大室一也
東山口信用金庫(山口県防府市)は22日、1477人の顧客に郵送する予定だった個人情報記載のはがき計1880枚を職員がシュレッダーで細断した疑いがあると発表した。個人情報が外部に流出した形跡はないという。
同信用金庫は3月と9月の年2回、通帳を発行しないカードローンの利用者へ、利用残高などを記載したはがきを郵送している。昨年3月に融資部へ異動した職員が、同月以降に送るべきはがき計5418枚を郵送せずに物置に隠し、処理に困ってそのうち1880枚をシュレッダーで細断した疑いがある。今年5月に別の職員が物置で残りのはがきを見つけ、発覚した。職員は前任者から引き継ぎを受けたものの、不慣れなため当初の郵送分を送れず、その後の分についても「今更送れなかった」と話しているという。(大室一也)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル