2023年1月27日 22時08分 27日午後3時ごろ、大阪府豊中市庄内幸町2丁目の2階建ての民家で、「両親が冷たくなっている」と訪ねてきた息子(47)から110番通報があった。大阪府警によると、1階のリビングで谷脇元信さん(82)が、近くの寝室の畳の上で妻の道枝さん(85)が倒れており、いずれもその場で死亡が確認された。 豊中南署によると、2人暮らしとみられる。息子が訪れた際、玄関や窓は施錠されており、リビングのこたつや寝室の電気あんかは電源が入っていたという。23日には夫婦が転倒し、息子が病院から送り届けるなどしていた。夫の後頭部に傷がある以外、2人に目立った外傷はないという。署が死亡の経緯を調べる。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
米軍普天間飛行場の移設計画反対訴え 東京・銀座で数百人がデモ
伊藤和行2023年1月27日 22時10分 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)を名護市辺野古へ移設する政府の計画に反対するデモ行進が27日夜、東京都心であった。数百人の参加者が、日比谷公園から銀座の中心街を練り歩き、「辺野古の海を埋めるな」「沖縄の民意を無視するな」と訴えた。 ちょうど10年前の2013年1月27日、同じ道を沖縄県の全41市町村長や議長、自民から共産までの超党派県議らが歩くデモが行われた。当時の参加者は翌28日、オスプレイの沖縄配備撤回と普天間飛行場の県内移設断念を求める「建白書」を携えて官邸へ行き、当時那覇市長だった翁長雄志氏(その後県知事、18年に死去)らが安倍晋三元首相に「直訴」した。 10年前のデモは、沿道にいた団体から「売国奴」などと罵声が飛んだことから、沖縄では辺野古移設反対を訴える人たちがヘイトスピーチの標的になった象徴的な出来事として記憶されている。 この日のデモで大きなトラブルはなかった。19年に辺野古埋め立ての是非を問う県民投票を実施した団体元代表の元山仁士郎さんらも参加し、デモに先立つ集会で「辺野古新基地建設断念を求める声を首都圏から上げてほしい」と訴えた。 デモに参加した那覇市出身で都内在住の会社員宇根(うね)多喜央ダンさん(32)は、父が元米軍人。「複雑な思いもあるが、私は辺野古移設は反対だから声を上げている。デモでは沿道からエールを送ってくれる人もいた。意見が違っても話し合うことが大事だと思っている」と話した。(伊藤和行) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
埼玉県最大の二子山古墳で「墓荒らし」か 2カ所で大きな穴を発見
川野由起2023年1月27日 22時30分 埼玉県は27日、国特別史跡・埼玉(さきたま)古墳群(行田市埼玉)の二子山古墳で、人が掘ったとみられる掘削被害が2カ所見つかったと発表した。県立さきたま史跡の博物館(同市)の学芸員が26日に発見し、行田署に通報し、文化庁に報告した。 県文化資源課によると、二子山古墳は6世紀前半にできた県内最大の古墳。前方後円墳で、後円(高さ11・7メートル)の墳頂の中央部に直径約90センチ、深さ約250センチの円形の穴が、東側に縦約120センチ、横約60センチ、深さ約190センチの長方形の穴がそれぞれ見つかった。いつ、どのようにして掘られたかは不明だという。 古墳は高さ約1・2メートルの生け垣で囲まれており、関係者以外は立ち入りができない。古墳の墳丘の状況は年に1回程度、博物館の学芸員が確認している。最後の確認は昨年3月4日で、異常はなかった。被害はその後の発生とみられる。県は文化庁と協議したうえで、穴を復旧する考えだ。 古墳のあるさきたま古墳公園は、24時間誰でも立ち入りができる。日中は警備員が定期的に巡回するが、夜間は博物館にいる。特別史跡のき損は文化財保護法違反にあたる。罰則は5年以下の懲役か禁錮、または100万円以下の罰金と重い。(川野由起) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京都、4297人の新型コロナ感染を確認 死者は25人
東京都は27日、新型コロナウイルス感染者を新たに4297人確認したと発表した。前週の同じ曜日より2306人少ない。50代~90代の25人の死亡も発表した。 27日までの週平均の感染者は5284・6人で前週(8294・0人)の63・7%だった。27日の新規感染者の年代は30代の790人が最多で、40代710人、20代640人など。65歳以上は524人だった。発表人数以外に医師の陽性判定を受けていない感染者も少なくないとみられる。 病床使用率は39・1%。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO)を使用」とする都基準の重症者は前日より2人多い33人だった。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Le Japon cherche à enrayer le déclin de sa natalité
Des enfants de maternelle, à Tokyo, en novembre 2021. STANISLAV KOGIKU / SOPA IMAGES / REUTERS De l’argent pour des bébés. Ainsi l’a proclamé le premier ministre, Fumio Kishida, qui a promis dans son discours de politique générale, lundi 23 janvier, « des mesures sans précédent pour enrayer la chute de la […]
福岡と北九州はどっちが元気か 人口で明暗も、ともにIT誘致に力
北九州市と福岡市は性格の異なる兄弟のように、何かと比較されることが多い。ネット上でも「どっちが都会?」「働くならどっち?」といった検索候補を見かける。どちらが元気な街なのか――? 北九州市長選を機に、福岡県の二大都市を人口や経済などの指標で比べてみた。 まずは歴史から。政令指定都市になったのは北九州市が先輩だ。かつて四大工業地帯の一つとして「鉄都」と呼ばれた。1963年に5市が合併して誕生し、2月で「還暦」を迎える。当時の人口は103万人。福岡市は70万人で、指定市になるのに10年近く出遅れた。 その後、形勢は逆転。北九州市の人口は79年をピークに約93万人まで減少。人口に占める65歳以上の割合は3割を超え、高齢化率は指定市で最も高い状態が続いている。 対照的に福岡市の人口は右肩上がりで現在は約163万人。15~29歳の人口比率が17・6%と指定市で最も高く、高齢化率も指定市で2番目に低い。北九州市からの転出先として選ばれるのも、実は関東を抜いて、福岡市が最も多い。 続いて経済力。2019年度… この記事は有料記事です。残り1085文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
JR西日本、28日は近畿の一部で計画運休 京都や滋賀で融雪も作動
田添聖史2023年1月27日 20時06分 JR西日本は27日、強い冬型の気圧配置が続く影響により、28日は近畿エリアの一部で計画運休をすると発表した。特急列車計95本や、湖西線や山陰線など在来線の一部区間で終日、運転を取りやめるという。 JR西によると、特急列車は京都と北近畿方面をつなぐ「きのさき」や「まいづる」、京都・大阪から山陰方面をつなぐ「スーパーはくと」などで終日運休する。大阪・京都から北陸方面をつなぐ「サンダーバード」は終日、米原経由で運転を予定する。 在来線では、湖西線(堅田―近江塩津)や山陰線(園部―福知山)、播但線(寺前―和田山)など滋賀、京都、兵庫の計6区間で終日運休する。加古川線や福知山線などの一部区間では、夕方まで運休するという。 担当者は、今回の計画運休について「大雪や強風などの気象予報を踏まえて判断した」として、最新の情報に注意するよう呼びかけている。最新の運転状況は、JR西のホームページ(http://trafficinfo.westjr.co.jp/list.html)で確認できる。 JR西は27日夜から、京都や滋賀の一部エリアで列車の進路を変える分岐器(ポイント)の融雪装置を作動させるという。 在阪の私鉄各社は27日時点で、計画運休は予定していない。(田添聖史) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「鬼は内、福も内」にっこり顔の鬼瓦 名古屋の本屋で触ってみて
三州瓦の窯元「鬼福」(愛知県碧南市)は、くすっと笑えるかわいい鬼瓦も本気で手がける。屋根材として瓦の需要が減るなか、開発したアイデア商品の販路を広げ、2月3日の節分を前に名古屋市などの大型書店にも並んでいる。 魔よけでもある鬼瓦だが、まったくいかめしくない。にっこりと大きな口を開けて豆菓子を食べる。節分キット「鬼は福」(税込み2970円)は小さく焼いた鬼瓦と、専門店の豆菓子、枡をセットにしたもの。節分が過ぎても飾っておける。 コロナ禍では「鬼は外、福は内」のかけ声が出しにくいのではないか――。社長の鈴木良さん(38)はそう考え、2年前の節分前に商品化した。自社のオンラインショップなどネットで扱っていた。 「鬼瓦をじかに見て触っても… この記事は有料記事です。残り748文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
80代女性、口座の底つくまで31回出金 うその電話で2千万円被害
2023年1月27日 17時33分 実在しない「国立支援機構」をかたる電話を信じ、大阪府内に住む80代の無職女性が現金計約1980万円をだまし取られたと大阪府警が27日、発表した。女性は、口座残高が底をつくまで計31回にわたって現金を引き出し、自宅近くの路上で待ち合わせたスーツ姿の男に、繰り返し現金を手渡していたという。 特殊詐欺捜査課によると、昨年9月下旬ごろ、女性宅に架空の「国立支援機構」を名乗る男の声で、「NPO法人の男があなたの名義で1980万円の買い物をしたので、585万円を支払ってほしい」と電話があった。 その後、この「買い物をした男」が犯罪に関与したとして、金融庁をかたる人物らから「保釈金が1千万円に決まったので払ってほしい」「罰金500万円に決まった」などと言われ、女性は何度も口座から出金。電話は11月まで続いたという。電話が途絶えたことを不審に思った女性が今年1月に金融庁に相談し、特殊詐欺被害に気づいたという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
無断外出で自死…「病院の説明違反」否定 最高裁で遺族が逆転敗訴
根岸拓朗2023年1月27日 17時42分 統合失調症の治療で香川県立丸亀病院(丸亀市)に入院中に自死した男性(当時38)の遺族が、病院を運営する県に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第二小法廷(三浦守裁判長)は27日、自死の危険性に関する説明を怠ったとして県に賠償を命じた二審・高松高裁判決を破棄し、請求を棄却する判決を言い渡した。遺族の逆転敗訴が確定した。 1997年から丸亀病院への入院を繰り返していた男性は、7回目の入院中だった2010年、病院から無断で外出して近くの建物から飛び降りた。 遺族が「病院が自死を防ぐ義務を怠った」と提訴したが、高松地裁は請求を棄却。二審の高松高裁は、自死は予見できなかったとして、防止についての病院の責任は認めなかったが、「病院が無断外出の危険性について説明義務を果たさなかったことで、男性が他の病院と比べて入院先を選ぶ『自己決定権』が侵害された」と判断。県に110万円の賠償を命じた。 しかし、第二小法廷は、無断外出による自死の危険性がこの病院で特に高かったわけではない、と指摘。「男性が、無断外出の防止策の内容で病院を選ぼうという意向があったとはうかがわれない」として、県に説明義務違反はなかったと結論づけた。(根岸拓朗) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル