国連総会出席のため、米ニューヨーク訪問中の安倍晋三首相は28日午後(日本時間29日午前)、ロシアのプーチン大統領と会談し、北方領土問題などについて議論した。両首脳は、年内のプーチン氏訪日の実現に向けて引き続き調整することで一致した。

 日ロ首脳会談は昨年11月以来で、約40分間行われた。最後の10分間は通訳を介して両首脳のみで話し合われた。

 日本側の説明によると、安倍首相は「プーチン大統領の訪日をベストなタイミングで実現したいという気持ちは変わっていない。そのために、平和条約交渉を中心とする政治分野、経済分野において成果を準備したい」と述べた。

 そのうえで、平和条約締結に向けた外務次官級協議が10月8日に再開することに言及。「交渉の加速化」を盛り込んだ2013年4月の首脳会談の合意に基づき、「平和条約締結交渉、すなわち領土問題は両首脳の合意に沿って進展させていく必要がある」との考えを示した。プーチン氏も同意し、11月の主要20カ国・地域(G20)首脳会議やアジア太平洋経済協力会議(APEC)でも会談を調整することで一致した。


Article Source : 政治 – 朝日新聞デジタル
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