使用済みのインフルエンザ検査キットを滅菌処理をせずにショッピングセンターのごみ箱に捨てたとして、警視庁生活環境課などは25日、廃棄物処理法違反の疑いで、東京都北区の男性医師(63)を書類送検した。医師は容疑を認め、「滅菌が面倒で、ごみ処理に金をかけるのももったいなかった」などと供述している。 同課によると、医師は検査キットの使用済みの綿棒を滅菌せずにチラシで包んだ上でポリ袋に入れ、投棄していた。一緒に捨てていた紙くずに医師が営む江戸川区内の診療所名が記載されていた。 使用済みの検査キットは二次感染の恐れがあるため、廃棄物処理法上の「特別管理産業廃棄物」に指定されている。滅菌して専用の袋に入れるなどして捨てるか、処理業者に委託する必要がある。 書類送検容疑は2月18日、江東区内のショッピングセンター屋内のごみ箱に、滅菌していない検査キットの綿棒計89本などを捨てたとしている。 同課によると、医師は昨年2月ごろから、診療所近くのごみ置き場に検査キットを投棄していたという趣旨の供述をしている。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
受け子役の18歳大学生を逮捕 大阪府警(産経新聞)
大阪府吹田市の高齢女性に電話をかけるなどしてキャッシュカードをだまし取ろうとしたとして、大阪府警吹田署は25日、詐欺未遂容疑で、府内に住む私立大1年の少年(18)を現行犯逮捕したと発表した。少年はキャッシュカードや現金を受け取る「受け子」とみられる。府警は認否を明らかにしていない。 同市内では24日午後、資産状況などを尋ねる「アポ電(アポイント電話)」が約20件発生。府警の捜査員が周辺を警戒中、女性宅に電話があった後に不審な少年を見つけて後を追い、女性宅を訪れたところで職務質問して逮捕した。 逮捕容疑は何者かと共謀して24日午後1時45分ごろ、同市の80代の無職女性宅に「キャッシュカードの不正使用があり、カードと通帳を確認する。暗証番号を教えてください」などと警察官をかたって電話。女性からカードをだまし取ろうとしたとしている。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
躍進の豊島将之名人、充実の渡辺明二冠が今月3度目の対局中/将棋・王座戦挑戦者決定T(AbemaTIMES)
将棋の王座戦挑戦者決定トーナメント2回戦で、豊島将之名人(29)と渡辺明二冠が6月25日、午前10時から対局中だ。 8つあるタイトルのうち、豊島名人が3つ(名人・王位・棋聖)、渡辺二冠が2つ(棋王・王将)を保持。2人で計5つを占め、さらなる獲得を目指している。王座戦は本局を含め3連勝すれば、斎藤慎太郎王座(26)への挑戦権を獲得。竜王戦では、豊島名人が1組4位、渡辺二冠は1組優勝を果たし、本戦トーナメントでも挑戦権獲得に向けて好位置からスタートする。残る1つ、叡王戦もタイトル保持によるシードで本戦から出場。8大タイトルを2人で分け合う状況が起きてもおかしくない情勢だ。 過去、両者の対戦成績は渡辺二冠の13勝6敗。直近では、豊島名人が持つ棋聖のタイトルに渡辺二冠が挑戦し、4日の第1局は豊島名人、19日の第2局は渡辺二冠が、いずれも激戦を制した。29日には第3局も控えており、別棋戦ながら本局の結果も、棋聖戦五番勝負への影響があるかもしれない。 本局の持ち時間は各5時間で、振り駒の結果、先手は渡辺二冠。勝者は準決勝で、羽生善治九段(48)と対戦する。 【昼食の注文】 豊島将之名人 チキンステーキ&白身魚フライ盛り合わせ 渡辺明二冠 親なん定食(親子なんばんうどん・おにぎり) 【昼食休憩時点での残り持ち時間】 豊島将之名人 3時間51分(消費1時間9分) 渡辺明二冠 4時間10分(消費50分) 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
鹿児島の霧島山で体に感じる揺れ 周辺火山活動に変化なし(共同通信)
福岡管区気象台は25日、霧島山の大浪池(鹿児島県霧島市)から南西約3キロ地点で同日未明、体にわずかに揺れを感じる地震があったと発表した。霧島連山の新燃岳やえびの高原(硫黄山)など周辺の火山活動に変化はないとしている。 気象台によると、25日午前1~3時ごろ、大浪池付近を震源とする火山性地震が5回発生。このうち午前2時10分の地震で体に揺れを感じた。 地震活動は収まり、マグマや熱水の移動を示す火山性微動は観測されていない。気象台は現地調査をし活動を注視する。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
商業捕鯨、来月再開 研究者に聞く「期待と課題」
日本近海で31年ぶりとなる商業捕鯨の再開が7月1日に迫る。かつて商業捕鯨の基地として栄えたクジラの街・山口県下関市では期待と不安が交錯する。下関市職員として鯨食文化に精通し、現在は市立大付属地域共創センター委嘱研究員として調査・研究に携わる岸本充弘さん(53)に、商業捕鯨の将来や課題について聞いた。 来月、日本近海31年ぶり ――商業捕鯨再開で、水産都市・下関は「クジラの街」としてまた活性化しますか。 チャンスととらえて、産官学連携で下関の地域浮揚、産業振興につなげるべきだ。沿岸の漁業は高齢化し、維持するのが厳しい状態。経済が縮小していくなかで、新たな産業を興すのはなかなか難しい。水産庁は再開後の捕鯨の姿として、下関を沖合操業(母船式捕鯨)の基地と想定してくれたわけだから、このチャンスを生かすしかない。下関には産業の集積と鯨食文化、生かせる資源があるのにもったいない。 ――どれくらいクジラが捕獲できるのかという問題もあります。 沖合操業で捕獲できるのはミンククジラ、ニタリクジラ、イワシクジラの3種。鯨種ごとの捕獲枠がまだ公表されていないので、下関にもたらす効果は現時点では何とも言えない。調査捕鯨のデータがない海域もある。軌道に乗るまでは何年かデータを蓄積していくことになるだろう。 流通コストなどを考えると、陸揚げは下関に全量ではなく、北海道なのか東北なのか分からないが、東日本でも揚げることが予想される。2、3カ月漁に出て、操業海域ごとに近い場所で陸揚げする計画になるのでは。 ――肉質が良いとされる南極海… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
迫る大量の土砂…西日本豪雨で九死に一生 「ここしかない」83歳女性のとっさの判断(西日本新聞)
昨年7月の西日本豪雨から間もなく1年。被害が出た北九州市門司区大里(だいり)東で、近くの傾斜地から大量の土砂が自宅に流れ込む直前、道なき雑木林に分け入って逃げ切った女性(83)がいる。避難用のリュックサックを事前に用意し、少し離れた避難所の位置も頭に入れていたが、九死に一生を得た背景には、とっさの判断があった。 【写真】西日本豪雨に伴い発生した土砂崩れの現場 平屋の自宅は、夫婦2人が犠牲となった同区奥田の土砂崩れ現場から、山を隔てて北西へ約1キロ離れた場所にあった。7月6日朝、1時間雨量が約64ミリと非常に激しい雨が降っていた。 「会社に行けなくなったら困るから」。同居の孫(25)をせかし、見送った後だった。外に出てみると真横の道路には既に、大量の雨水と土砂が押し寄せ、滝のようになっていた。午前7時40分ごろだったと記憶している。 玄関付近にも土砂が迫っていた。慌てて消防に助けを求めたが「手が回らない。歩けるなら避難してほしい」と言われ、電話は切れた。リュックサックにタオルやお金を押し込み、レインコートを羽織った。 外に出て目に入ったのが近くの傾斜地とは逆方向に位置する裏手の雑木林。今まで足を踏み入れたことはなかったが、避難所に通じる道路に出るには「ここしかない」と思った。たまった雨水でぬかるみ、長靴に水が入ってぐちゃぐちゃになりながら竹やぶをかき分けて数十メートル歩き、避難所にたどり着いたという。 自宅内に土砂が流れ込んだのは、女性が離れて間もない午前8時ごろとみられる。しばらくして駆け付けた消防隊員が、辺りに棒を刺して安否を確認していたことを後で知った。台所周辺には90センチほどの土砂がたまっていた。雑木林にも土砂は押し寄せており、判断が遅ければ逃げることすら難しかったかもしれない。 亡夫を長年介護した思い出が残る自宅は再び身を寄せることなく今月中旬に更地になった。今は門司区内の公営住宅で暮らす。バスを使い昔からの友人に会いに行くのが楽しみという。 土砂崩れが起きた傾斜地は市の所有地で、土砂災害警戒区域の真横。「のり面の管理をしっかりしてほしかった」という思いは残っている。 【ワードBOX】西日本豪雨での北九州市の被害 北九州市では2018年7月6日朝から非常に激しい雨が降り、門司区奥田で土砂に巻き込まれた2人が死亡、5人が重軽傷を負った。約19万人に一時、避難指示が出た。住宅被害は全半壊29棟を含む413棟。崖崩れ407件(門司区が最多の175件)のうち54%が、土砂災害特別警戒区域などに指定されていなかった。道路やブロック塀の損壊なども709件起きた。 西日本新聞社 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
介護、病気、ひきこもり…すべて「断らない相談窓口」へ
介護や病気、ひきこもりなど複数の問題を抱える人や家庭への一体的な対応を目指し、厚生労働省は、市区町村が一つの窓口で相談を受け付けられる体制整備を進める。住民が問題ごとに別々の窓口をたらい回しにされる現状を改め、ワンストップで対応する「断らない相談窓口」への転換を図る。来年の通常国会での関連法改正を目指す。 厚労省によると、支援を必要とする人の60%は問題を二つ以上、34%は三つ以上を抱えている。たとえば病気に苦しむ80代の親が、50代のひきこもりの子どもと同居する「8050(はちまるごーまる)問題」に直面していたり、現役世代が、親の介護と子育ての「ダブルケア」で負担が重くなっていたりする。 一方、市区町村は、問題の種類や年齢に応じて別々の部署で対応している場合も多い。国の支援事業の根拠法や財源が違うことがネックになっているという。 厚労省は、事業同士の融通性を高める制度改正を検討している。市区町村が総合相談窓口を置き、関係部署をつないだりできるようにする。時間が経つと抱える問題は増えたり変わったりするため、継続的に関わる「伴走型支援」につなげる狙いもある。(西村圭史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
(社説)続く少子化―政策のズレ見直しを(朝日新聞デジタル)
1人の女性が生涯に産むと見込まれる子どもの数を示す合計特殊出生率が昨年、1・42と前年より0・01ポイント下がった。3年連続の低下だ。 安倍首相が少子高齢化を「国難」と呼んだ衆院解散から約2年。国民の希望がかなった場合に見込まれる出生率「希望出生率1・8」の実現を掲げて対策を進めても、少子化に歯止めがかからぬ現実を示す数字だ。 これまでの政策に何が足りないのか。現場のニーズとズレが生じていないか。中身、優先順位を点検し、実効性ある支援となるよう見直すべきだ。 出生率は05年に1・26まで落ち込んだ後、保育サービスの拡充に景気回復も重なり、15年に1・45まで回復した。…… 本文:1,009文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。 朝日新聞社 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
(社説)収容拒み逃走―失態踏まえ改善策探れ(朝日新聞デジタル)
実刑確定後も収容に応じなかった男が、身柄を確保しようとした検察事務官らに抵抗し、刃物を持って逃げるという、あってはならない事件が起きた。 男は約90時間後に逮捕されたが、地元の小中学校が休校するなど大きな影響が出た。様々な角度からの検証が必要だ。 まず問われるべきは、逃走を許した検察の対応である。 男は傷害や覚醒剤取締法違反などの罪に問われて一審で実刑判決を受け、控訴後に保釈された。今年2月に判決が確定したのに再三の出頭要請に応じず、4カ月が経過していた。 そんな勝手が許されていたこと自体、理解を超える話だ。…… 本文:1,020文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。 朝日新聞社 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「天声人語 2019年6月25日」(朝日新聞デジタル)
女子学生の服装史をさかのぼると、ちょうど1世紀前、1919(大正8)年が大きな節目だった。その年を境に通学服の流れが和装から洋装へと切り替わったからだ。東京の弥生美術館で今月末まで開催中の「ニッポン制服百年史」展を見て学んだ▼内田静枝学芸員(50)によると、明治の初め、女子の通学服と言えば着物だった。官立学校は袴(はかま)を勧めたが、生徒には不評。政府が欧化を急いだ鹿鳴館の時代には一転、ドレスが推奨されるが、浸透しなかった▼1919年夏、画期的な制服を考案したのは私立の女学校長だった山脇房子氏だ。紺色のワンピースと白のエリ。…… 本文:611文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。 朝日新聞社 Source : 国内 – Yahoo!ニュース