介護の人材不足を解消するため、政府は経済連携協定(EPA)で来日した外国人が目指す試験に落ちても帰国せず、在留資格「特定技能」に移行して介護現場で働けるようにする取り組みを進めている。すでに介護福祉士の候補者は移行できるようにしたほか、看護師の候補者も移行対象にすることを検討している。 厚生労働省によると、介護人材は2025年度に約34万人不足する見込み。4月に導入した新しい在留資格「特定技能」では、介護分野は5年間で6万人の受け入れを見込むが、不足解消のめどは立っていない。 一方、EPAに基づく在留資格は、介護や看護の現場で働きながら、介護福祉士や看護師の資格取得をめざすものだ。合格すれば在留資格を上限なく更新できるが、不合格なら介護福祉士候補者は最長5年、看護師候補者は最長4年で帰国しなければならない。 制度が始まった08年度以降、介護福祉士の候補者はインドネシア、フィリピン、ベトナムから18年度までに約4300人が来日。計1724人が試験を受けたが、約4割にあたる739人が不合格だった。政府は5月、得点が合格点の5割以上などの条件を満たした人が希望すれば、日本語試験などを経ずに「特定技能1号」に移行できるように運用要項を改正。特定技能1号は最長5年働けるため、あわせて最長10年働けるようにした。 さらに今後、看護師試験に受からなかった人も、一定の条件を満たせば特定技能に移行可能にすることを検討している。 看護師候補者は、同じ3カ国か… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
安倍首相「記憶にございません」 三谷監督の新作映画に
安倍晋三首相は11日、東京・有楽町の東宝本社で開かれた三谷幸喜監督の新作コメディー映画「記憶にございません!」の試写会に足を運び、作品を鑑賞した。 作品は「史上最悪のダメ総理」「金と権力に目がない悪徳政治家」と呼ばれる首相が記憶喪失になり、「善良で純朴な普通の『おじさん』」になってしまうというストーリー。鑑賞後に三谷氏から感想を問われた安倍氏は開口一番、「記憶にございません」と答え、周囲の笑いを誘った。 映画は9月13日公開予定で、主役の黒田啓介役を俳優の中井貴一さんが演じる。 三谷氏から「ムッとしなかったですか」と聞かれると、安倍氏は「一瞬しましたけど」と笑いながら応じた。「(映画を見て)何か身につまされるみたいなことは?」との問いには、首相は「(映画の首相が記憶をなくす前の)悪い総理の時代に、消費税を上げるというのがちょっとこう、かすったなと」と話した。(野平悠一) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ひらパー」プール大盛況 関西各地で最高気温上位(産経新聞)
11日の日本列島は広範囲でよく晴れ、各地で気温が上昇した。全国926観測点のうち、気温が30度以上になったのは586地点に上った。うち110地点が35度以上の猛暑日となった。最高気温では、京都府福知山市で全国1位となる38・2度を記録するなど、上位を軒並み関西の観測地点が占めた。 気象庁によると、最高気温は大阪府枚方市で37・9度(全国2位)だった。兵庫県朝来市では37・8度(同3位)となり、同地点で観測史上最も高温の記録に並んだ。大阪府豊中市、京都市中京区ではともに37・7度(同4位)を観測した。 大阪府枚方市の遊園地「ひらかたパーク」のプールは大勢の来場者でにぎわった。兵庫県尼崎市から家族4人で訪れた小学5年の金城友花さん(10)は「ウオータースライダーは行列に並んですべったけど、とても楽しかった」と話していた。 12日も最高気温は大阪市で37度、名古屋市、福岡市で36度と予想され、厳しい暑さが続く見通し。気象庁は熱中症への注意を呼び掛けている。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
スパコン京 医療、防災で利用拡大(産経新聞)
科学研究では理論と実験に次ぐ第三の手法であるシミュレーションが近年、注目されている。多くの費用や時間がかかる実験のかわりに、仮想的に実験すれば効率的に結果を出せる可能性があるためだ。この手法を日本に浸透させたのは京の大きな成果といえる。 シミュレーションの導入が遅れていた生命科学では、東京大などが京を使って心臓の活動を分子レベルで再現することに成功。手術や薬が患者の心臓にどんな影響を与えるのかを数値計算で調べ、より良い治療法を事前に探せる。ゲノム医療や抗がん剤の開発につながる発見もあった。 東日本大震災における津波の正確な再現や、ゲリラ豪雨の予測など防災・減災研究にも多く使われた。 自動車分野でも威力を発揮した。走行する車の周りの空気の流れを調べるには特殊な施設を使う風洞実験が必要だが、シミュレーションへの代替が進む。京による精緻な再現は、より安全で高性能な製品開発につながりそうだ。住友ゴム工業は京の成果を生かし、耐久性や燃費に優れるタイヤを平成28年に発売した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
性暴力撲滅へ「フラワーデモ」 全国18都市で(共同通信)
花を手に、性暴力撲滅を訴える「フラワーデモ」が11日、各地で開かれた。呼び掛け人によると、今回は札幌、盛岡、仙台、千葉、東京、長野、岐阜、名古屋、京都、大阪、神戸、明石(兵庫)、福山(広島)、松山、福岡、熊本、鹿児島、那覇の18都市で開かれた。 JR東京駅近くの行幸通りには主催者発表で約150人が集まった。参加者は「#MeToo」などと書かれたプラカードを持ち、スピーカーの話に聞き入った。 性暴力の被害者らでつくる団体「Spring」の代表理事で、父から性虐待の被害に遭った山本潤さんもマイクを握った。 デモは毎月11日に各地で開かれている。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
酒気帯び運転で追突事故 千葉県船橋市職員を逮捕(産経新聞)
酒気帯び状態で車を運転して、事故を起こしたとして、千葉県警習志野署は11日、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)と道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、同県船橋市職員の芳澤俊市郎容疑者(42)=八千代市八千代台西=を現行犯逮捕した。同署の調べに「昨日酒を飲んだが抜けたと思った」などと供述しているという。 逮捕容疑は同日午後2時ごろ、習志野市実籾(みもみ)の県道で酒気を帯びた状態で乗用車を運転し、八千代市の男性会社員(55)が運転する乗用車に追突し、同乗していた男性の妻(47)の首に軽傷を負わせたとしている。 事故の通報を受けた同署員が駆けつけたところ、芳澤容疑者から酒のにおいがしたため、呼気検査をしたところ、基準値を超えるアルコールを検出した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
海・山などの事故で12人死亡 38人けが、全国集計(共同通信)
お盆期間序盤の日曜日となった11日、各地の海や山、川ではレジャー中の事故が相次ぎ、共同通信の集計では12人が死亡、38人がけが、2人が行方不明となった。熊本県宇城市沖では漁船と釣り船が衝突し、釣り船に乗っていた客の熊本市西区、会社経営橋村章吾さん(35)が船上で転倒し外傷性脳挫傷で死亡した。 長崎県対馬市の海水浴場で同市厳原町の小学2年、小島祐真君(8)が溺れ、搬送先の病院で死亡が確認された。千葉県勝浦市や愛媛県伊予市、高知県香南市の海水浴場でも、それぞれ男性が死亡した。 富山市有峰の北アルプスにある黒部川の上ノ廊下では、男性の死亡が確認された。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
海・山などの事故で16人死亡 39人けが、全国集計(共同通信)
お盆期間序盤の日曜日となった11日、各地の海や山、川ではレジャー中の事故が相次ぎ、共同通信の集計では16人が死亡、39人がけが、3人が行方不明となった。熊本県宇城市沖では漁船と釣り船が衝突し、釣り船に乗っていた客の熊本市、会社経営橋村章吾さん(35)が船上で転倒し外傷性脳挫傷で死亡した。 長崎県対馬市の海水浴場で市内の小学2年小島祐真君(8)が溺れ、搬送先の病院で死亡が確認された。千葉県勝浦市や神奈川県三浦市、愛媛県伊予市、高知県香南市の海水浴場でもそれぞれ男性が死亡した。 福井県敦賀市の漁港では釣りをしていた京都市の会社員藤江等さん(68)が死亡した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
タクシー運転手「客が信号無視強要する…」通報の隙に客の26歳女が運転して走り去る 女逮捕(東海テレビ)
11日午後、名古屋市東区の路上で、酒に酔った26歳の女が客として自分が乗っていたタクシーを盗んだとして逮捕されました。 11日正午過ぎ、名古屋市東区の路上で、客の女を乗せたタクシーの運転手(24)から、「酔っ払いの客が信号無視をしろと強要してくる」と警察に通報がありました。 運転手が通報をするために車を降りた隙に、女は運転席に乗り込みそのままタクシーを盗んで逃げました。 警察が近くを捜索したところ、東区内の道路上に停まっているタクシーを見つけ、運転席に座っていた名古屋市中村区の職業不詳・鈴木梨砂容疑者(26)を窃盗の疑いで緊急逮捕しました。 鈴木容疑者は「自分の車ではない車を運転したのは間違いないが、盗んだつもりはない」と容疑を一部否認しています。 東海テレビ 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「日本に戻りたい」トラック諸島空襲の遺族、沈没船に残る父の思い代弁(産経新聞)
74回目の「終戦の日」を前に、日本統治下のトラック諸島(現ミクロネシア連邦チューク諸島)で米軍の空襲に遭い、海底で眠る父への思いを募らせる遺族がいる。撃沈された艦船内には無数の遺骨が残存するが、技術的なハードルが高く、収集が進んでいない実情がある。現地で慰霊を続けてきた遺児の桑山市郎治(いちろうじ)さん(77)=愛知県知多市=は「父が『日本に戻りたい』と訴えている気がしてならない」と、父親の思いを代弁する。 日本の南東約3千キロの太平洋上に、200を超える島々が点在するチューク諸島。コバルトブルーの海深くにさび付いた船体が横たわり、一部はサンゴで覆われ、熱帯魚が漂う。ダイビングスポットにふさわしい光景が広がる一方、爆撃の痕跡が生々しい船内には戦没者の遺骨が散在する。 桑山さんの父、重貞さん=当時(24)=が機関士を務めた輸送船「愛国丸」はデュブロン島(当時は夏島)の東約2キロ、水深50~70メートルの地点にその姿を残す。民間貨客船から旧日本海軍に徴用され、昭和19年2月17日のトラック空襲で米軍機の爆撃により、ほんの数分で沈められた。 重貞さんは名古屋市で戦艦や戦闘機を製造していた三菱重工業の工場で働いていたが、召集令状を受けて出征。19年1月24日、神奈川・横須賀から愛国丸でトラック諸島に向かった。 桑山さんは当時1歳半。母のお腹の中には、弟がいた。「国のためとはいえ、幼い子供たちと離ればなれになることに心残りがあったと思う」と桑山さん。軍服姿の写真と、趣味で描いていた数枚の絵画などがわずかな父の遺品だった。 桑山さんが母とともに初めてチューク諸島を訪れたのは、父の死から40年たった59年7月。現地のダイバーらの情報に基づき、愛国丸から349柱の遺骨が引き揚げられ、それに合わせて生還者や遺族が沈没地点での洋上慰霊祭、遺骨の焼骨式に参加した。 洋上に花を手向け、黙祷(もくとう)をささげた時、長年待っていた父にようやく巡り合えた気がした。桑山さんは「海面に沈没船からであろう油が浮き上がっていた。父たちが祖国に帰るまでは終わっていないと訴えかけてくるようで、生への執念を感じた」と振り返る。 桑山さんの慰霊の旅は平成6年、25年、29年と計4回続き、25年には3年前に亡くなった母の遺骨の一部を愛国丸の沈没地点にまいた。ただ、国による戦没者遺骨の収集は6年の6柱を最後に行われていない。 桑山さんの父が最期を迎えたとみられる愛国丸の機関室は出入り口のハッチが開かずに入れないと説明されており、「仕方がないと心の区切りをつけていた」(桑山さん)。だが最近、ダイバーが別ルートで機関室に達し、遺骨を見つけたとの情報が寄せられ、「父がまだいるのではないか」との思いに駆られた。 遺骨収集事業を担う厚生労働省も同様の情報を把握しているが、潜水の技術面でギリギリの深さにあるとみられ、安全性など慎重な検討が必要だという。 桑山さんはかつて参加した焼骨式で、遺骨から立ち上る煙が自然と日本の方角に流れていった情景が忘れられない。「遺骨収集が国の責務なら、せめて目に見える遺骨だけは持ち帰ることができるようにしてほしい」。桑山さんはこう強く願っている。(伊藤真呂武) Source : 国内 – Yahoo!ニュース