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千葉県茂原市の「茂原カントリー倶楽部」で26日、トランプ米大統領を迎えた安倍晋三首相は、自らカートを運転してコースに移動し、計16ホールを約2時間半で回った。両首脳がゴルフを楽しむのは今回で5回目。岸信介元首相が手掛けた日米のゴルフ外交を、孫の安倍首相が信頼醸成の手段として確立させている。
「大変リラックスした雰囲気の中で率直な意見交換ができた」
ゴルフを終え首相官邸に戻った首相は記者団に語った。今回はプロゴルファーの青木功氏も同伴した。両首脳は青木氏の助言を受け、ドライバーショットの飛距離を伸ばしたという。
トランプ氏はラウンド中、バンカーから力強いショットを放ってグリーンに乗せることに成功。首相も別のホールでピンそばにぴたりと止めてバーディーチャンスを迎え、トランプ氏が「ブリリアント(素晴らしい)」とたたえたという。
両首脳が回ったホール数は、平成29(2017)年の初回から今回までで計88にのぼる。政府関係者は「ゴルフは複数で回っていても2人だけになる瞬間が多い」と効用を指摘する。
首相が手本とするのは、62年前にアイゼンハワー大統領(当時)とゴルフをした岸氏だ。岸氏は個人的な関係を生かし、日米安全保障条約の改定につなげた。
トランプ氏は首相が最重要課題と位置付ける北朝鮮による拉致問題に熱心に取り組むが、背景に、ゴルフを通じて深まった信頼関係があるのは間違いない。(力武崇樹)
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース