「会社でいじめに遭った」「妻に暴言を吐いてしまいそうで不安」。全国の男性たちから、そんな悩みや相談がひっきりなしに届く。 大阪を拠点に男性専用の電話相談を受けている「『男』悩みのホットライン」。毎月第1、第2、第3月曜日の午後7~9時に開設する電話は、鳴りやむことがない。 開設した1995年度~2021年度の相談件数は計2874件。相談員は1件、1件、じっくり話をきいている。相談以外に、無言電話もたくさんあるという。 相談員を務めて9年の臨床心理士、福島充人(みちひと)さん(39)=兵庫県=は、最近の相談内容の変化を、肌で感じている。 1件の相談が終わると、相談員はその内容を「家族」や「仕事」、性器や性的嗜好(しこう)などに関する「性」、「性格・生き方」といったカテゴリーに分類する。 ところが、コロナ禍が始まった3年ほど前から、どこに分類すればいいのか悩む相談が増えているという。 「男はこうあらねばならない」といった考えにとらわれ、苦しむ男性のありようが注目されています。なぜ苦しいのか、どのように考えれば楽になれるのか。男性の悩みの相談に乗っている福島さんのお話から考えます。11月19日の国際男性デーの前後に配信する全9回連載「『男性を生きづらい』を考える」の3回目です。 自分の生活や近況を話し、「… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
京大が「閉鎖」表明の無料動画 院生が2カ月で代替サイト立ち上げ
京都大学が国内外向けに講義や講演を無料公開している「京都大学オープンコースウェア(OCW)」。大学側が一時、事業終了を発表し、先行きが不透明な中、京大生の有志が、京大OCWを見られるサイトを立ち上げた。発案は、OCWに強い思い入れのある大学院生。サイトが完成し、SNSでは「ナイスジョブ」と、評判になっている。 新たなサイトは、「OCW Central」(https://ocwcentral.com/)。京大大学院情報学研究科知能情報学専攻の修士1回生、大戸康隆さんが発案した。8月4日、京大はOCWの運用を担ってきた学内のセンターの廃止と、OCWサイトの閉鎖を発表した。それを受け、大戸さんはその日のうちに、研究室の仲間に相談。代替サイトを作成することを決めた。 大戸さんが「OCW閉鎖」のニュースに素早く反応したのには、訳があった。 大戸さんは群馬県出身。高校… この記事は有料記事です。残り1189文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
細田議長の責任、「国葬」問題…政界のご意見番・伊吹文明氏の考えは
「保守」を自任する政治家として、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党との関係をどう見るのか。細田博之衆院議長の説明責任は。「国葬」をめぐる国会と内閣の関係はどうあるべきか――。衆院議長を務めた伊吹文明氏(84)に聞いた。 ――教団と関係を持つ議員は、安倍晋三元首相の派閥、清和会系に多いですね。 「それは(安倍氏の祖父で元首相の)岸信介先生から関係が始まっているわけだから。1960年代当時、東西冷戦だから、裏側にどういうこと(教義)があるかということよりも、共産党、共産主義に対抗するために(戦前に右翼政治家として活動し、政界の黒幕とされる)笹川良一氏と、岸先生で関係をつくった。自民党の先輩たちがそういうものにひかれたことは否定しない。それが派閥の流れとして今につながっている」 「それ以来、全く没交渉だった」 ――保守の立場から、教団の教義をどう見ますか。 「保守の考えとは相いれないものだ。韓国はアダムの一番立派な国で日本はそれに従属すべき国だと。植民地化などでひどい目に遭わせたから我々に償いをするのは当たり前だという考えだ。保守が一番大事にしているのは、民族が醸成してきた伝統的な規範や良識。彼らはその伝達装置の一つとしての国家を辱めている」 ――ご自身、政治家として旧統一教会側との関係はなかったのですか。 「1983年の初当選後に地元市議の長老が、共産党と戦う団体があるから一度、のぞいてみませんかと。京都は共産党(などからなる革新)府政からやっと抜け出したところだった。それが国際勝共連合の事務所だった。霊感商法が当時、問題になる中で、統一教会の政治団体だということをだれかが教えてくれた。教義を少し調べてみたら、問題があるものだということが分かり、それ以来、全く没交渉だった」 ――保守の顔だった安倍元首相が関連団体の会合に、ビデオメッセージを送っていました。 「やはり安倍さんの政治信条からすると違和感がある。僕は、教義が保守の考えと相いれないという方に重きを置いて、関わりを断つ判断をした。安倍さんは、おかしいところがある団体だけれども、勝共(反共)の方に重きを置いたということかもしれない」 ――安倍氏と団体の結びつきで、特定の宗教が政治に影響を与えていたのではありませんか。 「ビデオメッセージが教団本体の信者獲得とか、霊感商法の物品販売とか高額寄付に対して、大変な恩恵を与えたのか、具体的な効果があったのか証明できないとなかなか難しい」 ――元首相がメッセージを送るのは、やってはいけないことでは。 「僕は、彼らが反社会的だと認識していますよ。けれども、けしからんというだけで政治をやりだしたら、とんでもないことになってしまう。何が問題なのか、どう線引きすべきかは、国会で議論をして決めたらいい」 ――安倍氏本人と教団について話したことはありますか。 「まったくない。ただ、安倍さんというより岸さんや福田(赳夫元首相)さんの流れの中で統一教会はやはり清和会との関係があるという漠然とした感じはあったけどね。安倍さんがそんな立場にいたってことも全く知らなかった」 ――自民党幹事長の経験者として、安倍氏による信者票の割り振りなどは当然知っていたのでは。 記事の後半で記者は伊吹氏に、細田博之氏の進退についての考えを聞いています。「政界のご意見番」は何と答えたのでしょうか 「いや知らない。誰が幹事長… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「学んだことが頭に浮かんだ」 看護学生は心臓マッサージを続けた
青瀬健2022年11月16日 8時00分 とっさの心肺蘇生法と119番通報で80代男性の命を救ったとして、南但消防本部(兵庫県朝来市)は10日、香美町の看護学生宮脇友梨さん(21)と養父市の田村公貴さん(27)に感謝状を贈った。 9月28日午後4時40分ごろ、養父市八鹿町下網場の路上で、買い物帰りの宮脇さんは自転車を押して歩く男性の姿を見つけた。突然ふらふらし始め、倒れた。 呼びかけても意識はなく、呼吸も脈もない。まず起こさなければと、手伝ってくれる人を探したが誰もいない。そのうち通りかかった田村さんに119番通報をお願いした。宮脇さんが通信指令室に状況を伝えると、職員からいわゆる心臓マッサージをするよう指示を受け、胸骨の圧迫を続けた。 その様子を見かけた八鹿病院職員の通報で看護師がかけつけ、脈が戻っていることが確認できた。ほどなく救急車が到着し、男性は病院に搬送された。現在はリハビリ中という。 宮脇さんは「初めは怖かったですが、学習してきたことがその場で頭に浮かび、生かせてよかった」と振り返った。田村さんも「人助けの手伝いができてよかった」と話した。(青瀬健) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「違憲状態」2件→8件、厳しい判断増える 参院「一票の格差」訴訟
「一票の格差」が最大3・03倍だった7月の参院選は投票価値の平等を求める憲法に反するとして、二つの弁護士グループが選挙無効を求めた訴訟で、全16件の高裁判決が15日に出そろった。「違憲」が1件、「違憲状態」が8件、「合憲」は7件だった。最大格差が3・00倍だった前回2019年の参院選に対する高裁判決は14件が合憲、2件が違憲状態だったのに比べ、厳しい判断が大幅に増えた。 一連の訴訟で最後となった仙台高裁秋田支部は15日、「国会の格差是正の姿勢は著しく後退しており、さらに投票価値の不均衡が拡大しかねない」と述べ、違憲状態と判断した。 一票の格差は、議員定数1あたりの有権者数が選挙区ごとに違うことで投票価値に差が生じる問題。今回の定数1あたりの有権者数は、最少の福井選挙区が約31万7千人で、最多の神奈川選挙区は約96万2千人だった。格差は3・03倍で、神奈川の人の票は福井に比べ「0・33票」の価値しかない計算になる。 全有権者の2割が「0.33票」 16件のうち唯一、違憲とし… この記事は有料記事です。残り1633文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ミシュランガイド東京、三つ星は昨年と同じ顔ぶれで12軒
有料記事 編集委員・大村美香2022年11月15日 19時16分 日本ミシュランタイヤは15日、東京都内の飲食店を星の数で評価する「ミシュランガイド東京2023」を発表した。最高ランクの三つ星は12軒で、顔ぶれを含め、昨年と変わらなかった。二つ星は39軒、一つ星は149軒。 一昨年から発表されている「グリーンスター」は昨年より2軒減り、12軒だった。食品ロスの削減など持続可能性に貢献する店を評価するもの。 生江シェフ「生活を自然に再接続しなければ」 三つ星とグリーンスターを獲… この記事は有料記事です。残り301文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
車だけでなく人も AIや3Dで踏切内の異常検知 西武線で運用開始
角詠之2022年11月16日 6時00分 西武鉄道は、AI(人工知能)や3D画像解析システムを用いて踏切内の異常を検知するシステムの運用を始めた。踏切内に取り残された人をカメラで検知する。国土交通省によると、3Dカメラを使った踏切向けシステムは国内で初めてで、AIを使ったものは2例目という。 運用は14日に始めた。カメラは、3D画像解析を使ったものが西武新宿線内の井荻―上井草間の井荻第2号踏切(東京都杉並区上井草1丁目)に、AIを使ったものが西武池袋線内の椎名町―池袋間の池袋第9号踏切(東京都豊島区西池袋4丁目)と所沢―西所沢間の所沢第3号踏切(埼玉県所沢市久米)の2カ所に、それぞれ設置された。 踏切には、大事故を予防するために主に車を検知する装置が設置されてきたが、人の検知に向けても開発を進めてきたという。 3Dのものは二つのレンズで距離や高さなどを立体的に認識し、AIのものは骨格などを検知して人を認識する。共に、踏切内に3秒以上とどまっていた場合に運転士に異常を知らせる仕組みだ。西武鉄道は踏切が多く全体では340を数え、今年度はさらに二つの踏切で設置予定という。(角詠之) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
手話で語った「私の声は聞こえていますか」 強制不妊、控訴審で訴え
旧優生保護法の下で障害を理由に不妊手術を強いられたとして、兵庫県内の5人が国に計1億6500万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審が15日、大阪高裁(中垣内健治裁判長)であった。一審が不法行為から20年で賠償請求権が消える「除斥期間」を理由に訴えを退けたことに対し、原告側が「差別の助長など著しく正義・公平に反する場合、適用されない」などと主張し、即日結審した。判決は来年3月23日の予定。 原告側の意見陳述では、聴覚障害のある明石市の小林宝二(たかじ)さん(90)と脳性小児まひのある神戸市の鈴木由美さん(67)が証言台に立った。 小林さんは、同じく原告で妻の喜美子さん(当時89)が今年6月に亡くなったことに触れ、「60年間子どもを持つことができず、2人で寂しさや悲しさを持って生活してきた。裁判官の方、私の声は聞こえていますか」と手話で語った。 鈴木さんは「障害を理由に何… この記事は有料記事です。残り162文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「現金先払い」業者を提訴 利用者ら「実態はヤミ金」と賠償を請求
松浦祥子、森下裕介2022年11月15日 20時30分 「買い取り・現金先払い」をうたう業者に物品の写真を送信し、現金を借りたら、違法に高額な返済を強いられた――。そう訴える大阪府と兵庫県の男性7人が15日、東京や大阪などの業者5社に計約336万円の損害賠償を求める訴訟を大阪簡裁などに起こした。古物商などと登記されている業者から、年利換算で360%超の返済を迫られたとし、「実態はヤミ金業者だ」と主張している。 訴状によると、原告の男性らは2020年8月~今年9月、ネット上で業者を見つけて利用。ラインなどを通じて物品の写真を送ると、業者側から「買い取り代金」が示され、同額が振り込まれた。業者と「売買契約」を結ぶものの、物品の送付先が示されていなかったことなどから「売却の意思はなく、借金をしている認識だった」という。 業者側から直近の給料明細などの提示を求められ、現金を受け取った翌月の給料日に、年利換算で360~3370%の返済を求められたという。 提訴を受け、業者のうちの1社は「突然提訴されて戸惑っている。訴状が届いていないため事実確認ができない」とコメントした。 金融庁によると、同様の方法は21年秋ごろから目立ち始め「貸金業法や出資法違反の可能性が高い」という。同庁が、給料を債権として現金を貸し付ける「給与ファクタリング」は「貸金に当たる」との見解を示してから増えたという。 弁護士や司法書士らでつくる「買い取り金融対策全国会議」などは19日午前10時~午後4時、電話(06・6361・0546、048・774・2862)で無料相談を受け付ける。同会議の共同代表で、原告側代理人の前田勝範司法書士は「気軽に現金が手に入るが、繰り返し利用するとすぐに多重債務に陥る。専門家に相談してほしい」と呼びかけている。(松浦祥子、森下裕介) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ラーメンチェーン「もっこす」社長を逮捕 留学生を働かせすぎた疑い
小川聡仁2022年11月15日 21時00分 就労時間の制限を超えて外国人留学生を働かせたとして、兵庫県警は15日、県内でラーメン店「もっこす」を展開する「もっこすフーズ」社長の内田阿ソ彦容疑者(43)=神戸市中央区楠町2丁目=を入管法違反(不法就労助長)の疑いで逮捕し、発表した。県警は認否を明らかにしていない。 外事課によると、内田容疑者は今年4~9月、神戸市内の店などで、ベトナムと中国国籍のアルバイト計3人に、留学生の労働時間の上限として法令が定める1週間28時間を超えて働かせた疑いがある。週50時間以上働いていた時もあったと同課はみている。 8月下旬、生田署に同社の不法就労に関する匿名の情報提供があったという。 もっこすフーズのホームページによると、1977年10月に内田容疑者の父が「神戸の中華そば もっこす」を開店した。現在は直営店、フランチャイズ店を合わせて兵庫県内で14店舗を経営しているという。(小川聡仁) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル