「トロイ遺跡」の発掘で知られるドイツの考古学者ハインリッヒ・シュリーマン(1822~90)が、幕末の八王子を訪問した際につけた日記を、東京都八王子市在住の大学教授が翻訳した。住民たちと交流した時の様子や当時の建築物などについて触れられ、かつての町の様子が垣間見える内容となっている。 翻訳をしたのは、創価大学文学部の伊藤貴雄教授(49)。ギリシャの「在アテネ米国古典学研究所」(ASCSA)に保存されていた八王子訪問時の日記について、翻訳の許可を得た。日記は鉛筆やペンを使ってフランス語で書かれており、フランス語が母語の学生の力も借りて、伊藤さんが昨夏、訳したという。 日記によると、シュリーマンは1865(慶応元)年6月に来日、1カ月ほど日本に滞在した。6人の英国人とともに、馬で横浜を出発したのは同月18日。町田に一泊して八王子には19日午後に着き、夕方まで4時間ほど滞在した。梅雨の時期で雨が降り、みのを買って身につけたが、びしょぬれになったという。 八王子では、美しい遊女30… この記事は有料記事です。残り796文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
20代巡査を停職、同僚女性5人にセクハラ 別の同僚には水浴びせる
吉田博行2023年1月31日 8時15分 徳島県警は、女性職員5人の体を触るセクハラ行為などをしたとして、27日付で県内の警察署に勤務する20代の男性巡査を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。 県警監察課によると、巡査は昨年7~10月に4回、県内の飲食店で飲み会に参加し、県警の女性職員計5人の体を触った。同年10月には飲み会の後に別の男性職員宅で飲み直し、この職員をベランダに閉め出したほか、水を浴びせる暴行をした。巡査は「相手に不快な思いをさせ申し訳ない」と話し、事実関係を認めているという。県警は調査結果を踏まえ立件しない方針。(吉田博行) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
雪の下30センチから遭難者を発見 厳しい現場、長野の雪崩死亡事故
有料記事 高室杏子 比嘉展玖 菅沼遼2023年1月30日 21時00分 北アルプスの白馬乗鞍岳で外国人スキー客らが巻き込まれ、2人が意識不明のまま取り残された長野県小谷村の雪崩事故。一夜明けた30日早朝から吹雪の中、急峻(きゅうしゅん)な現場で県警の捜索が続けられ、雪崩の現場付近で男性2人が発見され、死亡が確認された。 雪が舞う午前6時半ごろ、県警山岳遭難救助隊の12人は5台の車に乗り合わせて栂池高原スキー場の駐車場に到着した。赤と黄色のウェアに大きなザックを背負い、スキーや遭難者を乗せるシートなどを点検した後に、ゴンドラリフト乗り場に向かった。 岸本俊朗隊長は「雪の斜面ですので、積雪状態の見極めや雪崩のリスクの判断が難しいところ。ゴンドラを下りてから現地まで少なくとも2時間くらいかかると思う」と話した。午前7時15分ごろ、ゴンドラに乗り込み、登っていった。 乗り場にはその後、午前8時の営業開始前から50人ほどの列ができた。みなスキーやスノーボードを携えた利用客で、聞こえてくる会話は日本語よりも英語が多く、海外からとみられる人が多かった。 20分ほど上った先の標高は約1500メートル。利用客が滑るゲレンデとは反対側の山側には「これより上部はスキー場管理区域外です」「ヒヨドリ峰への登山・滑走は雪崩を誘発し、スキー場内に多大な影響を及ぼしますので禁止です」と看板が立っていた。 遮られる視界、スキーを履いてもひざまで沈む 大阪府から来た40代女性は… この記事は有料記事です。残り747文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
アパート屋上に侵入した疑い 在沖米兵を逮捕
アパートの屋上に入り込んだとして、沖縄県警沖縄署は30日、建造物侵入の疑いで米空軍嘉手納基地所属の2等軍曹メイソン・ヘンリー・ローバック容疑者(27)を再逮捕し、発表した。「酒に酔って覚えていない」と容疑を否認しているという。 沖縄署によると、ローバック… この記事は有料記事です。残り150文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
長野の雪崩事故、男性2人の死亡確認 外国人グループが斜面を往復か
【動画】長野県の雪崩事故で県警が心肺停止の男性2人を発見=福留庸友撮影 長野県小谷(おたり)村で、スキー場のゲレンデ外を滑走していた外国人らが雪崩に巻き込まれた事故で、捜索に当たっていた長野県警の山岳遭難救助隊が30日午前、現場付近で心肺停止になった男性2人を発見し、その後死亡が確認された。 県警などによると、29日に雪崩が起きたのは白馬乗鞍岳にある天狗原の東側斜面(標高約2100メートル)。栂池(つがいけ)高原スキー場のゴンドラリフトの到着駅からさらに1キロ以上、山頂側に登った場所に位置する。現場付近には3グループの外国人計13人が、ゲレンデ外の未整備の斜面である「バックカントリー」をスキーなどで滑走するために訪れていた。 雪崩は29日午後2時半ごろ… この記事は有料記事です。残り924文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京都、1818人の新規コロナ感染発表 2千人未満、3カ月ぶり
東京都は30日、新型コロナウイルス感染者を新たに1818人確認したと発表した。前週の同じ曜日より859人少ない。1日あたりの感染者数が2千人を下回るのは昨年10月24日(1735人)以来。30代~100歳以上の20人の死亡も発表した。 30日までの週平均の感染者は4622・6人で前週(7003・3人)の66・0%だった。30日の新規感染者の年代は40代の355人が最多で、30代340人、20代276人など。65歳以上は174人だった。発表人数以外に医師の陽性判定を受けていない感染者も少なくないとみられる。 病床使用率は36・5%。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO)を使用」とする都基準の重症者は前日より2人多い32人だった。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
フィンランド国籍の4人がゲレンデ外で遭難、無事と連絡 新潟・妙高
2023年1月31日 0時57分 30日午後5時40分ごろ、新潟県妙高市の前山で、スキー場のゲレンデ外のバックカントリーを滑っていたフィンランド国籍の4人が遭難した、と県警妙高署に通報があった。4人とも無事で連絡が取れているといい、県警は31日朝から消防などと救助を進める。 署によると、4人は30~40代の男性で、同国籍の男性2人と前山に登山後、二手に分かれてスキーやスノーボードで滑っていた。先に下山していた2人に4人から連絡があり、遭難が判明。スキー場を通じて通報があったという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
2宗教法人に計1.5億円の所得隠し指摘 国税「お布施を私的流用」
和歌山県南部で複数の寺を運営する二つの宗教法人が大阪国税局の税務調査を受け、住職2人が檀家(だんか)から受け取ったお布施などを私的に流用したとして、2021年までの7年間で計約1億5千万円の所得隠しを指摘されたことがわかった。国税局は住職2人への給与に対する所得税の源泉徴収漏れにあたると判断したとみられる。 追徴税額は重加算税を含めて計約7800万円で、2法人は全額納付したとされる。 関係者によると、2法人は同県田辺市とすさみ町にあり、いずれも臨済宗妙心寺派に属している。各法人の代表役員である住職2人はそれぞれ、生活費は寺からの給与などで賄っているとしていたが、国税局が調査すると、住職を兼務する寺のお布施など各7千万円超を私的な貯金などにあてていたという。 国税局は貯金など私的流用分を法人の会計帳簿に記載しなかったとして、重加算税対象の仮装・隠蔽(いんぺい)行為にあたると判断したとみられる。朝日新聞の取材に対し、田辺市の法人の住職は「税務調査は受けた。向こうの言い分はのんだ」と答えた。すさみ町の法人の住職は「(税務調査を)受けていない」とした。 宗教法人は、お布施やさい銭… この記事は有料記事です。残り345文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
学校への脅迫ファクス、送信先「1.5万件」 闇の掲示板に投稿
2023年1月30日 21時45分 全国の大学や高校、中学に今月23日から3日連続で、爆破や殺害を予告するファクスが届いた問題で、この直前、ネットの闇の掲示板に関与をほのめかす投稿があり、送信件数が計1万5千件を超えるなどと示されていたことがわかった。警察もこれらの事実をつかんでおり、威力業務妨害容疑で捜査している。 脅迫文は23日朝、各地の大学に届いたのが始まり。「高機能爆弾を仕掛けた」などと記し、金を振り込むよう求める内容だった。 翌24日未明には、各地の高校に「自作の改造銃や火炎瓶で殺しまくってやる」というファクスがあり、さらに25日未明、今度は中学宛てに「全員サバイバルナイフで殺す」などと記したファクスが届いた。 いずれの脅迫文にも、実在する東京の弁護士名が使われていた。 朝日新聞の取材で、ネット上の闇の掲示板に、これらのファクスと、体裁や内容が同じ文書が投稿されていたことがわかった。事態が公になる前の時間帯で、警察は送信に関わった人物が書き込んだ可能性があるとみて捜査している。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
学校への脅迫、闇掲示板に関与ほのめかす投稿 サイバー犯罪の温床に
全国の大学や高校、中学に今月23日から3日連続で、爆破や殺害を予告するファクスが次々に届いた。一部の学校は休校や早退などの対応を取り、影響は子どもたちにも広がった。この直前、ネットの闇の掲示板に関与をほのめかす投稿があったことがわかり、各地の警察が威力業務妨害容疑で捜査を始めた。 「お前らの大学に高機能爆弾を334個仕掛けた」 「死にたくなかったらいますぐ金を振り込む、それはできるよね?」 脅迫文が届き始めたのは23日朝、全国の大学に宛てたのが始まりだった。 翌24日未明には、各地の高校に殺害予告のファクスが届いた。 「自作の改造銃や火炎瓶で殺しまくってやる」 「2つの口座に300万円ずつ送金して貰(もら)う」 さらに25日未明、今度は中学宛てにファクスが届く。「全員サバイバルナイフで殺す」「口座に264万円を振り込むか選べ」などと記されていた。 大学、高校、中学のいずれの脅迫文でも、実在する東京の弁護士名が使われ、口座番号が記されていた点が共通する。 何者の仕業なのか。 朝日新聞の取材で、ネット上の闇の掲示板に、これらのファクスと、体裁や内容が同じ文書が投稿されていたことがわかった。 投稿時間はいずれも事態が公… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル