色鮮やかな青色の体に黒いマダラ模様が特徴のコバルトヤドクガエル。その美しさから「熱帯雨林の宝石」などと呼ばれるが、殺傷力の高い神経毒を持つ。そんな恐ろしいカエルを10匹飼育、展示しているKawaZoo(静岡県河津町)で360度動画撮影をした。 赤、青、黄色などカラフルな体色のヤドクガエルは世界で約200種いる。派手な体色は警告色で、外敵に自分は毒を持っていることを知らせるためだ。飼育員の矢端夏実さんによると、現地の狩猟民が矢の矢尻にヤドクガエルの毒を塗って狩猟をしていたので、その名前がついたという。アルカロイド系の神経毒を持ち、自然界で最強の毒素バトラコトキシンを分泌するモウドクフキヤガエルは、ゾウを倒すほどの毒があるという。 【動画】コバルトヤドクガエルのメイキング動画=竹谷俊之撮影 館内には、約20種のヤドクガエルが展示され、ガラス越しから観察できる。カメラの設置をするために矢端さんに案内されてバックヤードへ。スライド式の扉を開けると、目の前にコバルトヤドクガエルが……。人間が触ると危険な毒を持っている、はず?カメラ設置は大丈夫なの? 「この子たちは無毒なんです。だから触っても大丈夫ですよ」と矢端さん。ヤドクガエルの仲間は、自然界では毒のあるシロアリやダニなどを食べて、その毒を取り込んで皮膚から分泌するという。飼育下で繁殖させた個体は、毒の無いエサを食べているため毒性は無いという。 コバルトヤドクガエルは、主に中南米のスリナム南部とブラジル国境付近に生息している。世界で最も美しいカエルの一つとして知られ、体長が3~4センチ。水かきがなく泳ぎは下手だ。(竹谷俊之) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
アッという間に大発生 コバエはどうして湧くのか(ウェザーニュース)
この時期、いつの間にかコバエが湧いていることがあります。ウェザーニュースで「今シーズン、コバエ見ましたか?」というアンケート調査を実施したところ、5月下旬の段階で6割の人が「見た」と答えています(5月24~25日実施、7001人回答)。 どこで目撃したのか、回答者のコメントを見ると「台所の生ゴミ付近」「キッチンで、バナナの皮を捨てたらコバエがいた」などキッチンまわりなど食品がある所で比較的多く目撃されているようです。 しばらく家を空けていたら、コバエが台所でブンブン飛び回っていたという経験をした人もいるでしょう。コバエはどうして湧くのでしょうか。 網戸の網目もすり抜けて侵入する 「コバエとは小さなハエの総称ですが、コバエが何もないところに湧くことはありません。家庭のキッチンで見られるコバエはおそらくショウジョウバエで、体長2mm前後と小さいため、網戸の小さな網をすり抜けたり、換気口や玄関ドアの新聞受けの隙間などから侵入してくるのです」というのは、コバエの生態に詳しいアース製薬・虫ケア用品ブランドマネージャーの北口明宏さんです。 「家の中に侵入したショウジョウバエが台所の生ゴミなどに数十個の卵を産みつけると、気温25℃で卵期間1日、幼虫期間4日、蛹期間4日、つまり9日で成虫になるのでアッという間に増えます」と北口さんが続けます。 ショウジョウバエは10日足らずで成虫になると、その日から卵を産みます。1年間で30代も世代を重ねることが可能なため、大学や研究機関の実験室で遺伝学の研究に使われたりするそうです。 足が速く飛行能力が高いノミバエ もう1種類、キッチンを主な住みかにするコバエがノミバエです。その名の通り、後ろ足が太くノミに似ているため名付けられました。 「体長が2mm前後なのでショウジョウバエと同じような侵入経路でやってきますが、動きが俊敏で跳ねるように動くのが特長です。素早く走り回る行動がショウジョウバエと見分けるポイントです」(北口さん) ノミバエは腐敗した食べ物や動物の糞、肉などに潜り込んで産卵することがあり、食品衛生上問題になることがあるそうです。 次ページは:場所に応じた方法でコバエを駆除 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
[活写] 尻に敷くのは…(日本農業新聞)
お父さん、ここでゆっくりしてね──。インテリア用品メーカーのイケヒコ・コーポレーションが販売する国産イ草を使った“お父さん専用”マットが、「父の日」ギフトとして注目されている。 商品名は「もっと親父の場所」。幅88センチ、長さ1・8メートルの敷布団サイズで、熊本県や福岡県産のイ草を織った生地に綿を詰めた。クッション性を持たせ寝心地良く仕上げている。紋織りという技法を用い、大きく「お父さん指定席」の文字を描いている。 同社はイ草産地の福岡県大木町に本社があり、こういった製品が得意。このマットは2014年に発売し、これまでに約900枚が売れた。 同社東京支店営業部の藤下直紀さん(23)は「イ草の吸湿性や香りで、日夜仕事に励むお父さんをねぎらって」と薦める。価格は8980円で、同社のホームページで購入できる。(染谷臨太郎) 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
孫育て、どう関わる? 体調崩す「孫疲れ」も…上手に付き合うには(西日本新聞)
今月のテーマは「孫育て、どう関わる?」。子育て中の人にとって、育児を手助けしてくれる祖父母の存在はありがたいものです。一方、頼られ過ぎて体調を崩す「孫疲れ」という言葉も聞かれます。互いに気持ちよく子どもに関わっていくために、さまざまな工夫がなされているようです。 【画像】孫育てで満足を感じるのはどんな時? 祖父母の気持ち 主婦(69)=福岡市南区 働く娘には3人の子どもがおり、時々わが家で預かる。たとえ短時間でも、けがをさせないようにと気が張り、孫が帰った後はくたくたになる。風呂上がりに白湯(さゆ)を飲ませないなど、昔との子育ての違いに戸惑うことも多い。今の育児について知りたいと、福岡県が実施する「ふくおか子育てマイスター」の研修を受けた。学びを生かし、娘だけでなく地域の母親を応援したい。 パート女性(72)=福岡県飯塚市 数年前まで2人の孫の世話で、多いときで週3日、往復2時間かけて車で行き来していた。娘夫婦は共働きで、急な発熱でもすぐ保育所に駆け付けられなかったから、私が急きょ同僚に仕事を代わってもらって。娘が入院したときは泊まり込んだが、孫はママでないと寝付けず、私も布団が慣れなくて眠れず、体がぼろぼろになった。孫が小学生になり徐々に手を離れたが、当時は死に物狂いだった。病児保育など、いざというときの選択肢がもっと増えたらいいと思う。 主婦(72)=福岡市早良区 近所に住む次男は、昨夏から東京に単身赴任。次男の妻が大変だろうと、できる範囲で支えている。小学生の孫2人は週に2回わが家で宿題をし、私は夕飯のおかずを持たせる。次男夫婦の子育てに口は出さず、相談されれば応じている。 アルバイト男性(69)=福岡県春日市 長女が仕事で遅くなるときは、小1の孫を預かったり、学童保育に迎えに行ったりしているが、とにかく楽しい。孫最優先でアルバイトを調整しているくらいだ。ただつい甘やかしてしまうので、わがままに育たないか心配。わが子の育児にはあまり関わらず、一緒に遊んだ記憶もほぼない。こんなに楽しいなら、もっと思い出をつくっておけばよかった。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
北方領土墓参、荒天で中止 波高く、出港できず(共同通信)
北方領土の元島民らが先祖の墓を訪れる「北方領土墓参」の本年度第1陣は15日、北海道・根室港沖の波が高く、船が出港できないため、墓参の中止を決めた。17日までの日程で、国後島にある墓地で慰霊式をする予定だった。 根室海上保安部によると、15日午前7時現在、根室港沖の波の高さは約2メートル。墓参の実施主体の北海道は、発達した低気圧の影響で今後も波が高くなると予想し、安全な航行が難しいと判断した。次回の墓参は7月18~20日に択捉島を訪問する第2陣となる見通し。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
荒れた天気 福岡では今年一番の雨に 大阪や神戸は強風(ウェザーニュース)
今日6月15日(土)は発達中の低気圧の影響で、九州や四国、中国地方などで雨が降っています。 福岡では午前9時までの24時間雨量が39mmとなって、今年に入ってから最も多い24時間雨量となりました。 風も強まっており、神戸や奈良では20m/s超の最大瞬間風速を記録しています。 九州北部ではまとまった雨に 九州北部の午前9時までの24時間雨量は、 長崎県平戸市 64.0mm 佐賀県唐津市 64.0mm 大分市 54.5mm 熊本市 40.0mm 福岡市 39.0mm などとなっていて、福岡市では今年に入って最も多い24時間雨量となりました。 ただ、福岡市の水がめである江川ダムなど8ダムの合計貯水率は、15日9時現在で34.8%と平年より50ポイント程度低くなっています。今回の雨で一気に回復することは難しいといえそうで、引き続きまとまった雨が期待されます。 午後にかけては、四国や中国地方で雨が強まる予想です。 また東日本でも、東海や関東の沿岸を中心に、今夜にかけて強い雨に注意が必要です。 近畿でも風強まる 神戸で20m/s超 低気圧は高知県の南を進んでいますが、低気圧の接近前の近畿でも風が強まっています。 近畿の9時30分までの最大瞬間風速は、 和歌山県串本町潮岬 24.3 m/s 兵庫県神戸市 21.9 m/s 滋賀県甲賀市土山 21.5 m/s 奈良市 20.8 m/s 大阪府八尾市 19.5 m/s などとなっていて、内陸でも20m/s以上の最大瞬間風速が観測されています。 風向きを変えつつ、明日にかけて強く吹くところが多い予想です。 ウェザーニュース 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
沙羅の花が白くはかなく、京都 東林院、愛でる会(共同通信)
平家物語ではかなさの象徴としてうたわれた「沙羅双樹の花」が、妙心寺塔頭の東林院(京都市右京区)で見頃を迎え、15日に恒例の「愛でる会」が始まった。 沙羅双樹として知られるナツツバキの白い花は、朝に咲き1日で散ることから、平家物語で「盛者必衰の理をあらわす」と記された。 西川玄房住職によると、昨年9月の台風21号の影響で折れた木もあったが無事に花を咲かせたといい、「生きることの大切さをひとときでも感じてもらえれば」と話した。 愛でる会は30日まで。抹茶付きで1600円、抹茶と精進料理付きで5950円。問い合わせは東林院、電話075(463)1334。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「そくいおめでとうございます」7歳の手紙に雅子さまは
天皇、皇后両陛下の元に一通の手紙が届いた。送り主は7歳の少女とその母。そこにつづられていた思いとは。 天皇陛下の即位を祝う一般参賀が開かれた5月4日。小林咲貴(さき)ちゃん(7)は、入院する愛知県三河青い鳥医療療育センター(岡崎市)の病棟のベッドで、テレビに映る皇居のもようを眺めていた。両足を手術した痛みに耐えながら、笑顔で手を振る皇后雅子さまの姿に見入っていた。 そばにいた母の智子さん(41)は、両陛下が婚約した時から雅子さまに憧れ、咲貴ちゃんと一緒に皇室番組を見ることもあった。智子さんが「一緒にあそこに行ってお祝いしたかったね」とこぼすと、咲貴ちゃんは「お祝いするにはお手紙を書けばいいんだよ」。ひらめいたように口にすると、さっそく手紙を書く準備を始めた。 智子さんが「相手が誰だかわか… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
(時時刻刻)タンカー攻撃、誰が 米、「イラン精鋭部隊が水雷除去」(朝日新聞デジタル)
中東のホルムズ海峡付近で起きたタンカー攻撃事件をめぐり、米国とイランが非難の応酬を繰り広げている。トランプ米大統領は14日、「イランがやった」と断言。13日には米軍がイラン関与の証拠とする動画を公開した。一方、イラン側は「誰かの秘密工作」と全面否定。対話の糸口すら見いだせない中、両国の緊張がエスカレートしている。▼1面参照 タンカーに横付けした船の上で、黒っぽい服装の10人弱が何か作業をしている。その後、作業を終えたのか、船はタンカーから離れていった。13日のタンカー攻撃事件後、米中央軍が公開した1分39秒の映像の内容だ。…… 本文:2,287文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。 朝日新聞社 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「なつぞら」 北の酪農ヒストリー 第10回 ペリーが伝えた牛乳 80年かけて大衆化(日本農業新聞)
「なつぞら」は、太平洋戦争終戦以降の時代を舞台にした物語ですが、日本で牛乳が飲まれるようになったのは、それよりも80年以上前のことです。 きっかけはペリー来航による開国でした。多くの外国人が横浜に住むようになり、牛や豚を持ち込み繁殖して牛乳乳製品や畜肉を食用に供しました。江戸時代の日本人には畜産物を食べる習慣がなく「けがれる」として嫌いましたが、やがて明治天皇が牛乳・牛肉を食されたとの報道や、栄養価の高さへの理解から徐々に受け入れられていきました。 牛乳の生産は明治の初期に、外国人から畜産技術を教えられた日本人が、東京の中心部(現在の中央区、千代田区の一帯)で牛乳搾取業と呼ばれた牧場を開設して始まりました。背景には国策としての畜産振興がありました。「富国強兵」のために、食事の改善を通じて体格・体力に優れる国民を、多く育てる必要があったのです。中心になって進めたのは維新三傑の一人、大久保利通です。 当時の牛乳の値段は比較的高価でした。180ミリリットルで5銭との記録があります。米1升(約1・5キロ)が5・5銭でほぼ同じ値段です。現代の米1升の値段(例えば500円)と比べると理解できます。高価で希少な牛乳は、普及のために次のように宣伝されました。 「牛乳の効能は牛肉よりもさらに大きく、身体の弱い人にはぴったりで万病に効く薬と言えます。病に用いるだけでなく、外国では毎日飲むのはもちろん、チーズやバターとして食べ、日本のかつお節と同じです」(現代語訳) 畜産物になじみがなく、タンパク質の少ない時代でしたから、牛乳は栄養不足を補い抵抗力を高めたと考えられます。このように当初は滋養強壮や赤ちゃんの哺乳のための消費が多かったようです。 その後、普及は徐々に進み、明治期には数万トンだった生乳生産量は、なつが高校生だった1955(昭和30)年には100万トンとなりました。この頃の牛乳の値段は180ミリリットルで13~15円ですが、同様に米1升の値段98円と比べると、八十数年をかけて買いやすい価格になったことが分かります。(東北森永乳業常務取締役・百木薫) 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース