東海テレビ
安倍首相の後継の総裁について、自民党は1日、党員投票のない両院議員総会で選ぶことを決めました。国会議員のほか、各都道府県連からも3票ずつの地方票を投じることになります。 県連での予備投票の実施など、地方の党員の意向を反映するための動きが、東海地方でも出ています。 1日の総務会で、安倍首相の後任の総裁を両院議員総会で選ぶと決定した自民党。これにより、地方議員などから要望のあった党員投票は省略され、総裁の座は国会議員票394票と、各都道府県連に3票ずつ割り振られた地方票141票の合わせて535票で争われることになりました。 8月31日、党本部に党員投票の実施の要望書を直接持ち込んだ、自民党名古屋市議団の渡辺団長は…。 自民党名古屋市議団の渡辺義郎団長:
「誠に残念だと思いますね。総裁を決める一票でございますので、党員としてそれができないということにつきましては大変残念だと」 同じく党本部に対し、党員投票の実施を求めていた岐阜県連では…。 (リポート)
「自由民主党の岐阜県連です。党の幹部が県連本部に集まっています」 1日幹部が顔をそろえ、今後の対応を協議。そこで決めたのは…。 自民党岐阜県連の村下貴夫幹事長:
「全ての党員さんに投票権があると、(ハガキを)発送して候補者を選んでいただいて、それを郵送で県連の方に届けていただく。3票しかありませんけど大きな3票ですので、それを自民党本部に届けたい」 独自の予備投票の実施を決めた岐阜県連。県内およそ3万9000人の党員による投票の結果で、岐阜県連の3票をどの候補者に何票投じるかを決めます。予備投票の実施は、愛知県連でも。 三重県連は、これまでに予備投票の実施は発表していませんが、地方の意見を反映させようとする動きは今後も広がりそうです。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース