2023年1月28日 19時43分 記録的な寒波や大雪のため、28日も日本海側を中心に断水など生活への影響が出た。 石川県では、26日夜から相次いだ水道管の凍結や破裂による断水が28日も続いた。県によると、輪島市など能登地方を中心に、約1万1千世帯が断水の影響を受け、給水車による支援が続いている。輪島市では支援にあたる人員や資材が不足し、27日夜に県を通じて自衛隊への災害派遣を要請。陸上自衛隊金沢駐屯地によると、28日朝から給水トレーラーなど10台を同市に派遣したという。 鳥取県では大雪による倒木や電柱の倒壊で、28日に鳥取市の佐治、青谷両町など5カ所で計394世帯、879人が孤立状態となった。県によると、両町では夜までに緊急車両が通れるようになり、391世帯の孤立が解消された。人工透析が必要な人が2人いたが、病院に運ばれた。体調不良を訴えている人はいないという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
松野官房長官の秘書が酒気帯び運転か 店で焼酎3杯、帰宅中に赤切符
2023年1月28日 20時00分 松野博一官房長官(衆院議員、千葉3区)は28日、地元事務所に勤務する男性政策秘書(49)が道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで千葉県警に交通切符(赤切符)を交付されたと明らかにした。秘書は容疑を認めており、近く政策秘書を辞めるという。 松野氏によると、秘書は27日午後8時ごろ、千葉市緑区内で、酒気帯びの状態で自家用車を運転。パトロール中の警察官に止められ、呼気検査をしたところ基準値を超えるアルコールが検出されたという。同区内の居酒屋で1人で飲酒した後、数百メートル離れた自宅に帰る途中だった。店では約1時間の間に焼酎を3杯程度飲んだという。 松野氏は都内で記者団に「法令に違反する行為を行ったことは極めて重く受け止める。管理、監督が行き届かず、国民に率直におわびを申し上げる」と述べた。 秘書は事務所には20年以上勤務しており、勤務態度には問題なかったという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
雪の影響、奈良の「若草山焼き」にも 燃え方は全体の約10%に
米田千佐子2023年1月28日 21時00分 古都・奈良に早春の訪れを告げる伝統行事、若草山(奈良市、標高342メートル)の山焼きが28日夜にあった。3年ぶりの通常開催を17万人が見守った。約600発の花火が寒空を彩った後、奈良市消防団員ら約300人がほら貝、ラッパの合図で一斉に草地に点火していった。市内はこの日、雪が降ったりやんだりした。消防団員らが懸命に火をつけ続けたが広がらず、燃え方は全体の約10%にとどまった。(米田千佐子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
国公立大の部活を応援する会社、社員はホッケー部、アメフト部出身
カンサイのカイシャ ここがオモロイ! みなさま~、たいへん長らくお待たせいたしました。ただ今より、株式会社「部活のみかた」のご紹介をさせていただきます。ひと言で申し上げますと、国公立大で部活をがんばる学生たちを応援する会社でございます。私は東大応援部卒。文中に、○○高等学校出身、と出てまいりましたら、お約束のかけ声、「名門!」と心の中で言ってくだされば幸いです。 まずはスタッフ紹介。登場いただきますのは、大阪府私立(わたくしりつ)大阪星光学院高等学校出身(名門!)、谷村謙一さんで~ございます。 このお方、29歳。もともとはサッカー少年でしたが、中学受験に成功して心機一転、フィールドホッケーを始めました。高校生の先輩たちの優しさにつつまれて練習に励み、高校生になったころにはチームの中心選手となっていらっしゃいました。 小学校の先生になりたくて神… この記事は有料記事です。残り1635文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 #KANSAI 近畿の魅力を再発見する新企画。社会・経済から文化・スポーツまで、地元愛あふれるコンテンツをお届けします。[記事一覧へ] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
廃ホテルに集う80人 「ルフィ」らの詐欺集団、被害は15億円以上
各地で相次いだ強盗事件で、「ルフィ」を名乗って複数の事件を指示していた疑いが持たれている男らは、過去にフィリピンを拠点とした特殊詐欺グループの幹部でもあったとみられている。警視庁は男ら4人の逮捕状を取っており、4人を収容しているフィリピン側に引き渡しの要請を続けていた中で強盗事件が起きていた。 男らが収容されているのは、マニラ郊外の広大な警察敷地の一角にある入管施設。高さ約4メートルのコンクリート製の壁に囲まれ、壁の上には有刺鉄線が張りめぐらされている。警視庁が逮捕状を取得している4人のうち、渡辺優樹容疑者(38)は現地警察の間で「ビッグボス」と呼ばれていたという。 フィリピン司法当局や地元メディアによると、フィリピン警察当局は2021年、渡辺容疑者をオンライン詐欺や恐喝などの疑いで逮捕した。警察当局は調べを進める中で、渡辺容疑者が「日本やフィリピンを含む複数の国を対象にした最大の特殊詐欺グループ」に所属していると判断。その後に出国禁止命令が出され、同年から入管施設に収容されていた。 日本側も、警視庁が特殊詐欺事件に絡む窃盗容疑などで渡辺容疑者らの逮捕状を取っており、フィリピン側に身柄の引き渡しを求め続けていたという。 この特殊詐欺事件は、19年までの2年間に約1700件、15億円以上の被害を及ぼしたとされている。 週休2日の歩合制 1週間で手にする額は 主な手口は、警察官をかたっ… この記事は有料記事です。残り772文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
皿に口をつけて食らう 腕が動かなくなったすし職人、復活への執念
有料記事 編集委員・中島隆2023年1月28日 18時00分 京都市の繁華街、四条河原町。その騒がしさの横につながる長屋の一角、そこに江戸前ずしの店「ひご久」がある。 肥後誠治さん(58)と久美子さん(63)の夫婦ふたりで、切り盛りする。店は最大11人が座れるカウンター席だけ、一晩に座れるのは1席に1人だけ、予約客だけ。そして、料理は誠治さんが心をこめてつくるおまかせだけ。 だけ、だけ、だけ。そんな限定をしているのには、理由がある。 これは、すし職人を続けることをあきらめなさいと医師に宣告された夫と妻の、奇跡の物語である。 2013年5月の、ある朝。誠治さんが目覚めると、首に激痛をおぼえた。寝違えたのだろう。2~3日したら治ると思ったが、治らない。指がしびれるようになった。 「はよ病院に行こ」… この記事は有料記事です。残り1866文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
次々倒れる戦友、とぎれる君が代 戦艦「武蔵」元乗組員らの手記復刻
太平洋戦争中にフィリピン沖で撃沈された戦艦「武蔵」の元乗組員ら215人の手記を収めた「嗚呼(ああ) 戦艦武蔵」(中央公論新社)が30日、出版される。1970~80年代に2冊の手記集がつくられたが、いずれも戦友会関係者向けで数も限られており、一般の人の目に触れることはほとんどなかった。戦後78年を迎える今、「証言を後世に残したい」と1冊の書籍にまとめて復刻した。 元乗組員らでつくる「軍艦武蔵会」は77年に「嗚呼 戦艦武蔵」、82年に「続!!嗚呼 戦艦武蔵」の2冊の手記集を作成した。ただ、いずれも500部程度が内部で配られただけで、図書館で閲覧することもできなかった。 編集の中心となったのはノンフィクション作家で、武蔵会顧問の手塚正己さん(76)。3年ほど前から復刻に向け、仲間と2冊の手記集の校正作業を重ねてきた。文章を読み込み、分かりづらい海軍用語に説明を付けたり、史実との食い違いに注釈を加えたりした。 武蔵は42年8月、「大和型… この記事は有料記事です。残り602文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大きなオブジェは人気の撮影スポット、タマネギ愛あふれる淡路島
有料記事 文・前田智 写真・林敏行2023年1月28日 15時00分 行列の先には、1台のクレーンゲームがあった。キャッチに成功すると鐘が鳴らされ、周囲から歓声が上がる。クレーンの先にあるのは、ぬいぐるみでも、おもちゃでもなく――。 大鳴門橋や四国を見渡せる展望台で、巨大なタマネギのオブジェが朝日を受けて輝いていた。高さ2・8メートル、直径2・5メートル、重さ250キロ。名は「おっ玉葱(たまねぎ)」。訪れた人は「タマネギや~」と歓声を上げる。 淡路島南部の兵庫県南あわじ市。渦潮で知られる鳴門海峡に近い高台にある観光施設「うずの丘 大鳴門橋記念館」はタマネギへの愛であふれていた。 クレーンゲームでつかむのはタマネギ。つかめると、1・2~1・5キロほどのタマネギがもらえる。キャッチコピーは「とれないと泣ける。とれても泣ける。たまねぎキャッチャー。」。タマネギ形のいす、タマネギ形の髪形になれる「たまねぎカツラ」もある。 島は全国有数のタマネギ産地。温暖な気候とミネラル分が豊かな土が育んだタマネギに「とことん、こだわりました」と運営する第三セクター会社取締役の宮地勇次さん(38)は話す。横浜市の大学生・本間愛梨さん(21)と中川菜留美さん(21)は「景色もきれい」と盛んにオブジェを撮影した。 記事後半では、地元で人気のグルメスポット紹介や会員登録すると応募できるプレゼントもあります。2月5日(日)締め切り 1985年にオープンした同… この記事は有料記事です。残り812文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大日本図書が市教育委員の2人も接待 教科書選定めぐる報告書が指摘
大阪府藤井寺市の市立中学校の教科書選定を巡る汚職事件で、教科書会社「大日本図書」(東京)が、教科書の採択に関わる市教育委員2人を飲食店で接待していたことが明らかになった。同社が26日、特別調査委員会の報告書を公表した。 事件では、同社に便宜を図った見返りに現金を受け取り、接待を受けたとする加重収賄などの罪で、市立中学の元校長(61)が25日に大阪地裁で有罪判決を受けた。 報告書によると、元校長に謝礼を渡した同社元取締役(65)と社員(35)=いずれも贈賄罪で略式命令=は2019年7月、大阪市内の飲食店で元校長と教育委員と会食し、代金計約5万2千円を同社で負担した。約3週間後の市教育委員会で小学校教科書の採択が審議され、理科と生活で同社の継続が決まった。 社員は20年7月にも元校長と別の教育委員と松原市内の飲食店で会食し、計約2万6千円を同社で負担。約3週間後の市教委では中学校教科書の採択が議論され、保健体育の継続と、数学の新規採用が決まった。 さらに、社員は教科書を比較する調査員だった藤井寺市立小学校の教諭とも19年5月に大阪市内の飲食店で会食し、代金計約1万8千円を同社が負担した。教諭は元校長の起訴後の昨年11月30日、1人分の約9千円を同社に支払った。 社員は会食の席で、教科書の特徴を説明したり、説明資料を渡したりしていたという。報告書は教育委員らへの一連の働きかけについて、「公平性が影響を受けたことは否定できないが、現実に採択の結果がゆがめられたとまでは認められない」と結論づけた。 報告書の公表を受け、藤井寺市教委教育部の寺田剛理事は「事実であれば、教科書採択の公正性に疑念を生じさせる。あってはならないことだ」と話した。市教委によると、報告書で指摘された教育委員や教諭から「接待を受けた」との申し出はないという。今後、第三者委員会が調査する方向で調整している。 教育委員に「委員に適しない非行がある」と首長が認めた場合、議会の同意を得て罷免(ひめん)できると法律で定めているが、市秘書広報課の担当者は「事実であれば、(接待)行為に至った状況も含めて把握しないと、非行かどうか判断できない。第三者委の調査結果を受けて判断する」と説明した。 また、大阪府の指針は、府立学校の教員らが教科書会社などの利害関係者から接待を受けることなどを禁じている。藤井寺市立小学校の教諭は指針の対象外だが、任命権者は府教委だ。府教育庁の教職員人事課は「事実であれば、何らかの対処を考えたい」と話した。 事件後、市は中学の数学と保健体育で、同社の教科書の使用を新年度から取りやめることを決めた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
バスケ部の補欠からプロへ あきらめの悪い選手が挑む「第二の人生」
元プロバスケット選手の楯(たて)昌宗さん(35)の財布には1枚の古いテレフォンカードが入っている。約20年前から、ずっとだ。 カードには、岐阜県関市で過ごした中学時代のバスケット部の集合写真が印刷されている。 同県中津川市出身。小学4年からミニバスケットを始めた。プロを夢見て、中学でもバスケ部に入った。 十数人いた新入部員でミニバス経験者は数人。身体能力とスピードには自信があった。「すぐに試合に出してもらえるだろう」と楽観していた。 それから3年間、ベンチで苦汁をなめることになるとは思わなかった。 3年生でもらった背番号は9番。負けたと思えない同級生らが自分より若い番号をつけていた。試合には出してもらえなかったり、数分で交代させられたり……。 ある日、ミニバス時代に同じチームだった同級生に言われた。 バスケをあきらめそうになったとき、楯さんは財布からテレフォンカードを取り出し、奮い立たせてきたといいます。 「楯君って小学生のときは上手だったけど、中学になってからダメだね」 起用しない理由について、監… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル