森下裕介2022年6月13日 11時30分 大阪府内の学校法人の土地取引を巡って業務上横領罪に問われ、無罪が確定した不動産会社「プレサンスコーポレーション」(大阪市)の山岸忍元社長(59)が「大阪地検特捜部の違法捜査で精神的苦痛を受けた」などとして、国に7億7千万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が13日、大阪地裁であった。国側は請求棄却を求めた。 山岸元社長はこの日の意見陳述で、「私のような冤罪(えんざい)被害者が二度と生み出されないように訴訟を起こした。検察は反省して欲しい」と述べた。 訴状では、山岸元社長の部下を取り調べた検事が「あなたはプレサンスの評判をおとしめた大罪人」などと脅迫したため、部下が元社長の関与を認める供述をしたと主張。248日間勾留された上、自社の株価が値下がりして多額の損失を被った、と訴えている。 大阪地裁は昨年10月、検事の発言について「(部下に)真実と異なる供述に及ぶ強い動機を生じさせかねない」と指摘。検察側が有罪立証の柱とした部下の供述は信用できないとして無罪を宣告したが、「違法捜査」とは言及しなかった。(森下裕介) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
宝塚の農園に浮かぶ緑の球体 涼演出する「つりしのぶ」 出荷最盛期
夏の到来を前に、軒下などにつるして涼を演出する「つりしのぶ」の出荷が、兵庫県宝塚市の「つりしのぶ園」で最盛期を迎えている。 「つりしのぶ」はシダ植物のシノブグサを土を固めた型に植え付け、風鈴と一緒につるして涼感と風情を楽しむ。園主の市原誠さん(76)によると、シノブグサを苗から育成するのに約4年、型に植え付けてから出荷できるまで約1年半かかるという。 同園では、約9千個ほど作っ… この記事は有料会員記事です。残り196文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
別姓の婚姻届を再提出 米での婚姻「日本でも有効」司法が認めた夫妻
杉原里美2022年6月13日 13時08分 米国で別姓のまま結婚した婚姻関係が日本でも有効と認めるよう国に裁判で求めた映画監督の想田和弘さん(52)と映画プロデューサーの柏木規与子さん夫妻が13日、それぞれの姓を選んだ婚姻届を東京都の千代田区役所に改めて提出した。昨年の東京地裁判決は婚姻の成立を有効としたが、戸籍記載の地位確認は退けていた。 区は同日、受理しなかった。想田さんと柏木さんは近く区に受理命令を出すよう求める家事審判を東京家裁に申し立てる予定だ。 柏木さんと想田さんは1997年、別姓のまま、米国のニューヨークで結婚した。海外で結婚すると、日本の在外公館などに届ける必要があるが、日本の婚姻届は、片方の姓を選ばなければならない。2人は、選択的夫婦別姓制度の実現が近いと考え、届け出を先送りしていた。 2人は2018年、「妻の氏」「夫の氏」の両方にチェックを入れた婚姻届を千代田区に提出した。だが、「夫婦は夫または妻の氏を称する」と定めた民法と、婚姻届には「夫婦が称する氏」を記載すると定めた戸籍法に違反するとして受理されなかった。 2人は国に対し、夫婦としての地位確認を求める訴訟を東京地裁に起こした。21年4月の東京地裁判決は、婚姻の成立自体は日本でも有効と判断したうえで、不服があれば家裁に申し立てるのが適切だなどとして訴えを退けた。 判決は確定した。ただ、戸籍には記載されていないままで、婚姻関係を戸籍上、公的に証明する手段がない。柏木さんは01年、米国領事館で日本人職員に配偶者ビザの発行を拒まれるなど不利益を経験している。税制の配偶者控除を受けられないといった法律婚を条件とする制度の適用も難しいという。 弁護団は「2人が同じ戸籍に載らなくても、各人の戸籍に結婚したことを記載する方法でも証明できる。一時的な結婚証明書を発行することも訴えていきたい」と話している。(杉原里美) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Swallows finish interleague in style with win over Hawks
Fukuoka – Keiji Takahashi struck out 10 in his first regular season shutout as the Central League-leading Tokyo Yakult Swallows won their final interleague game 3-0 over the Pacific League’s Fukuoka SoftBank Hawks on Sunday. A day after Yakult clinched the interleague title, the 25-year-old Takahashi (5-1) squared off against […]
フィリピンパブに「タレント」戻るか ビザ発給、直近20年で最少に
数字は語る 目の前のステージで踊り終えたマリア(仮名)が席へやって来た。「3月に日本来た。日本語は少しだけ」とはにかみながら。 23歳、フィリピンのマニラ近郊の出身という。母国ではデパートの販売員をしていたが、「給料が安くて日本で働きたかった。でも、パンデミック(感染症の大流行)で入国できなくて」。 まばゆいミラーボールの下で話し込むと、最後にそっと打ち明けた。 「3歳になる子どもがいる。ビザは6月までだけど、またアプライ(申請)したい」 関東地方にある繁華街。雑居ビルに入居するフィリピンパブは平日にもかかわらず盛況だった。在籍するタレントは10人以上。その1人であるマリアは、興行ビザで初来日したダンサーだ。 興行ビザとは、演劇や演奏、スポーツなどの活動を行うために入国する外国人に発給される。海外の歌手がコンサートを開いたり、外国人選手がプロ野球の試合に出たりする際に必要になるものだ。 「3月から各地の店にフィリピン人タレントが戻ってきている。コロナの水際対策がやっと緩和されたからね」 東北地方の外国人芸能プロモーターの男性はそう話す。 現役プロモーターが明かす興行の現状 ここでいうタレントとは興行の在留資格を持つ歌手やダンサーのこと。ほぼ全員が女性で、入国後は契約を交わした店に出演する。「いま入っているのは、2020年に在留資格の認定が下り、2年待たされていた人たち。在留期間は3カ月が多いよ」 新型コロナウイルスの影響による入国制限で、20年に発給された入国用ビザは111万8025件と前年から87%減だったが、さらに21年は1999年以降で最少の9万306件まで落ち込んだ。このうち興行ビザは1731件で、フィリピン人へはわずか40件。19年と比べると99%減り、過去20年で最も少ない。 この興行ビザと切っても切れ… この記事は有料会員記事です。残り1044文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
痴漢から身守る四つの技 千葉県警の護身術、記者が体験
痴漢や不審者に触られたとき、女性はどうすれば――。千葉県警が、そんな女性向けの簡単な護身術を広めている。薄着になり始めるこの時期に県警が実施する「痴漢被害防止キャンペーン」(1~16日)に合わせ、県警担当の女性記者2人がその護身術を教わってみた。 指導をしてくれたのは、子どもや女性を狙った犯罪を防ごうと活動する県警のよくし隊レディ「あおぼーし」の女性警官4人。あおぼーしは、さわやかな空の色や気持ちを落ち着かせる心理的効果があるという「青」に「防止」をかけた造語だ。県警担当の近藤咲子記者(26)と竹中美貴記者(25)が教わった。 痴漢対策に護身術は有効か。警察担当の女性記者2人が実際に体験してみました。2分30秒の動画でも、わかりやすく解説します。 手をつかまれたら 抱きつかれたら 今回習ったのは、歩いていて… この記事は有料会員記事です。残り2126文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京・板橋で住宅火災、3棟に延焼 近くの小学校が全児童を避難
2022年6月13日 10時29分 東京消防庁によると13日午前9時半ごろ、東京都板橋区氷川町の2階建て住宅から出火、午前10時現在、火は周囲の建物3棟にも燃え移り、消火活動が続いている。同庁によると、60代男性が負傷しているという。 現場は板橋区立板橋第一小学校から約50メートル。同小学校は全校児童500人超を近くの同区立板橋第三中学校に避難させた。児童にけが人はいないという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
76人に1人がひきこもり 働き盛りの世代にも 江戸川区が独自調査
住民の少なくとも76人に1人がひきこもり状態で、30~50代の働き盛り世代に多い――。人口約70万人の東京都江戸川区が区民を調べると、そんな実態が浮かび上がった。自治体の大規模調査は珍しく、区は「当事者の顔が見えてきた」として支援策に乗り出す。 区は昨年7月から今年2月にかけて、15歳以上の区民のうち無職だったり、福祉の行政サービスを受けていなかったりする人がいる18万世帯にアンケートを郵送。区職員が対象世帯を訪問して回収を進め、約10万3千世帯(57・2%)の回答を得た。8日、結果を公表した。 調査ではひきこもりについて「仕事や学校などに行かず、家族以外の人との交流をほとんどしない方」と位置づけた。その結果、区内に少なくとも7919人いると判明した。調査前から区が支援している人や区教育委員会が把握する不登校の子どもなど計1113人と合わせると、区民の76人に1人がひきこもりの状態とわかった。 世代別では40代が1196… この記事は有料会員記事です。残り658文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
秋篠宮さま、日本水大賞などの表彰式出席 皇室6月13日~19日
2022年6月13日 7時00分 天皇、皇后両陛下や皇族方の予定を毎週更新します。皇室の方々は様々な行事や式典、宮中祭祀(さいし)などで多忙な日々を送っています。紙面では掲載しきれない公務も紹介します。 宮内庁は6月13~19日の予定を発表した。秋篠宮さまは14日、東京都内で開かれる「第24回日本水大賞・2022ストックホルム青少年水大賞」表彰式に出席する(表記は宮内庁発表に準じます。予定は変更されることがあります)。 皇嗣家(秋篠宮ご一家) 6/14(火) 紀子さま 宮邸(愛媛県赤十字血液センター オンライン・ビジット及び小学生見学体験教室をオンライン視察) 秋篠宮さま 日本科学未来館(「第24回日本水大賞・2022ストックホルム青少年水大賞」表彰式に出席) 6/16(木) 佳子さま 武蔵野東陵(香淳皇后山陵例祭の儀) 秋篠宮ご夫妻 皇霊殿(香淳皇后例祭の儀) 6/17(金) 秋篠宮ご夫妻 東京国立博物館(沖縄復帰50年記念特別展「琉球」鑑賞) 常陸宮家 6/15(水) 華子さま 常陸宮邸(公益財団法人日本いけばな芸術協会新旧理事長と面会) 三笠宮家 6/16(木) 彬子さま、瑶子さま 皇霊殿(香淳皇后例祭の儀) 6/18(土) 彬子さま 秩父宮ラグビー場(リポビタンDチャレンジカップ2022日本代表対ウルグアイ代表) 6/19(日) 彬子さま 大阪府(第73回高松宮記念杯競輪) 高円宮家 6/14(火) 久子さま 高円宮邸(マンスフィールド研修第25期研修員と面会) 6/15(水) 久子さま 高円宮邸(マンスフィールド研修第25期研修員と面会) 6/16(木) 久子さま、承子さま 皇霊殿(香淳皇后例祭の儀) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
今さら聞けないSDGs ビジネスでも押さえておきたい基本のき
このごろSDGs(エスディージーズ)という言葉をよく見聞きするようになりました。気候変動や貧困、格差など地球規模の課題を解決するための世界共通の目標ですが、どこまで理解できているかでビジネスのチャンスにもリスクにもなりそうです。押さえておきたいポイントを2回にわけて紹介します。(編集委員・北郷美由紀) 「目標」は標語だけではない SDGsはSustainable Development Goals(サステイナブル・デベロップメント・ゴールズ)の略で、「持続可能な開発目標」と訳されている。2015年、国連総会の首脳会合で全会一致で採択された「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」という文書に書き込まれている。 この文書は人間、地球、繁栄、平和、パートナーシップの柱のもと、30年までに経済・社会・環境が調和するように世界を変えると宣言。そのための具体的な行動計画として示されたのが、17分野の目標と169のターゲット(小目標)、231の指標で構成されるSDGsだった。土台には人権の尊重があり、「誰ひとり取り残さないことを誓う」と明記されている。 注意したいのは、色分けされてイラストと共に書き込まれている標語だけが目標ではないことだ。たとえば目標2「飢餓をゼロに」は、正式には「飢餓を終わらせ、食料安全保障および栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する」。そこには小規模経営の農業、漁業、畜産者の所得向上や種子の保存といったターゲットも含まれる。 つまり具体的な目標や指標ま… この記事は有料会員記事です。残り2101文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル