2014年に死者58人、行方不明者5人を出した御嶽山(長野・岐阜県境、標高3067メートル)の噴火災害で、噴火以来続いていた頂上付近の登山道の立ち入り規制が7月末にも解除される見通しとなった。長野県王滝村で1日にあった開山式で、越原道広村長が29日の解除を目標とする方針を示した。一般登山が認められるのは9年ぶりとなる。 解除されるのは、御嶽山の王滝頂上から尾根筋の通称「八丁ダルミ」を通って最高地点の剣ケ峰に向かう登山道と、その途中から分岐して「二ノ池」方面に至る登山道。 噴火した火口の東側にある八丁ダルミ付近では、多くの登山者が犠牲となった。村は周辺に避難シェルター2基を設けるなど安全対策にめどが立ったと判断した。解除に向けて、登山者が登山道から出ないよう規制用ロープを張る作業を進めるという。 御嶽山の最高地点となる剣ケ峰から噴火した火口の北側を通る道など一部の登山道は規制が続くが、今回の解除で王滝頂上から剣ケ峰に至る登山道の通行が可能になる。また、王滝口からの登山道と、木曽町側にある黒沢口からの登山道が接続する。 村長「登山時はヘルメットを」 御嶽山のふもとにある「田の… この記事は有料記事です。残り354文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
山陽新幹線、広島―博多間で運転見合わせ JR西、大雨で設備確認
2023年7月1日 17時03分 JR西日本は1日午後3時半ごろ、大雨のため広島―博多間で山陽新幹線の上下線の運転を見合わせた。再開は早くても同日午後6時半以降になる見通し。雨量が基準を超えたため線路などの設備を確認する。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
電動キックボード「自転車並み」スタート 新ルール周知、初日に催し
改正道路交通法が1日施行され、電動キックボードが「自転車並み」の扱いとなった。最高速度が時速20キロを超えない車体は16歳以上であれば運転免許不要で、車道左側や自転車レーンを走行する。最高速度同6キロ以下に制御された車体は、自転車通行可の歩道や路側帯を走行できる。ヘルメット着用は努力義務だ。 利用者の増加が見込まれるが、違反や事故の増加が懸念され、貸し出しや販売の現場では新ルール周知を図る。1日午前は雨天で利用者は少なかったが、東京都渋谷区では貸出事業者らが新ルールを説明するイベントを開催。警視庁渋谷署員がチラシを配り、「ルールを守って安全に使ってください」と呼びかけた。 「ビックカメラ新宿東口店」(東京都新宿区)では、新ルールが適用される車体の販売が始まった。購入者は年齢確認と交通ルールを確認する動画を視聴する。購入した会社員の西田裕介さん(35)は「昼休みに徒歩では行きづらかった店へも行ける。車と並走することになるので、周りに注意しながら走りたい」と話した。(御船紗子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
福岡発プロペラ機の機内で発煙か 宮崎空港に緊急着陸、けが人なし
森田博志2023年7月1日 18時20分 1日午後1時半ごろ、長崎空港が拠点の航空会社オリエンタルエアブリッジの福岡発宮崎行きプロペラ機が、操縦席で煙を感知したとして緊急事態を宣言し、宮崎空港に緊急着陸した。乗客35人と乗員4人にけがはなかった。 同社によると、午後1時5分ごろ、機内で霧状のものが発生した。大阪航空局宮崎空港事務所によると、同機は着陸後、滑走路とターミナルを結ぶ誘導路に停止し、乗客は300メートルほど歩いてターミナルへ向かったという。 消防車3台と救急車1台が出動したが、救急搬送などはなく消火活動もなかった。この影響で同空港は午後2時30分ごろまで滑走路が閉鎖された。(森田博志) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
列車が倒木に衝突、ガラス複数割れる 大分・JR豊肥線、けが人なし
2023年7月1日 18時29分 JR九州は1日、JR豊肥線の三重町―豊後清川(いずれも大分県豊後大野市)間で同日午前5時40分ごろ、下り普通列車が倒木に衝突し、車両側面の厚さ4ミリの窓ガラス(強化ガラス)が複数枚割れた、と発表した。 同社によると、当時乗客1人がいたが、けがはなかった。列車は車両の応急処置の後、5時間28分遅れで三重町駅に到着した。 この影響で普通列車8本が運休、同4本が遅延し、約300人に影響が出た。 気象庁によると、豊後大野市では24時間雨量が95ミリを記録している。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
九州北部・山口で記録的大雨、1人死亡2人連絡とれず 土砂災害警戒
2023年7月1日 18時30分 活発な梅雨前線の影響で、6月30日夜から1日にかけ、九州北部や山口県では記録的な大雨となった。そのほかの地域でも局地的に強い雨が降った。山口県で1人が死亡し、山口、大分両県では計2人と連絡がとれていない。 前線はしばらく九州付近に停滞する見込みで、2日は一時的に落ち着くものの、3日から再び雨が降る恐れがあるという。これまでの雨で地盤が緩んでいる地域もあり、気象庁は引き続き土砂災害への警戒を呼びかけている。 気象庁によると、降り始めからの雨量は九州北部の多いところで400ミリを超え、24時間降水量は山口市で289・0ミリを観測するなど、山口、大分両県の計4地点で観測史上最多を更新した。 山口市では用水路に沈んだ車から高齢男性が見つかり、死亡が確認された。山口県美祢市では路上で車が水没し、1人と連絡が取れなくなった。大分県由布市湯布院町では、住宅1軒が土砂に流され、住民の1人と連絡がとれていないという。 2日午後6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多いところで、九州南部100ミリ▽近畿90ミリ▽関東甲信、東海80ミリ。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
札幌市でヒグマ4頭の目撃情報 「親子に見えた」森の方向に姿消す
新谷千布美2023年7月1日 18時40分 1日午前11時50分ごろ、札幌市南区北ノ沢の道道82号で、車で走行中だった男性から「ヒグマ4頭を目撃した」と110番通報があった。 札幌南署によると、男性は、1~2メートルの大きなヒグマ1頭と小さい子グマ3頭が一緒にいるところを目撃し、「親子に見えた」と話していたという。ヒグマは間もなく森の方向に姿を消した。 現場は北の沢川の近くで、畑や森の間に住宅が点在する。北東に約2キロ離れた同区藻岩下付近では6月20日、「親子のヒグマが4~5頭いた」との通報があった。周辺ではその後もヒグマの目撃情報が相次いでおり、署が警戒を呼びかけている。(新谷千布美) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
愛媛県内各地で雷伴う大雨 石手川増水などで54万人に避難指示
戸田拓 羽賀和紀2023年7月1日 20時10分 【動画】増水し濁流となった石手川=戸田拓撮影 愛媛県内は梅雨前線が南下した影響で大気の状態が不安定となり、6月30日夜から1日にかけて各地で雷を伴う大雨となった。松山地方気象台は土砂災害、河川の増水や氾濫(はんらん)への警戒を呼びかけた。降り始めから1日午後4時までの降水量は、松山市で263・5ミリ、西予市宇和で246・5ミリを記録した。 県災害警戒本部の午後4時現在のまとめでは、県内で人的被害は出ていない。松山市や大洲市など6市町の約54万人に避難指示が出ており、自治体が計121カ所の避難所を開設して対応に当たっている。松山道など一部区間の道路が通行止めとなり、鉄道やバス路線も一部で運休するなど影響が出ている。 松山市は1日、市内を流れる石手川が氾濫する水位に達したとして、川沿いの地区に安全な場所への待避を求める「警戒レベル4避難指示」を一時発令した。 1日朝、松山市石手1丁目では、国道317号の下を流れる石手川が水かさを増して濁流となり、道路に届く勢いで茶色いしぶきを上げていた。通りがかりのドライバーや近所の人が心配そうに流れを見つめる姿が見受けられた。(戸田拓、羽賀和紀) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
山陽新幹線、4時間運転見合わせ 活発化した梅雨前線、各地で被害
活発化した梅雨前線の影響で九州や山口県を中心に1日、大雨が降り続いた。山口県では線状降水帯が発生し、各地で被害が相次いだ。 山口県で被害多数 山口県警などによると、山口市では1日朝、用水路に沈んだ車が発見された。車内から高齢男性が見つかり、死亡が確認された。同県美祢市の冠水した路上では車7台が水没。うち1台の運転手と連絡がとれていない。 県の1日午後7時現在のまとめでは、下関市など5市で一部損壊1棟、床上浸水119棟などの被害が出た。山口市では住民数十人がボートで救助された地域もあった。全19市町で住民が避難し、1日午前6時のピーク時には439世帯739人が避難した。 住宅の倒壊も 大分県由布市湯布院町では… この記事は有料記事です。残り743文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
街に響く勇壮なリズム 小倉祇園太鼓の打ち初め式、4年ぶり通常開催
城真弓2023年7月1日 20時45分 国の重要無形民俗文化財に指定されている小倉祇園太鼓の打ち初め式が1日、北九州市のJR小倉駅前であった。町内会など約30団体が参加し、「ヤッサヤレヤレヤレ」のかけ声とともに、ヂャンガラと呼ばれる鉦(かね)や太鼓を打ち鳴らした。 新型コロナ禍のため2020、21年は祭り自体が中止され、昨年は太鼓の台数や参加団体数を制限して開いたが、今回の打ち初め式は4年ぶりの通常開催となった。 この日から太鼓の練習が解禁され、祭り本番の14~16日に向け、小倉の街に太鼓の音色が響き渡る。(城真弓) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル