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30日未明、兵庫県明石市の林崎港から南西に530メートルの付近海域で、警戒中の神戸海上保安部の巡視艇「きくかぜ」が、底引き網漁が禁止されている海域で操業する漁船を発見した。禁止海域での操業について事情を聴くために停船させ、午前2時40分ごろ海上保安部員が漁船に乗り込むと無人だったという。
同部によると、停船を呼びかけた際には船の後方に人がいたという。操業者が海に逃げたり落下したりした可能性があるとみて、操業者の行方を捜索している。
船は明石浦漁港に所属する個人所有の底引き網漁船で、所有者と連絡が取れていないという。無人だった漁船のプロペラには漁網が絡まっていたという。当時海は晴れていて視界が良く、波も穏やかだった。(宮島昌英)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル