議題は、「選挙について思うこと」「私たちの暮らしと政治」「投票率を上げるには?」でした。「投票率」では、実際の自分の立場とは関係なく、「選挙に行く派」「行かない派」に分かれ、議論を深めました。毎回、グループのメンバーを変えながらの取り組みでした。 セッション開始前に「自由に意見交換」するけど、「特定の政党や候補者の話題・応援は禁止」との「ルール」が示されます。どこのグループでも、参加者はルールを守り、真剣かつ和やかな雰囲気の中で、話し合いが行われました。 次ページは:「権利ない人たちのためにも」 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
インスタ映え?撮影→8割食べ残しの非常識客 被害のジビエ料理店は「出禁」を決めた(J-CASTニュース)
大阪のジビエ料理店で、人数分以上の料理を注文した客がスマートフォンで写真を撮ってから大量に食べ残していったとして、店側がツイッターで「ご予約もご入店もお断りしたいと思いました」と「出入り禁止」を宣言した。 【写真】ジビエ料理に使う「ワニの足」 店主はJ-CASTニュースの取材に、写真撮影やSNS投稿自体は「全く問題ない」としている。その上で「ただ、食事のためでなく写真だけのために注文してほとんど手を付けずに残されるのは本当にとても悲しい、残念な気持ちになります」と率直な思いを吐露した。 ■「命を貰ってその肉で生計を立てる者として、こんなに悲しい事はありません」 この店は大阪・千日前に店舗を構えるジビエ料理店「なんば赤狼」。ツイッターで2019年8月16日未明、 「3人で来て5人前の料理を注文、更に追加注文して大量の料理を前にスマホで写真だけ撮り8割り方残して行かれた方には流石に今後料理をお出ししたくないのでご予約もご入店もお断りしたいと思いました。お金を払ったらインスタ映えの為に料理を大量に残しても構わないと思っている方々は御遠慮下さい」 と丁寧な言葉遣いで事の顛末を投稿した。続けて、 「命を貰ってその肉で生計を立てる者として、こんなに悲しい事はありません。Twitterを見てお電話頂いた方ですが、お顔は覚えておりますので今後ご入店はお断り致します」 と悲痛な胸の内も吐露している。 冒頭の投稿は3万件リツイート。リプライは500以上届き、「作る側の人間なのでお気持ちはよく分かります」「確かに映えるお料理ではありますが…かと言って喰わないのは問題外ですね」「張り紙で残すの禁止と書いてない以上、その人達の行動に問題はないと思います ただなんば赤狼のさんの考え方とても大好きです」などの声が寄せられた。 さまざまな意見がある中、同店は16日早朝にもツイッターを更新し、 「店主の私は山の恵みで育った田舎者です。食べ物を粗末にする事がどうしても見に刷り込まれて受け付けません。命を戴き生かされている、骨から肉を外し血とその肉に触れて自身が別の命から生計を立て、またそれらを食べて生かされていると考えています」(原文ママ) と自身の飲食店主としての考えを明かした。「店主はお肉が好きでジビエやワイルドミートを沢山の方に食べて頂きたい人間です」としておすすめメニューもあげる。また19日現在も、届いたリプライ1つ1つに返信を続けている。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
エフエム東京、不適切な株取引 新ラジオ事業の赤字隠す
エフエム東京が、デジタルで放送する新しいラジオ事業で生じた赤字を隠すため、損失を抱えた子会社を連結決算から外す不適切な株取引を行っていたことが、複数の関係者への取材でわかった。決算を調査していた第三者委員会が認定したという。21日に会見を開き、調査結果を公表する。 同社は、内部統制上の問題があったなどとして、5月末に予定していた決算発表を延期。第三者委を設置して調べていた。6月には社長と会長を含む常務以上の6人全員が一斉に交代する異例の人事もあった。 複数の関係者によると、第三者委が問題を指摘したのは、2016~18年度の決算。旧経営陣が、赤字になっていたデジタル放送事業「i(アイ)―dio(ディオ)」の子会社「TOKYO SMARTCAST」の株を、当時の社長と親しい企業に買ってもらい持ち株比率を下げ、連結対象から外していたことを認定したという。こうした株の移動は実態を欠いており、適切な取引ではなかったとし、エフエム東京に対し連結対象とするよう求めている。 i―dioは、高音質で映像も楽しめる新しいラジオ放送として、同社が新会社を立ち上げるなどして16年に始めたが、対応端末が市販されないなど、利用者数が伸び悩んでいた。第三者委は、今回の不適切な行為は、i―dio事業の不振を社外取締役を含む取締役や株主に知られることで、事業を推進してきた旧経営陣の責任が問われることを回避する狙いがあったと位置づけているという。 放送局の決算でこうした問題が… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
文系理系選ぶ前に 特定の力伸ばす才能教育という考えも
前回の「論の芽」では、高校時代に文系と理系に分かれた後も、文理の壁を越えて学びたいという大学生の声を紹介しました。一方で特定の分野に才能を発揮する子どもには、早めにその才能を伸ばす支援が必要だという意見もあります。愛媛大学の隅田学教授(教育学)に聞きました。 ◇ 同じ年齢や経験の子どもに比べて何かに高い関心や能力を示すような子どもの才能を早い段階から発掘し、それを伸ばすよう支援するのが「才能教育」です。才能教育は一種の特別支援教育と考えることができます。20年ほど前は、特定の子どもに特別な教育を提供することに否定的な意見を持つ人も多かったのですが、最近は理解を示してくれる人が増えました。 論の芽 特集ページ 記事を読んでの感想や、「何だかもやもやする」という意見をぜひお寄せください。胸の奥の思いを言葉にして多様な意見が飛び交う言論空間をつくりませんか。 少し極端な例かもしれませんが、私が知っている中には、小学校2年生で既に科学雑誌「ニュートン」を愛読していた子どもがいました。政治家の話をしたり、3桁の計算をしたりする幼稚園児もいました。こうした子どもは、学校で教科書に沿って学ぶだけだと、時間をもてあますことが容易に想像できます。 才能教育には、子どもの理解に応じて学ぶ進度を変えたり、様々な領域をつなぎ合わせて学びを豊かにしたりする方法などがあります。 電気の「オームの法則」を学ぶ… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
国内線の保安検査場、締め切りを5分前倒し 全ての空港
日本航空や全日本空輸など航空各社は、国内線全空港の保安検査場の通過締め切り時刻を、5分前倒しして出発時刻の20分前にする。10月27日からの冬ダイヤで実施する。航空便の増加で検査場が混雑しがちなため、締め切り時刻の前倒しにより定刻通りに航空機が出発できるようにする。 全日空などは成田空港で昨年12月から、締め切り時刻を出発20分前に早めている。その結果、定時出発できる便が増えたという。 また全日空は、羽田空港発の国際線の搭乗手続きを20分前倒し、出発時刻の1時間前にする。こちらも冬ダイヤから実施する。 羽田の発着枠拡大で来春から便数増やターミナルの拡張が予定されており、前倒しでスムーズに搭乗できるようにする。成田、関西、中部の各空港や海外の空港では締め切り時刻は出発1時間前となっている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
〔九州道・東九州道〕福岡県内で大型車2台の衝突事故 一部通行止め続く(21日3時半現在)(レスキューナウニュース)
NEXCO西日本などによると、福岡県北九州市の九州自動車道で、大型車2台の衝突事故が発生し、21日02:05頃から、下り線(鹿児島方面)の小倉東IC→八幡IC間と、東九州自動車道上り線(北九州方面)の苅田北九州空港IC→北九州JCT間で通行止めとなっています。解除には時間がかかる見込みです。 レスキューナウ Source : 国内 – Yahoo!ニュース
フィリピンの東に熱帯低気圧 24時間以内に台風に発達か(ウェザーニュース)
気象庁によると、20日(火)21時現在フィリピンの東にある熱帯低気圧は、今後24時間以内に台風に発達するとみられます。 この熱帯低気圧は発達しながら北西に進む見込みです。今後の情報に留意してください。 実況 [8月20日(火)21時] 種類 熱帯低気圧 存在地域 フィリピンの東 移動 西北西 10 km/h 中心気圧 1002 hPa 最大風速 15 m/s 最大瞬間風速 23 m/s 予報 24時間後 [8月21日(水)21時] 種類 台風 存在地域 フィリピンの東 強さ階級 // 移動 北北西 10 km/h 中心気圧 998 hPa 最大風速 18 m/s (中心付近) 最大瞬間風速 25 m/s 今後の発達の程度や進路については、複数のコンピュータシミュレーション結果を比較してもばらつきが大きく、まだ明確な影響はわかっていません。 この熱帯低気圧が台風となった場合、日本付近には台風の周囲をまわる暖かく湿った空気が流れ込みやすくなり、停滞している秋雨前線の活動が活発になるなどして、まとまった雨が降る可能性があります。 熱帯低気圧がそれほど発達しなかったり、日本列島への直撃がなかったとしても、今週末以降は沖縄や西日本の太平洋側で大雨になるおそれがありますので、今後の情報に留意してください。 ウェザーニュース 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
リクナビ、学生向けの専用サイト データ使われたか確認
リクルートキャリアが就活情報サイト「リクナビ」を使った就活生の内定辞退率の予測データを販売していた問題で、同社は20日、就活生が自身のデータを企業が利用したかどうかを調べられる専用サイトを設けると明らかにした。 対象は、リクナビに登録し、来春入社をめざしている就活生約80万人。専用サイトに接続すると、企業によるデータ利用の有無が確認できる。ただ、利用した個別の企業名はわからないという。23日から専用サイトのアドレスを載せたメールを送る予定で、問題をめぐって不安を与えたことへのおわびの文章も盛り込むという。 リクルートキャリアは予測データを計38社が購入・利用したと説明している。同社や親会社のリクルートホールディングスをはじめ、この中に含まれるとみられる10社以上の企業名が明らかになっている。(長橋亮文) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
不自由展中止が投げかけたもの 津田大介氏、改めて語る
慰安婦問題や昭和天皇などを題材にした作品が物議を醸し、中止に追い込まれたあいちトリエンナーレの企画展「表現の不自由展・その後」。抗議と脅迫、政治家の“介入”――。この混乱は、日本社会の表現の自由に何を投げかけているのか。結局、企画展で何を問いたかったのか。津田大介さんがインタビューに応じた。 ――開幕3日で展示を中止するという判断をしましたね。作家から発表の場を、観客から鑑賞の機会を奪った形になります。正しい判断だったと思いますか。 「そう選択せざるを得なかったと思っています。企画展の関係者などに十分な説明をしないまま判断したことは、暴力的な行為であり、批判されても仕方ないことです。ただ、現場の職員が危機的な混乱に陥っていたことと観客の安全を考えれば、緊急的にあの手段を選ぶしかなかったと思います」 ――危機的な混乱、ですか。 「大量の抗議や脅迫の電話によって現場の組織機能が失われ、トリエンナーレとは無関係の組織にまで同様の電話が殺到して文字どおり悲鳴があがっていました。さらにガソリンを使ったテロを示唆する脅迫ファクスまで届き、このまま続けたら本当に死人が出るのではないかと思いました」 「恫喝(どうかつ)と呼ぶべき電話も多く、家族に危害を加えると脅されたスタッフや、実名をネットでさらすと言われたスタッフもいました」 ――ガソリン缶を持って行くと脅した疑いで容疑者が逮捕されたのは中止発表の4日後でした。それとは別に、幼稚園や小学校などにガソリンをまくと予告するメールも届いていますね。 「はい。こちらの犯人はまだ逮捕されていません」 ――中止について謝罪した今月3日の会見で、リスクは想定していたが想定を超える事態が起きた、と言いました。批判や攻撃が増大した原因は何でしょう。 「三つあったと思います。一つ… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル