フジテレビなどを傘下におく持ち株会社「フジ・メディア・ホールディングス(FMH)」が2014年9月までの約2年間、放送法の外資規制に違反していた疑いが浮上した問題で、同社の金光修社長は5日夜、同社内で朝日新聞の取材に応じた。過去の株主名簿上の議決権の取り扱いで誤りがあり、違反の疑いがあったと認めた。主なやり取りは以下の通り。
【外資規制違反の疑いについて】
――(本来入れるべきではない、番組制作会社が保有するFMH株について議決権を誤って算入していた)14年9月以前の状態についてはどう認識しているのか
ちゃんと訂正をしておくべきだったというふうに、考えている。そこの判断が極めて甘かった。
――外資比率について、20%を超えていた計算になるが
正確に何%であるかという認識はないが、(外資規制違反の)可能性としては極めて高い。
――当時は何%になるかという計算はしていなかったのか
当該部署は当然、計算しているんだろうと思うが、今の時点でどうだということに関しての認識が、正確なものがない。
【総務省に報告せず】
金光社長は14年9月、同社の常務。株式の担当ではなく、今回の件で報告を受けた同年11月時点は、外資規制違反の疑いが解消された後だった。
――総務省には話を持っていったのか
極めて小さい数字の誤記的なも…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル